メティー&ベルのアトリエ ーオラリオの錬金術士ー 作:斎藤 晃
作品中の価格は適当につけています。
アイテム図鑑は基本的に本編とはストーリー上の繋がりは無いのですが、この話だけは本編と繋がりがあります。
「だったら、ちょうどいい事を考えているの。ヴェルフ、あんた魔剣を打ちなさい。」
「ああ? 嫌だぜ。俺が魔剣を嫌いだって知ってるだろうに。」
「まあそう言うと思ってたわ。論より証拠。これを見なさい。」
セシルさんはポーチから取り出したものをヴェルフに見せた。魔剣かな?
「これは私が打った魔剣よ。そこそこの出来のものだと思うけど、これをベルに分解してもらうわ。」
「分解って、ベルに新しく発現したっていう発展アビリティの事か?」
「そうよ。ベルの発展アビリティ『分解』は、アイテムを分解して主原料と錬金術用のレシピを得る事ができるの。魔剣を分解したらどんなレシピになるか興味ない?」
「無い……といえば嘘になるが、前にベルに聞いた事があるが、ベルの師匠筋の人達が魔剣を再現しても上手くいかなかったらしいぞ。」
「それは初耳だけど、錬金術でのレシピとは違うもので作ったんじゃないの?」
という訳で、僕は魔剣を分解することになった。セシルさんから渡された魔剣は典型的な火の魔剣で、売れば10万から20万ヴァリス程度になるという。高いと思ったけど、魔剣の中では安物に分類されるらしい。
そんな魔剣を簡単に出したセシルさんの懐具合を心配するけど、やっぱりかなり無理をしているらしい。
「魔剣ってね、素材も高いし作る時間もかなり掛かるのよね。それで使うのは一瞬。ヴェルフが嫌う気持ちも少しは分かるわよ。それに、今じゃベルの作ったフラムやレヘルンのほうが、同じくらい威力があって安くて大量に手に入るから、ほとんど作ること無くなったし。」
「その上使ったら砕け散って再利用不可能と来た。ベルのフラムとかの方が、最初から爆弾と割り切れる分だけマシだな。」
どうも2人とも僕の作る爆弾のほうが、魔剣よりマシだという認識なようだった。それでも、知的好奇心から今回のために魔剣を作ったのだという。
「ヴェルフが作ったクロッゾの魔剣も分解して、私の作った魔剣のレシピと比較したら、どんな事がわかるか気になるのよね。」
「あー、確かにそれは面白そうだな。使うためにじゃなくて分解するために作れだなんて、セシルは本当にイカれてんな。」
2人は軽い掛け合いで僕の手元の魔剣を見ていた。分解しろと念じている内に、魔剣は光の粒になって空気に消えていった。残ったのはシルヴァリアのインゴット1本だけだった。
「きれいに消えましたね…。」
「おいおいおい、『分解』って、職人泣かせじゃねえのか? 苦労して研究開発しても、ベルにかかれば一瞬の内に作り方がバレちまうわけだろ。」
「確かに職人からしてみれば悪夢としか思えんだろうな。」
セルティさんとライラさんと輝夜さんは、僕が分解しているところを見てそんな事を言い合っていた。確かにそうかも知れない。以前ナァーザさんが作ったポーションを分解して、レシピを手に入れた時にはナァーザさんは倒れかけていたし。
それはともかく、僕は脳裏に浮かんだレシピをゼッテルに書き込んでいく。うーん、昔先生たちに聞いた魔剣のレシピとはかなり、と言うか全く違っている。先生たちでも間違うことってあるんだなと、妙な安心感を覚えた。
そんな事を考えながら、僕は2人にレシピを書いたゼッテルを渡した。
「なんじゃこら。」
「ぷにぷに玉? 金属と宝石は分かるが、エリキシルだって?」
今回得た火の魔剣のレシピを見た2人はとても困惑した様子だった。ぷにぷに玉は攻撃アイテムにも回復アイテムにも使える素材だから、僕としては理解できる。
だけど、つい最近までぷにぷにの存在を知らなかった2人には、かなりへんてこなレシピに見えているようだった。
