京都校の広大な敷地に広がる、鬱蒼とした深い森。その各所に、東京校と京都校の生徒たちがそれぞれ離れて配置されていた。
今回の姉妹校交流会・団体戦のルールは至って単純。
『敷地内に放たれた呪霊を最も多く狩ったチームの勝ち。制限時間内に決着がつかなかった場合は、それぞれのチームから代表者を選び対戦させて勝ったチームの勝ち』
配置についた生徒たちの空気は、既に張りつめていた。今にも飛び出しそうなほどギラギラとしたやる気をみなぎらせているのは、東京校二年の秤金次と京都校二年の東堂葵。対照的に、相手チームの戦力や弱点を静かに分析しているのは、京都校の加茂憲紀や西宮桃、そして東京校一年の土師菅公であった。
菅公は冷静に周囲の気配を探りながらも、腹の中では(接敵した相手は誰であろうと殺さない程度に叩きのめす)と腹をくくっていた。その横では、試合前に菅公から発破を掛けられた同級生の乙骨憂太が、妙にやる気充分な表情で刀の柄に手をかけている。
その時、森の静寂を破るように、高専の教師陣が陣取る観覧席からマイクを通した声が響き渡った。
「さあ、いよいよ始まります東京・京都姉妹校交流会、団・体・戦! 解説はGTG(グッド・ルッキング・ガイ)五条悟と――」
「実況生配信の為に呼ばれた冥冥がお送りするよ」
頭上を軽やかに飛翔する烏の群れを見上げながら、菅公は心の中で呟く。
(あぁ、そう言えば冥冥さんも呼ばれてるって言ってたな)
菅公の視線は、遠く校舎の方へと一瞬向けられた。
今回は真希がパンダや棘と共に東京校でお留守番となっている。五条悟のゴリ押しにより特例で加わった一年生――自分と乙骨を合わせた最大戦力で臨んでいる以上、不面目な試合結果を残すわけにはいかない。
(恩師である冥冥さんと、幼馴染の真依の前で無様な姿は見せられないよね。真希もあっちで見ているだろうし)
5歳の頃に禪院家の屋敷で出会って以来、仲良くしてきた真希と真依。高専に入る少し前にポニーテールにした真希の頼もしい姿や、京都校にいる真依の顔を思い浮かべ、菅公は改めて深く息を吐き出すと、全身の気を引き締めた。
一方で、京都校の作戦会議はあらかじめコウまとまっていた。
――まず乙骨をリタイアさせ、他の東京校生徒たちを複数で囲んで各個撃破していく。
たとえそれを行ったところで戦力的にかなり危ういのだが、勝率を上げるための現実的な策であった。
しかし、東堂葵がそんなハメ技で敵の体力を削るような作戦に乗るはずもない。彼はハナから作戦を突っぱね、京都校チームから離れて単身で試合開始の合図を待っていた。
対する東京校側。菅公は最終確認として、秤、綺羅羅、乙骨に言葉を投げかけていた。
「東堂君は必ず最初に乙骨君を狙って来る。乙骨君は一人でソレを受け止め、秤先輩と僕で他の京都校の生徒達を迎撃、綺羅羅先輩が呪霊狩りを行う。良いですね?」
「ソレで問題ねぇ! チマチマ呪霊を狩るのは性に合わねえからな! 乙骨を狙って来る東堂以外の京都校を叩きのめす、シンプルで分かりやすいぜ‼︎」
秤が分厚い拳を握りしめ、豪快に笑う。隣で星綺羅羅が余裕の笑みを浮かべた。
「了解、了解! 雑魚呪霊達をササっと片付けて優勝しちゃうよ〜♡」
そして乙骨憂太は、己の内に渦巻く覚悟を確かめるように強く刀を握り締めた。自身の有用性を周囲に認めさせるため。そして何より、愛するフィアンセである『祈本里香』にいつまでも護られているだけの男ではないことを証明するために。
「ソレでは位置について、スタ〜ト〜‼︎」
五条の大音量の掛け声を合図に、両校の生徒が一斉に動き出した。
◆
鬱蒼とした森の中、落ち葉を蹴散らして猛スピードで駆け抜ける巨体があった。東堂葵である。彼は殺気とも取れる凄まじい闘志を全身から放ちながら、一直線に乙骨へ肉薄する。
「乙骨憂太! どんな女がタイプだ!!!」
東堂の定番とも言えるその絶叫と共に、空気を切り裂く必殺の拳が繰り出された。
乙骨は怯むことなく、里香から借り受けた膨大な呪力を刀身に爆発的に纏わせると、正面からその一撃を受け止めた。ガァン!と激しい衝撃波が周囲の木々を揺らす。
「僕が好きなのは里香ちゃんだけです! コレまでも、そしてコレからも!」
押し戻すように叫んだ乙骨のシンプルな言葉に、一旦距離を取った東堂は意外そうに目を丸くし、次いでニヤリと口角を上げた。
「呪いとなった女を愛し続ける…余程、腹が据わっていなければできん事だな」
