蓮ノ空のアイドルクラブのマネージャーの話   作:桜紅月音

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51.オープンキャンパス

綴理に全力で協力する方向で話を纏めた僕達二年生は、次の日、花帆ちゃん達一年生に話をするのだった。

 

「というわけで!ラブライブ!地方予選の前に、オープンキャンパスをスクールアイドルクラブが支配するよ!」

 

「支配ときましたかー」

 

「ラブライブ!に準備は大事。でも…来年から来る子たちのために、頑張れることがあるなら、ボクはスクールアイドルとして、全力でやりたい」

 

「だから、スクールアイドルクラブ独自のおもてなしを考えたいってこと。纏まったら、綴理実行委員様がちゃんと会議で通してくれるってさ!」

 

「はい!とっても良いと思います!あたしたちに出来ることがあるなら、なんでも言ってください!」

 

「ん、ありがと…さやは、どう思う?」

 

綴理はそう言って、さやかちゃんの隣に立った。

 

「え、わたしですか?」

 

「うん」

 

「すごいと言え…ちょーすごいと言え…!」

 

何やってるんだろう慈は…

 

「なにしてんのめぐちゃん」

 

ルリちゃんに突っ込まれてる…

 

「もちろん、なんであれ綴理先輩のやりたいことを叶えるため。誠心誠意協力させていただきます」

 

「…ん」

 

「だーもう!すぺしゃるわんだほーつづちゃん!とか言えばそれで全部解決なのに!」

 

なんか慈が暴れ出した。

言いたい事は分かるけど…なんかそのさやかちゃん

 

「そのさやかちゃん、るりじゃね?」

 

ルリちゃんに言いたい事を取られてしまった。

その通りなんだけど

 

「オーキャンってさ、もともとから参加するつもりだったって、この前に梢先輩は言ったたケド。それと、めぐちゃんたちの言うことって何が違うの?」

 

「私は、会場で行われる部活紹介の時に、ライブをやろうと思っていたのだけれど…綴理の気持ちを受けて、少し考えたのよ」

 

「あ、もう何かアイディアがあるんですね!」

 

「よし、それじゃあ昨日夜通し考えたーーというか綴理が9割考えた案を披露しようじゃないか!さあ、綴理さん、どうぞ!」

 

慈に話を振られて、綴理はその流れのまま答えた。

 

「…ツアーガイド」

 

「ツアーガイド、ですか?えっと、観光バスとかに居る、あの?」

 

「そう、オープンキャンパスでやるイベントのブースに、みんなを連れて行く人。それをスクールアイドルクラブから出していこうかなって」

 

「バス1台に一人ペースならぎりぎり回るかなって思ってるんだよ。そのへん、実行委員の綴理なら提案も通せるし。ずっとついてくるガイド役が、その一日の楽しさを左右すると言っても過言じゃないからね!」

 

「そうやって案内した中学生のみんなに、最後にライブを見せたいんだ」

 

「話して、仲良くなって…キミたちを一日エスコートしたのは、こんなにカッコかわいいスクールアイドルなんだぞーって最後に見せるんだよ!」

 

「わぁ…!あたし、絶対ガイドの時に言います!最後楽しみにしてて、って!それ、すっごく良いです!」

 

「なるほどなー!ちょー面白そう!ちょー面白そうだけどもー…!へへっ…もってくれ…ルリの充電…!」

 

「その時は、助けに行ってあげるから頑張ろうね」

 

「はいっ!その時は頼らせてもらいます!みくパイセン!」

 

花帆ちゃんとルリちゃんには好評みたいだな。ツアーガイド。

 

「ツアーガイドの時にどれだけ期待を持たせられるかは、みんなの頑張り次第よ、もちろん私も含めてだけれど。でも…今のみんなならきっと、うまくやれると思うわ」

 

「ん、全部成功したら、すごく良い一日になると思うんだ」

 

「はい!」

 

みんなが賛成の方向で話が進んでいる中、さやかちゃんが質問をしてきた。

 

「先輩方で考えたというアイディアは、素敵なものなので、わたしも、お任せいただけたなら、その仕事も全うできるように尽くしたいと思ってますよ!ただ…綴理先輩は大丈夫ですか?実行委員と、こちらでも忙しくて。もし必要なら、いつでもわたしはーー」

