もしもOFAの4代目が衛宮士郎(転生者)だったら   作:寝心地

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第3話

「っ!!」

 

緑谷は目を覚ますとそこは黒い空間に部屋の一室を切り取った様な空間に立っていた。その部屋には8つの椅子がありその内6つに人が座り1つにはオールマイトの幻影の様な物が座っていた。残った2つの空席は2人は緑谷に背を向け壁の方を向いていた者達の物と思われる。

 

「来たか」

 

声を掛けてきたのは色黒い白髪の男、赤と黒を基調とした服を着ている。

 

「俺は衛宮士郎、4代目継承者、死柄木との戦いで発現した【無限の剣製】の使い手だ」

 

(4代目継承者!!)

 

「今回君を呼んだのは伝えなきゃならない事もあるが多くは私の個性について伝える為でね」

 

「個性について?【無限の剣製】は剣を無限に生み出す個性じゃないんですか?」

 

「それは俺の個性の正しい使い方では無い、勿論その使い方が間違っているとも言わないが、私の個性の本質な【オリジナルを見ただけで複製し貯蔵する】と言う物だ」

 

「オリジナルの複製と貯蔵…………」

 

「そしてそれらの力を真に発揮する【固有結界】、それが私の個性の真の力だ」

 

「固有結界…………どうすればその力を引き出せるんですか?」

 

「……………………正直、分からない」

 

「え!?」

 

「俺の時は俺の心情を詠唱する事でその力を引き出せた。だが今【無限の剣製】は君の物だ、つまり君の心情を詠唱する必要がある。それを見付ける所からだな」

 

「そうですか…………」

 

「だが、それだけでは恐らく死柄木弔とは相性が悪い」

 

「え?」

 

「【固有結界】は己の心象を世界に投影する力、世界の全てを滅ぼす個性である【崩壊】とは相性が悪過ぎる。恐らく逮捕や捕縛は不可能だろう」

 

「そこでだ緑谷君、君……死柄木弔を殺せるか?」

 

志村が話を引き継ぎ緑谷に尋ねる。

 

「頼んでるんじゃない。覚悟の話だ、君はあの子が【助けを求めている様に見えた】とそう思っただろう?だが私達にはそうは見えなかった。こんな話の後に言う事は卑怯だと分かっているが、救いようの無い人間はいるんだよ」

 

「衛宮先輩はその代表例だな」

 

万縄が衛宮士郎を見てそう言う。

 

「え?」

 

「先輩は超常黎明期【正義の味方】になろうとした。色んな人間を救った、困ってる人間が居ると聞けば西に東に朝から晩まで飛び回った、人を救って救って救って救って救って救い続けた。だが世界は残酷だった、救われた人々はあろうことか先輩に罵声を浴びせ罵った。それでも先輩は多くの人を救う為AFOに立ち向かい亡くなった」

 

「そんな……………………」

 

緑谷は衛宮士郎を見るが衛宮士郎は

 

「昔の話だ」

 

と笑って言った。

 

その後、無事目を覚ました緑谷はクラスメイトの前から姿を消した。

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