僕は恋をした。余りの可憐さに声が出ず体も全く動けない、よく母が父に恋した時の話をしていたけどアレって本当の事なんだ。そんなことを考えながら言葉が上手く出てこないそんな状態の中痺れを切らせた父から思わず頭を叩かれた『早く挨拶をしろ』案にそう言われている事がわかり滅茶苦茶に緊張しながら挨拶した。
菅公:『は、はじゅめましゅて。は、はじすがきゅみひこです』
………噛んだ、リテイク
菅公『初めまして、土師菅公といいます宜しくお願いします!』
ペコリ、とお辞儀をしながら挨拶をした………あれ?相手から何の反応も無い。も、もしかして噛み噛みの挨拶に思わずドン引きされた!?
そんな事を考えながらオズオズと頭を上げながら様子を伺うとそこには
僕とは違うキョトン顔をした二人がいた。
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その後、僕達は改めて挨拶を交わした。
菅公『改めて宜しくお願いします』
真希『お前、変わってんな私達に敬語なんて』
真依『ちょ⁉︎お姉ちゃん失礼だよ!』
菅公『え?そんなに変ですか、父から初対面の相手には必ず敬語を使う様に言われてたんですけど?』
真希『そうじゃねぇ、呪術界では私達は出来損ないだからな。禪院家は勿論、同い年の奴にも敬語なんて使われた事ねえんだ』
真依『だから私達には敬語を使わなくても良いんです、出来損ないだから……』
菅公『そんな事無い!!』
ビクッ、二人の言い分を聞いて思わず声を荒げてしまった。だが言わずにはいられなかった。僕も双子の話は聞いた事がある、『双子は二人で一つ』だから通常の縛りとは別に内包された力が二人其々に分たれ強くなり難いと、だけど其れでも……
菅公『君達は絶対に出来損無いなんかじゃない!!双子は奇跡のこだよ、だって双子で生まれてくるのは凄く珍しいって母上が言ってたもん「其れは奇跡的な確率」だって「神様に祝福された子供達」だって、そんな二人が出来損いな筈が無いよ!』
真希『うっせえ!!』
真希ちゃんが思わず声を荒げる
真希『お前になにが分かる!お前に何が分かるんだよ!!不自由なく親に愛されて来たお前に何が分かるんだよ!!』
真依『お姉ちゃんやめて!』
真依ちゃんが静止するが真希ちゃんは止まらない。
真希『私達がどんな扱いを受けて来たか、どんな思いで過ごしてきたか、何も知らねえクセに知った風な事言うじゃねぇ!』
その言葉に思わず怯みそうになる、だけど此処で黙ってしまったら真希ちゃんの言う事を肯定してしまう事になるから。腹に力を入れろ土師菅公、男の子だろう!
菅公『分からないよ!だって真希ちゃんと真依ちゃんに会ったの今日が初めてだもん何も知らないだもん!でも、初めて会った二人でも悲しく感じてるか嬉しく感じてるかぐらいは分かるよ!』
真希・真依『ッ!』
菅公『二人はコレまでずっとこの家で蔑まれて来た、そしてずっとお互い以外に愛されなかった、其れでも二人で支え合って生きて来た。真希ちゃん、その頬の傷は誰かに殴られたんだよね、其れも訓練や稽古で出来た傷じゃ無い本気で真希ちゃんを殺そうとしないと出来ないよそんな傷。其れに真依ちゃんも少し足を引きずってるよね、足を捻挫してるんじゃないの?そんな酷い手傷を負わせても治療しないなんてこの家の連中はどいつもコイツも頭がおかしいよ!!そんな状況の二人に僕が味方したって良いじゃないか!』
真希『良いのかよそんな事言ってお前も何されるかわかんねぇぞ』
真依『毎日、殴られるかも知れないよ…』
菅公『何されても結構!殴られても結構!!僕は此処に今より強くなる為に来たんだ、二人を守れるぐらいに強くならなきゃ意味が無い、強くなって此処の連中を全員捩じ伏せてやるんだ!!!…禪院だけにね!』
……………………ヒュー
滑った、思いっきり滑った、どうしよう(涙)
真希・真依『『ぷっ、アハハハ』』
真希『お前、ギャグセンスねえな(笑)』
真依『今のは完全に親父ギャグだったよねぇ〜(笑)』
菅公『言わないで、自分で言ってて悲しくなったもん(涙)』
真依『じゃあ言わなきゃ良いのに〜(笑)』
菅公『だって他に良い感じの纏め方が思い付かなかったんだもん(涙)』
菅公・真依・真希『アハハハハハハ(笑)』
ひとしきり笑った僕達は涙を堪えながら改めて互いを見つめ合った。
菅公『3回目になるけど土師菅公です、よろしく』
真希『禪院真希だ敬語は要らねえ其れと苗字で呼ぶな』
真依『禪院真依、お姉ちゃんと同じで敬語は使わないで後、名前で呼んでね』
こうして後の“呪術界の三羽烏”と言われる者達が出会った。
………因みに菅公が二人に恋をしたのはまだ秘密である。(父親の清原は気が付いていた模様)
で、出来た〜、どうやって三人を遭遇させようか迷って結局、この形で落ち着かせました。皆さんのご感想を是非、聞かせてください。
では、また次回。