翌日の昼休み
死刈無那と司波兄弟は生徒会室に来ていた。
コンコン
「1-Aの司波深雪と死刈無那、1-Eの司波達也です」
『どうぞ』
3人を代表し、司波深雪が生徒会室入口に設置されたインターホンに呼び掛けると、フィルターが掛かったような少女の声が返ってきた。
微かな音とともにロックが外れる。
部屋に入った3人を待ち受けていたのは、昨日顔を合わせた七草真由美と渡辺摩利に加え、長い黒髪と切れ長の目が特徴の女子生徒と、ふわふわの髪を持ち気弱な小動物のような印象を受ける女子生徒の姿もあった。
「いらっしゃい、生徒会室へ。遠慮しないで」
「はい、失礼します」
ニコニコと手招きする真由美に対し、深雪は手を揃え、目を伏せ、無駄の一切無い所作で深々と頭を下げた。どれほど格式高いパーティーで披露してもまったく恥ずかしくない完璧な立ち振る舞いに、部屋にいた先輩方はすっかりその雰囲気に呑まれてたじろいでしまった。
「えーっと…ご丁寧にどうも…」
なぜ、深雪がこんな真似をしたのか達也には分からなかった。
「どうぞ掛けて。お話は食事をしながらね」
示されたのは会議用であろう長机。
「メニューは何がいいですか?」
メニューが複数あることに達也が驚いていると、死刈が肉を選んでしまった。
「達也たちも、はやく選、ぼう?」
「あ、ああ、精進で」
「私も同じものを」
3人がメニューを選んだの受け、中条あずさが壁際の和箪笥ほどの大きさの機械を操作した。
全員が席に着くと風紀委員長の
「それじゃ、改めて自己紹介しておくわね。
私が今期の生徒会長、七草真由美。私の隣が会計の
小さな女の子が書記の中条あずさ、通称あーちゃん。
それから今はいないけど、副会長の服部くんを入れた4人が、今期の生徒会役員です。
その隣を知ってるよね?風紀委員長の渡辺摩利」
自己紹介が終わるとちょうどダイニングサーバーのパネルが開き、料理が出てきた。
それを手分けして配膳し、会食が始まった。
わずかに会話を交わしつつ食事を進めてゆく。
「さて、そろそろ本題に入ろうか」
少し唐突であるものの昼休みに時間の余裕があるわけではない。
死刈と達也、深雪は揃って頷いた。
「さて、私が聞きたいのは死刈、お前だ。昨日お前が見せた威圧。あれはあの場にいた一年どもを怯ませ、私たちですら思わず足を止めてしまった。それについて教えてもらおうか」
「…あれは、ただサイオンを、放出しただけ。私が出すと、勝手に、周りを、怯えさせる」
「ほう、そうなのか。あれは魔法ではないんだな?」
「ああ」
「そうなのか。なあ、風紀委員に入ってくれないか?君の威圧があれば問題を起こした生徒たちを止めるのが簡単になる」
「それは…うーん、どうしようか」
死刈は悩んでいるようだ。
「そうそう、それで私たちも話があるのよ。生徒会長は任期中、役員を自由に指名できるの」
「これは毎年の恒例なのですが、総代を務めた新入生は生徒会役員になってもらってます」
「そうなの!それで、私は深雪さんが生徒会に入ってくださることを希望します。引き受けてくれますか?」
深雪は達也へと振り向いて目で問いかけた。それに気づいた達也は、背中を押す意味を込めて小さく頷いた。
それを受けて深雪は真由美へと向き直り、口を開いた。
「会長は、兄の入試成績をご存知ですか?」
「……っ?」
突然の質問、予想外の展開に達也は驚きの表情を深雪に向けた。
「ええ、知っています。先生に答案を見せてもらったときは自信を無くしましたよ」
「有能な人材を求めているのなら私より兄の方がふさわしいと思います」
「お、おい!」
「デスクワークなら実技は関係ありません。兄も一緒に生徒会に加わるというにはいきませんか?」
達也は天を仰ぎたかった。なぜこんなにも身贔屓になってしまったのか。
