もしもOFAの4代目が衛宮士郎(転生者)だったら   作:寝心地

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緑谷VS死柄木弔2回戦


第5話

緑谷はA組の尽力により雄英高校に戻る事が出来た。

 

十分な睡眠のおかげで英気を養った緑谷は最後の決戦に挑む。

 

「無駄な努力だ」

 

「それを決めるのはお前じゃない」

 

緑谷は浮遊と黒鞭で死柄木を拘束し右手を突き出す。

 

「今やっと分かった、あの言葉は……僕の本当の心象を映す最適解じゃなかった」

 

緑谷の手に無数の線が走る。

 

(そうだ、それはどちらかと言うと俺の心象に近い言葉だった、だから歪ながらも発動を可能にした、だが可能になっただけで性能を100%発揮出来る物じゃなかった。今こそ唱えろ、君の真の心象を)

 

緑谷は大きく息を吸いその言葉を紡ぐ。

 

「【体は剣で出来ている】【血潮は鉄で心は硝子】【幾度の戦場を()()()不敗】」

 

(そうだ、君のそれは戦闘であっても戦争では無い)

 

「【ただ1度の敗走もなくただ1度の勝利も無し】【担い手は己が最後】【剣の丘で皆で笑う】【ならばこの生涯に意味は不要ず】」

 

(皆で笑い合えればそれで良い、実に9代目らしい答えだな)

 

「【この体は、きっと剣で出来ていた】!!」

 

広がる心象は雄英高校、破壊の跡もなく避難民も居らず平和だった時の、何時も緑谷が見ていた見慣れた高校。ただ唯一違う点はその至る所に剣が突き刺さっている事。

 

「ハッ、先生の言ってた心象風景って奴か?それで?こんなつまらない心象風景で何が出来る?」

 

死柄木の手が地面に触れ世界が崩壊する、その直前剣が無数に飛び死柄木を壁に縫い付ける。

 

「ッ!!」

 

「驚く事じゃない、これらは全て偽物だ。だが、全て伝説の偽物だ。ならこの程度は造作もない。行くぞ死柄木、武器(個性)の貯蔵は十分か?」

 

「思い上がるな!!ヒーロー風情が!!」

 

「浮遊!!」

 

浮遊と黒鎖を使い死柄木を空中に縛り付け自身の周りに浮かぶ剣を死柄木にぶつける。剣は全てバラバラに砕けるが緑谷の手の中にある剣を向ける。

 

その剣は、とある王国の象徴となる最も有名な聖剣。その剣の偽物、故にその力を発揮出来るのは1度だけ。その聖剣の名は

 

「【永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)】!!【ワイオミング・スラッシュ】!!」

 

金色に輝く剣が死柄木を斬り付け死柄木の体が真っ二つに裂ける。

 

「この程度か…………」

 

完全に裂けた体はメリメリと音を立て再生を始める。

 

(偽物とは言え伝説の聖剣の力を持ってしてもダメージを与えられないとは…………)

 

剣は根本からポッキリと折れ新たな剣が緑谷の手に渡る。

 

(固有結界を展開してられるのも僅かだ。急げ)

 

「はい!!」

 

緑谷は剣を次々と変えるがどれも致命打にはならない。そして

 

「タッチの差だ」

 

「ッ!!」

 

決定打を見つけられないまま結界が崩れ落ちた。

 

(9代目!!衛宮が消えた!!)

 

悲痛な6代目の声を聞きながら。同時に

 

「がああああああああああああああああああ!?」

 

死柄木の体から無数の刃が飛び出し苦痛の声を上げた。

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