蓮ノ空のアイドルクラブのマネージャーの話   作:桜紅月音

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58.ネットと機械音痴

 

ネット禁止令を止めるべく、僕達は各々で作戦会議をすることになった。

そして、一年生達は署名活動を行い、たくさんの嘆願書を持って生徒会室に来たのだが…

 

「ぇ!?意味ないんですか!?」

 

「こんなに集めたのに…」

 

「あつめたのに」

 

「いやあ、集めてくれたことは、ありがとう。でも実は、嘆願書って毎年すごい数が提出されてて…」

 

沙知はそう言って机の上にある紙を見せる事にした。

 

「寮の食事をもっと豪華に」

 

「こっちは『授業を短くしてほしい』だって」

 

「…めぐちゃんじゃないですよね?」

 

「そ、そうではないけど」

 

「でも、そもそも『ネット禁止令』なんて出したら、生徒から猛反発来るのなんてわかっているだろうしね…あ、でも!学校のために動いてくれたっていうのは、本当に嬉しいんだ!ありがとう!」

 

「ええい、次の作戦!」

 

花帆は、自分の作戦が上手く行かなった為、次の作戦に動いた。

 

 

-それからしばらくして-

 

「と、というわけで!本日は、成績優秀な乙宗梢先輩に、勉強法のコツについてお聞きしたいと思います!よろしくお願いします、梢先輩!」

 

学校のチャイムが鳴ったかと思ったら、さやかちゃんの声が聞こえてきた。

 

「なんだ?」

 

ざわざわとしていたクラスも一瞬にて静かに染まった。

 

「え、ええ!任せて頂戴!今の時代と言えば、やっぱりネットよね!」

 

既に様子がおかしいが…大丈夫なのか…

 

「おお…!ネットですか!?」

 

「ええ、学校の授業だけじゃカバーできないところが、なんだって動画でアップロードされていてね。すごく勉強の役に立っているの!ネットが!」

 

「そ、それは!ぜひぜひわたしも真似してみようと思います!ネットを使った勉強法を!」

 

やたらネットを強調してるなぁ…

花帆ちゃんがやってるんだろうけど。梢で良いのか?

 

「あ、じゃあわたしにも、参考にしているチャンネルを教えてもらってもいいですか!?」

 

「ええ、もちろん!ちょっと待っててね…ええと、ええとね、まずは動画アプリを開いて…あのね、ええとね…ええと…」

 

あっ…梢の機会音痴が出てきてしまった…

 

「おかしいわね、普段はもっとサクッと開けるのに…どうしたのかしらね、きょうは…」

 

おーい、梢さん…大事な場面でやらかすのは辞めて欲しいんだけど

 

「本当よ、本当にネットを見ながら勉強してて…本当に!本当なの!」

 

「お、落ち着いてください!梢先輩!あの!えと、それではみなさん、また!」

 

さやかちゃんがそう言って、放送は終わったのだが…全くと言っていいほど、ネットの良い所はアピールできなかったな。今頃、花帆ちゃんかな後悔してるんだろうな…

 

「みく~今の何?」

 

「さぁ?僕は何も聞いてないから分からない」

 

放送が終わって、話しかけてきた綴理。

聞かれても分からないものは分からないよ。

 

「なんでこずに頼ったんだろう?」

 

「機械に関してはつづとかめぐの方はが良いけど、成績に関してはこずの方が上だから?」

 

「それならみくで良かったと思う」

 

まぁ…最終的にはそこに辿りつくよね。

 

 

 

 

 

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