機動戦士ガンダムSEED / Re.00 -西暦の蒼き翼- 作:コエンマ
〈第一章の終わりとキャラ紹介について〉
今回は本編キャラクターの紹介スペースとなります。思えば、オリジナルキャラの説明が何もなしではなかなか話としてわかりづらいですからね。すっかり失念しておりました(汗)。
また今回新たに加えた要素にも関わってきますが、この登場人物紹介を組むにあたっては少し考えさせられる事がありました。
物語の最初から独自展開だったことやストーリー上仕方なかった面もありますが、オリジナルで出したキャラクターをあまり細かく描写した覚えはなかったように思います。
それは私自身がまだ未熟だということもありますが、読み手の中に在るイメージはみな違うだろうとも思ったからです。
挿絵がない小説もこの世には多くあります。そして、その場合であっても容姿などを明確にしないことも多い。
原作キャラのように名前が出るだけで誰か、どんな様相かわかるという場合とは違い、文章のみで表現しているキャラはそのように描こうと考えていました。簡単なキャラの方向性のみを示し、後は仕草や性格などからそれぞれ思い描いてもらった方が個々の人にとっては馴染みやすいのではないかと、顔やその造形の描写に関しては最低限に留めていた部分があるからです。
ですが、その副作用としてイメージが湧きにくい、容姿などに関して具体的かつ明確な描写が欲しいと願う読者の方々との間には不和が起きてしまったように思います。
一話辺りから少しずつ修正していこうかと当初は考えておりましたが、それだとすぐには解決しませんし、執筆速度もさらにダウンするうえ、どこを直したのかといちいち確認してもらう必要や、こちらから伝える手間も出てきてしまいます。
そこで本来予定していなかった、今回初めての試みをしてみることにしました。
それは……AIを用いて『挿絵』の製作に挑戦させていただいたことです!(セルフ拍手)
ライトノベルの挿絵は元々非常に好きで、それ目当てに購読していた小説もあったぐらいでした。
自分の小説にもいつか厚意で絵を描いてくれる人が現れたら……とそんなことを妄想しながら幾星霜。そうしたら、いつの間にかAIさんという最強の汎用性を持つ書き手が登場していたというわけです。子供の時分から絵心が皆無だった私にはそれはまさにお天道様の采配に近いものでした。
しかし、AIの力を借りるとはいえ、人様に見せる絵の製作など人生始まって以来の経験。絵が欲しいと言われた時もかなり迷いました。形にならなかったらどうしようと思い、回答を保留し手を付けずにいたんですが、この度チャレンジしてみようと相成ったわけであります。
勉強できているのは画像生成として基本のキの字程度ですが、不慣れながらも使ってみると、AIさんの優秀さを再確認することになりました。流石は人類の叡智の結晶。他AIを複数用いてキャライメージを書きおこして容姿概要のたたき台を作り、Geminiによりまして最終作成としました。
不格好になるかもしれないと内心危惧していましたが、何とかそれなりに形にはなったと言えるものができましたので、このたび陽の目を見ることになりました。失敗していたら完全にお蔵入り案件でしたから(汗)。
無論のこと、イラスト製作を趣味や生業にしている方や、pixiv等イラストサイトを梯子して目が肥えている方からすれば粗ばかりかと存じますが、まだまだ勉強不足の身でありますので、そのあたりは我流初心者を見る目でどうぞご容赦を願います。
後々キラのそれも作るかもしれませんが、これを読んでいる人で彼の見た目を知らないという人はいないと思われますので、今回は見送りました。
※第一章ネタバレを多分に含みますので、未読の方は第一章(15話まで)をお読みになった後にご覧ください。
〈 メインキャラ 〉
【キラ・ヤマト(16)】
言わずと知れた『ガンダムSEED』本編、そして今作の主人公。
SEED最終話からそのままこちらに来てしまったため、元々PTSDなりかけで限界寸前だった精神がラクスとの穏やかな時間等で癒されることもなく、酷使を続けることになってしまっている。
