第零話 プロローグ
ー禪院直影sideー
私がこの世に生まれて5年、今日は節目だ
今日から私の術師としての訓練が始まる
私の術式は禪院家の相伝術式、十種影法術
だがまずは私自身の戦闘能力を上げる
今日から6年間は基礎体力と戦闘技術の向上を目指す
さて、鍛練を始めよう
three years later
訓練開始から三年が経ち、基礎体力、戦闘技術共に向上し
調伏の儀も玉犬、蝦蟇、大蛇の調伏は済んでいる
そして父、禪院直政から武器として特級呪具、遊雲を貰った
貰った呪具は影に収納しておく
それからは遊雲を用いた戦闘の修練と、式神の調伏を優先し
それと同時に 基礎体力の向上も目指す
更なる鍛練を始めよう
two years later
更に2年が経過し、遊雲を用いた戦闘にも慣れ
調伏の儀も鵺と満象まで調伏が済んだ
小学校にはほとんど通っていないが
そろそろ卒業が近い
そんな卒業間近の今日
父から話があると父の執務室に呼ばれた
私は扉をノックしつつ
「入りますよ?父さん」
と言う
すると父が
「あぁ、入りなさい」
と答えたので
私は扉を開けて部屋に入る
すると父だけでなく飛鳥井家の当主、飛鳥井狼牙*1が居た
私が
「飛鳥井殿、お久しぶりです
それで?どのようなお話ですか?」
と言うと
飛鳥井殿は
「ええ、お久しぶりです。直影様」
と応え
そして父は
「あぁ、そうだね
本題に入ろう
今日、お前を読んだのはお前の婚約が決まったからだ」
と答えた
ここまで来ればもう分かる
飛鳥井殿が居ると言うことは
飛鳥井殿の娘、飛鳥井瑠陽との婚約だろうな
そう考えつつ私は
「そうでしたか
まぁある程度見当はついていますが
如何なお方で?」
と言う
すると父は
「ハッハッハ、まぁ狼牙が居るからな
聡明なお前ならば分かるだろう
お前と飛鳥井狼牙の娘、飛鳥井瑠陽との婚約が決まった
近日中に顔合わせを行う、留意しておけ」
と答えた
続いて飛鳥井殿が
「娘を頼みますぞ、直影様」
と言う
それに私は
「ええ、勿論です
私の愛すべき方となるのですから」
と答えた
すると飛鳥井殿は
「これは…有り難い事です
何卒、宜しく願います」
と答えた
four days later
4日後、今日この日に
父が言ったように顔合わせが行われる事となった
俺が部屋に入ると飛鳥井殿と飛鳥井瑠陽が座っていた
飛鳥井殿の対面に父が、瑠陽の対面に私が座る
まず最初にその佇まいに目を奪われた
しかし、それを表に出さぬよう努める
その横では父と飛鳥井殿が婚約について話している
「では婚姻の結べる歳になりましたら
正式に婚姻を結ぶと言うことでよろしいですか」
そう飛鳥井殿が言うと
父は
「あぁ、それで構わない
直影も瑠陽の事を気に入ったようだしな」
と答えた
表に出さぬよう努めたのだが
父には見透かされていたようだ
暫くして父と飛鳥井殿が退室し
部屋に2人残された
私は瑠陽に
「私と君は婚約を結んだ
だから互いに敬称は無しで頼む」
と言う
それに瑠陽は
「ええ、分かったわ
直影では呼びにくいから直と呼ぶわね」
と応えた
続いて私は瑠陽に
「瑠陽、君は私の事が好きか?
世辞も形式も要らん
本心を言ってくれ
これは私のこれからを決めるために必要なんだ」
と問う
すると瑠陽は
「貴方が好きなのか
それは私には分からないわ
私はまだ貴方の事を
直の事をほとんど知らないから」
と答えた
なので私は
「そうか
それなら教えよう
私がどのような男で
どのような考えを持つのか
私の全てを教えよう
それを知って、私の事が好きだと思ったなら
それを私に教えてくれ
君に好いて貰えるよう力を尽くすよ」
と言った
私からこんな言葉が出るとは
やはり私は既に君に惚れているのだろう
君に好いて貰えるよう
君を守れるよう力を尽くそう
呪力量、五条悟の2倍
一級呪術師