「ぷにぷに玉って、あの青い水饅頭みたいな魔物のドロップアイテムだよな? あんなスライムのドロップアイテムが、本当に魔剣の材料になるのか?」
「ぷにぷに玉って、素材カテゴリでは神秘の力になるんですよね。ある程度以上高度なアイテムには結構使う素材なので、僕としては納得できるレシピです。」
「マジか。」
ライラさんの疑問に答えると、目を見開いて驚いているようだった。そして、皆の視線は近くを跳ね回っているぷにぷにに移っていった。
「つまり、私たちもアイツラを狩らないといけないわけね。」
「魔剣の材料が、まさかアイツらだとはな……。」
「ちなみに、ぷにぷに玉は食材でもあるよ。」
「「「はあっ!?」」」
食品素材にして神秘の力を宿しているぷにぷに玉は、とにかく色んなものに使える。だから、ぷにぷにを見つけたらとにかく絶滅させる勢いで狩りまくるのが錬金術士だと、小さい頃から教わってきたんだ。
という訳で、僕たちはぷにぷに狩りに勤しむことになった。
「うー、見た目は可愛いから、ちょっと罪悪感…。」
「セルティ、どんな見た目でもモンスターはモンスターだ。慈悲は不要だ、モンスターは殺せ。」
「おっ、ぷにぷに玉って結構うまいんだな、赤いのはいちご味なのか。でも、なんか喉が乾いてきたな。」
「あっ、ぷにぷに玉って吸水作用があるから、そのまま舐めたら⋯。」
僕の警告が一歩遅かった。好奇心に負けて赤プニの玉を口に放り込んだライラさんは、一瞬で口内の水分を根こそぎ奪われたようで、干からびたような顔で大慌てで水袋の水をガブ飲みしてどうにか吐き出していた。
ぷにぷに玉は色によって味が変わって美味しいんだけど、そのまま食べると口の中が砂漠みたいにカラカラになるから危険なんだよね。
「何このぷにぷに、耳みたいのがついてる。」
「あら、兎みたいで可愛いじゃない♪」
「プニーッ!」
「わあっ! なんかめっちゃ出てきたんだけど!?」
「そいつ結構強いから逃げてーっ!」
セシルさんとアストレア様が一緒に青ぷにと戦っていると、いきなり現れた耳ぷにが凄まじい勢いで仲間を呼び集め、2人を追いかけ回し始めたのだ。
青ぷには猫より弱いという僕の説明を聞いて、アストレア様も「それなら私も戦ってみたいわ♪」と果敢に追いかけていたのだけれど、耳ぷにの集団となると流石に話は別だ。
輝夜さんたちが駆けつけてくれてたので何とか倒せたけど、輝夜さんがアストレア様に皆と逸れないようにと強めに注意していた。
でも、アストレア様って結構おとなしそうな見た目なのに、結構アグレッシブなんですね。神様が言うには、天界ではかなりお転婆だったらしくて、今の姿は幾つも猫を被っているんだとか。
「言っておくが、アストレア様は純粋な剣の腕前では私よりも上だぞ。」
「ええっ、本当なんですか!?」
輝夜さんに衝撃の事実を明かされて、アストレア様を見る目が変わってしまった。正義の女神様、実はめちゃくちゃ武闘派だったんだ。それに比べて、僕たちの神様はといえば……。
「このー! この間のお返しだ!!」
僕が貸した風の杖で青ぷにを攻撃しているんだけど、悲しいかな、その一撃はぷにぷにの素早い跳躍にスカスカと虚しく空を切るばかりで、全く当たっていなかった。おまけに元々運動が苦手なヘスティア様は、最弱の青ぷにに完全にオモチャにされている始末だった。
「ふぎゃっ!」
ぷにに体当たりをされてころんだ神様を見て、流石に助けに入った。
「神様じゃ流石に無理ですよ。」
「ううっ、僕は猫以下の駄女神じゃないと証明するんだい!」
僕の説得にもかかわらず、神様は杖を手に近くの青ぷにの元へと走っていった。リリが外回りで今はいないので、神様の側には僕がいないといけないから、慌てて神様を追いかける。
結局、神様は1度も青ぷにに勝てないまま、『ぷにの楽園』から現実に戻ることになった。涙を流しながら悔し泣きする神様を見て、つい溜息を零してしまったのだった。