そのため本編よりも虚ろだったり遠くを見ているような表情や描写が多く、覚悟を決めた際の容赦のない描写も際立っている。また自分やフリーダムがこの世界において異分子であり、同時にどれほど危険な爆弾か認識してもいるからか、強烈な孤独感に苛まれており、それ故に抑えてはいるが寂寥感も完全に隠すことはできていない(フィオ達との時間で相当に緩和され解消してはいるものの、依然として不安定な状態であることは否めない。最初に出会ったのが彼女たちでなく、戦場の続きや紛争の只中で兵士として利用されるような展開だったのなら、キラの心は間違いなく壊れていた)。
エミリア達に露見するまで、誰かに心を許すことができない状況が続いていたため、時折見せる彼の戦士としての意識は
〈 オリジナルキャラ 〉
【フィオ・マックスウェル(19)】
第一章『砂漠の薔薇編』のヒロイン。『掃き溜め』と蔑みを交えて呼ばれる砂の集落でリーダーを務めている。キラを助けることを決め、彼を集落へと連れ帰ったことで物語は始まった。
『砂漠の薔薇』というのは、紛争によって故郷を追いやられ掃き溜めに移ってから、彼女が畏怖や情欲、憧憬と共に呼ばれるようになった二つ名で、フィオがキラに託した宝石の名(実在する)でもある。
厳しい環境、そして欲望と暴力が跋扈する世界で生きてきたため、男性に対する不信感は非常に強い。それでも、その中でキラの本質を見抜き、彼に他の男とは違う何かを見出した最初の人物。
普段は強い理性と倫理性、そして自分の全てで仲間を守るという覚悟で集落を纏めているが、ふとした時に寂しさを覚えたり、危機に陥った際には存外に脆いなど、内面は純粋で一途、そして傷つきやすい普通の女性である。
キラに自由に歩んで欲しいという理由で無二の宝石を託したが、半分は自分の想いをキラに寄り添わせ彼を守って欲しい、キラの望みが叶いますようにという彼を大切に想う女性としての淡い願いが込められている。
※年齢が21となってますが、19のミスです(汗)。修正は画像が荒くなるため断念。
【エミリア・スカーレット(19)】
フィオ達を支える修理施設の工廠長。その腕は砂漠のジャンク屋としては破格のそれ。
スカーレットという名は正式な家名ではなく、エミリア自身でつけたもの。元々は裕福な家の娘だったが、10歳の時分に自らより三回り以上年上の男性が住む家を嫁ぎ先として嫁に出されそうになったため、家出同然で実家を出奔、その後フィオとリアの姉レナ(故人)と出会い、親友となった。
当時その特徴的な髪の色から『赤のエミリア』と呼ばれたが、ただの赤では味気がないと言ったエミリアに「じゃあ深紅とかどうかな」とレナの口添えしたのがきっかけとなり、敢えてそのまま自分のファミリーネームとして取り入れたという経緯。
普段は小悪魔で悪戯好きな彼女だが、荒事の際には正規軍の兵士顔負けの立ち回りをこなすなど、ここぞという時は非常に頼もしい。自らもキラに惹かれていることを自覚していたが、それを隠してフィオの背中を押すなど、仲間思いの女性でもある(第09話でのエミリアの『アレ』や『連れていっちゃう?』などの冗談に聞こえていたセリフは、実は結構本気だったということの裏返し。普段の様子からは想像しにくいが、他を優先しがちなだけで一途さはフィオといい勝負である)。
【リア・プレスコット(10)】
フィオの義妹。レナの実の妹であるが、彼女が紛争の中で亡くなったうえに両親も軍に連行(民族紛争の際、それを助長したとの容疑。二人は少数派民族の代表議員だったため、かねてから多数派に目を付けられており、そこへ偶然起こった争いにかこつけた敵対勢力が政敵を排除する目的で処理したというのが真実)されてしまい天涯孤独となってしまった。その際にはフィオが後見人として引き取っている。
内気ではあるが芯は強い。キラのことを最初は怖がっていたが、その不思議な雰囲気や気高さすら感じるほどの優しさと強さに、彼を兄のように慕うまでになる。太陽や光をイメージしたレナに対し、風と草原をイメージ。
【メイ・ウォーカー(16)】
