当然、巣窟の入り口には門番が立っていた。
アークデーモン2体だった。
『なんだ貴様らは?』
「悪いけどここは通してもらうで!」
魔物と戦闘。『敵襲だー!敵襲だー!』魔物の集落は当然騒然となるわけで。
ハーキが攻撃の的になっていたが混乱によってその鎮圧に魔物は乗り出したのだ。
「勇者達め来おったな…」ベリアルはこの時を待ってたかのように落ち着き払っていた。
「お兄ちゃん…!」
磔にされているままだったがハーキはその混乱で勇者達が自身を助けに来てくれたと悟った。
「イオナズン!!」
アークデーモンが砲撃を撃ちまくる。
「マジックバリア!!」チイチイはマジックバリアでイオナズンによるダメージを軽減させる。
「レベルアップで鍛えた俺の剣技を見せてやるぜグランドクロス!!」
フットは大きくXの文字を剣で描く。
すると剣による斬撃は衝撃波となり多くの魔物達を巻き込んだ。
『ぐわああああぁ!!』
魔物達はそれに一掃される。
「よっしゃあ痛て!」
フットが攻撃を喰らった。兜で突き刺さりはしなかったが衝撃は受けた。
無数の矢の雨がフット達目掛けて飛んできた。
『儀式の邪魔しおって!!』
魔物の群れが矢を撃ち放ってきたのだ。
「スクルト!皆さん気をつけてください!」
ケタルが防御の膜を張り勇者達を叱咤する。
「サンキューケタル!これでも喰らいや!ダークデイン!!」
チイチイも怒りの稲妻を降らせて魔物達を牽制。
『こいつら強いぞ!』『なんとしてもここを守り切るのだ!そうしないとベリアル様に殺される!』
魔物達も魔物達でベリアルを恐れているようだ。
「断空薙ぎ払い!!」チイチイは華麗な剣技で次々と魔物を薙ぎ払いついにベリアルの元に。
そんな所でまた魔物の群れが。
『くそうここは通さないぞ!』
「悪いけどウチらは仲間を助けんとあかんのや!!」
巻き起こる巨大な戦争。
フットとチイチイが大勢の魔物達と戦闘。
その内にケタルはハーキを救出に向かった。
「ハーキ今助けに行くぞ「そうはいかぬ!」
ケタルの前に現るはこの巣窟のボスベリアル。
「くそベリアルここで決着だ!!」
ケタルが剣を振るった。
ズアアアァン!!!
ケタルの前に衝撃波が襲ったかと思うとケタルはぶっ飛ばされた。
ドカーーーン!!大きな物音とともにケタルは向こう側まで体を放り飛ばされていた。
「お兄ちゃぁん!!」
ハーキは泣き叫ぶ。
「そこをどけビッグバン!!」チイチイが巨大な光球で魔物を焼き払った後ケタルに駆け寄りベホマをかけた。
「大丈夫か?」「チイチイさん…ベリアルはとてつもなく手強いですゴフ…!」
ケタル血を吐く。
「今度はウチが相手やどりゃー!!」
チイチイがベリアルに突撃。
「ふん!!」
ベリアルは矢継ぎ早に攻撃を仕掛ける。
(くっ!この威力にこの速さ…そしてそしてソイツの持っている剣は…っ)
チイチイはベリアルの剣に注目し放った。
「ベリアルアンタの使っている剣は…っ!」
『ふふふ気がついたかこの剣は『はかぶさの剣』呪われし武器の中でも究極の武器なのだ』
ベリアルはニタリとしながら言った。
はかぶさの剣とはとてつもない軽さと切れ味を持っている隼の剣を更に破壊の剣の圧倒的な攻撃力で傘増しされた恐ろしい武器なのだ。
「なんて恐ろしい武器や。ウチの持っているチイチイ父装備が通用するかどうか…『通用などせぬ!!』
更にベリアルが斬り伏せて来る。
「危ないチイチイ様!!刃の防御!!」
フットがそこでやって来て刃の防御でやり返した。
『くっ邪魔者が入ったか!!』
ベリアルが僅かに押し返される。
『お前らこっちを見ろーーー!!!』
アークデーモンの一味がハーキを捕らえた。
「ハーキ!」
「動くとこの可愛い子ちゃんの首をへし折るぞ!」
「うぐぐ…」
哀れハーキはここでも人質に。
そんな時空から声が。
『ハーキちゃん危ない!精霊の守り!!』
なんとネズミとなっていた潤実が空から眩い光を放ち出したのだ。
『うわ眩しい!!』
魔物達はその光に目を奪われてしまう。
おかげで隙が出来た。
「ハーキ!!」ケタルが魔物を斬り伏せてハーキを救出。
そしてフットが飛び上がり「喰らえぇ全身全霊斬り!!!」とベリアルを斬り裂いた。
…と思われた。
『ぐぅっ!人間風情が生意気なっ』
「なっ!?」
フットはベリアルの強さを過小評価し過ぎていたようだ。
この状況でもベリアルはフットの剣を受け、そして弾いた。
「ぐあぁっ!!」フットは崩れる。
とそこでチイチイがベリアルがフットに集中しているのを隙に剣を振りかぶった。
「このウチがおる事を忘れるなぁ!!」
「なぁっチイチイウボァー!!」
ベリアルはチイチイの会心の一撃で消滅した。