それは確信犯の振る舞いだ。
「それは出来ません。これは規律として唯一の制限事項として存在します。申し訳ございません」
それは真由美の隣の市原鈴音からもたらされた。
「申し訳ありません」
深雪は謝罪した。
「えっと、では深雪さんは書記として加わっていただくということでいいですか?」
「はい、よろしくお願いいたします」
「具体的な内容はあーちゃんに聞いてね」
「ですから…あーちゃんはやめてくださいって言ってるじゃないですか会長」
「もしよろしければ、今日の放課後からお願いできないかしら」
中条あずさの抗議に取り合わず話を進める真由美。
「あ~、ちょっといいか」
おもむろに手を挙げた摩利に視線が集まる。
「風紀委員の任命枠がまだ余っているんだ。それで司波達也、君も風紀委員に入らないか?」
この三年生はかなりのいたずら好きのようだ、と達也は思った。しかし…
「それはいいと、思う」
「はぁ?」
なんとそれに賛成したのは意外なことに死刈無那だった。
「達也は、起動しようと、してた、起動式を、読んでた。色々、使えると、思う」
「!!」
達也は驚いた。あの状況で自分が魔法式を読んでいたことを見抜かれるとは思わなかった。
(なぜ分かった?こちらの"
「起動式を目で、追ってた。だから、理解してる、のかなって」
(そういうことか。確証はなかったのか。これは迂闊だったな)
「確かに一科生の縛りがあるのは“生徒会役員”のみの話ですね、風紀委員には二科生への任命に対する制限は存在しません」
「つまり達也くんがその気になれば、
「いや、深雪、そんな『決まりですね』みたいな目はちょっと待ってくれ。風紀委員は喧嘩が起こったら力づくで止めないとですよね?」
「そうだが?使用前に止めるのが最善だがな」
「あのですね!俺は実技の成績が悪かったから二科生なんですが!」
達也はついに大声で抗議する。
しかし、摩利は涼しい顔で返事を返す。
「構わん」
「何がです?」
「力比べなら私がいるしな。時間もないし放課後に続きを話したいんだが」
もう昼休みは終わる。有耶無耶にできるものではない。
「……分かりました」
「では、放課後にまたここで」
◆◆◆◆
放課後、達也は重い足を引きずり、生徒会室に来ていた。もちろん深雪と無那も来ている。
そこには昨日生徒会長に付き従っていた生徒がいた。
「副会長の服部刑部です。司波深雪さん、生徒会にようこそ」
「おう、来たな。よし、早速移動しようか」
「どちらへ?」
「風紀委員会本部だ。真下の部屋だ。この中で繋がってるがな」
「渡辺先輩、待って下さい」
そこに待ったをかけたのは副会長の服部刑部だった。
「何だ?」
「その一年を風紀委員に任命するのは反対です。その一年はぎりぎりの成績で一科生になったそうじゃないですか!それでは風紀委員が務まるとは思えません!ついでにその二科生もです。前例がありません!」
「それは禁止用語だぞ、服部」
「今更取り繕っても、仕方のないことでしょう。過去に一度もウィードが風紀委員入りしていないのは、それだけブルームとウィードの差が明白だからです。実力で劣るウィードがブルームを取り締まるなど、不可能に決まっています」
「しかし、一科生のみで構成されている風紀委員が二科生も取り締まるのは、それぞれの溝を深める一因となっている。私が指揮する風紀委員には、差別の助長があってはならない」
「兄の実力不足を心配していらっしゃるのでしたら、それは必要ありません。実技の成績が芳しくないのは採点基準が兄と合っていないだけであり、実戦ならば誰にも負けることはありません」
「会長……私は司波達也の風紀委員就任に反対します。どうかご再考を」
「なら、試せば、いい。それで、実力が分かれば、いいでしょ?」
