蓮ノ空のアイドルクラブのマネージャーの話   作:桜紅月音

74 / 74
偶にはこういう話でもありなんじゃないでしょうか


幕間 慈と未来のハロめぐチャンネル配信

 

「全く…いきなり配信するよなんて言うの…」

 

「だって…めぐ党のみんながみくの事見たいって言うだもん…」

 

めぐにラウンジに呼び出されて、来てみれば配信に出て欲しいって話だった。

 

「めぐ党のみんなに呼ばれるような事したっけ僕…」

 

部長として、ちょくちょく配信には顔を出してるけど、めぐの配信に顔を出したのは記憶の限り、慈が怪我する前だったし、なんだかんだ一年以上は経ってるんだけどなぁ…

 

「私の女の子のめぐ党ってみくのおかげだもん」

 

「めぐにとっては数字を伸ばせて良かったじゃん」

 

「それはそうなんだけど…最近は、出てくれないから…数字が…」

 

「それはご愁傷様な事で…」

 

僕はそう言って、めぐから離れようとしたんだけど、僕の腕をがっちりと掴んできた。

 

「待って!」

 

「いや、待たない。僕だってやらないといけない事あるんだけど…」

 

「それは、私の配信に出てくれても出来る事なんでしょ」

 

「なんで…自分の興味のある事に関してはすぐに頭回るんかなぁ…」

 

「確かに勉強は出来ないけど…それは今は関係ないでしょ!」

 

「それはそうだね…」

 

「で!」

 

「で?」

 

「私の配信に出てくれるよね?」

 

 

圧力をかけてくるめぐに、結局屈折して、めぐの配信に出る事になったのだが…

 

 

「なんでここまで部屋を汚せるの…」

 

「仕方ないじゃん!私、掃除出来ないもん」

 

「るりちゃん来てる時はどうしてんの…」

 

「…端っこに寄せて…通れるようには…」

 

「…えぇ…」

 

「ドン引きしないでよ」

 

めぐの部屋に来たら、やたら綺麗な所と、アイドルとしては見せれない所があった。

 

「それじゃ、始めるよ」

 

「はいはい、お好きなタイミングでどうぞ」

 

僕がそう言うと、めぐが配信開始のボタンを押す。

 

「ハロめぐ〜!全国五千万人のめぐ党さん、藤島慈だよ。そして」

 

「夜空未来です」

 

僕がそう言うと、コメント欄が急加速した。

 

「今日は普段来てくれてないめぐ党のみんなも居るね~」

 

めぐはそう言いながらコメント欄を確認する。

 

「それじゃあ、今日はみくも居るから、質問コーナーでもしようかな?」

 

「何も聞いてないんだけど…」

 

「いいからいいから、みんな、みくに聞きたい事があったらコメント欄に書いてね」

 

「えっと…答えずらい質問だけは辞めていただけると…」

 

「みく!固いよ~もっと柔らかく行こうよ!それとも、私と一緒だから緊張してるのかな~?」

 

「…そうかもしれないね」

 

「ちょっと…テンション低いよ!みく!もっとあげていこうよ!」

 

「いえーいー」

 

「綴理か!」

 

めぐとそんなやり取りをすると、コメント欄に

 

『めぐみく最高!』

 

『こういうやりとりを見たかった』

 

とか書かれていた。

 

「めぐみくって久しぶりに聞いた」

 

「え~?このままコンビでやっちゃう?」

 

「いや、やらないから…」

 

「む~私はいいのになぁ~」

 

なんて言っているめぐは置いておいて…その後、めぐ党からの質問に答えていくのだった。

 

質問の内容なんて。特に言う必要は無いと思っているけど。言っておくと…好きな物とかスクールアイドルは好きですか?とかそんなの。メンバーの中で好きなメンバーが居ますか?と聞かれた時は、なんて答えたらいいのか困惑したけど。そこは、めぐとこずって答えておいた。もちろん、メンバーとしての意味としてね

 

「めぐ…そろそろ終わってもいい頃合いじゃない?」

 

「え~?本当は気づいたらこんなに時間が経ってた」

 

「っていう訳で、今回の配信はここまでになります。めぐの次回作にご期待ください」

 

「ちょっとちょっと!?勝手に終わりにしないでよ!」

 

「だって…もう帰りたいんだもん…」

 

「私はもっとやりたいんだよ!」

 

