蓮ノ空のアイドルクラブのマネージャーの話   作:桜紅月音

100 / 100
104期編では、梢ちゃんとのイチャイチャ回増やしたい。


94.あなた(沙知先輩)から貰い物

 

あれから数日。沙知先輩の卒業の日がやってきた。

実感があまり湧かないが、それは寂しく思わない為なのか。僕が我慢しているからなのだろうか分からない。

そんな事を思っていると、あっという間に卒業式は終わっていた。

 

 

 

その後、沙知先輩に呼び出されて、呼び出された場所にみんなで向かうと_

そこには、工事が終わって姿を現した建物があった。

 

 

「蓮華祭のために、最高のステージを用意したよ!!」

 

「先輩…そういう次元の話ではないような気が…」

 

「…つくったの?」

 

「ああ、一年かけて。せめて、キミたちに何かできることがないかと思って…お詫びの、つもりだったんだけど。今なら堂々と言えるかな。お詫びじゃなくて、後輩へのプレゼントだって」

 

「プレゼントの枠を超えてますって」

 

一年かけてって…もう凄いプレゼントを貰ってしまった。

 

「これが、あたしからキミたちに贈るーー第二音楽堂だ!」

 

「音楽堂貰っちゃった!?」

 

「わぁ、お嬢様学校ってスケールが違うや」

 

「名前はまだないから、どうかな。キミたちで付けてあげてくれないかな」

 

「待ってください、待ってください。え。これスクールアイドルクラブの所有物にしていいものなんですか!?」

 

「あっはっは。残念ながら、キミたちだけの所有物にはできないな。でも。音響をはじめとした設備は、スクールアイドルのステージにこれ以上ない仕上がりにしたつもりだ。ここがあればもう…狭いステージで危ないことが起きたりしない」

 

沙知先輩…本当に…良い先輩。

沙知先輩とめぐはお互いに微笑みあった。

 

「ああもう、沙知先輩のくせに…!」

 

「ありがと、沙知先輩」

 

「…それにしても、花帆」

 

「は、はい!?」

 

「最高のステージのお礼に、最高のライブをすると、言ってしまったものね。これは…なかなか気合が入るわね」

 

「が、頑張るぞぉ……!!」

 

「…さて、少々取り乱しましたが…蓮華祭ではわたしたちの全力を見せると決まっていましたから。プレッシャーこそあれど、緊張を覚悟に変えることは出来るはずです」

 

「あとは…あの曲をどうするかなんだけど」

 

つづがそう言うと、花帆ちゃんが聞いてきた。

 

「あの、梢センパイ。あたしたちも見せて貰いましたけど、あの曲に何か足りないんですか?」

 

「そーそー、気になってた」

 

「あれは、その。沙知先輩に向けて作った曲だから…」

 

「ちょっと、ラブレターみたいになっちゃってるじゃん…?」

 

めぐがそう言うと、花帆ちゃんとるりちゃんは顔を見合わせた。

 

「たぶん、センパイたちにとっての、いちばんのセンパイに向けて作ったからだと思いますけど…」

 

「気持ちを込めてさ、すっごく悩んで、さちパイセンのために頑張ったからだと思うけどさ…?」

 

『すっごく良かった(です)よ!!』

 

「部室にあった音源、聞きました! あたしたちほんっとに感動しちゃったよね!」

 

「うん!きっと、大事な先輩がいる人なら誰だって分かる、みんなの150点になってるとルリ思うよ!!!」

 

二人の言葉を聞いたつづはこんな反応を示す。

 

「ほらあ」

 

「ほ、ほらあではないでしょう!?」

 

「綴理だって『そうなのかな』ってなってたじゃん!」

 

こずとめぐに詰められたつづは、さやかちゃんの方を向く。

 

「えっと……わたしも、本当に素敵な曲だと思っていましたよ。先輩方がそれぞれ込めた想いが、結集して美しく昇華されて……これ以上ないくらい気持ちのこもったものだと伝わりました」

 

「ボクは信じてた」

 

「言葉が軽い…」

 

「こいつっ…!」

 

「…はぁ、そうね、分かったわ」

 

「やろうよ、このまま。150点」

 

「うん、これはちゃんと、みんなに伝わる150点なんだしね」

 

「あ、はは…最後までこんな感じで、すみません」

 

「いやいや。あれがあたしの…1番の後輩たちさ」

 

沙知先輩はそう言って、僕達の事を見渡すのだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

瑠璃色の君に赤いバラを(作者:桜紅月音)(原作:ラブライブ!)

▼共学となった蓮ノ空に入学する事となった主人公である音羽蒼。▼彼は幼馴染である藤島慈と再会し、蓮ノ空での寮生活を始める。▼また、もう1人の幼馴染である大沢瑠璃乃は、彼と幼き時にした約束『再会したら結婚を前提に付き合う約束』を彼が忘れていない事に喜び、再会の時を待ち侘びる。しかし、彼はスクールアイドルに興味は無く、約束の内容も勘違いしていて…▼そんなわちゃわち…


総合評価:19/評価:-.--/連載:12話/更新日時:2026年10月06日(火) 00:00 小説情報

伝統を愛する君となら(作者:桜紅月音)(原作:ラブライブ!)

蓮ノ空学院。寮制で100年に渡る金沢にあり伝統のある学校。▼主人公、堀川綾羽は、幼馴染の百生吟子とともに学院に通う事になる。▼芸学部に憧れを持つ吟子に連れて行かれるがまま付いて行くと、そこはスクールアイドルクラブだった。彼は、スクールアイドルクラブで何をするのかそんな物語。▼*104期編からのスタートになります。▼*共学設定▼*リンクラストーリ基準で物語は進…


総合評価:19/評価:-.--/連載:9話/更新日時:2026年10月01日(木) 00:00 小説情報

蓮ノ空スクールアイドル録(作者:松兄)(原作:ラブライブ!)

俺の名前は日野下淳平。ここ、蓮ノ空学院スクールアイドルクラブでマネージャーを努めている。▼そこへ、従兄弟の花帆や後輩、後に幼馴染達も加わりてんやわんやの毎日が始まる!!(そして時々恋模様)▼石川県金沢市を舞台に、スクールアイドルに青春を賭ける少女たちと、それを支える男子生徒の物語が始まる!!


総合評価:211/評価:6.7/完結:350話/更新日時:2026年10月07日(水) 00:00 小説情報

壊れた如雨露といつか花咲く大輪の花(作者:坪継)(原作:ラブライブ!)

 石川県金沢市から奥まった場所にある、私立蓮ノ空女学院。出会いも別れも、旅立ちも。全てが混ざり合う学び舎▼ これは、ただがむしゃらに今を駆け抜ける少女たちと、ひとりの教師の物語▼※この小説は蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ公式YouTubeチャンネルに上がっている活動記録を見ながら、もしくは把握した上でお読みください


総合評価:14/評価:-.--/連載:21話/更新日時:2026年10月06日(火) 00:05 小説情報

偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話(作者:マーケン)(原作:ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)

石川県金沢市にある蓮ノ空女学院。▼106期を迎えた学舎で今日もまたスクールアイドルクラブの面々が日々を過ごしている。▼これはそんな少女達のちょっとした日常風景。▼重大な話などなにもない、本当にちょっとした物語。▼リアルタイム、より半月ほど遅い更新。▼視点が毎話変わります。▼※Link!Like!ラブライブ!のサービス終了、ならびに106期のストーリーがアニメ…


総合評価:15/評価:-.--/連載:156話/更新日時:2026年09月30日(水) 23:36 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>