一つの単語を入れ忘れた転生者   作:くろやんが逝く

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今回は一人称視点で書いてみたけど、書きやすいね!


第01話

『あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「神様転生で第二の人生をすごそうと思ったら、2等身のサルもどきになっていた。」

な…何を言っているのかわからねーと思うが、

俺も何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…』

 

一体これはどういうことだと憤慨しそうになりますよ。

水辺に映る2等身のサルもどき。

手を動かすと相手も動く。顔を傾けても向こうも動く。

つまり、この2等身のサルが今の自分らしい…

 

『な、なんでだ? なんで人間じゃない?』

 

そうだ、特典で頼んだはずなのに。

 

―思い出してみよう。

 

特典1と2と3はいい。あれは武術や戦闘に関することだから。

特典4《5体満足で生まれ、ある程度の年齢まで安全に過ごせる場所》はあれだ。

腕とか欠損して生まれないようにする為と、赤ん坊のまま危険な場所に捨てられないようにする為だ。

 

じゃあ特典5は…?

《男であること》これは前世の名前はもう思い出せないけど性別は確か男だったはず。

だから来世でも男性にして欲しい……って

 

『人間の』って入れてねぇぇえ!

 

そうだ! 特典に入れてない事柄はすべてランダムに決められるって聞いてたじゃん!

男であることって人間のって思い込んでた…

うわぁ、サイアクだ。こんな簡単な単語を入れるのを忘れてたなんて……

 

しかしこの世界のイキモノがどんななのかさっぱり分からん。

 

意気消沈しながら顔を上げ、周りを見渡してみる。(未だorzの姿勢のままだった

 

こちらを警戒する生き物多数。その中でも少し見たことがある生き物が…

 

黄色い体にギザギザした尻尾。少しふっくらした体に短い手足。

 

―ねずみポケモン「ピカチュウ」 レベル4程度

 

『…お?』

 

なにやら向こうの情報が手に入ってくる。

ほかに目を向けてみると

 

―ことりポケモン「ポッポ」 レベル5程度

 

―いもむしポケモン「キャタピー」 レベル3程度

 

―けむしポケモン「ビードル」 レベル4程度

 

等など色々と入ってくる。

…って『ポケモン』だと?

自慢じゃないが、俺は生前携帯ゲームはやった事がなかったんだ。

暇を潰すのは小説かマンガ。時にネットゲームをしていてポケットモンスターなんて題名と皆に知れ渡っている程有名なキャラが数匹位姿と名前が一致する程度の知識しかもっていないのだ。

そんな俺がポケットモンスターに転生? ハハッワロス状態だぜ…。誰得だよ。俺はこの世界知らないから損だよ。

 

っと、そういえば俺はなんてポケモンなんだ?

 

ふとした疑問と共にまた水面に目を向ける。

 

 

 

 

 

―¥εδ@ポケモン「マンキー」突然変異 レベル∈程度

 

 

 

 

 

…え? 種族っぽいところバグってる?

しかも突然変異って何さ。

それに強さのレベルすら分かってないってなんだよ。

マンキーってポケモン的にどうなんだ。

どういうヤツなんだ。強いのかすら分からん。

 

むぅと唸りながらその場に座り直し、空を見上げる。

 

―あぁ、空が見えん

 

そうだ、ここ森の中だった。空を見上げて現実逃避すらさせてくれないとは、ここは厳しい世界だぜぇ。

 

と、少しふざけながらこれからどうするかを考えていると周りが騒がしくなってくる。

ってなんか威嚇されてないか?

こっち見てなんか睨んでるように見えるし、黄色いねずみに関しては頬にあたる部分が放電してるような…

 

『ってなんでそんな戦闘態勢!?』

 

慌てて立ち上がり後ずさる。

あれか、ここはあのポケモン達の縄張り的な場所で俺がいつまでもここにたむろってるから怒り出したのか。

やべえ、この体でどの程度の戦闘できるのかすら分かっていない現状で戦闘するのは愚の骨頂だ。

やはりここは、あれをやるしかない――!

 

 

 

 

後ろに向かって全速前進! 逃げるんだよォォォーッ!

 

 

 

 

***************

 

 

 

 

ふぅ、なんとか逃げれたぜ。

こっちが逃げたら向こうが追いかけてこなかったけど一応安全を求めて最初の場所まで逃げてきてしまった。

しかしあれだ。ここの生き物はみんなあんな気性が荒いのか? あんなすぐに戦闘を始めようとする程気象が荒いんなら戦闘技術を確立させてからじゃないとおちおち移動もできないじゃないか……

だがしかし、そこは転生特典で得た戦闘技術をもってすればなんとかなる!……はず!

でもなぁ、「念」にしろ「六式」にしろ一朝一夕でできるものじゃないからなぁ。

 

「念」は自らの肉体の《精孔(しょうこう)》と呼ばれる部分からあふれ出る生命力エネルギー(オーラ)を自在に操る能力のことをさすのだが、この精孔を開くことがとても大変らしい。

念能力を覚えている者が他にいる場合はその者に念を当ててもらい強引に開くこともできるのだが、この世界で「念」という技術があるとは到底思えない。

 

「六式」は簡単に言うと太極拳とか柔道などといった武術に当てはまり、体が鍛えられていなければまずスタート地点にすら立てないだろう。

この世界に来たときに足元にあったあの卵のからっぽいのは多分俺が生まれた時のものだと考えれば体ができているはずがない。

 

つまり……

 

 

 

 

今すぐに戦闘技術を確立させることは不可能なのさ!  Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー!!

 

 

 

 

これからどうしよう……




週刊だ月刊だ言ってたのに日刊でしたでござるの巻。
でもこれプロットも何もなくただ勢いで書いてるだけなんだ…

5千やら1万文字書いてるほかの作者様はすごいなーと感心しますぜ…
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