今作は例のあの人が主人公ではありません(ようやくw)
………ムニッ…ムニッ……ムニュッ……
(…?なんだ……?両頬に…柔らかいのが……?)
…とある日の朝……とある青年は目を覚ます。何故か両頬から柔らかな感触を感じ取ったからだ……。
その頬に押し付けられる柔らかい感触が気になった為に目を覚ますと……
「マスター、起きて~♡」
「あ、主様…///あ、朝ですよ…?///」
「………何してるの?」
そこには二体のフレームアームズ・ガールが自分の両頬にお尻を押し付けていた。その柔らかな感触はこの二体のお尻の感触である事に青年は把握した。
「…あ、おはよ~マスター♡」
「お、おはようございます、主様…///」
「あーうん、おはようだけど……何してんの?」
一体のフレームアームズ・ガールは嬉しそうに、もう一体は少し恥ずかしそうにしながら挨拶をしてくるのでマスターやら主やらと呼ばれた青年は挨拶を返しながらも何をしているのかを尋ねた。
「何って…マスターはこういった事をされるのが好きでしょ?」
「いや……何故そう思ったんだよ……」
「……マスターが隠してた…えっちな本は女の子のお尻ばっかり写ってたから…///」
「……うん、いつ見つけたそれ…?」
一体のフレームアームズ・ガール…『迅雷』が少し照れながらもそう言ってあんな事をしてきた理由を答える。それを聞いたマスターと呼ばれる青年…『甲山一也』は自身の隠していたエロ本がバレた事に少し苦笑いするしか出来なかった。
「だからね、マスターには気持ちよく起きてもらおうと思ってああしたの。……でもこの下品にケツ丸出し女が真似してくるのよ…」
「は?あなたのような貧相な臀部よりも私の臀部の方が柔らかみがあって主様は喜んでおられます。だからあなたは引っ込んでくださいよ?」
「 は ? 別に貧相じゃないから。マスターが特注でパーツ買ってくれて太ももパーツ交換してくれたお陰でお尻は大きくなったから。お前のような下品にお尻丸出しして購入者をホイホイ誘うような下品なお尻じゃないから。」
「 は ?」
「……これこれ女の子がお尻連呼しないの。てか喧嘩するなっての」
迅雷がそう言うともう一体のフレームアームズ・ガール『マガツキ』がそれに反応しては言い返し、それにも反応した迅雷が言い返し、遂には二体は額をぶつけ合っては睨み合い始めるので一也はそれを仲裁した。この様子からしてこの二体はかなりの犬猿の仲な様子である…
「…まぁ折角の休みなんだし……喧嘩せずにどこか出かけようよ。」
「ホント!?嬉しい!!こんなヤツ放っておいてデートしましょデート♡」
「は?何を勝手な事言ってるんですかあなたは?私がマスターとお出かけするんです。」
「お前なんかと出かけたってマスターはつまらないんだから留守番でもしてろよ」
「……出かける前から喧嘩するなってば。ちゃんと二人とも連れていくからさ……」
二体にこうして起こされ、今日は休みである為にみんなで外に出かける事を提案すると迅雷は嬉しそうにしながらも…マガツキを差し置いて二人で出かけようと言い出す。すると今度はマガツキが迅雷に言い返しては迅雷も言い返しまたもや一触即発になり始めるので一也は宥めるのであった。
「………これ以上喧嘩するんだったらもう行かないぞ?」
「!?…だ、大丈夫よマスター!わ、私達は喧嘩なんかしてないわよ!?」
「そ、そうです主様!わ、私達は仲良しです、えへへ…」
(…いや、バレバレだからな…?)
