前回のあらすじ
翔哉とPlaymakerがデュエル!
俺の名前は弔井翔哉。
人類の到達点として転生し、世界を転々と渡り歩く転生者というやつだ。
今はゼンレスゾーンゼロの世界に滞在している。
翔哉「いや~しかしまさか、ゼンゼロ世界に遊戯王VRAINS要素まで混じってるなんてな~この世界のPlaymakerとデュエルできてよかった。」
俺はPlaymakerとのデュエルを思い出す。
リンク召喚が主流なのでそれに合わせて俺も閃刀姫を使用したが…うん…よかった…
翔哉「うへ~我ながらいいデュエルだったな~」
カリファ「マスター、気持ち悪い余韻に浸ってないでシャキッとしてください。」
初音ミクを彷彿とさせる美少女、冥界のカリファが辛辣な言葉を吐きながらやってくる。
カリファはにゃんこ大戦争のキャラで天使に高ダメージを与えることができる。
まぁゼンゼロ世界でその力が発揮されることはないと思うけど…
翔哉「暇だし…外にでるかァ…」
俺は不満足先生と全く同じ服に着替えて外出した。
え、なんで不満足先生なのかって?気分。
翔哉「やっぱゼンゼロの世界観はいいな…世界観だけならホヨバ作品で一番好きかもしれん。あとはレズウェルちゃんとかとバッタリ会えたら最高なんだけどな~」
俺は振られた後もレズウェルちゃんとの交流は続けたいと思っている。
つい最近レズウェルちゃんもこの世界にいることが分かったのでまた会えないか探してると怪しい奴を目にする。
翔哉「なんだアイツ…」
そいつも俺と同じように誰かを探しているようで、道行く人を見定めるような視線だった。
翔哉「なんかヤな感じだな…たまに見るタイプだ…」
俺が今まで出会った転生者の中に、そいつ自身は悪くないが俺の過去が原因でどうしても大なり小なり嫌悪感を抱く奴がいる。
俺のクソ親父を思い出させる奴だ。
クソ親父は前世で幼かった俺と母さんを捨ててどこかに行ってしまった…俺が大きくなってクソ親父の様子を見に行ったら、反省する素振りもなく新しい家庭を築いていたのだ。
クソ親父がどんな人間だったかというと、一言で表すならクールって感じの男だった。誰に対しても「~だな」「~だろ」といった少し上から目線にも感じられる口調だったのをおぼろげながら覚えている。
だからそんなクソ親父を思い出させるような奴には嫌悪感を抱かずにはいられない。
翔哉「まぁ…そんな奴にいちいち絡む必要ないか…」
俺は踵を返して歩き出そうとしたが、その男が急に動き出そうとした。
しかもその視線の先にはレズウェルちゃんがいた。
翔哉「野郎…狙いはレズウェルちゃんかよ…!」
あの男多分だけどめちゃくちゃ強い。
そんな危険極まりない奴をレズウェルちゃんとぶつけるわけにはいかない。
俺は再び踵を返し、男に向かって走り出す。
なんとか男に接近し、肩を掴む。
翔哉「よう兄ちゃん、ツラかせや…」
「ッ⁉お前は…弔井翔哉!」
翔哉「え、俺の事知ってんの?」
驚いた…奴さん俺の事まで知っているらしい。
あれか?転生者を狙って動いてるのか?
翔哉「まさか俺のことまでご存じとはね…あれか?転生者狩りって奴か?」
小浪「俺はそんな悪逆非道な真似などしない!俺の名は罪狩 小浪。玉皇大帝の命令により、転生者の良し悪しを見定めている。」
翔哉「なるほど…レズウェルちゃんと似た感じか…」
個人的にレズウェルちゃんのことは好きだが、悪人への対応ではなく、転生者への対応としては思うところがある…
翔哉「それで、なんでレズウェルちゃんを見てたんだ?あの娘なんてたまに暴走してるかもしれないけど見定める必要なく9割くらい善だろ。」
小浪「彼女のような世界を渡り歩く者にも試練は必要だ。そうして自由に動いてもよいか見定める。」
俺は青筋を立てそうになるもなんとか収め、深呼吸して心を落ち着かせる。
翔哉「付け焼刃程度の知識しかないが…たしか玉皇大帝って中国神話の最高神だっけ…?」
小浪「まぁ…そうだな。」
翔哉「確かさ…レズウェルちゃんって北欧神話の神々に転生させてもらったらしいんだよね…」
小浪「あぁ、それも知っている。北欧神話の雷神トールの妹として転生したということもな。」
正直これはレズウェルちゃんにも言いたいことなのだが、今はコイツにだけ言っておこう。
翔哉「思ったんだけど…別の神話の神の手によって転生させられた奴を試したり捌いたりするのってアリなの?」
小浪「…なんだと?」
翔哉「少なくとも神様にだって面子ってもんがあると思うんだよ。だからさ、自分が転生させた奴の起こした問題を別の神話の神やその関係者に解決されるのって…少しはトラブルの元にならないかと思うわけよ。」
俺の言葉を聞いた罪狩は考え込むような素振りを見せる。
翔哉「それによ…たとえ別の神話の起こした問題を解決してもOKだったとしても…レズウェルちゃんは自分に課せられた使命を全うしようと頑張ってるんだよ…」
小浪「何が言いたい?」
翔哉「お前が俺みたいな自由奔放な奴を試したりするのは分かる…でも使命を果たそうとしてるレズウェルちゃんに『試練』とか『見極める』ってのは…お門違いじゃねぇのかよ!」
俺はそう言うと同時に罪狩に鋭い蹴りを放つ。
不意を突いたつもりだったが罪狩は簡単に防いだ。
翔哉「お前さ、急にすごく強い転生者が目の前に現れて「お前を試してやる。」とか言われてボコボコにしてきたらどう思うよ?」
小浪「…」
翔哉「ケッ、だんまりかよ…」
罪狩は無言でダークディケイドライバーを装着し、ダークディケイドのカメンライドカードを装填する。
小浪「レズウェルを見定める前にお前から相手にすることにした。変身。」
KAMEN RIDE
DECADE!
罪狩は仮面ライダーダークディケイドに変身した。
翔哉「俺の知ってるダークディケイドとは少し違うな…雰囲気といい…激情態っぽいな。」
俺もジクウドライバーを装着してジオウライドウォッチを装填する。
ジオウ!
翔哉「変身!」
ライダータイム!仮面ライダージオウ!
俺は仮面ライダージオウに変身した。
俺はジカンギレードを、罪狩はライドブッカーを構える。
小浪「来い、見定めめてやる。」
翔哉「後悔しろ莫迦が…!」
こうして、俺と罪狩の激闘が始まった。