Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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この話は一般男子が病院から退院した直後の話、プロローグ編からアビドス編開始までの話です。

ギャグ多めにしてます。


EX1 あれよこれよと世話をされ

「大将、貴方は退院しましたが本来ならもっと安静にするべき患者です。なので私達が最低でも2日間ずっと世話をしますからね?」

 

病院から退院した後、こっそり家に帰ろうとしたらチナツとリオに見付かって両腕を抱き抱えられた。何でお前ら2人なの!?何で俺の腕を抱き締めるの!?腕に感じる柔らかい感触を感じてるから離してくれ!

 

「ふ、二人とも。腕を抱き締める必要はないんじゃないか?ほら、周りの人達の目線が痛いからさ。」

 

「「私達は気にしてません(ないわ)」」

 

いや気にして!恥ずかしいんだよ!なんか微笑ましい目線で見られているからいたたまれないんだよ!

 

「このまま大将を店まで連れて行くわよ。大将は逃げることが出来ないし、私達は大将の温もりを感じることが出来る。実に合理的な運び方ね。」

 

「どこが合理的な運び方なんだよ!?あっ、やめてチナツ!ギュウギュウ体を押し付けないでくれ!」

 

「うるさいです。諦めて運ばれてください。」

 

トホホ、次からは見つからないように『しのび薬』でも飲んでおこうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の家に着いた後はまず2階に上がり、ソファーに座らされた。ちなみに俺の家は2階建ての住居で1階部分が店、2階部分が居住場所だ。

 

周りには入院中に俺に説教した生徒達がいる。よく皆都合がついたな!?

 

「さて、これから大将の世話、もとい甘やかしを始めます。拒否権はありませんよ?」

 

「待って待って?甘やかしって聞こえたんだけどナギサ?空耳じゃないよね?」

 

「残念ながら空耳ではありません。大将は自分を追い詰め過ぎています。なのでこれを機に徹底的に甘やかしてフニャフニャにします!いいですね?」

 

「よくないです!ヒモみたいになるからよくないです!」

 

手を挙げて抗議するが、ナギサは聞く耳を持たずに持っているメモを見始めた。完全スルー!?

 

「流石に2日間丸々皆さん居れませんが、最低でも2人は常に大将の傍に居て甘やかします。」

 

「風呂トイレ就寝時は流石に1人になれるよな?」

 

俺がそう言うと皆顔を若干赤く染めた。おいまさか⋯⋯。

 

「認めません!お風呂もトイレも就寝時も最低一人は傍に居るようにします!」

 

「馬鹿野郎ォォ!お前らの純潔をもっと大切にしろよォォ!せめて風呂トイレは俺1人にしろ、これだけは譲れない!」

 

「認めません!認めませんったら認めません!これは皆さんで決めた決定事項です!」

 

「俺は決めてないんだが!?こんなの横暴だ!異議あり!俺は再審を要求「認めません!」詰みじゃねえか!?」

 

「とにかく!これから大将を甘やかします。なのでネルさんお願いします。」

 

これから2日間どうすればいいんだよ、女の子に見られながらトイレなんてしたくねぇよ。

 

「安心しろよ。トイレの時は後ろ向いててやるからさ。」

 

ネルはにこやかに笑いながら俺の頭を撫でてくる。撫で方上手いな、気分が落ち着いてきた。

 

「まあでも、あたしはメイドだからな。大将の『アレ』がどんなに小さくてもちゃんと面倒みてやるさ。」

 

「いや面倒見てもらわなくてもいいんだけどネルゥ!?にこやかに笑いながら言う台詞じゃねえだろそれ!?」

 

本当勘弁してくれ!こうなったらオムツでも履くか?

 

「お、オムツを履いた場合は私が取り替えてあげますよ先輩!」

 

「どんな差恥プレイを要求する気だフウカァァァァァ!?」

 

年下にオムツを替えられるとか死にたくなるんですけど!?それならちゃんとトイレに行くわ!

 

「やべっ、漏れそう。ちょっとトイレに行ってくる!」

 

ダッシュしてトイレに向かって部屋の鍵を閉めれば「た、大将。私が、見守るね?」ユズゥゥゥゥ!?

 

「ズズズ、ズボン降ろすね?」

 

「そんなことしなくていいからユズ!早く外に出てくれ!」

 

「嫌、です!何が起きるか、分からないから!」

 

頑なに出ていかないユズだったけど、俺の下半身を見て目を閉じた隙にユズの首根っこ掴んでトイレの部屋の外に置く。

 

「ふぅ、間に合った。」

 

とまあこんなドタバタがあった、トイレから出た後はネルやアルに膝枕されたりキサキに耳掻きされたりした。女の子って何であんなに太腿柔らかいんだろう?