あまりにも睨み合いを続ける為に一也はため息をつきながら迅雷達に忠告する。すると迅雷とマガツキは慌てて互いの腰に手を伸ばしては仲がいいような様子を見せた。……しかし一也も気付いているが実際は互いのお尻を抓り合っていた。
……そんなこんなあったが一也は出掛ける準備をしては二人を連れて家を出るのであった……
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「見て見てマスター!ボルテックスドライバーが再販されてるわよ!」
「主様!サムライマスターソードもありますよ!」
「おぉ、ホントだ。」
出掛けた先は……フレームアームズ・ガールの専門店だった。そこで一也達はフレームアームズ・ガールの武器…M.S.G.…通称『モデリングサポートグッズ』を見ていた。
「…でも迅雷は意外とこう言った武器好きだよなぁ…忍者っぽいから刀とか手裏剣とか好きそうかと思いきや…」
「遠距離から砲撃で牽制した後に懐に潜り込んでドスッ!…マスターも好きなんじゃないの?」
「……人それを脳筋という」
「…は?お前だって何とか流奥義とか言って突っ込むんだから馬鹿の一つ覚えみたいな事してるじゃないの」
「はぁっ!?お、お前ぇ!!我が禍月流を侮辱するのかぁ!?」
「折角外に来て早々喧嘩するなってば!」
意外と迅雷は忍者モチーフでありながらも軽装武装では無くこのような大型武装が好きである事を一也は言う。そしてその理由を迅雷は説明しながら答えると…またもやマガツキが余計な事を言っては喧嘩を始めてしまうので一也は制止させた。無論他の人も自分達の方へ視線をやっていた為に一也は苦笑いしながら謝罪する羽目になった。
「……お?」
そんな時、ふとバトルコーナーを見てみるとセッションバトルを行っているのが見えた。
……こう言ったフレームアームズ・ガールの商品を扱っている店では実際にセッションベースが設置されており、フレームアームズ・ガール同士にセッションバトルを行う事が出来たのだ。
「ほら、喧嘩してないで……セッションバトル見に行こうよ」
一也は迅雷達を宥めながらもセッションバトルが行われている場所へと向かった。
『WINNER、フレズヴェルク&フレズヴェルク』
セッションバトルをしている場所のモニターにて、今バトルが終わったのか結果が表示されていた。
そして類似空間のバトルフィールドから現実世界のセッションベースにバトルをしていたフレームアームズ・ガール達が戻ってきた。
「……マスター、勝利しました。」
「イェ〜イ♪マスター、ボクの活躍見ててくれた?」
「あぁ、よく頑張ったな♪」
2体のフレームアームズ・ガール…『フレズヴェルク』はマスターである高校生位の年齢の少年に勝利を届けるかのように駆け寄り、マスターである少年も嬉しそうにしていた。
「つ、つえぇ…」
「同じタイプのフレズヴェルク型で…」
今のセッションバトルを見ていた観客達はそれぞれそう呟く。…今ではフレズヴェルクタイプは数多く出ているのだがこの少年は2体のフレズヴェルクを…しかも一番初期の頃のフレズヴェルクを使って勝利していたのだ。しかも対戦相手のフレームアームズ・ガールも結構最新鋭のフレームアームズ・ガールである筈なのだが…
「……良いなぁ〜フレズヴェルクタイプも……確かに最新版のヤツも良いけどやっぱり旧スク水の元祖フレズヴェルクも……いてててて…!」
「……マ ス タ ー ぁ ? 私という者が居ながらなんであんな子をジッと見てるのかしらぁ?」
「わ、わかったって、悪かったから包丁刺すなって…」
そんな2体のフレズヴェルクを見て一也はうっとりとしていた。…この男、大のフレームアームズ・ガールヲタクであり、かつては全種類のフレームアームズ・ガールを入手したいと思っている程であったが流石に金銭的な意味でその願いは叶わなかった。その為にフレームアームズ・ガールが応募懸賞で当たる懸賞には必ず応募する程でありその甲斐もあってかマガツキが自分の元へとやって来たのだった。……因みにこのこともあってか彼の将来の夢はファクトリーアドバンス社に入社したいとの事であった。
