ジュベネ国ジュリョウ地方第3空軍基地
千里は翔にこっぴどく説教を食らった後、千里は従野に呼び出されていた。
千里「従野司令からの呼び出しか…さっきのアレで怒られるのか?」
コンコンコン
従野「入れ。」
千里「失礼します。」
従野「来てくれたか。んじゃ、ちょっと移動するぞ。」
コツコツコツ
千里「なぜ私を呼んだのですか?さっき感情的にとはいえ、あんなことをしてしまったのに。」
従野「疑われるようなことをした私が悪いんだ。気にするな。んで君を呼んだ理由はな、実は秘密裏に開発されていた兵器の試作機が完成してこの基地に届けられていたんだ。」
千里「試作機、ですか。」
従野「あぁ。陵の両親が兵器開発局の研究者でな、両親は息子の陵をテストパイロットに推薦したんだ。両親は息子の活躍を聞いていたからテストパイロットとして適任と思ったのだろう。だが、陵は自分は適任ではないと言ったんだ。」
千里「…」
従野「だがテストパイロットは陵と決まってしまっていたから変えることができなかった。」
千里「なら、なぜ僕が呼ばれたのですか?」
従野「陵からの遺言の続きなるが、彼は私にこう言ったんだ。『もし僕が死んだら千里をテストパイロットにして下さい。千里は僕よりかはるかに強い。そして伸び代がある。』って。」
千里「隊長がそんなことを…」
従野「っとついたな。」
千里「行き止まりのように見えますが…」
従野「まぁ見てろ。これが、これから君が乗ることになる機体だ。」
そういうと、従野は手に持っていたカードをスキャナーに入れた。すると、目の前の壁、否、扉が開いた。
千里「こ、これが、試作機…」
従野「あぁ。HW00(ダブルゼロ)プロトタイプだ。」
千里「H、W…」
従野「HWはヒューマンウェポンの略称だ。マニュアルはコクピットにある。」
千里「…」
この時、千里は隊長に感謝していた。
千里(隊長、最後まで僕に譲ってくれていましたね…隊長に、恩返ししたかったなぁ…)
従野「千里。」
千里「あっ、はい。なんでしょうか?」
従野「どうしたんだ?ぼーっとしていたが?」
千里「いえ、大丈夫です。」
従野「そうか。この兵器は今後の戦略を変えるものだ。しっかりマニュアルを読んで操作方法などを叩き込め。」
千里「はっ!」
従野「後、この兵器は出撃の時までは他言無用で頼む。一応、秘密兵器だからな。」
千里「了解!」
従野「んじゃ私は戻るが、千里はどうする?」
千里「…僕はマニュアルを叩き込む為に残ります。」
従野「そうか。そしたらここのカードキー渡しておくから出るときにはこれを使って閉めてくれ。カードキーは…私の机の上のおいといてくれ。」
千里「了解。」
はい第8話でした。やっとHW出せた…HWのスペックはまた書いておきます。
さて次回は、第9話:謎の部隊 です。お楽しみに。