ジャンク屋の工廠員の一人。天真爛漫なジャンク屋のマスコット的存在。年齢に反して、技術者としての腕はかなりのもの。エミリアを呼び捨てにするのは、彼女と年の離れた幼馴染のような関係性だからである。
初めてできた同い年の異性の友達として、キラには興味津々。元々女学校上がりで、その後すぐ紛争に巻き込まれたこともあってか同年代の異性と関わる機会があまりなかった。それゆえ男性的視点からすると無防備に映る行動も多く、好奇心だけで積極的に相手に接触する性分でもあるため、キラの方はちょっとバグったその距離感に戸惑うこともしばしば。
目標としているのは頼れるお姉さんであるフィオで、恋をすることそのものに憧れる多感なお年頃。彼女が誰かへ恋心を抱いたり、恋をしたとしても自分の想いを自覚するのはまだ先なのかもしれない(もしミレイナと出会うようなことがあれば、非常に馬が合うだろうことは間違いない)。
【レナ・プレスコット(15【享年】)】
リアの実姉で故人。アカデミーの首席卒業予定だったが、紛争に巻き込まれ本編開始時には既に他界している。実技でも総合でも一番手で、その知識量も随一であり、彼女の生前はアカデミー次席であったフィオをして一度も試験で勝ったことがないほどだった。
リアの姉らしく優しく穏やかでフィオとエミリアの間に立つことが多かった反面、珍しいパーツや自分の知らない工学知識や技術などには目がなく、その際には目の色を変えて何時間でもという生粋のメカオタクでもあった。
『しっかり者で委員長気質のフィオ』、『優秀ではあるものの悪戯好きで奔放なエミリア』に対し、『優しく穏やかな秀才だが、メカが関わると人が変わるレナ』という立ち位置である。イメージは太陽の光。
簡単な紹介だとこんな感じでしょうか。レナに関しては故人なので設定でしかありませんが、15歳のレナともし彼女が生きていたらこんな感じというイメージを合わせた感じで作っております。
いや、結構な数のオリジナルキャラになりました。中でも一番お気に入りなのはエミリア、次点でメイかな?
本当にキャラを作った当初からは想像もつかない感じになりましたね。
ネタバレ的なことを申し上げると、実は原案ではフィオは死ぬはずのキャラでしたから。 Σ(゚Д゚)
簡単な原案を述べると
①フリーダムをバシムに売り渡す代わりにキラの命を助ける約束をして彼を基地へ送り出したがそれはバシムの罠。キラがいなくなった集落において少女たちは捕らえられて乱暴され、基地へ赴いたキラもバシムの部下に殺されそうになっていた。フィオ自身も裏切られ窮地に陥る
②そこへ危機を脱し、彼女たちを助けるために集落へ戻って来たキラ。しかし、背後から兵士に銃撃を浴び、それをフィオが先に気づいて銃弾から庇う。体に弾丸が命中したことにキラが心配するもフィオは防弾チョッキで防いだと平気な顔をしながら、迫りくるティエレンの群れに対し、キラを騙していたことを詫びてフリーダムに乗ってあなただけでも逃げてと告げる。が、キラは戦うことを選ぶ
③戦いに出たキラを見送ったフィオ。だが実は防弾面の解れから急所に銃弾が命中していた。月夜の中でフリーダムが敵を蹴散らしていく様子を天使のようだと見上げたのち、静かに息を引き取る
④戦いを終えて戻って来たキラが状況を把握したのち、穏やかな表情で事切れた彼女を抱いて涙を流しながら叫ぶように慟哭する(ステラを失った時のシンのような感じ)
⑤エミリアの指示のもと彼女を埋葬し、キラは街へ逃れる彼女達と別れて旅に出る―――
プロット的にはこんな感じだったんですが、フィオやエミリアがキャラクターとして勝手に動き出したというんでしょうか、気づいたらあんな形のストーリーになっていました。
ですが後悔はまったくありません。推敲に推敲を重ねた末の結論でしたので、あれでよかったのだと思っています。
【注意点】
フィオ以下のキャラは今作オリジナルであるため正史には登場しないことはご留意ください。
また作成したキャラはすべてガンダム二次創作規範に準拠する存在ですので、他の場所での無断使用や転載等での勝手な収益化等は厳禁とさせていただきます。
何卒、ご理解のほどをお願いいたします