「という事で、次の配信に僕が出るか分かりませんけど…めぐ党のみなさん、めぐの事、よろしくお願いします」

 

「もう、みくったら//」

 

めぐはそう言って、僕の身体をバシバシと叩いてきた。

 

「痛い痛い…」

 

「でも、何気に4時間くらい?」

 

「最初は1時間くらいのつもりだったんだけど」

 

「だって、せっかくみくが来てくれたんだからさ、たくさん配信したいじゃん!めちゃ疲れたけど」

 

「分かるといえば分かるか」

 

「でしょ?」

 

「そう思うと、なんだが申し訳なってきた…」

 

「今からもっとやる?」

 

「それは許してもらって…次の配信で頑張るから…」

 

「めぐ党のみんな聞いた?次回の配信ではテンションの高いみくが見れるって」

 

「ちょいちょい」

 

『次回楽しみに待ってます』のコメントがたくさんあった。

 

そんな楽しみにされてもこっちが困るんだけどなぁ…

 

「という事で、次回は未来をまた連れてくるので、待っててね!」

 

「さっきの言葉を撤回したい…」

 

「それはだめだよみく!言った通り、配信に出て貰うからね」

 

「はいはい…そこは責任持ちますよ…」

 

「じゃあ、今回の配信はここまでにするね。みく、一緒に言おう?」

 

「はいはい、せーの」

 

 

『ばいめぐ~』

 

 

そして、久しぶりの配信は終了した。

 

この後、部屋に戻る最中に綴理に見つかって、ボクも一緒にやりたいって言われるのだった。




次回の幕間は、綴理と未来の二人でお送りします(嘘)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

瑠璃色の君に赤いバラを(作者:桜紅月音)(原作:ラブライブ!)

▼共学となった蓮ノ空に入学する事となった主人公である音羽蒼。▼彼は幼馴染である藤島慈と再会し、蓮ノ空での寮生活を始める。▼また、もう1人の幼馴染である大沢瑠璃乃は、彼と幼き時にした約束『再開したら結婚』を彼が忘れていない事に喜び、再開の時を待ち侘びる。しかし、彼はスクールアイドルに興味は無く、約束の内容も勘違いしていて…▼そんなわちゃわちゃドタバタめちゃくち…


総合評価:13/評価:-.--/連載:2話/更新日時:2026年08月04日(火) 00:00 小説情報

蓮ノ空スクールアイドル録(作者:松兄)(原作:ラブライブ!)

俺の名前は日野下淳平。ここ、蓮ノ空学院スクールアイドルクラブでマネージャーを努めている。▼そこへ、従兄弟の花帆や後輩、後に幼馴染達も加わりてんやわんやの毎日が始まる!!(そして時々恋模様)▼石川県金沢市を舞台に、スクールアイドルに青春を賭ける少女たちと、それを支える男子生徒の物語が始まる!!


総合評価:185/評価:6.33/完結:343話/更新日時:2026年06月13日(土) 11:00 小説情報

虹ヶ咲学園の恥晒し(作者:種子島)(原作:ラブライブ!)

▼ 虹ヶ咲学園に通う少し頭の悪い男がいた。▼ 彼はその自由な言動から校内では不名誉な呼び名を付けられている。▼ 虹ヶ咲学園の恥晒しだと。▼ ※ストーリーはアニガサキ準拠


総合評価:546/評価:8.7/連載:23話/更新日時:2026年07月17日(金) 19:47 小説情報

ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常3~(作者:薮椿)(原作:ラブライブ!)

2026/8/3▼蓮ノ空の105期編がスタートしました!▼2026/7/27▼μ's編のスピンオフ(大学生編)が完結しました!▼~小説概要~▼スクールアイドルとの極めて日常的なラブコメディ小説。▼設定はアニメ展開をベースとしていますが、内容は全編オリジナルストーリーとなります。▼


総合評価:10274/評価:9.81/連載:715話/更新日時:2026年08月03日(月) 00:00 小説情報

僕に甘い三船栞子(作者:ぽぽろ)(原作:ラブライブ!)

何故かは知らないけれど、僕の学校の生徒会長は、僕によく構ってくれて話しかけてくれてクラスメイトにも見せない姿を見せてくれる、そして僕に甘い


総合評価:308/評価:8.17/連載:11話/更新日時:2026年04月05日(日) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>