死刈の提案に即座に反応したのは、やはりというべきか真由美だった。
「ナイスアイディアよ、死刈さん! 採用!」
「あの、ちょっと待って」
「良いだろう! 身の程知らずの二科生に、魔法師の厳しさを教えてやろうじゃないか! そこの一科生も、半端物では風紀委員は務まらないことを示してやる!」
「分かりました。では生徒会権限により、模擬戦の実施を正式に許可します。時間はこれより30分後、双方共にCADの使用を許可します」
「達也、頑張ろうね」
真由美と摩利が宣言し、無那が達也を励ました。
◆◆◆◆
CADを持って無那と達也が第三演習室に行くと深雪が謝ってきた。
「申し訳ありません」
「深雪のせいじゃないさ」
「でも、私のせいでお兄様に迷惑が…」
「模擬戦を、提案したのは私、気に病むことは、ない」
「は、はい」
「お兄様……、私はお兄様を信じております」
第3演習室は、四方を壁に囲まれた広い部屋だった。見るからに分かる分厚いその壁には、見ただけでは分からない結界魔法で耐久性を補強されている。ここならば、ちょっとやそっとの魔法じゃビクともしないだろう。
試合の準備を着々と進める達也に、含みのある笑みを浮かべた摩利が近づいてきた。
「ところで、達也くんには勝算があるのか? 服部は第一高校でも5本の指に入る実力者、試合に関しては入学以来1年間負け知らずだ」
それを聞いて、達也は服部へと目を向けた。彼は左手首に装着しているCADの調整している。
達也も持っていたスーツケースのような鞄を床に置き、その蓋を開けた。すると拳銃の形をしたCADが2丁、弾倉のような形をしたストレージが6つ収められていた。
「いつも複数のストレージを持ち歩いているのか?」
「はい、自分の能力ではそうしないと魔法の使い分けができないので」
達也はそう言いながら、ストレージをCADに装着した。それが準備完了の合図だったかのように、模擬戦を行う2人以外の面々が壁際へと移動する。
「それではルールを説明する。相手を死に至らしめる、または回復不能の怪我を負わせることは禁止。直接攻撃は、相手に捻挫以上の負傷を与えない範囲で行うこと。武器の使用は禁止、素手による攻撃は許可する。勝敗は相手が負けを認めるか、審判が続行不能と判断した場合に決する。ただし、ルール違反はアタシが力ずくで止めるから覚悟しておけ。以上だ」
摩利は大きく息を吸い込んだ。
「それでは、始め!」
摩利の合図と共に、服部は起動式の展開を…
「!!」
その瞬間、達也が一瞬の内に服部との距離を詰めた。一瞬驚きの表情を見せる服部だったが、すぐさま後ろに飛び退いて魔法の座標を修正、達也を捉えようと前を見据え…
「え…」
そこには、達也の姿が無かった。
次の瞬間、後ろから押されるような衝撃と共に、刃物で金属を擦るような甲高い音が頭の中に直接鳴り響き、強烈な吐き気に襲われて立つことすらままならなくなる。やがて耐えきれなくなった服部は床に倒れ伏し、そのまま意識を失ってしまった。
達也は服部の“後ろ”からそれを眺めていた。
「しょ、勝者! 司波達也!」
ほとんど一瞬で起きた一連の出来事に、我に返った摩利が、思い出したように模擬戦終了の宣言をした。
真由美らギャラリーは唖然とした表情で床に倒れる服部を見つめるのみだった。ちなみに深雪はうっとりとした表情で、愛しき兄の勇姿をその目に焼き付けていた。
「……達也くん、今の高速移動は魔法か? 自己加速術式のように見えたが……」
「いえ、魔法ではありません。そんなことをしたら、試合前にCADを発動させたことになってルール違反じゃないですか。あれは純粋な身体的技術です」
「純粋な……? にわかには信じられん。しかし古流魔法の1つの“忍術”は、確かそのような技術があると聞いたな……」
