禪院の神童とその最愛   作:明星桜花

8 / 12
第六話 修学旅行(Second time)

ー禪院直影sideー

2日目、私達は再度バスに乗り込み

続いての目的地、富山県富山市へと向かう

この地は特に市街地への被害が大きかったため

先の豊川よりも等級の高い呪霊がいるやも知れんな

まぁとりあえず移動時間は仮眠に使うとしよう

 

 

Three hours and thirty minutes later

 

ー飛鳥井瑠陽sideー

富山市に到着したので今日も寝ている直を起こす

「直、着いたわよ

起きてちょうだい」

私がそう言って優しく身体を叩くと

直は

よし…ありがとう、行こうか」

と言って起き上がる

正直ちゃんと寝ているのか心配になってくるけど

まぁ今は良いと言うことにしておこう

後で問い詰めなきゃね

とそんなことを考えていると

直が周囲の確認を済ませたようだ

ただ確認した直の顔は少し険しい表情になっている

私はそんな直に

「どうしたの?」

と聞く

すると直は

「ん?あぁ

……いや、少々面倒な状況になっているなと思っただけさ」

と答えた

そんな曖昧な表現をしているけど分かるのよ?

等級の高い呪霊が多いのでしょう?

普通の呪術師には対処ができないほどに

私はそんな直に

「直?」

と言う

すると直は

「敵わんなぁ

…堪忍な、瑠陽

ちっと抜けんで、一級8体、その他17体や

本家には連絡済み、帳頼むで  『鵺』」

と言って手印を結んで鵺を出し鵺に掴まって飛んで行った

私はそんな彼を見送りながら帳を下ろす

呪霊のみを通さない帳を

「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」

帰ってきてね……私の愛しい婚約者(ひと)

信じてるから…………

 

 

 

ー禪院直影sideー

鵺で飛びながら帳が下りるのを確認した

さて一級から潰すか

とは言えそのうち1体は特級に近い

まぁ去年の受肉体ほどではないが

などと考えつつ

1体目を落下しつつ遊雲を振り下ろして撃破

次は大蛇で喰らって撃破

3、4、5体目は遊雲を舞うように振るって祓った

6、7体目は玉犬と鵺に任せ

最後の8体目、こいつは特級に近い一級だ

本気で祓う

まずは接近して遊雲で舞うように5連撃

しかし当たったのはそのうちの2発

大きなダメージにはなっていない

5連撃を躱すと呪霊が炎の槍を飛ばしてきた

それをパルクールで避けつつ接近して

呪力を込めて遊雲を薙ぐ

これを喰らった呪霊は5mほど吹き飛び、

轟音を鳴らして停止した

私はそこに更に追撃を入れる

本気で呪力を込めて渾身の一振りを放つ

その一撃は呪霊の体躯を削ぎおとし絶命させた(祓った)

一級が終わったため次は準一級以下の呪霊を掃討する

17体の呪霊を効率よく1体ずつ確実に殺していく(祓っていく)

そこに慈悲はない

呪霊は人類の負の感情によるものであり害悪だ

さて帰るとしよう

私の愛しい婚約者(ひと)の下へ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。