……そんな彼がフレズヴェルクに見惚れていた為に迅雷は目のハイライトを消しながら彼の頬に包丁を刺してきたのだった。(無論怪我はしない。痛みはあるが…)
「……でもそう言えば2体のフレズヴェルクを使うマスターが居るって噂は聞いたことがあったよなぁ…」
そしてふと自分が聞いた噂を思い出す。…一也も結構セッションバトルは齧っている方であり、専門店での直接バトルは偶にではあるがネットを使ってのセッションバトルはよく行っていた。それもあってかあの少年の噂は聞いたことがあった様子であった。
「……お?お兄さんフレームアームズ・ガール持ってるじゃんか!」
「え?あ、あぁ…」
二体のフレズヴェルクのマスターが一也に気付き、更には肩に乗っている迅雷とマガツキを見てフレームアームズ・ガールのマスターである事を察しては声を掛けた。
「お兄さんバトルとか齧ってたりする?」
「え?ま、まぁ…」
「だったらセッションバトルしようぜ!こいつらも消化不良だからさ」
更にセッションバトルを齧っていたりするかを尋ねられたので一也が答えると少年はセッションバトルを挑んできた。…消化不良という何気なく今の対戦相手では歯応えが無いと若干酷いことを言いながらも…
「いいじゃんマスター!私たちの実力、見せてあげましょ!」
「いいえ主様、ここは私がバトルします。主様に私の強さ、お見せしましょう!」
「は?お前はお呼びじゃないんだから引っ込んでろよ」
「あなたはフレズヴェルクよりも旧式なのですから出しゃばっても恥をかくだけですよ?」
「お前、マジで潰すぞ?」
「いや、だから喧嘩するなって……」
それを聞いた迅雷はノリノリでバトルを受ける事を申し出るが案の定マガツキもそう主張しては一也の肩でまたもや喧嘩を始めてしまった。
「いや、バトル形式はタッグバトルだからその二人に勝負を挑みたい…けど……」
「……マスター、やるだけ無駄でしょう。こんなに喧嘩しているからコンビネーションにすらならないかと…」
「そうだよ、ボク達姉妹のコンビネーションに適うはずも無いよ!」
「「 は ?」」
少年はタッグバトル…二体二のセッションバトルで挑もうとするが迅雷とマガツキが喧嘩をしている姿を見て二体のフレズヴェルクがそう言いだした為に迅雷とマガツキはカチンときた。
「……良いでしょう、受けて立ちますよ…」
「…お前らのその吠え面、絶望に変えてやるわ…」
そしてフレズヴェルク達からの挑戦を受けて立った。
「……お前、足引っ張るなよ?」
「その言葉、リボン付けて返してあげますよ」
「……大丈夫かなぁ…?いや、大丈夫だとは思うが…」
やむを得ずタッグでバトルをする為に迅雷とマガツキは睨み合いながらそう言い合う。……これじゃあコンビネーションもクソも無い為に一也は苦笑いをする…が、何故か心配そうな様子では無かった。
4つのセッションベースにフレズヴェルク姉妹、迅雷、マガツキが立ち、いつでもバトルの準備はできている様子であった。
「…フレズヴェルク1号」
「フレズヴェルク2号!」
「迅雷改」
「マガツキ」
「「「「フレームアームズ・ガール、セッション!」」」」
「…出撃」
「いやっほう!」
「…叩き潰す」
「…参ります!」
そしてセッションベースから迅雷達は類似空間のバトルフィールドへと転送された。
……バトルフィールドは何処かの遊園地みたいな場所であり、迅雷達は武装した状態で睨み合っていた。
「なんだぁ?マガツキの方は普通だし迅雷に至ってはそんな重そうな武器持ってるし。そんな装備でボク達に勝つ気なのかぁ?」
「……油断は禁物よ、二号。まぁ私達のコンビネーションに比べ、あの二人はコンビネーションすらなってないから私達の勝ちは間違い無いけど…」
二号と呼ばれたフレズヴェルクは迅雷達の武装を見て馬鹿にするような言葉を投げかける。…マガツキの武装は殆ど手を加えられていないかのような至って武装モードの状態であり、迅雷に至っては左腕に従来の滑空砲を、右腕にはフォールディングキャノンのパイルバンカータイプを装備していた。…明らかにスピード型の迅雷の特徴を殺している事に二号は馬鹿にしているが一号は油断大敵…とは言いつつも二人のコンビネーションは自分達と違って最悪である為に既に勝った気でいた。
