雷神の妹に転生した裁く者   作:毘沙死狂騒曲

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情報収集と談笑

前回のあらすじ

Playmakerに立ちはだかる試練。がんばれ、Playmaker。

 

 

私は新たに仲間となった泉ちゃんのデンライナーで新たな世界へと向かった。

そこはすこしスラムっぽさを感じる現代と変わらない世界観。

 

 

レズウェル「ここはどこでしょうか?」

 

 

泉「兎さんのロボットみたいなのがいっぱいいます!」

 

 

シスイ「えぇっと…ボンプって言うらしいぞ…」

 

 

レズウェル「はぇ~ボンプ…なんかこの街だけ見ると遊戯王5D'sとか遊戯王VRAINSみたいですね。」

 

 

美鈴「あ~ここゼンレスゾーンゼロの世界か…」

 

 

私はとりあえずハイスクールD×Dの時と同じように拠点となる場所を探すことから始めた。

って言っても拠点探しは美鈴さんが廃墟を1LDKの新居にリフォームさせたことで予想以上に早く終わった。

 

 

レズウェル「ゼンレスゾーンゼロ…エレン・ジョーくらいしか知りませんね…」

 

 

美鈴「逆になんでそれだけ知ってるのかはツッコまないでおこう…」

 

 

ヴェイア「まずは情報収集をするべきじゃないか?」

 

 

レズウェル「そうですね。まだ知らないことだらけですし色んな手段で情報を集めましょう。」

 

 

私たちはニュース番組や新聞紙、インターネット(ここではインターノットというらしい)などを利用して情報収集した。

 

 

レズウェル「色々ありますね…ホロウにエーテリアス、プロキシ…そして私たちがいるここは新エリー都…」

 

 

美鈴「待って…これ、今ホロウ内で活動している謎のホロウレイダー『Playmaker』に謎の集団『ハノイ』…⁉遊戯王VRAINSじゃん!」

 

 

レズウェル「十中八九転生者絡みでしょうね…」

 

 

泉「ダメです~情報量が多くて頭に入り切りません~!」

 

 

シスイ「俺も…無理…」

 

 

ヴェイア「どうだ、レズウェル?我々が裁くべき悪は今のところ確認できるか?」

 

 

レズウェル「そうですね…ハノイは悪で間違いないかと思います…どうやら過去によろしくない事件を起こしているようですし…」

 

 

ハノイについて調べていると、過去に6~8歳の児童が拉致監禁される事件が起こっており、それにハノイが深く関わっているようだった。

 

 

レズウェル「もしかしたらこのPlaymakerなる人物も…ハノイの手によって誘拐された被害者なのでは…?」

 

 

掲示板を見てみると、ホロウ内でハノイに襲われた際にPlaymakerに助けられたという情報が多数目に入る。

颯爽と現れてはハノイを倒して去る謎の人物、Playmaker…

 

 

レズウェル「前の世界以上にインターノットによる情報の拡散が活発な分、おおざっぱな動きは控えたいですね…」

 

 

ヴェイア「そうだな…」

 

 

……

 

 

俺、ユウサクには最近悩みがある。

時折兄さんが女性を家…というか部屋に連れ込むときがあるのだ。

思春期の俺にはすごいキツイ…かといって誰かに相談でいることでもない…

そのため最近は特に寝不足が続いている。

 

 

アイ「ユウサク、お前それ…包み紙だぞ。」

 

 

ユウサク「あ…あぇ?」

 

 

俺は気づいたらホットドッグを包み紙ごと食べることが多くなっていた。

 

 

アイ(ユウサクの奴、他のホロウレイダーやエージェントと関わるようになってから心身の疲労が酷くなってきてる気がするな…この前だってアキラの奴、部屋に朱鳶を連れ込んでたっぽいし…)

 

 

俺は気分転換しようと部屋の窓を開けた。

すると、俺の視界に信じられない光景が映る。

 

