死体を異世界に捨てる簡単なお仕事   作:手の目は勝ちにくい

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4話 残り火

 2月25日。

 

 昼過ぎに目が覚めた瞬間、身体の奥からくる寒気に唸る。

 昨日より確実に悪化していた。

 熱があるのに寒い。布団の中なのに歯が鳴る。関節が軋んで、動くたびに骨が文句を言った。喉は焼けた紙みたいに乾いて、息を吸うたびにひりつく。

 

 おまけに体中が痛い。緑小人(リョクショウジン)共がばかすか殴りやがってよぉ……。痛いよぉ。絶対折れてるよぉこれぇ。

 

 咳も出る。よくない音だ。肺炎だ。絶対そうだ。俺は死ぬんだ。

 

 全生命力を使い、ベッドの縁に座る。しばらく呼吸を整える。判断する時間だ。立てるか。歩けるか。運転できるか。またバカ丸出しで2時間かけてあの山に行って、投げ出した仕事を終わらせれるか。

 

 ふと、やけに静かだなと気がつく。

 

 カーテンを開ける。マンションから見えるのは辺り一面の銀世界だった。

 

 ドカ雪である。

 

 あームリムリムリムリ。こーりゃ行けないわ。ムリムリムリムリ。雪だもん。

 首都機能終わってるよ絶対これ。俺の労働意欲も終わった。あの小山にいくのだって遭難するわこんなん。いやー仕事したかったー! 責任ある社会人として終わらせたかったー!!

 

 寝まーす!!!!!

 

 ベッドに倒れ込む。すると飛ばしのスマホが震えた。

 ディスプレイにはサキの文字。

 

「……」

 

 俺は紗季さんから3コール以内に出ろと教育されている。

 

 震えるスマホ。

 

「……」

 

 それでも震えるスマホ。どうにか切れてほしい。今凄く忙しい。

 

「……」

 

 諦めない震えるスマホ。なんだかこの振動音がスレッジハンマーとコンクリートが擦れる音に聞こえてきた。コールを無視すれば無視するほど、脳内にはその音が大きくなる。

 

 スワイプだ。覚えてるぜ。やりたくないけど。

 

「元気いっぱいクリーニング安堂」

「なんですぐ出ないんだ。私のことは嫌いか。嫌いなんだな」

「……」

 

 やべぇな。メンヘラ入ってる紗季さんだ。

 なにかしらの影響で半年に一回ぐらい訪れる発作だ。

 

「モルグが小さい頃は可愛かったな。なにかとハグを求めてくる子供だった」

 

 知らない記憶すぎる。捏造は止めていただきたい。

 

「あのご用件は?」

「かー! 親が心配して電話してるというのに! 昔は可愛かったよ、パパ、パパ、と私の後ろをついて回る子だったのに! 今ではクソ生意気になってしまった!」

 

 人生で一度も使った覚えのない単語代表『パパ』

 

「ええと」

「仕事はどうなった、という話だ。3日目だぞ。私の仕事は後回しでいいと考えてるのか」

 

 ああ、そりゃそうか。完了の報告がこんなに遅れるのは最近では珍しいもんな。

 

「ああいえ。はい。いえ、終わりました。ただちょっと予想外なことがありまして」

 

 内容までは伝える義務はない。依頼主でも親がわりでも。

 

「こちらに影響はないんだな?」

 

 声が一段階低くなった。メンヘラ時期の紗季さんでも冷徹な判断をする。特に自分に不利益がおきそうなときは。しくじれば俺でもあっさりと切るだろうと。そんな迫力がある。

 

「ありません。解決しています。証拠も目撃者も――」

 

 小汚い女の姿がよぎる。

 

「――居ません」

「……そうか。ならいい。こっち来れるか? 支払いもあるしな」

 

 紗季さんからの仕事は後払いだ。俺の借金もあるし天引きされる。

 

「あー凄い雪なんで、かなり遅れると思いますが」

「構わんよ。14時までに来い。待ってるからな」

 

かなり遅れるって言ってんだろ。あと2時間も無いじゃないか。

 

「分かりました」

「絶対来いよ」

「分かりましたって」

 

 電話を切る。仕方ない。動くか。

 痛み止めを飲んで痛む体を引きずりながら服を重ねる。着ぶくれして、モコモコと丸いシルエットになってしまった。いっそうに体が重く感じる。

 

 とはいえ電車は止まってるだろうし。歩くのはありえない。

 さてどうしよう?

 

 

 紗季さんが管理している消費者金融が入ってるビルにたどり着く。

 結局タクシーを呼んだ。片っ端から電話をかけて、4WD冬山装備の、気合の入ったタクシーに送ってもらえた。緑ナンバーだが社長の持ち物で、有事のときに動かしてるそうだ。いいのかそれ?