「……私があっちのフレズヴェルクと戦います。だから貴方は…」
「は?どっちだよ同じフレズヴェルクだろうが。ていうか私に指図しないでくれるかしら、私より立ち位置低い癖に」
「…は?どうせ旧式型の貴方はすぐにやられるんですから私なりに貴方でも活躍出来るように作戦を立てたまでですけど?」
「お前ウザいな、先に潰してやろうか?」
マガツキは作戦を立てて迅雷に伝えるが迅雷がそう返す為にまたもや喧嘩を始めてしまう。
「……もう勝負は始まっているというのに…」
「良いじゃん一号、この隙に……やっつけちゃえ!」
そんな喧嘩している二人の隙を突き、フレズヴェルク達は迅雷達に攻撃を仕掛けた……瞬間だった…
「……!?」
「なぁっ!?」
迅雷とマガツキはフレズヴェルク達の動きを見ずとも攻撃を華麗に回避した。その事にフレズヴェルク達は驚きが隠せなかったが……
「ぐぅぅっ…!」
カウンターと言わんばかりにマガツキは二本の脇差『サツガ』でフレズヴェルク二号に攻撃を仕掛けた。しかしフレズヴェルク二号はブレードダガーでマガツキの攻撃を受け止めた。
「…………」
「…っ!?」
「うわぁっ!?」
そんなマガツキに目掛けて迅雷は滑空砲を放った。マガツキは迅雷が攻撃を仕掛けてきた事に気付きすぐさま回避行動を行い砲撃を回避した…が、その砲撃はフレズヴェルク二号に直撃した。
「…っ……!敵と味方の区別もつかないんですか?」
「は?お前を味方と思ってないし、寧ろお前ごとやれれば万々歳よ」
「…このっ…!」
攻撃を仕掛けてきた迅雷にマガツキはそう言うが迅雷の言葉にマガツキは歯を噛み締めた。
「……くっ……!この…!」
一方のフレズヴェルク一号は迅雷に向けてベリルショットランチャーの銃撃を放つが迅雷は大型の武装を装備しておきながら動きは遅くなっておらずそれどころか通常の迅雷と比べ動きは速く感じた。
「な、何故あれ程の装備をしておきながらスピードをここまで…?」
フレズヴェルク一号も何故にここまで速いのかを疑問に思いながら攻防戦を繰り広げる。
「……!足にブースターを……!」
そしてその理由を発見した。迅雷の足にはマルチブースターが付けられておりこれがスピードが速い理由である事を把握した。
「……ならばあれを壊せば…!」
フレズヴェルク一号はスピードを奪うべくマルチブースターに向けてベリルショットランチャーを向けるが……
「っ!?」
スピードが速くすぐに懐へと潜り込まれ、パイルバンカーをぶち込まれそうになった為にベリルショットランチャーで受け止めた。もはや防戦一方となっていた中……
「……っ!?」
「あぁぁっ!?」
迅雷は飛来物に気付き回避した。その飛来物はマガツキのもう一つの武器『テンカイ』でありそれを迅雷目掛けて投げてきたのだ。無論回避した為にフレズヴェルク一号に直撃してしまった。
「…ちっ、外しましたか……」
「侍の命である刀をスッポ抜かすなんて、意識足りてないんじゃないの?」
「……先に貴方から潰しても良いんですよ?」
「上等よ」
テンカイが迅雷に当たらなかった事を舌打ちするマガツキ。迅雷は迅雷で煽る為にまたもや二人は一触即発の状態となってしまっていた。
「……な、なんて人達なの……」
「な、なんなんだよアイツら!?」
喧嘩しているのにも関わらず自分達以上にコンビネーションが抜群である事にフレズヴェルク姉妹は困惑するしか出来なかった。
「な、なんなんだよこれ…!?」
「……………」
一方現実世界での方はフレズヴェルク姉妹のマスターである少年は迅雷とマガツキに押されている事に驚きが隠せなかった。コンビネーションであれば自分達の方に分があるのは分かりきっていた事なのに喧嘩ばかりしている迅雷とマガツキの方が上である事に驚きが隠せなかった。
「喧嘩ばっかりしてる癖に……なんであそこまで息ぴったりなんだよ…!?あ、あんた、これも作戦の内なのかよ…?」
「……いや、作戦じゃないんだけどなぁ……」
少年が一也にそう尋ねるが一也は苦笑いでそう答える。
(…いや、本当に僕にも分からないんだよなぁ……喧嘩ばっかりしてる癖に息ぴったりなの……)
一方の一也も何故にここまで迅雷達が息ぴったりなのかを理解できずにいた。