「じゃあ、あの攻撃魔法も忍術なの? 私の目には、サイオンの波動そのものを放ったように見えたんだけど」
そんな真由美の質問に、達也は小さく頷いた。
「その通りです。サイオンの波動です。振動の基礎単一系統で作ったサイオンの波動で、服部副会長を“酔わせた”んです」
「酔わせた?」
魔法師はサイオンによる光や音を、一般のそれと同じように知覚する。それは魔法師になるのに必須の技術なのだが、予期せぬサイオン波に晒された魔法師は、揺さぶられたように錯覚し船酔いに似た症状を引き起こすことがある。
「でも、私達は普段からサイオン波には慣れてるわ。そんな私達が倒れるほど強力なサイオン波なんて……」
そのとき、今まで無言だった鈴音がふいに口を開いた。
「波の合成、ですね?」
鈴音の見解は振動数の異なるサイオン波を3連続で撃ち出し、その波がちょうど服部のいる位置で合成するように調整、三角波のような強い振動を生み出したというのである。
「あ、あの! 達也くんの持ってるCADって、“シルバー・ホーン”じゃありませんか! しかも銃身が長い限定モデル!」
今にも達也に飛び掛かりそうな勢いで彼に駆け寄ってきたのは、大人しそうな小動物のような印象のあずさだった。彼女は鼻息を荒くしながら、達也の持つCADを目を輝かせて見つめている。
「あーっと、あずさ、その“シルバー・ホーン”っていうのはどういうものなんだ?」
「渡辺先輩、ご存じないのですか! “ループ・キャスト・システム”を完成させた、本名・姿・年齢がすべて非公開の奇跡のCADエンジニアであるトーラス・シルバーが、“ループ・キャスト”向けに最適化したフルカスタマイズCADがこの“シルバー・ホーン”なんですよ! あ、ちなみに“ループ・キャスト・システム”というのは、一度の展開で同じ魔法を何度も連続して発動できる起動式のことで――」
「あーちゃん、分かったからちょっと落ち着きなさい……」
「あのう、もっと近くで見せてもらえませんか!」
「いや、中条先輩、もうしまうんですけど……」
一気に騒がしくなった演習場内で、鈴音が1人考え込んでいた。
「それだとおかしいですね。そのシステムは“まったく同じ魔法を連続発動する”ためのもの。それでは波の合成に必要な“振動数の異なる複数の波動”は作れないはずです。振動数を変数化しておけば可能ですが、座標・強度・魔法の持続時間に加えて4つも変数化しておくのは――」
そこまで言ったところで、鈴音はハッとして達也へ顔を向けた。
「……多数変化は、学校では評価されない項目ですからね」
どこか自嘲的な笑みを浮かべてそう言った達也に、誰も言葉を返すことができなかった。
確かに達也の言う通り、学校での魔法の評価項目は“魔法発動速度”と“魔法式の規模”と“対象物の情報を書き換える強度”の3つだけである。達也の場合、幾つもの変数を処理する能力は優れているが、先の3つに関してはせいぜい凡人の域を出ない程度のものだ。
深雪が生徒会室で服部に言った“採点基準が兄と合っていない”というのは、このことだったのである。
「……ぐ、成程、そういうことか……」
と、そのとき、今まで気を失っていた服部が目を覚ました。まだ気分が悪いのか、その顔色は優れない。
「大丈夫、はんぞーくん?」
「だ、大丈夫です! ご心配なく!」
思わず大声となってしまい顔を紅くした服部だったが、すぐに気を取り直すと深雪のもとへと歩み寄る。
「司波さん、目が曇っていたのは私の方でした。どうか、許してほしい」
「いいえ、私の方こそ生意気を申しました。お許しください」
2人が互いに頭を下げ、謝罪の言葉を口にした。
つまりそれは、達也が風紀委員入りを正式に認められたことを意味している。
「よし、死刈。次は私としようか」
