『フレームアームズ・ガール』とは…ファクトリーアドバンス社が開発した少女型アンドロイドのホビーである。元々はプログラムの受け答えだけで動き、限られた行動や作業しかできない『第1世代型』が一般販売されていたがそこまで普及はしていなかった。
そこでファクトリーアドバンス社は『アーティフィシャル・セルフ』…通称『AS』を開発した。これをフレームアームズ・ガールに搭載させる事により、一般常識に加え人間年齢に換算して10歳程度の知能を持つようになる。しかしこれだけでは無くASを搭載されたフレームアームズ・ガールはそのマスターと触れ合う事により感情を成長する事ができ、人間と同じ多種多様な人格を持つようになり、自らの思考で行動する事が出来るようになるのだ。
このAS搭載型のフレームアームズ・ガールを『第2世代型』と呼ばれる。
…ファクトリーアドバンス社でのASの試行は成功した。後はこれを世に広めるだけだがそれが成功するとは限らなかった。そこでファクトリーアドバンス社はこのASを搭載させたフレームアームズ・ガール『轟雷』を量産し、ファクトリーアドバンス社が行ったゲーム大会の成績優秀者達の元に送り、轟雷と過ごしてもらいASの成長データをサンプルとして入手する予定であった。
…しかし轟雷を輸送中にトラブルが起きたり、到着しても轟雷が起動しなかったりとうまくいかないトラブルが相次ぐ事となってしまう。
そんな中、とある家にて唯一一体の轟雷が起動に成功した。その轟雷を起動したのは『源内あお』という少女。彼女はファクトリーアドバンス社のゲーム大会の成績優秀者などではなく全く関係のない人間だったがこれも奇妙な運命なのか彼女が轟雷の起動を成功させた。
ファクトリーアドバンス社はその事に悩んだが形振り構っていられないので源内あおを轟雷のマスターとしてテストに協力してもらう事にした。轟雷との生活はもちろん、バトルのデータをもらうべく刺客として轟雷とは別のフレームアームズ・ガール『スティレット』『バーゼラルド』『マテリア姉妹』『迅雷』『アーキテクト』、そして『フレズヴェルク』を送り込んだ。
そして轟雷は彼女らに勝利し、生活のデータもバトルデータも回収できたのでファクトリーアドバンス社に回収されることとなった。
ところが轟雷を回収し、搬送中にある異例な事が起きた。なんと轟雷が悲しいという感情により涙を流したのだ。これはフレームアームズ・ガールにおいて…いや、アンドロイドにおいて異例な事でありファクトリーアドバンス社の社員達も驚きが隠せなかった。この事からASにはまだまだ秘めた可能性がある事を察し、急遽轟雷を源内あおの元へと返した。そして源内あおと暮らす事により轟雷はまだまだ秘めた可能性を発揮する事を信じ、データ回収を続ける為に轟雷は源内あおへと渡される事となり、源内あおの家族になりながらもデータ回収を続けていく事となった…。
……それから数年後、ASにはまだまだ無限の可能性がある為に完全には解析されていないが世に出しても問題無いと判断された。そしてファクトリーアドバンス社はAS搭載型フレームアームズ・ガールの第2世代型が世に広まる事となった。やはりAS搭載型の為に第1世代型と比べ値段が高くなってしまう為に手が出ないという状態になっていた為に初めの内は応募懸賞やゲーム大会の商品等として少しずつ世に広めていっては人々に興味を注がせていっては次第に購入者が続出していった。また、第1世代型のフレームアームズ・ガール持つ人で思い入れがある場合はファクトリーアドバンス社にデータやパーツをアップデートしてもらう事も出来た為にこれによりAS搭載型のフレームアームズ・ガールが広まっていっては遂には今や人気のホビーとしての覇権を握るようになっていった…
………そしてAS搭載型が普及して更に数年後……今もフレームアームズ・ガールは人気のホビーとして在り続けていた。
これは、そんなフレームアームズ・ガールとそれを持つマスターとのお話である……