 

しばらくしたら夕食の時間になったので夕食を食べることになった。料理はフウカとネルとヒフミが作ったらしい。

 

「ほれ、大将あーんじゃ。遠慮せんでいいからのぅ。」

 

「一杯食べてください大将!これは私が作った料理です。はい、あーんです!」

 

「いやあーんしてもらわなくても普通に食べ「駄目です!大将はメンタルケアの最中なんです。救護騎士団である私が認めません!」メンタルブレイクの真っ最中なんだがハナエ!?」

 

ご飯は皆が食べさせてくる。しかもあーんしてもらったのを食べたら皆笑顔になるんだよ!好きでやってるのが伝わるから何も言えないんだよ!

 

まあ、皆一度ずつあーんした後は普通に食べていいと言われたからそこは良かった。

 

ご飯を食べた後は風呂に入ることになった、こうなったら速攻で髪や体を洗って浴槽に入って壁の方を向いてやる!

 

「お風呂が沸きましたね。それでは大将、行きますよ?」

 

えっ、カンナがついてくるの?マジ?ガチ?

 

「脱衣所の前までだよなカンナ?中には入ってこないよな?」

 

「いえ、中に入って大将の脱衣の手伝いも致しますよ。に、逃げな「脱衣所に向かって最速で最短で真っすぐに一直線に全速前進DA!」速ッ!?」

 

カンナがついてくる前に脱衣所に向かう!脱衣所内で脱皮の如く服を脱いで腰にタオルを巻いて浴室の扉を開ける!これなら1人になれる!ふっ、勝ったぜ。

 

「俺は出し抜いたぞ!これで少しは1人になれるんだ!」

 

「騒がしいよ大将。頑張って逃げて来たんだろうけど、でも残念。私がもう入っているんだよね。」

 

「アイエェェェェェ!?モモカ!?モモカナンデ!?」

 

浴槽に入っていたモモカがニヤニヤ笑いながら俺を見てくる。お前夕食の時にいなかっただろ!?

 

「モモカは外でご飯を食べてきたのよ。さあ大将、背中を流してあげるわ。」

 

「フフッ、では私は大将の前を流してあげますね♪」

 

「では私は大将の髪を洗います。」

 

浴室の扉の前で固まっていると俺の両肩と頭に誰かの手が置かれた。左がリオで頭がカンナで右がナギサだなこれ!?

 

何でスタイル抜群な3人が来るの!?いや誰が来ても困るんだけどね!?タオル巻いてるよね?巻いてたわ!

 

「さあ座ってください。浴室は大将が入院中に改装して6人くらいまでなら入れるようにしましたので。」

 

「人の家の浴室を勝手に改装するなよナギサ!?」

 

「ですが大将、以前に広いお風呂でのんびりしたいと言っていましたよね?」

 

3ヶ月前にポロっと口から零しただけなんだけどねカンナ!まさか改装されてるとは思わないじゃん!

 

「私としては広いお風呂に入れるからいいんだけどね〜。大将、今なら3人の胸をチラチラ見放題だよ。男冥利に尽きるんじゃな〜い?」

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯申し訳ないから目閉じる。」

 

「大分迷ったね。」

 

うっさいわモモカ。これ以上になると一般男子の一般男子がとんでもないことになるんだよ。

 

「心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却。」

 

「我慢、しなくてもよろしいのですよ?」

 

やめてナギサ!そのお清楚ボイスで囁かないで!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか風呂場を乗り切ったが、どっと疲れたので寝ることにした。おかしいな?風呂に入った筈なのに入る前より疲れてるぞ?

 

「歯磨きもしたし寝る!」

 

「にゅふふ、ではマスター!私の魔法で布団を温めておいたので一緒に寝ましょう!」

 

「人肌を感じて眠ればリラックス出来ると思います。大将、こちらにどうぞ。」

 

ベットにはエリとチナツがもう入っていた。2人の間にあるスペースをポンポンと叩きながら入って来いと催促してくる。あの空間に行くの?絶対寝れないじゃん!

 

「おっといけない、俺の寝る場所はここじゃな「往生際が悪いですよ。とっとと来てください。」うぶぇ!」

 

チナツに腕を引っ張られてベットの布団の中に押し込まれた。アババババ、左右から柔らかい感触が!

 

「マスター、リラックスしてくださいね?」

 

あれ?いつの間にかだんだん眠くなってきた。

 

「「もう大将は十分頑張ってます。その張り詰めた覚悟を少しくらい忘れて休んでくださいね?」」

 

 

⋯⋯ごめん、それは出来ない。折角覚悟を決めたのに、その覚悟を少しでも忘れたらもう俺は戦えなくなるんだ。まだ頑張らないといけないんだ。まだ逃げ出す訳にはいかないんだ。彼奴等を倒さない限り止まるわけにはいかないんだ、ごめんな。

 

 




一般男子
実は書いてある事以上に慕われている生徒達から甘やかされた。終始テンション高めなのは自分の本心を読み取らせないため。


一般男子を慕っている生徒達
一般男子の目的は知っているが本心は知らない。でもこのままじゃ連れ戻せなくなると感じてはいる。

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