 

ユウサク「…あれって…」

 

 

アイ「オイオイ…アイツって…」

 

 

俺の視界に映った光景、それは先日であった魔法少女のような姿の女性、キュアカーマに酷似した女性が生まれたままの姿で六分街を歩いているものだった。

精神がズタボロになった俺がその光景に耐えられるわけもなく…

 

 

ユウサク「…なんで…俺の周りは…こんなのばかりなんだ…」

 

 

俺はホットドッグの包み紙をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に向かって投げると、ベッドにどさっと倒れこむ。

 

 

ユウサク「…腕が痛いな…」

 

 

先週のことだ…パエトーンである兄さんと姉さんの熱狂的なファンであるとある女性に思いっきり取り押さえられ腕が折れそうなくらい曲げられたことがあり、それ以来腕を痛めているのだ。

あの後姉さんがやってきて誤解は解かれてちゃんと謝罪もしてもらったのだが…いまだに『モッキンバード』や怪盗と聞くと震えが止まらなくなる。

俺が枕に顔を埋めていると、スマホが振動して着信音がなる。

 

 

ユウサク「…誰だろ…」

 

 

力なくスマホを手に取り画面を見ると、相手は月城柳さんだった。

柳さんにはお世話になっているので電話に出ることにした。

 

 

ユウサク「もしもし…柳さん?」

 

 

柳『ユウサク君、今時間空いてますか?よければ一緒にお茶したいのですが…』

 

 

ユウサク「…いいですよ。どこにします?」

 

 

柳『でしたら『COFF CAFE』の手前で待ち合わせしましょう。』

 

 

ユウサク「分かりました。」

 

 

俺は喫茶店COFF CAFEの前でしばらく待つ。

 

 

アイ「そんな精神状態でまともにデートできんのかよ~?」

 

 

ユウサク「別にデートとかじゃない。ただ一緒にコーヒーを飲むだけだ。」

 

 

アイ「でも相手が女性じゃデートじゃんか~」

 

 

ユウサク「黙ってろ。」

 

 

俺がアイを黙らせると同時に柳さんがやってくる。

 

 

柳「すみませんユウサク君。待たせてしまいました…」

 

 

ユウサク「大丈夫ですよ。俺も今来たところです。」

 

 

俺と柳さんは店内に入ってコーヒーを飲みながら軽く談笑する。

俺はただの談笑で済ませるつもりだったのだが、柳さんから切り込まれる。

 

 

柳「ユウサク君、疲れているようですけど、何かありましたか?」

 

 

ユウサク「いえ、ただ最近立て込んだりしてるだけですよ。学校の方も何も問題ありません。」

 

 

柳「ならいいんですけど、何かあったら相談してくださいね?」

 

 

ユウサク「分かってます。」

 

 

言えるわけがない…兄さんが女性を部屋に連れ込んでるなんてこと…

すると突然柳さんが何か思いついたように手を叩く。

 

 

柳「そうだ!もう少し2人きりで話せるところに行きませんか?」

 

 

ユウサク「え…2人きりで?」(アイがいる時点で2人きりではないんだけど…)

 

 

柳「はい。ユウサク君が良ければですけど。」

 

 

今思えば、俺はここで踏みとどまるべきだった。

まさか…あんなところに連れていかれるなんて…

この時の俺は、疲れ切った今の自分にとっての癒しともいえる柳さんとの時間をもっと延ばしたいと思って承諾してしまう。

 

 

ユウサク「いいですよ。俺も、柳さんと一緒にいるのは楽しいですし。」

 

 

柳「よかった。それじゃ行きましょうか。」

 

 

そして俺がどこに連れていかれたのかというと…

 

 

ユウサク「え、ここって…」

 

 

柳「はい。ホテルです。」

 

 

ちなみにこの後ホテルから出てきたところを浅羽悠真さんに見られることになるのだった。

 

 

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