「えっ――!」
それに対して驚きを露わにしたのは、深雪とあずさだった。達也も表面上は無表情であるが、内心ではそれなりに大きな驚きに襲われている。
「ちょっと摩利、いくら何でもハードル高すぎじゃない?」
「大丈夫だ、真由美。何もアタシに勝たなければ風紀委員入りを認めないわけじゃない。彼の実力が分かれば、それこそ最後までする必要は無いんだからな。――そうだろう、服部?」
「はい、もちろんです」
この模擬戦が行われる遠因でもある服部がそれを認めたことで、真由美もそれ以上は何も言わなかった。
「私は、構わない」
「いやいや、流石に駄目よ!実力差がありすぎるわ!それじゃあ測れないじゃない!別の人にさせます」
そう言ってチラチラと達也の方を見ている。
達也はため息をついて、
「では、私が相手します」
「さっき戦ったばかりでしょう? 大丈夫?」
「体力も魔力もあまり消耗していないので、特に問題はありません」
達也の回答に服部が若干悔しそうに奥歯を噛んでいたが、皆は敢えてそれに触れることなく、2人の試合を進める運びとなった。
先程の試合と同じようにデバイスの調子を確かめる達也に対し、無那は2丁の拳銃型CADをだらりと下げ、静かに佇んでいる。
やがて用意を終えた達也が、先程と同じスタート位置に立って無那を見据えた。
(さてと、しんのすけがどれほどの実力なのか、この目で確かめさせてもらおうか)
「ルールは先程と同じだから省略する。2人共、準備は良いか?」
摩利の問い掛けに達也と無那は黙って頷く。
「それでは、始め!」
ズッ!
突如として無那の姿が変わる。制服は血の跡が付いたコートをつけた威圧感のある姿に。両手に持つCADは一対のハンドキャノンとなり、そのの持ち手には、錆びついた鎖が付いている。さらに鎖が無那の首元でクロスするように絡み、マグナム同士を繋ぎ止めている。
それは古式魔法でも現代魔法でもなかった。魔法を発動せずに変わったのだ。
あまりにも通常から逸脱した現象に達也は動揺する。
ターーン!
即座に右手のマグナムを上に向けた無那が引き金を引くと銃声が轟く。
「!!」
なぜ、銃声がする。そんな疑問の余地なく、突如無那に
あまりにもあんまりな異常に達也は思わず足を止める。
ギャラリーたちも銃声と発動された魔法の量が多すぎることにざわついている。
そこに無那は再度引き金を引く。
ターーン!
「マハジオ」
無那が聞き覚えのない名を呟く。
「!!」
そこに発生したのは広範囲の雷撃だった。足を止めてしまっていた達也に避けるすべはなく…
バチィッ!
「ぐっ」
あまりは強くないがそれよりも身体が痺れる。しかし、達也の生来の魔法が自動で発動し、痺れがなくなる。
「終了! そこまで!」
しかしそれを止めたのは、審判役の摩利による一言だった。まさにこれから、というタイミングでの中断に、達也は無意識の内に不満の色を込めた視線を彼女へと向けた。
そして摩利は、彼のそんな視線に小さく笑みを漏らした。
「今の遣り取りで、彼女が風紀委員として充分やっていけることは分かった。さっきも言っただろうが彼女の実力が分かれば良いんだから、何も決着を付けるまでやる必要は無いんだ。それに、彼女もそれほど乗り気じゃないようだからな」
摩利の言葉に達也が無那の方に目を向けると、彼女はすでにCADを降ろし、のんびりと佇んでいる。
姿はすでに元にもどり、強化は解除されている。
「さて、これで二人の実力が証明されたな。二人を風紀委員として迎える!」
摩利が宣言する。
「それはそれとして姿が変わったのは何なんだ?」
「あれは、やる気になると、姿変わっちゃう」
「そ、そうか」
かくして、司波達也、死刈無那は風紀委員に就任することになる。
とんでもなく長くなった。