詭妄の冠   作:Xelphyr

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ああ〜パソコンの不具合のせいで思うように描けねぇ〜

あと作品いっぱい描いてたら親に目をつけられて勝手に時間規制かけられました。何やねん22時までって!何も出来んわ!家帰って飯入って風呂食ったら終わりだよ!


作戦

「その言い方は心外ですねエイミ、私は事実確認を通じて全てが順調であることを証明しただけです……とにかく、私は先ほど、先生に呼ばれたばかりでして…

 

それもこんな時間に、ですよ?(PM11:30)

 

 

 

 

「悪かったな…こんな時間に呼び出しちまって((圧」*1

 

 

 

 

「こんな時間に()()()()外に出して、相応の罰を受ける覚悟があるようですね((圧」*2

 

 

 

 

「部長、私情挟みすぎ。先生も疲れてるの。あまり無理はさせないで」

 

エイミの言葉に、部長、もといヒマリはハッとする。

 

「…!すみません。私としたことが…」

 

「なーに気にしちゃおらん。」

 

彼女の謝罪の直後、彼はいつもの好青年?に戻った。

 

「むしろ謝るのはこっちだ。こんな時間にミレニアムから呼び出しちまって。」

 

彼は時計とスマホ、もといモモトークを交互に見つめ、その後彼はヒマリに向き合う。

 

 

 

 

「どうやら他に呼んだ連中はもう少し時間がかかるみたいでな。それまで、その…

 

アンタらの居る『特異現象捜査部』とやらについて、ちょっと教えてくれないか?」

 

 

 

 

「ええ…分かりました。」

 

 

 

 


 

 

 

 

「えーとつまり……奇妙奇天烈な事を調べる部活、って訳か?」

 

「ええ…でも、最近は特段尖った仕事はない感じです」

 

「成程ね…」

 

カヲルはなんとなくだが、話を聞き続ける。すると…

 

 

 

 

「待たせたわ」???

 

「すまない、遅くなった」???

 

二人の生徒が、遅れて合流してきた。

 

 

 

 

「おお、ヒナ、イオリ。待ってたぞ…あれ?ハスミとイチカは?」

 

「ハスミさんとイチカさんは忙しいみたいでね。正義実現委員会の後片付けもあるし、それにあの二人公安課でしょ?思うように時間が取れないみたいね。」

 

イオリのため息混じりの声が、部屋に木霊する。

 

「そうか…仕方ないな」

 

そう、彼が口にすると、集まった四人のうちの生徒の一人、ヒマリが彼に問いかける。

 

「…そう言えば、先生は私達の叡智を集め何か壮大な計画を立てて、アスガルドを闊歩するゲリラを倒す、という話でしたね」

 

ヒマリの言葉に、彼は言葉を続ける。

 

「ああ、その存在は脅威そのもの、エデン条約と連合協定、そのどちらにも反対し、協定の取り下げを目的としてテロ活動を行う組織…」

 

 

 

 

古き良きトリニティの復興、そしてスローガンである「Veritas Vincit(真実の勝利)」を掲げカヲルの身柄を狙う存在……名を

 

 

 

 

旧衛隊(オールド・ガード)、それが…今回、俺の命を狙っている存在だ」

 

 

 

 


 

 

 

 

ヒナは改めてカヲルを狙うゲリラ『旧衛隊』について問う。

 

「そもそもの話……その旧衛隊って、どんな人達なの?私達に反抗するゲリラっていうのはわかったけど」

 

咳払いを一つしたカヲルの雰囲気が、途端に真面目なものに変わる。単に心を落ち着けただけではなく、自身の身柄を狙われているという恐怖。そして何かを覚悟したような表情に。

 

 

 

 

『ゲヘナを清浄なるトリニティの地から追い出し、ゲヘナの邪悪な人種を完膚なきまで亡ぼす事で……キヴォトスにトリニティによる永遠の平和(パックス・トリニタティス)が訪れ、2度とあの日のように、善良で無辜のトリニティの民がゲヘナの蛮族に依って犯される事はない。即ちこれは、永遠の平和と幸福を、全キヴォトス人が享受する唯一にして最良の方法である』

 

……そんな厨二病にでも脳味噌やられたかのような思想を狂信する…つまるとこ、『ゲヘナを皆殺しにして、トリニティにキヴォトスを支配させよう』……そう考えているのが、奴ら旧衛隊(オールド・ガード)って訳だ」

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

彼の大まかな要約に、生徒達は恐れ慄き絶句する。

 

「特に身体的特徴として角が生えている生徒への当たりが酷いようでな。実際あるゲヘナ自治区在住の生徒はオールドガードに目をつけられて密室で拷問を受けたという証言をしている。幸いにも看守の目を盗んで自力で脱出して、今は保健局の医療棟で治療を受けて、快復に向かっているから、まあ…」

 

彼が言いかけた、その時だった

 

「先生」

 

イオリが手を挙げる。

 

「証言では、トリニティ自治区に住んでいる旧トリニティ生も憂き目に遭っていると報告があったが、あれは先生の言う旧衛隊(オールド・ガード)とはまた別件なのか?」

 

イオリの質問に、彼は答える。

 

「ああ…その件もあったな…」

 

 

 

 

彼は資料を配りながら、こう口にする。

 

「奴らの矛先はゲヘナ生に飽き足らない。奴らは先のエデン条約、そして連合協定を支持した()()()()()トリニティの生徒にさえも手を出している。特にトリニティ生に対してはゲヘナ生とはまた別のベクトルで当たりが酷いようでな、トリニティの裏切者だの魔女だの散々言われたみたいだ」


某所

(何…これ…寒気?)

