ネット禁止令を止めるべく、僕達は各々で作戦会議をすることになった。
そして、一年生達は署名活動を行い、たくさんの嘆願書を持って生徒会室に来たのだが…
「ぇ!?意味ないんですか!?」
「こんなに集めたのに…」
「あつめたのに」
「いやあ、集めてくれたことは、ありがとう。でも実は、嘆願書って毎年すごい数が提出されてて…」
沙知はそう言って机の上にある紙を見せる事にした。
「寮の食事をもっと豪華に」
「こっちは『授業を短くしてほしい』だって」
「…めぐちゃんじゃないですよね?」
「そ、そうではないけど」
「でも、そもそも『ネット禁止令』なんて出したら、生徒から猛反発来るのなんてわかっているだろうしね…あ、でも!学校のために動いてくれたっていうのは、本当に嬉しいんだ!ありがとう!」
「ええい、次の作戦!」
花帆は、自分の作戦が上手く行かなった為、次の作戦に動いた。
-それからしばらくして-
「と、というわけで!本日は、成績優秀な乙宗梢先輩に、勉強法のコツについてお聞きしたいと思います!よろしくお願いします、梢先輩!」
学校のチャイムが鳴ったかと思ったら、さやかちゃんの声が聞こえてきた。
「なんだ?」
ざわざわとしていたクラスも一瞬にて静かに染まった。
「え、ええ!任せて頂戴!今の時代と言えば、やっぱりネットよね!」
既に様子がおかしいが…大丈夫なのか…
「おお…!ネットですか!?」
「ええ、学校の授業だけじゃカバーできないところが、なんだって動画でアップロードされていてね。すごく勉強の役に立っているの!ネットが!」
「そ、それは!ぜひぜひわたしも真似してみようと思います!ネットを使った勉強法を!」
やたらネットを強調してるなぁ…
花帆ちゃんがやってるんだろうけど。梢で良いのか?
「あ、じゃあわたしにも、参考にしているチャンネルを教えてもらってもいいですか!?」
「ええ、もちろん!ちょっと待っててね…ええと、ええとね、まずは動画アプリを開いて…あのね、ええとね…ええと…」
あっ…梢の機会音痴が出てきてしまった…
「おかしいわね、普段はもっとサクッと開けるのに…どうしたのかしらね、きょうは…」
おーい、梢さん…大事な場面でやらかすのは辞めて欲しいんだけど
「本当よ、本当にネットを見ながら勉強してて…本当に!本当なの!」
「お、落ち着いてください!梢先輩!あの!えと、それではみなさん、また!」
さやかちゃんがそう言って、放送は終わったのだが…全くと言っていいほど、ネットの良い所はアピールできなかったな。今頃、花帆ちゃんかな後悔してるんだろうな…
「みく~今の何?」
「さぁ?僕は何も聞いてないから分からない」
放送が終わって、話しかけてきた綴理。
聞かれても分からないものは分からないよ。
「なんでこずに頼ったんだろう?」
「機械に関してはつづとかめぐの方はが良いけど、成績に関してはこずの方が上だから?」
「それならみくで良かったと思う」
まぁ…最終的にはそこに辿りつくよね。