現実に戻ってきたら早速調合に取り掛かる。材料は、ぷにぷに玉・赤、インゴット、水晶の欠片、錬金粘土を選んだ。最初に調合するので、素材はできるだけ低品質低レアなものにして、どのようなものができるかを確認する。
「できた!」
魔剣は1時間弱で出来上がった。すぐ側で作業を見守っていたヴェルフとセシルさんの二人は、「信じられないほどの速さだ……」と口をあんぐりと開けていた。本来、一本の魔剣を鍛造するには数時間以上かかるらしい。だけど僕の場合は、錬金スキルの短縮調合を使えばかなりの時間を短縮できるので、とても便利だ。
「さて、効果はと。」
特性は適当に“出来が良い”*1と“破壊力増加”*2を付けた。18階層で見つけた“品質向上+”と元々持っていた“品質向上”をかけ合わせてできたのが、“出来が良い”だ。
だけど、投入した素材の平均品質は50だったはずなのに、出来上がった魔剣の品質は20くらいになってしまった。それだけ難易度の高いものだということだろう。
そして、肝心の効果は。
「使用回数は3回。効果は4つ発現してるよ。」
1つ目は、炎ダメージ中。
2つ目は、火傷を与える・弱。
3つ目は、火耐性付与・微。
4つ目は、リサイクル。
「リサイクルってなんだ?」
「アイテムを使った時、低い確率で使用回数が減らないことがあるって効果です。」
「はぁ?」
「嘘だろ?」
2人の言葉が重なって聞こえた。これには僕も驚いたのが本音だ。魔剣は使用回数を増やせない。その常識が打ち破られたのだ。
「そ、それって確率が上振れれば、実質4回以上……ううん、運が良ければ何回でも使えるってこと!?」
「そうだと思うけど、どの効果も発現レベルが1つ目か2つ目しか出てないんだ。もっといい素材を使って、もっと上のレベルを発現させればもっといいものが作れると思う。」
僕の予想では最大レベルの効果を発現できれば、炎ダメージ超、火傷を与える・強、炎耐性・大、省エネモードあたりが発現すると思う。実際には違うかも知れないけど、挑戦する価値はあるだろう。
「実際に作ってみないとわからない部分は多いけれど……ヴェルフ、セシルさん。これ、本格的に挑戦してみる価値はあると思わない?」
僕がそう言って振り返ると、2人の鍛冶師はまるで世界の創世の秘密でも覗き込んでしまったかのような顔で、僕の作った品質20の酷い出来の魔剣をただただ凝視していたのだった。
という訳で、僕は2本目の魔剣の調合を始めた。この時点でもう夕方だったけど、誰一人として帰る人はいなかった。それほど広いとは言えない、調合室兼寝室で僕が魔剣を調合をしている様子を見守っている。まあ、結構おしゃべりしながらだけど。
けれど、セシルさんとヴェルフの2人は錬金釜の側で、じっと調合をしている様子を見ていた。
そして、再び1時間弱で魔剣は完成した。
「早く早く。一体どんな効果が発現したの!」
「じらすなよ。一体、何が出てきたんだ!」
2人に急かされて、僕はすぐさま魔剣の効果を調べる。今回はかなり品質の高い素材を使ったけど、品質は40にも届かなかった。やっぱり魔剣の調合難易度は並大抵じゃない。
そして、肝心の発現した効果は……。
「1つ目の効果から順に言うよ。煉獄の炎、やきつくす、炎耐性・大、永久機関だ。凄い、凄いよ、これ!」
煉獄の炎は、最高クラスの火炎ダメージを与える。
やきつくすは、灼熱の業火が対象を包み込み、低い確率で一撃で倒してしまう。
炎耐性・大は火炎ダメージをほぼ無効化するほどの耐性を付与する。
永久機関は、使用回数は減少しないが威力が6割減少する。
発現した効果について説明したら、皆ポカーンとした様子だった。
「ねえ、これってヤバいものになってない?」
「ふざけろ、威力が6割減ったとしても、無限に使える魔剣とか夢物語じゃなかったのかよ。」
余りにも凄まじい代物に、皆してこれを公表するのはヤバいのでは、という意見が出てきた。