 

さやかちゃんは綴理の心配をしていただけだったか。

 

「大丈夫、ボクは、頑張れる」

 

「そうですか…」

 

綴理にそう言われて、落ち込むさやかちゃんと綴理の間に慈が入った。

 

「まあまあまあまあ、私もついているから心配するんじゃあないよ!どーんと綴理に任せて、たまには素直に綴理を応援したりんさい!」

 

ナイス慈。

 

「めぐちゃん何キャラ!?」

 

「よーっし…当日に向けて、来た子たちを楽しませられる何を考えてきます!がんばろ、さやかちゃん!」

 

「…はい、そうですね。せっかくの催し、わたしも成功させたいです」

 

「ん、じゃあ、こずとみく、ひとことどうぞ」

 

なんかこっちに話を振られた。

 

「ここは綴理が言うべきじゃないかしら…今回主導するのは、あなたなんだから」

 

梢の言う事に僕はうんうんと頷く。

 

「!じゃあ…スクールアイドル、やるぞー!」

 

『おー!』

 

 

******

 

そして、やってきたオープンキャンパスの日。

天気にも恵まれ、晴天だった。

 

一年生、二年生それぞれ分かれて、中学生を待っていた。

 

「んー!!良いっ天気っ!今日は最高のイベント日和って感じだね!」

 

「天気予報もばっちり快晴よ。最後のライブも、素敵なものに出来そうね」

 

梢の言う通り、僕も確認したけど、この後の天気は大丈夫の事だった。

気掛かりがあるとすれば、トンボが低い位置を飛んでいる事くらいかな。

 

「ふっふっふ、全員めぐちゃんにメロメロにしてやる…!来年の新入生はぁ、全員めぐともだよっ☆」

 

「目標は高いことに越したことはないけれど」

 

「そこ別に梯子外さなくてよくない!?」

 

「実行委員のみんなが、このあとはスクールアイドルに集中していいって言ってくれたよ。ボクの人望だね」

 

「自分で言っちゃだめなのよ。それは」

 

「むずかしい」

 

「よーっし、全員めぐ友作戦決行!ライブまでにみんなの気持ちを盛り上げて、最後にどかんとときめかせちゃうぞ☆」

 

「蓮ノ空学院スクールアイドルクラブとして、この学校を魅力的な場所だと証明してみましょう」

 

「ん」

 

「お、かわいいのがいっぱい来た来た」

 

慈がそう言うと、バスが到着して、中学生がこちらに向かって歩いて来た。

 

「ふふ、腕が鳴るというものよ」

 

「よっし、やりますか」

 

「じゃあ、はじめよう」

 

 

『ようこそ、蓮ノ空学院へ』

 

 

この後、それぞれのグループで蓮ノ空を紹介するみんな。

 

 

僕はというと_

 

「ここ。おすすめ。しゃしん、じゅう。ふうけい。きれい。いじょ」

 

今にも充電が切れそうなルリちゃんに付き添っていた。

 

「ここ風景綺麗だから、写真自由に撮って貰って大丈夫」

 

「ふぃー…。ぽてっ」

 

ルリちゃんは、地面に倒れてしまった。

 

「今のうちに1パーセントでも充電するんだ…!わーおそらきれいだなー。きれいか?なんか雲多くね?」

 

ルリちゃんがそう言って、僕も空を見ると、確かに雲が多かった。

 

すると、パシャリと写真を撮る音が聞こえた。

 

「うぉまぶしっ!?えっ?いや写真自由って言ったけど!ルリをだと思わないじゃん!」

 

どうやらルリちゃんを撮った子が居たらしい。

 

「…んぇ?あ、そうそうそうそう!こうしてね。転がるとね。お空近くてきもちーんだー」

 

ルリちゃんがそう言うと、寝そべる子が現れて、みんなまで真似し始めた。

僕もルリちゃんの隣に寝そべることにした。

 

「…そう。…これもね、蓮ノ空のエモみ。みんなもうよく分かってる」

 

その後、雨が降らないか心配してたんだけど、その予想は当たってしまい、雨が降り始めてきてしまった。

 

 

 

 

 

 

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