 

 このビルのフロアにあるものは表向きは小規模の街金で、すべてが普通で合法だ。法外な金利も追い込みもない。たった1人しかいない受付兼事務員の女性に会釈をしてから奥に向かう。

 

「こんちゃー」

 

 奥の応接スペースに、組長の氷室紗季(ひむろさき)と若頭の火口重衛(ひぐちしげもり)がいた。

 紗季さんはソファに浅く腰掛けてタブレットを見ていて、その後ろに重さんが寄り添うように立っている。

 

 軽薄そうで、底には狂気を潜める紗季さん。

 その後ろに立つ重さんは、重厚で強固な城門を思わせる。

 

 性格も年齢も違うが、上司と部下という関係だけでなく仲が良い。よくプライベートでも一緒に遊んでたりする。慣れないテレビゲームでボコされてる時の重さんは、しょっぱそうな顔だったが。

 

 紗季さんが視線を上げ、俺の顔を見た。笑顔になる。

 

「なんだおい酷い顔だな!」

「風邪ですよ」

 

 体中の打撲。顔には青痣に擦り傷。

 

 基本的に俺が酷い目にあってると紗季さんは喜ぶ。

 性格が大変よくない。

 重さんが紗季さんと俺を交互に見る。これは小言が来るぞ。

 

「マスクをしろ。お前だけの問題ではない」

 

 俺に注意してきた! まぁでもそうかも!

 

「あー忘れてました。すみません……」

「いいよいいよ。マスクなんて。私はアレ大嫌いだ」

 

 紗季さんはコロナ下でも絶対にマスクをしなかった。

 重さんによく怒られてたなぁ。もし自分が罹患したり、他人にうつしたらどうするんだ、との問いに、どちらも他人が悪いと答えてたな。

 

「そんなことより、座れって。仕事は終わったんだな?」

「はい。大丈夫です。怪我は別件です」

 

 異世界での作業が完了してないが、こちらの世界でいくら探しても見つかることはないので、嘘ではない。

 

「そうか。あまり心配させるな」

 

 本当に心配してるのかどうかイマイチ分からない。

 メンヘラ期だから構ってほしいだけかも。

 

 紗季さんと俺はトバシのスマホを取り出し、SIMカードを入れ代えて前のを割る。仕事が一つ終わる度に交換するのがルールだ。プリベイトスマホ自体は3回使うと交換になる。

 

 電話番号を新しく取得して互いに交換する。紗季さん以外の仕事の受注はダークウェブの個人掲示板を使う。掲示板を確認する仲介者に、紗季さんが俺の連絡先を渡す。重さんはこれを嫌がってもっと確実で簡単な方法があると言ってるが、紗季さんが妙にこれに拘っている。

 

「報酬だ。ご苦労だったな」

 

 重さんが厚みのある封筒をテーブルに置いた。

 

「どもっス」

「ところで、そっちのバッグはなんだ?」

 

 俺が持ってきたバッグに注目する。

 

「あー、それなんですが」

 

 バッグから壊れたソードオフを取り出す。銃身が凹み、曲がって、中折のヒンジの部分が変形しているのかきっちりと閉まらない。それに内部の片方のファイヤリングピンの先端が欠けている。

 

 見事なジャンク品だ。

 

「おお? どうしたんだそれ?」

 

 紗季さんが楽しそうに覗き込む。

 

「ちょっとトラブルで壊してしまって。重さんにいただいたものですので……。その、壊してしまい、申し訳ありませんでした」

 

 頭を下げる。

 

「それはお前にくれてやったものだ。であればどう扱おうが問題ない。それに年代物だったしな。天寿を全うしたといったところだろう」

「4年前に貰ってから、何度も命を救われました。ありがとうございました」

 

 元より年代物だったが散々に助けてもらったし、重さんからの贈り物だ。だから本音でいうと惜しむ気持ちがある。だがその重さんから道具に対して執着を捨てるように教育されている。

 

 紗季さんが手にとってソードオフを調べる。

 

「ふぅん。これで殴ったりでもしたのかな?」

「まぁ似たようなものです」

「ふーむ……」

 

 顔を近づけ匂いを嗅いでる。

 こちらに来ることが決まってから洗剤でしっかり洗った。緑小人のヘドロの臭いどころか、硝煙の匂いも残っていないはずだ。読み取れる情報はない。

 

「モルグを拾ってから何年になるんだ?」

「12年です」

 

 重さんが代わりに答える。

 

「おお。もうそんなになるのか。ならもうすぐ誕生日じゃないか?」

 

 俺の誕生日は2月29日だ。4年に1度のうるう年に設定されてある。

 紗季さんが誕生日を祝うのを面倒臭がったからだ。

 

「よし! 今回は私が誕プレをあげようじゃないか!」

「はい?」

 

 妙なことを言い始めたぞ。あ、重さんも変な顔で紗季さんを見てる。

 

「火口ばっかりモルグに感謝されてるのはズルいぞ」

 

 ええええ?