 

「?ミカさん?どうかしましたか?」元ティーパーティーモブ

 

「いや?全然大丈夫だよ?」ミカ


彼は言葉を続ける。

 

「そして奴らは俺の身柄(シャーレの権限)も狙っている」

 

「‼︎」

 

生徒達は驚愕を隠せずにいる。

 

「さっきも言った通り、『永遠の平和と幸福を、()()()()()()()()享受する唯一にして最良の方法』…つまり奴らは声明の中で、広範な権限を持つシャーレの先生でもある俺を生捕りにし、傀儡にする…要するに遠回しに俺を利用する事を仄めかしているからな」

 

 

 

 

数秒の思考の後、ヒマリは口を開く。

 

「つまり、その旧衛隊(オールド・ガード)っていうのは、『ゲヘナを滅ぼすのが仕事で、あわよくば先生を操り人形にしてキヴォトスを征服したい』、という解釈で間違い無いですよね?」

 

「―ああ、そんな感じだ」

 

「……なんで先生はこんな変な人間に狙われやすいんだろうね」

 

ヒナが溜息混じりに言う。

 

「その通りだ、赴任初日はスケバンとワカモに、エデン条約の時はアリウスに、そして今はゲリラに…」

 

カヲルの呆れたような声が響く。

 

「そして、今日入ってきた情報だ」

 

カヲルが手を動かし、ヒマリ達の前にあったモニターに、ある映像を見せる。

 

 

 

 

「これは…名簿?」ヒナ

 

画面に映されたのは、Jの文字の入った黒基調のセーラー服を着た、数多くの生徒の写真。しかしその多くに、上からMISSINGのスタンプが押されている。

 

「名簿だったもの、と言えば良い。このスタンプが押されている者は、現在旧衛隊に捕われたとされる、生死不明の状態の正義実現委員会の生徒だ。こっちはゲヘナ風紀委員会。」

 

カヲルは淡々と述べるが、彼女達は動揺を隠せずにいる。

 

ゲヘナ風紀委員会の帽子を被った多くの生徒の顔が並び、その多くにやはりMISSINGの文字。

 

 

 

 

「まさかこれほどまで…」ヒマリ

 

「数が多いだけならまだしも、奴らは神出鬼没だ。それに集団での対処が非常に厄介でな。正直言って、俺がここに来る前に相手したセコンズ・ベトコンと互角かそれ以上に戦えるぐらいは強いと見ている」カヲル

 

 

 

 

しかしイオリやヒナは、ゲヘナの名簿を見て必死に涙を堪える。数多くの仲間達、その上から非情にも押されたMISSINGの文字、そしてごく僅かだが、筆記体でRequiescat In Paceと書かれた生徒を見つけた。

 

「先生…まさかだよな…そんな事…」

 

イオリは、普段見せないような、涙を堪え、唇を噛んだ表情で彼の肩を掴む。

 

しかし、彼は何も言わず、俯いてただ首を振った。

 

イオリは規則違反者にこそ情け容赦はしないものの、それ以上に仲間達は非常に大切にしていた。今、そうして大事にしていた仲間達の名簿に、非情にもMISSINGの七文字、或いはRIPの三文字が殴り書きされている。

 

「私はそう、聞いているんだ!」

 

イオリはこれまで先生に向けた事のない口調で、表情で、怒鳴りかける。

 

「私達の大切な仲間が!友達が!奪われたから泣いているのではない!

 

 

 

 

君が!君自身が……何故これを!一人で背負い込んでいた!?

 

 

 

 

それを怒っているんだ!」

 

イオリは大粒の涙を流しながら、我が子を叱責する親のようにカヲルに怒鳴りかける。

 

「私たちにとっては旧友同然だが、カヲル()にとっても大切な教え子の一人だ!そうだろう!?

 

仲間を守れず悔しいのは私達だって同じだ!隠していたのを怒る訳じゃない!無理に…取り繕っていたのを怒っているんだ!

 

イオリは大泣きしながら怒鳴り、カヲルを平手打ちしようとする。

 

「このっ…大馬鹿者…」

 

ガシッ!

 

しかし彼はイオリの手を止める。

 

安心しろ…

 

カヲルの口から普段出ないような声、ベアトリーチェに向けたそれでもない、狂気や憎悪を超えたような暗く澱んだ恐ろしい声に、その場にいたヒマリも、エイミも、ヒナもイオリも戦慄する。

 

…皆、同じだ

 

そう恐ろしい声で語りかけると同時に、彼は左手で持っていた鉛筆を握り折った。

*1
怒ってはいないしむしろ謝罪しているが疲労で目付きが疲れており相手からすると睨んでいるように見えているだけ。

*2
単純にセミナーから押し付けられた仕事で疲れており正常な判断能力が鈍っている




ありえんぐらい曇らせ回になりました。謝罪します(スライディング土下座)
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