さてさて、二つ目の装備を手にした勇者達だが新たな難所が待ち構える。
「貴様達が真に勇者ならチイチイ父の印があるはず愚か者よ立ち去れい!」
チイチイ父の兜を手に入れに行くと神官から罵倒を受けた。
「だがどうしても魔王を倒さなければならないんだ!」「駄目ったら駄目だ!」
「ウチがそんなに信用出来んのか!」「チイチイ様抑えて抑えて」
チイチイが突っかかろうとするとケタルがそれを止める。
「勇者証明書と言うものがあるの?」
「そんなん聞いた事あらへん。どうなっとるんや?」
チイチイが瞬一の書物のページをペラペラとめくる。
「!!!」チイチイはあるところで手を止めた。
「どうしたどうした!」フット達が目を覗かせる。
そこには『勇者を名乗る者が増えてきたので勇者と証明する免許証がどうしても必要になった』と書いてある。
「勇者証明書か…」「手にするにはどうしたら良いの?」勇者達も困り顔。
「と言うよりなんで今更なんだよ!俺達はそれが無くてもちゃんと勇者やってたぞ!」
「世の中は虚《うつ》ろうものなんや。飲酒運転が前まで出来たもんが出来んくなったりな…」
そして勇者免許証を手にするのに勇者達は奔走する。
社労士に頼るとそれが手に入りやすいと聞いたのでそれに頼ろうとする一行。
しかしあちら側の手違いが続き、書類間違えたり、書き間違えたりが起こる。
あいつら本当にプロか?と憤慨しそうになるチイチイを3人がかりで止めると言う手間さえかけたが。
そしてやっと手続きが続けられるも書く書類も山のように多く書くのがしんどくなる。
「社会人ってこんな大変な事やってるの?」
「そうなんや。めんどくさいやっちゃで…なんで文字間違えて返されなあかんのよ…」
チイチイ達は寝る間も惜しんで書類を書き続けた。
ーーーそしてそしてバタバタと免許証まで向かおうとする勇者一行。
そんなところで電話がかかってくる。
「誰やえチイチイ母?」チイチイは電話に出た。
「おかんどしたん?」『チイチイ貴女は勇者じゃないわ』
向こうから来るのはチイチイ母の曇った声。
チイチイは目の前に暗雲が立ち込めた。
「勇者や無いやって!?どう言う意味や!!」
『チイチイ、勇者をやってなんになるの?貴女には荷が重すぎるわ』
「やってみなわからんやろーー!!!」
チイチイが災害を起こしパーティは教会に戻される。
「おお勇者達よ死んでしまうとはふがいない!!」
「くそっくそっチイチイ母も協力してくれるって言ってたのになんで今更手のひら返すねん?」
とそこでチイチイはチイチイ弟にも電話をかける。
『え?勇者の装備を手にするのに勇者免許証が必要になった!?』「うんせやねんどないしたら良いか考えてくれんか?」
そして仕事しながら一報を待つ。すると再び電話が。
「勇者クリニックで勇者か調べてもらったら?」
そして勇者専門のクリニックへ。
「剣の腕とか見られるのかしら?ハーキの拳が握られる。
「俺なら大丈夫だろ呪文が使えなくても剣の腕があるし」
「魔法使えな勇者とは言えんで」
と適当なやり取りをしているうちに勇者クリニックに。
すると簡単なテストだけ受けて終わりだった。
そして結果はなんと不合格。
「なんでだなんでだー!!」フットが主治医の胸ぐらを掴みかかる。
「待て待て待て!!」
パーティに止められ宥められるフット。
その場では返される勇者達。そこで会議を開くことに。
「どうしたら勇者て認められるんやろ?」「勇者と証明するには学校行ってた頃の成績表とか必要みたいですね」「そんなの家のゴタゴタで無くしちまったい」
パーティはそれぞれ学校行ってた時の成績表を持っていない。
あとどうするかと言うと親を連れてこいと言うものだった。
と親に頼ろうとするが「えへへ〜蝶がおそらを飛んでいる〜〜♪」「おーい酒持ってこーい!」と話にならなかった。
「くそ「どしたんや困り事か?」
途方に暮れている間に男がやってきた。
「おとん!」そう、それはチイチイ父、チイチイの父親だった。