 

「その、社長。私は別に誕生日プレゼントとして、4年前にこれを譲ったわけではなく、業務の一環としての支給でして」

「拾ってきたのは私で、教育したのは火口との二人体制じゃないか! だからその分、私には2倍感謝があってしかるべきだと思うね!」

 

 面白半分で4年に1度の誕生日にした男の台詞とは思えないな。

 あと親代わりとはいえ、紗季さんから教えてもらったことの7割ぐらいは役に立たない。なにせ言ってることがコロコロ変わるし、過激思考なところもある。重さんは世の中の常識。恩義について。義務について。義理について。大事なことを教えてもらった。そりゃ感謝の割合でいうなら重さんだ。

 

「……はぁ、まぁ、感謝はいつもしていますが……」

「気持ちがこもってないな。いかに私が偉大かをそろそろ知るべきだな!」

 

 今日のメンヘラは、なんか面倒くさい方向にいってるな。どうすりゃいいんだ。

 

「モルグをいいところに連れて行ってあげよう!」

 

 帰って寝たいんです。というか病院に行きたい。骨折れてないか検査したい。

 

 そこへ、ノックが入った。

 受付の女が顔を出す。

 

「社長。社長にお客様です」

「客ぅ? 私はいまから出かけるからまた今度にしてもらいなさい」

 

 この消費者金融は別に商売をしてるわけではない。

 フロント企業でもあり、ペーパーカンパニーでもある。

 たまに思い出したように金を貸している。

 なんだか金持ちがやる道楽の飲食店みたいな経営だ。

 

 紗季さんに重要な取引先を持ちかける際もこの事務所は通さない。法律上は完全にクリーンである必要があるからだ。なので、ここに紗季さん目当てで来る連中は、今まで取り引き実績のない連中や、紗季さんのネームバリューに群がってくる無知な半グレ共だ。

 

「氷室社長。そう言わないで」

「あっ困りますお客様!」

 

 受付嬢の後ろから覗き込むように現れたのは、サラリーマンにしか見えない男だった。

 ぴっちりとした七三にメガネ。吊るしのスーツに見えるが最大限体型に合わせて選んでいるのだろう。よく馴染み、似合っている。いかにも仕事が出来る外回りの営業マンに見える。柔和な笑顔を浮かべているが、目つきが怪しい。狂気を孕んでいる。見る人間が見れば、人殺しが日常になった人間の目だ。

 

 氷室紗季と同じ目だなと思った。

 

「あーいいよいいよ。ご苦労さま。こちらで対応するよ。ありがとうね」

「……分かりました。お茶をお持ちしますね」

「いえいえお構いなく」

 

 にこやかに返事をするサラリーマン風の男。

 

「要らないよ。こんな無礼なやつに飲ませるものはないよ」

 

 紗季さんは、けんもほろろだ。

 

 受付の女が定位置に戻っていった。

 サラリーマン風の男はこちらに歩きながら懐に手を入れる。

 

 俺は思わず立ち上がる。重さんが視界の端で半歩足をずらすのが分かった。

 男はにこりと笑うと名刺を取り出した。

 

「失礼しました。わたくしこういうモノでして」

 

 紗季さんに渡す。

 

「頂戴いたします」

 

 紗季さんが馬鹿丁寧に受け取った名刺に、視線を落とす。

 

「ふむ。エスカンパニーの小林壱(こばやしはじめ)さん。係長代理」

「はいィ」

「ふーん。会社のお噂は聞いてるよ。確か表向き貿易関係のお仕事をされていて、最近は普通の企業では扱わない商品を積極的に卸してるとか」

「特別なお客様に対してのサービスを提供させて頂いておりますゥ」

 

 ますます笑顔が深くなる。口の弧が深くなるのに目の大きさは変わらない。

 

 なんか変だぞこのリーマン。

 妙な雰囲気を纏ってる。

 

 他の現場でエスカンパニーの連中を遠目に見たことはある。全員が同じようなスーツに顔で、奇妙なやつらだと印象に残っていた。会話を直接聞いたのは今回が初めてだが……。本当に噂通りなんだな。

 

 俺もなんだかんだと裏社会で生きてきたので、ヤバい奴ってのは判別できるようになっている。でないと生き残れないからな。リーマンは明らかに人殺しの雰囲気を醸してるが、紗季さんのソレとは少し違う感じがする。

 なんだろう……。どちらかと言えば重さんのような……。

 

「それで? 御要件は?」

 

 紗季さんは名刺をテーブルに置く。ソファーに座れとは言わなかった。

 

「私どもは只今、Rリストに入っている債務者を集めてましてハイィ。焦げ付いてる債権を私どもにお売りしていただけないかと、ご相談に上がりました」

「Rリストねぇ」

 