……当初、仲の悪い二人を戦いに応じて友情を築かせようと思いセッションバトルをタッグで参加した。案の定喧嘩ばっかりしていた……のだが、何故かお互いを潰し合おうと妨害しているのが丁度いいタイミングになってか相手のフレームアームズ・ガールに攻撃を与えたり動きが読めなくなったりする事となり、今のように逆にコンビネーションが良いように見えてしまうようになっていたのだ。……だからと言って全部のバトルがうまくいった訳でもなく本当に仲間同士で潰し合いを始めては負けてしまったバトルもよくあった…
『…ま、マスター…!セレクターライフルを…!』
「え?あ、わ、分かった!」
通信でフレズヴェルク一号が少年に呼び掛けるので少年はこの光景に少し呆けてしまったがフレズヴェルクの声により我に返りスマホを操作してセレクターライフルを送り込んだ。
『マスター、バンカーをキャノンに!』
「分かった」
一方の迅雷もフォールディングキャノンのパイルバンカー部分をキャノンに変えて欲しいと要請が出たので一也は言う通りにしてスマホを操作した。
『くそぉぉ…!この武器じゃ勝てないよ!マスター、ベリルスマッシャー送って!』
「あ、あぁ…!」
フレズヴェルク二号も少年に要請するので少年はスマホを操作しつつも……今までこんなに苦戦する事なんて無かった為に動揺が隠せなかった。
『……あの武器までは要らなさそうですね。主様、念のためにサムライマスターソードをお願いします』
「了解」
マガツキはそう言いつつも一也に念のために武器の転送を要請した。一也は平常通りにスマホを操作してマガツキに武器を送り込んだ。
「は、はあぁぁぁぁ!!」
「………」
フレズヴェルク一号は迅雷に向けてセレクターライフルの銃撃を連射する。しかし迅雷はいとも簡単に回避しては反撃としてフォールディングキャノンを連射しており、何発かはフレズヴェルク一号に当てていた。
「な、何故…!?相手は至って迅雷タイプの筈…!性能的にはコチラの方に分がある筈…!な、なのに何故こうも押されて…!?」
フレズヴェルク一号は普段の冷静さが欠けてしまうかのように動揺が隠せなかった。……戦闘向けタイプのフレームアームズ・ガールとして造られたフレズヴェルク。その為に迅雷と比べれば性能は上であるしその上にバックパックがあっては迅雷と比べれば空も飛ぶことが出来て機動面でも上である筈だった。しかし迅雷はブースターによる大ジャンプでこちらに追い付いてきていた。……いや、この事からセッションバトルには慣れているようにも見えた。
「………終わりよ」
「っ!?」
そんな動揺している隙を突かれ、フレズヴェルク一号は背後を取られた。回避しようにも間に合わず、迅雷は既にパイルバンカーを構えていた。
「………撃ち抜く…!」
「ぐぁっ!?」
背中のバックパックにパイルバンカーをぶち込まれてしまうフレズヴェルク一号。そして砲撃を行いバックパックが爆発を起こした。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
バックパックが使い物にならなくなりフレズヴェルク一号は落ちていってしまい、地面へと叩きつけられてしまった。
『フレズヴェルク一号、戦闘不能』
今の攻撃によりフレズヴェルク一号は戦闘不能となり、バトルフィールドから現実世界へと転送された。
「このっ!このぉぉぉぉぉっっ!!」
一方のフレズヴェルク二号はマガツキに向けてベリルスマッシャーを何度も振るうが回避されるか又はサムライマスターソードで受け流されサツガによる斬撃で反撃されていた。
「な、何で…!?何でボクがこうも押されてるんだぁ!?」
フレズヴェルク二号は自分がこうも押されている事に動揺が隠せなかった。……姉とのコンビネーションは勿論、自身の戦闘能力にも自信はあった。しかし幾ら自分よりも最新のフレームアームズ・ガールであるマガツキにこうも押されてしまってはショックが大きかったのだ。
「……っ!」
「うわっ!?べ、ベリルスマッシャーが…!」
動揺しているフレズヴェルク二号の隙を突き、マガツキはサムライマスターソードでベリルスマッシャーを弾き飛ばした。手持ちの武器が無くなったフレズヴェルク二号は無防備の状態になった。
