チイチイ達は魔物と化した信者達をバッタバッタと倒しながらマドンのいる祭壇へと向かう。
『マドン様の所には行かせんぞー!!』
怒涛のように襲ってくる魔物達。
「グランドクロス!!」「断空薙ぎ払い!!」「ビッグバン!!」「ジゴスパーク!!」
勇者達は大技を使いまくって魔物達を薙ぎ払っていく。
「ハァハァ…」「お兄ちゃん大丈夫?」
胸を抑え座り込むケタルをハーキが労る。
「俺も流石に疲れてるんだ。無理もないよ」と息を乱しながらフットは言う。
「みんな賢者の聖水や」
チイチイが皆に聖水を振りかけ、勇者達のMPは回復した。
「HPは道具が無くても呪文で回復出来るけどMP無くしたら致命症やからな」
チイチイも声を落とす。
『勇者達はどこだ?』『探せ探せ!』
今勇者達は隠れているが魔物達の騒ぎ声と足音が付近で聞こえ、気か気で無くなる。
「奴ら必死になってるな」
「MPは温存しないと…」
そんな時そんな時、魔物は勇者達の居場所を突き止めてしまう。
『いたぞー!!』
「しゃあない、見つかったら戦うまでや!」
チイチイ達は苦い顔をしながら魔物達を相手にする。
「妖精さん達、私に力を貸して!妖精達のポルカ!」
ハーキは攻撃ばかりでは埒らちが明かないと、妖精の力を飛ばす。
『ハーキちゃん私達も力を貸すね!』妖精さん達は応えてくれた。
これでパーティは戦いやすくなる。
ドカンドカンドカン!!
バタバタと倒し魔物達をやっつけることが出来た。
フットのレベルが上がった。
「レベルが上がってもあんまり嬉しくねえや」
「レベルは嫌と言うほど上がるからな。昔は嬉しかったものやけど…」
そう、HD-2D版だと嫌と言うほどレベルが上がり、またレベルが上がってもあまり意味がない仕様になっている。
いや、強くなれればなれるほど新しい呪文や特技は覚えるしステータスは上がる点は良いのだが既に上がりきった後はレベルよりも戦略が物を言うようになる。
また通常攻撃では力自慢のフット(ロ○レシアの王子)も敵に与えられるダメージはたかが知れている。
あと、ケタル(サ○トリアの王子)が圧倒的に強い。
他機種では器用貧乏という所ではあったが。
ハーキ(サ○トリアの王女)がいるだけでそれだけ強くなるのだろうか。
とは言えケタルは病気持ちと言う設定にしているからどう動かすかで迷う。
「メタな話は置いといて…あと少しで中心部や。気合いを入れるでみんな!」
「「おうっ!」」
チイチイの発破で勇者達は気合いを入れ直す。
中心部にはいくつかの棺が並べられていた。
「不気味な場所ね」「どうやらここがマドンの祭壇みたいやな」
勇者達は見るからに不気味な祭壇に息を詰まらせる。
何よりその並べられている棺が不気味さに拍車をかけている。
『ふふふよくぞここまで辿り着いたな勇者達よ』
「マドンか!!」
上から声がしたようなのでチイチイが上を見上げる。
そこには青白い顔をした男が不気味な表情でチイチイ達を見下ろしていた。
『ふふふ犬から人間になってまた私に立ち向かうか勇者チイチイ、しかし仲間を募った所でこの儂に勝つ事は出来ん』
『グヌーン、ナンダラハラミダ…』
そしてマドンは術を唱え出す。すると棺がカタカタと動き始めた。
「何が始まるんだ!?」「みんな気いつけや!!」
チイチイの指示で警戒を強めるパーティ達。
その直後棺の箱が真上に飛び出しその中からかつて戦った事のある者達が現れた。
「ソディジーン、のぞのぞ!あと、他の奴まで!!」
そう、悪霊の神々達が復活して再びチイチイ達の前に姿を現したのだ。
『ふふふ一ひとチームずつくらいだったからすんなり倒せただろうが今度はそうはいかぬ。こいつらまとめて倒す事が出来るかな?』
マドンはほくそ笑む。
「測ったなマドンめ…」「こうなったら仕方ありません。戦いましょう!」
チイチイに対しフットが発破を入れる。
「戦おうハーキ!」「こうなったらやけくそよ!」
ケタルとハーキも武器を構える。
『さあ行け下僕どもよ!!』
マドンが手を突きかざしけしかけた。