チイチイクエスト   作:チイチイノファン

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マドンとの決戦

チイチイ達は危機に瀕していたがなんとかして入り口付近にたどり着いた。

 

「ケンノエ!」「さあ僕に乗って、ここは崩れる!」

チイチイ達は咄嗟にケンノエに乗って脱出。

 

空は不気味なパープル色に染められていた。

 

「なんで空が紫色に…」「マドンの瘴気がそうさせとるんや!」

 

ハーキの言葉にチイチイが深刻な表情を向けてこう返す。

「だからね僕らが倒さなきゃいけないんだマドンの息の根を…」

「厳しい戦いになりそうね…」

 

ハーキは不安と緊張に苛まれる。兄がいるからこそ平気ではいられたが一人になるとそうもいかなくなる。

 

フットさんやチイチイ様は平気だろうか?

フットさんは元々が図太いし自身でも鍛えられる環境で過ごしてきたから作りがお前らと違うと威張ってたくらいだからわかるけど。

 

同じ女の子同士のチイチイさんも堂々としてるように見える。

 

チエチエさん、私って勇者失格かな?

 

『そんな事ないよ!』と妖精達が答えてくれた。

「妖精さん!」『辛くなったら頼っていい、勇者だからって一人で抱え込む事無いのよ!』

潤実は目を細めながらハーキを労った。

 

「うんそうよね潤実さん。ケタルお兄ちゃんがいなくても…私は頑張らなきゃ!」

 

ハーキは胸をぎゅっと押し付けて気合いをいれた。

 

ギューン。ケンノエは翼を羽ばたかせて飛ぶ飛ぶ。

そして黒い塊のあるところへ行き着く。

 

「あれがマドンだ!」見るにマドンは巨大化して各地を荒らして回っている。

 

『ふははは世界中の者達を生贄にして儂はこの世界を建て直してやるのだーー!!』

マドンは笑い狂いながら人々を掃除機のように飲み込んでいった。

 

「なんて残酷な事を!」「なんとしても止めなきゃ!!」

ケンノエに乗っている勇者達は武器を握る。

 

そのマドンがこちらに向かってくる勇者達の気配を感じた。

 

『やって来たか勇者達…そしてそして乗っているのは今は白鳥となっている精霊王ケンノエ…』

 

巨大化したマドンは目をギラリと光らせた。

 

そしてそしてマドンは魔物達をけしかけた。

 

『さあ魔物となった下僕どもよ勇者達を根絶やしにしてやるのだ!!』

マドンは手を突きかざし、何千体もの魔物を召喚した。

 

「沢山の魔物がこっちに!あんな数じゃ相手に出来ないよ!」「それでもやるんやしっかりせんかい!」

 

流石のフットも大勢の魔物相手に驚くのをチイチイが叱って気合いを入れさせる。

 

「うん潤実さん達もついている!」ハーキも立ち上がった。

 

『勇者としての修行の成果か?随分と勇者らしくなったでは無いかチイチイの下僕どもよ。だがこの儂を倒すことは出来ぬ!』

 

「やってみないとわからへんやろ!うちの仲間はとても強くなったんや!!」

チイチイが返す。

 

「戦って世界に平和を取り戻すのよ!」

「その粋やハーキっ!!」

 

フットは呆気に取られるくらいの女勇者達の気合いの入りように戸惑った。

 

(ねえ教えてよのぞのぞさん、女の人ってこんなに強いものなの?)

とフットは思った。

 

魔物の軍勢がチイチイ達に襲いかかってきた。

 

「うわ来る!」「やるでみんな!!」「おう!」

臨戦体制になるチイチイ達。

 

「ギガデイン!!」「ジゴスパーク!!」しかし魔物達は勇者達に猛攻を与え続ける。

 

「くそっここまで魔物達に雪崩れ込まれると…」

ケンノエも難色を示す。

 

「俺たちもいるぞーー!!」

そんな声が響いたかと思うと向こうから砲弾が次々と撃ち放たれた。

 

その砲弾の爆発に巻き込まれた魔物共が次々と海に落下。

 

「アンタらはスイーツ隊!!」

とチイチイ。

 

なんとスイーツ隊員が飛空艇に乗りながらマドンとの最終決戦に自身らも参加することになったのだ。

 

「俺たちにもかっこつけさせろよ!」

そしてかつてチイチイが助けた勇者も現れた。

 

「ウルフ!ミエ!」

それはそれは葵に騙されて自滅をさせられそうになった勇者達であった。

 

彼等は性格を非難されて嘘のアドバイスに乗られていたがチイチイのおかげで罠から逃れられたのだ。

 

『ほらね私達にもこんなに味方がいる。チエチエさんだって見てくれているんだから!』

潤実はハーキの肩に手を置いてそっと呟く。

 

ハーキは戦う勇気を彼らから分け与えられた。

 

『我が体内に入り込むつもりかそうはさせぬぞビッグバン!!』

 

浮遊城となっていて東京ドームくらいの巨大な城の姿となっている魔王マドンはビッグバンで浮遊城《魔王マドン》に入り込もうとしている勇者達を焼き尽くそうとした。

 

『精霊の守り!!』

潤実をはじめとした妖精達が手を突きかざし、バリアを張る。

 

『それならそれなら、暴風で吹き飛ばしてやる!!』

 

精霊の守りで難を逃れた勇者達を今度は暴風で吹き飛ばそうとする。

 

「も…もうダメだ…」とケンノエ。

 

ハーキは叱咤しながら放った。「諦めちゃ駄目っ妖精達のポルカ!」

 

それによってケンノエのHP、MPも戦いながらでも回復出来るようになった。

 

「これで突っ込めれそうだよ行くよ勇者達!!」

「合点承知の助!!」

 

そして激闘の末マドンの内部に入る事に成功した。

 

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