もしもOFAの4代目が衛宮士郎(転生者)だったら 作:寝心地
彼の存在は運命を狂わせた。
それが良くか悪くか、誰の何人の物かは分からないが兎に角運命は大きく変わった。
時は超常黎明期、魔王と呼ばれた男の前に1人の正義の味方の偽物が立っていた。
「全く君は、その年になってまだ【正義の味方】なんて物に憧れているのか?幼稚な事だね」
「そういうお前は未だに弟の幻想を追いかけているのか?幼稚を通り越して滑稽だな」
2人は互いに軽口を叩くと次の瞬間には殺意で溢れていた。
「【
「【筋肉増量✕3 身体能力向上 反射神経向上 俊足✕4】」
【正義の味方】は両手に白と黒の夫婦剣を生み出し魔王は凄まじい量の強化を自身に行う。
「駄目だ!!逃げろ衛宮!!お前を失う訳にはいかないんだ!!」
「お前達は下がっていろ」
「駄目だ!!お前が下がれ!!お前は今奴に殺される訳にはいかないんだ!!ここは俺達が何とかする!!」
周りが必死に説得する中、衛宮と呼ばれた【正義の味方】は彼らの前に立つ。
「お友達との別れの挨拶は済んだかい?」
「お前の方こそ信者とやらとの別れは済んだのか?お喋りはここまでだ」
「ああ、早速始めよう」
2人はそう言うと同時に姿を消し激しい剣戟の音が響き渡った。
「衛宮…………」
周りにいた衛宮の同志達はその剣戟を心配そうに見送る。
やがて剣戟は止み何かが建物に激突し建物が崩壊する。土煙が晴れ瓦礫の中から血塗れの衛宮が現れた。
「やっぱり無茶だ、リーダー!!」
魔王は空に浮かび左手に骨の槍が握られる。
「【投擲骨爆発槍】!!」
投げられた槍を前に衛宮は右手を差し出す。
「【
そんな言葉と共に衛宮の前に花の様な盾が展開されると魔王の投げた投擲骨爆発槍を阻む。同時に槍の先端から爆発が起こるがそれすらも盾は防ぐ。
「【
やがて到底骨爆発槍の爆発が終わるとそこには無傷の盾と触手の様な物で腹を貫かれている衛宮の姿があった。
「え、衛宮あああああああああああああああ!!」
「ゴホッ万縄、私では駄目だったらしい。後を頼む」
こうして【正義の味方】の味方の偽物は仲間達に力を託すと言う大役を終え同時にその生涯を終えた。
時は流れに流れ魔王と【正義の味方】の戦いがあった事が殆どの人間から忘れ去られた頃、1人の少年が正義への道を歩き出す。
彼の名前は緑谷出久、英雄に憧れる彼はずっと憧れていた【継承者】八木俊典ことオールマイトからその力を継承しヒーロー科最高峰雄英高校の受験を受けていた。
物語は彼が4代目たる衛宮士郎の遺志と出会う所から始まる。