 Rリストとは消費者金融が共有する債務不履行者をまとめたブラックリスト()()()()

 

 さらに一段下のもはや敵対者とも呼べる存在。

 債務の履行が物理的・法律的に不可能になり、通常の手段では回収が出来ず、それでいて損害が発生し続けてる者。『じゃあお前の体で支払ってもらうね』をそのままの意味で施行される者たちのリスト。前回の『刑場』で処分された金庫番もRリスト入りしていた。もっとも金は取り返していたので、彼らから()()()されたものはなかったが。

 

「生憎ウチではそういうの無いんだよね。細々とやってるからさ」

 

 いけしゃあしゃあとのたまう紗季さん。

 

「んふふふ。なんでも氷室社長の回収の達成率は100%なんだとか。しかし、あまりに徹底的にやられますと、私どもが狙っている資源が無くなってしまいますので。どうでしょう? 債権の一本化を私どもにお任せいただけますと、相場の倍で、買い取りさせていただきます」

「嫌だよ。君たちは新興の組織のくせに派手に暴れ回ってるそうじゃないか。それなのにお咎めがないところを見るに、根が届いてるんだろうね。不気味だよ。さらに採算度外視でコネを作ろうと()()()の確保に躍起だ。なにをそんなに急いでるんだ?」

 

「んふっ。()()は人類の幸福の為に働いております」

「そうかい。立派だね。だが渡せるものは私の名刺ぐらいだよ」

 

 紗季さんは懐の名刺入れから、金色に光る名刺を取り出しサラリーマン風の男――小林に投げ渡す。

 

「あんたらがRリストを集めてるなら、コイツに仕事を依頼することもあるだろうな。紹介しとくぜ。掃除屋のモルグだ。仕事を依頼したいなら、私に連絡しな。仲介してやる」

 

 うぇ!? こっちに話題を振ってきたぞ。どういうつもりだ。

 

「おお! 貴方が! 素晴らしい仕事だと聞き及んでおります。以前、うちのモノが絶賛しておりましたよ。まるで一流の手品を見てるような感動を覚えたと」

「……モルグです。どうも」

 

 紗季さんと同じように名刺を渡される。しかし交換する名刺なんてものは俺は持っていない。まだ戸籍を持って2年目のピカピカの社会人なんだ。ハードルが高いよ。しかし、紗季さんが名刺もってたのにちょっと衝撃を受けた。肩書はなんだ。サイコキラーか。

 

「もちろん私どもは買取だけでなく、売却もしておりますので、ご利用の際は是非。はいィ。モルグさんほどではありませんが、万が一のアフターケアも充実しておりますので。はいィ」

「……」

 

 ――頭の中にバックミラー越しに遠ざかる佐藤三(さとうみつ)の姿がよぎる。

 

 やはり生かしたのはまずかったか……?

 いや。殺すほどの理由はどうあってもなかった。

 

 小林がここに来た本当の理由は俺を探りに来たのか?

 こうなると紗季さんも怪しいな。報酬は明日でもよかったはずだ。

 重さんは紗季さんの命令を絶対視してる、あてにはできない。

 

「興味ねぇよ。私の名刺持ってさっさと帰んな」

 

 紗季さんが手で追い払う。

 

「そうですか……。残念ですが、今回は顔見せということで、また」

「帰れ帰れ」

 

 小林が出ていくと沈黙が流れる。

 

 重さんが口を開く。

 

「随分大胆に動いてきますね」

「うん……。ヤミ金連中が気味悪がってたのが分かるな」

 

 売買の提示された金額で続けると、エスカンパニーにとっては大赤字だ。

 だてに不良債権と呼ばれていない。回収不能だからそこ不良債権になるのだ。

 

「ヤツらの人身売買はあまりにリスキーだ。普通はあんなに大っぴらにはやらないぜ。金貸しについては、門外漢の俺達でさえエスカンパニーの噂を知ってたのに。誰かが警察にタレ込んで現場抑えりゃ一発だ」

「警察側に、エスカンパニーと取り引きしてる人物がいるのでは?」

「どうだろうな……。お前はなにか知らんかモルグ」

 

 多分、お得意様と思われるやつを殺しましたとは言えなかった。

 しかし、そんなに名前が知られてる組織なのか……。

 

「いえ、俺も以前、野良の仕事を受けた時、遠目に見てたら同業者にそういう連中が居ると教えてもらっただけでして……」

「ふぅん。そうか。でも、お前に仕事が来るかもしれん。なんか探っとけよ」

「勘弁してくださいよ。俺の仕事は死体処理っすよ」

 

 スパイじゃないんだぞ。

 

「他組織とも交流を深めさせようとする親心だよ、と。よし! 出かけるぞ!」

「そういえばどこに行くんですか?」

 

 なんか誕生日プレゼント買うとか言ってたが。

 




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