「これでクロッゾの魔剣を、錬金術で作ったら何が出てくるんだよ。アタシはもうお腹いっぱいだぞ。」
ライラさんはお腹を擦りながらそんな軽口を叩いていた。その言葉で少し和やかな空気になった気がする。もちろん、それが「早く次のステップが見たくてたまらない」という彼女なりのフリであることは、その場にいる全員が察していたけれど。
実際、ヴェルフの職人魂には完全に火がついてしまったようだった。自分の血筋に伝わる魔剣が、どのような未知となって現れるのか、好奇心が打ち勝ってしまったのだろう。「次は、俺の打った魔剣を持ってくる」と、目に炎を灯しながら約束してくれた。
数日後、クロッゾの魔剣の分解と調合をする日になると、参加者が更に増えていた。アストレア・ファミリアは、以前のメンバーに加えてアリーゼさんも参加してきた。
「久々に魔剣を作ったが、ベルの言う通り効果を発現できないし、特性も付けられなかったな。結構本気で打ったってのに。」
「ヴェル吉が急に魔剣を打ち出したから変だとは思っていたが、こんな楽しそうな事を隠しているとはな。」
そう言ってカラカラと笑い声を上げるのは、ヘファイストス・ファミリアの団長の椿・コルブランドさんだった。そんなわけで、調合室はギュウギュウ詰めだった。
「……あの、これじゃあ、スペースが狭すぎて落ち着いて調合ができないので……。」
という僕の言葉で仕方なく大半の人は建物の外に出てくれた。残っているのは、鍛冶師2人にその主神と団長2人だけだった。
そして、分解してレシピを得るとそれをゼッテルに書き写した。
「セシルの魔剣とは少し違うな。」
「宝石と金属が2つになってる。ぷにぷに玉の数も増えてるし。」
クロッゾの魔剣は、以前分解したセシルさんの作った魔剣とは少し違っていた。主な違いはセシルさんの言ったとおりだけど、恐らく難易度がかなり上昇していると思う。
「もしかしたら作るのに失敗するかも…。」
「その時はその時よ。成功するまで作るのが職人というものだ。」
椿さんは僕の呟きに激励の言葉を送ってくれた。そうだ、失敗は成功の母だ。だから、失敗を恐れずに頑張ろう!
そして、クロッゾの魔剣の調合を始めた。調合の光景を初めて見る椿さんは、感嘆の声を上げているけど、僕にそれを気にしている余裕は一切無かった。
(凄い難しい! 今の僕じゃ無理だ!!)
それでも、最後まで頑張って……出来上がったのは産業廃棄物だった。
失敗にめげずにもう1回調合を始める。今回も失敗した。最近錬金術の腕が上がっていると思っていたけど、勘違いだったのかな…。とても悔しい。
そして、3回目の調合でようやく成功した。出来上がった魔剣の品質は僅かに17。素材の平均品質は100近くあったはずだから、どれほど高難易度の代物なのかが分かる。
「一応作るのは成功しましたけど、かなり品質が下がったので、実戦ではまともに使えない威力しか出ないと思います。」
だけど、発現した効果から、この魔剣がどのようなポテンシャルを秘めているかは分かる。メリクリウスの瞳をかけて、より詳しく発現した効果を調べてみる。発現していた効果は以下の4つだった。
1つ目は、地獄の業火。究極レベルの火炎属性のダメージを与える。
2つ目は、一撃必殺。攻撃が必ずクリティカル*3し、66%の確率で敵を一撃で倒してしまう。
3つ目は、精霊の呪い。ヴェルフ・クロッゾと彼が認めたもの以外が使用すると、呪われる。使えば使うほど呪いはより強力になる。
4つ目は、永久機関。使用回数の制限はないけど威力は6割落ちてしまう。
「………。」
「………。」
「おい、なんか言えよ。」
皆無言だった。1つ目、2つ目、4つ目の効果はまだいい。いや、凄い攻撃アイテムだし、公表するのを躊躇してしまう程だけど、まだ常識の範囲内だ。*4
だけど、3つ目の精霊の呪いという効果は、色んな意味で危険な香りがする。というか、これじゃあ完全に一級品の呪いのアイテムじゃないか!
