一つの単語を入れ忘れた転生者   作:くろやんが逝く

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第00話

どうしてこうなった……

 

 

今、頭の中を埋めるのはその言葉のみ。

周りの環境など目に入らず、ただ目の前にある現実を受け入れることを否定し続ける。

体に力が入らず、倒れ込んだその姿勢のままただ呆然と目の前を見る。

 

『どうしてこうなった……』

 

物語は数十分前に遡る・・・

 

 

 

 

 

「転生」というモノを知っているだろうか。

転生トラックやら間違えて殺されて神とあって云々と色々と知られていると思う。

そう、みんな大好き(?)転生だ。

こんなことを初めに言っているからわかると思うが、そう、俺も神に殺され転生することになった。

いちいち会話を再現するのもあれだから簡潔に言うが特典を付けるから転生しろということらしい。

色々話し合って特典は5つももらえることになったが、特典で挙げた項目以外はかなりランダムに決まるということなので慎重に考えあげたのがこれだ。

 

特典1:狩人二乗にでてくる「念」能力

 

特典2:海賊王を目指す漫画にでてくる「覇気」と「六式」

 

特典3:上記2つを超一流に習得できる才能(体)と習得方法

 

特典4:5体満足で生まれ、ある程度の年齢まで安全に過ごせる場所

 

特典5:男であること

 

特典1と2は戦いがある世界だろうとなかろうと使えると判断し、3では念の総量が少なかったり六式を使うにたる体ではなかったりする可能性を無くすため。

4はほかの小説にありそうな、生まれてすぐ捨てられるということがないように。5・TSは勘弁です。

この特典を掲げ、無事俺は転生を終えたのだ。

……まぁ、やっぱり落とし穴だったよ。

 

そうして転生し、気がついたとき周りは暗く鬱蒼とした森の中。

足元を見てみると割れた卵のカラのようなものが。

ふと手を見てみると5本の指……はあるが茶色く指が短くどう見ても人間の手ではない。

下半身を見ようと頭を下げれば体全体が傾く感覚。

そこに見えたのは白いふさふさした毛と茶色い2本の指。

どう考えても人間では無い体に恐怖し体全体を見渡せるものを周りから探そうとする。

 

『……そうだ、ここ森の中なんだからどこかに川とか流れてるはず』

 

と心の中の冷静な一部がささやき当て所もなく歩き始める。

10分程歩いただろうか。やがて周りとは違う匂いを嗅ぎ当てそこに一縷の望みを掛けて向かう。

サラサラと流れる音が聞こえ始め、歩く速度は上がっていく。

やがて開けた場所に出ることができ、そこには虫のようなものや鳥っぽいものがいた。

 

『………っ!』

 

出てきた時の音が響いたのだろう。そこにいた生き物がこちらを向き警戒心を出し始める。

それらの生き物に刺激がいかないようゆっくりと、離れながら水辺に向かう。

そこにあったのは………

 

頭に狼のような耳を付けた薄い茶色の毛がフサフサな2頭身のサルっぽいモノがそこにいた。




ふと頭の中に思いついたので、読専だったけど書いてみる。連載する予定だけど週刊になるか月刊になるか……
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