「今だ…!禍月流奥義…!」
マガツキはサムライマスターソードを地面に刺し、二本のサツガを☓の字に構えた。
「☓(ペケ)の字斬り!!」
必殺技名を叫び、マガツキはフレズヴェルク二号に☓の字のような斬撃を喰らわせた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
マガツキの攻撃を受け、フレズヴェルク二号は吹き飛ばされてしまった。
『フレズヴェルク二号、戦闘不能。WINNER、迅雷改&マガツキ』
フレズヴェルク二号も戦闘不能になり、アナウンスが迅雷とマガツキの勝利を告げられた。
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「うぇぇぇぇぇんっ!負けちゃったよマスタぁ〜!」
「……不覚…!マスターに勝利を届ける事ができませんでした…!」
「いや、お前らはよく頑張ったよ…」
現実世界へと戻ってきたフレズヴェルク達。フレズヴェルク二号は負けた事に泣き、一号は悔しそうな表情を浮かべていたのでマスターである少年は彼女達を宥めた。
「………アンタのフレームアームズ・ガール強いな…。久しく負けちまった気がするぜ……」
「いや、今回はこっちに分があっただけだよ。」
「いや、それでもだよ。油断してたとは言えフレズ達がここまで一方的にやられるなんて……」
少年は一也にそう言う。…どうやら今日一也達とバトルするまでほぼ負け無しだった様子であり少し悔しそうでもあったが迅雷達の強さを讃えていた。
「………そう言えば仲の悪い迅雷とマガツキを使うマスターがいるって噂を聞いたことがあるが……もしかして…?」
「………いや、僕じゃ無いとは思うけどね…」
(……いや、あんなに喧嘩してるんだからアンタだとは思うんだけどなぁ…)
ふと少年は迅雷とマガツキのマスターの噂を聞いたことがあると今思い出し一也の方を向くが一也的には色んな意味で悪い目立ち方をしていると思い否定するが明らかに噂通りであるが少年は敢えて触れない事にした。
「……俺は『渋澤大輝』だ。お兄さん、次は負けねぇからな!」
「…あぁ、その時は受けて立とう。」
少年『渋澤大輝』は次にバトルする時にはリベンジを果たす事を誓うと一也も受けて立つように頷き、握手をした。……と、これだけであればいい話で終われたのだが……
「お前!さっき私に刀投げつけてきただろうが!!」
「大体貴方が先に仕掛けてきたのでしょう!!」
「……だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁ喧嘩するなってばぁぁ!!」
同じく現実世界に帰ってきた迅雷とマガツキは先程の事で掴み合いの喧嘩をしていた為に一也は二人を宥めるのであった。
「…………こんなに喧嘩してるのに…私達よりもコンビネーションは上……」
「………ボク達、こんなのに負けたんだ……」
その一方フレズヴェルク姉妹は二人の喧嘩を見ては尚更この二人に負けてしまった事にショックを受けてしまうのであった………
・甲山一也=一応この作品の主人公にあたるかも知れない大学生の青年。どこにでもいそうな大学生だが実は結構むっつりスケベであり彼の持つフレームアームズ・ガール達がそれを表現している。因みにどちらかと言えばお尻フェチもしくは下半身フェチである。迅雷を手に入れたのもそれが理由の1つに含まれていたりする。(その事は迅雷には話してはいないが当の迅雷には察されている。)因みにマガツキはとある懸賞で当たった模様。普段から喧嘩ばかりする二人を仲裁しては困っており、仲良くなって欲しいと願っている(永遠に敵わない願いだが…)
フレームアームズ・ガールヲタクであり、かなりの知識をもっており本人は本当は全種類のフレームアームズ・ガールを購入したいと思っているほどにハマっているがやはり金銭面の理由で全種類の購入は無理だった模様。(その為に応募懸賞でフレームアームズ・ガールが商品にあれば必ず応募している。)それもあってか将来はファクトリーアドバンス社に入社したいと願っており大学で勉強をしている。