「すまん、ヴェル吉。手前が間違っていた。お主がクロッゾの魔剣を忌諱するのは正しかった。」
冷や汗を流しながら、椿さんがこれまでにないほど神妙な面持ちでヴェルフの肩に手を置いた。
「ごめんヴェルフ。無理に作らせてしまって。もう魔剣を作れなんて言わないから。」
発案者であるセシルさんも、クロッゾの魔剣のヤバさを理解したのか、優しい顔をしながらヴェルフの肩に手を置いた。
「うーん、クロッゾの魔剣って言うから期待してたけど、私は使いたくないかな。」
いつも元気なアリーゼさんすらも、引きつった笑みを浮かべて一歩後ずさった。
「というか、もう二度と作らないほうがいいと思うよ。」
僕も皆と同じ気持ちだったので、ヴェルフに忠告をしてしまった。
「ふざけろっ! そんな目で俺を見てくんじゃねえ!!」
アトリエ内に、ヴェルフの血を吐くような絶叫が虚しく響き渡った。
クロッゾの魔剣。それは呪われた魔剣。ヴェルフ・クロッゾに認められないと精霊に呪われてしまうという、第1級の厄物。しかも使えば使うほど呪いが強化されるという、一歩間違えれば自滅用の超危険物だった。
精霊の呪いなので、解呪するのも非常に難しいと予想できてしまう。アミッドさんでも出来るかどうか分からないくらいかも。
その後、この事は、椿さん達の「ヴェル吉の防波堤にしてやろう」という提案によって、オラリオ中にまたたく間に噂として流布されることになった。
『クロッゾの魔剣は、精霊に認められていない者が使えば、全身の血を吐いて死に至る最悪の呪いの魔剣である。なお認められたと確認する術はない。』
この事が公表されて以降、ヴェルフにクロッゾの魔剣を作ってほしいと言ってくる、面倒な人たちは1人もいなくなったと言う。*5
思わぬ形で長年の悩みが解消され、複雑そうな顔で呆然としているヴェルフの横で、僕は「やっぱり、錬金術って色んな人を救える素敵な技術なんだなぁ」と、一人で深く満足げに頷いているのだった。
アイテム図鑑No.XXX クロッゾの魔剣
魔剣の元祖クロッゾ一族が作っていた魔剣。
精霊の怒りに触れ、クロッゾ一族から魔剣を作る力は失われたけど、ヴェルフだけは何故か作れるよ。
ヴェルフ本人か、ヴェルフが認めた人以外が使うと精霊に呪われるよ。
でも、認められたかどうかを知る方法は無いけど。
アリーゼ
「こんな物使いたくないんだけど。」
ヴェルフ
「こんなもの作りたくないんだが。」
セルティ
「エルフとしては当然と言いたいけど、ヴェルフさんは泣いていいと思うよ。」
椿
「意地を張って作らないのは愚かしいが、これの場合は作らないのが賢明だな。」
原作(アニメ)ではヴェルフの作る魔剣は大活躍しますが、この作品ではある意味封印されました。
原作では精霊の怒りに触れてクロッゾは魔剣を作れなくなりますが、使う側にも何かペナルティーを与えてそうだなと思って書きました。