「と言っても僕一人でこの決断が出来た訳じゃありません。五条先生や東京にいるクラスメイト達、そして何より何時も厳しく指導してくれる菅公君のお陰なんです」
乙骨が照れくさそうに頬を掻きながら答えると、東堂は不敵な笑みを深く刻んだ。
「成程、朋友に恵まれた様だな。そして流石はブラザー‼︎」
東堂は心の底から称賛の声をあげると、全身の呪力を過熱させて足元の大地を爆砕させた。
「ならば! 仲間の思いを背負ったお前のその覚悟、全力で応えようではないか‼︎」
一方、乙骨と東堂が激突しているその頃――菅公と秤の二人は、迫り来る京都校の面々を正面から迎え撃っていた。
菅公は一切の術式を展開しない。自らの肉体と洗練された体術のみで、突撃してきた京都校の生徒たちを次々と打倒していく。目にも留まらぬ速度で懐に潜り込み、最小限の力で急所を叩いて脳揺盪を起こさせる。その圧倒的な格闘技術の前に、京都校の大多数は一瞬で沈黙した。
残るは、加茂憲紀と西宮桃のふたりのみ。
「各個撃破の作戦、コレでパァだね」
空中で箒に跨る西宮が苦々しく漏らす。加茂は弓を構え直し、全身から呪力を滾らせた。
「元より下手な小細工が通用する相手では無い。後は全身全霊で挑むのみ!」
「私は遠距離からチマチマ攻撃させてもらうよ〜」
西宮は秤と菅公から素早く間合いを取ると、上空へと退避する。
そして、そのヒリついた空気が弾けた。
加茂が解き放った『赤血操術』の血矢が、一直線に菅公へと肉薄し、その身体へ直撃する。それを合図とするように、空中にいる西宮が『付喪操術』から真空の刃『鎌鼬』を繰り出し、秤へと浴びせかけた。秤と西宮は互いに間合いを取りながら戦闘へと突入していく。
加茂憲紀は攻撃の手を一切緩めなかった。初撃で倒せるとは露ほども思っていない。彼は間髪入れず間合いを詰めると、流麗な体術と『赤血操術』による身体能力の強化を極限まで織り交ぜ、菅公に対して途切れのない連続攻撃を浴びせ続けた。
拳と蹴りが空気を打ち、激しい土煙が立ち上って視界を覆い隠す。
加茂は一旦バックステップで距離を取り、弓に新たな矢を番えながら慎重に様子を探った。
やがて、ゆらりと立ち上る土煙の中から、菅公がゆっくりと姿を現した。
(全く効いていない…!)
菅公は攻撃を受けたその場から微動だにせず、衣服に砂埃がついている程度で、文字通り無傷であった。圧倒的な実力差を加茂は突きつけられる。
「成程、成程、三年前とは比較にならない程、進歩しているね加茂君」
静かに語りかける菅公。だが、その瞳にはどこか冷徹な光が宿っていた。
「だけど、力が増したのは君だけじゃないよ」
菅公が薄く笑みを浮かべた瞬間、静かに凪いでいたはずの彼の呪力が、重く深い圧迫感となって周囲に満ちた。加茂が命懸けで放った『赤血操術』は、その身を護る呪力の皮膜に傷一つ付けることすらできていなかったのだ。
焦りの表情を浮かべる加茂を尻目に、菅公は体内の呪力をほんのわずか――通常の「0.001%」のみ開放した。
ドォン、と重圧が周囲の空気を押し潰す。それだけで巨大な質量となった呪力が加茂の身体へ強烈にのしかかった。
「全力で守れよ」
菅公がそう呟いた瞬間、加茂の全身に極度の悪寒が走る。
直後、加茂憲紀の視界から菅公の姿が消えた。認識すら不可能な速度。次の瞬間には、加茂の腹部に文字通りの鉄拳が叩き込まれていた。
ドガァァァン!!
空間を割る黒い火花が散る。極限まで抑え込まれつつも凝縮された打撃――「黒閃」を食らった加茂憲紀は、弾丸のような勢いで数十メートルも吹き飛ばされ、森林の樹木を何本もなぎ倒して意識を手放した。
◆
モニター越しにその光景を見ていた京都校の引率教師・庵歌姫は、悲鳴のような絶叫を上げて立ち上がった。
「五条! 明らかにやり過ぎでしょ‼︎ 加茂が死んだらどうするのよ!!!」
顔を青くして詰め寄る歌姫。だが、その横でパイプ椅子に深々と腰掛けた五条悟は、相変わらず慌てる様子もなくへらへらと笑っていた。
「大丈夫だって、僕の生徒に加減をミスる頓馬は居ないよ。って言うか歌姫焦りすぎ(笑)」
「はあ⁉︎ 何言ってんのよ! 黒閃よ、黒閃! あんなのマトモにくらってタダで済む訳ないでしょ‼︎」
呑気な解説を続ける五条に更なる怒りを爆発させる歌姫だったが、隣に座る冥冥が髪を揺らしながら落ち着いた声で口を挟んだ。
「落ち着きな歌姫、加茂の坊ちゃんは無事だよ。確かに強烈なダメージをくらって気絶してるが命に別状は無い」
「で、でも冥さん!」
「私の“最高傑作”は手加減の調整を間違う様な愚か者では無いよ。攻撃を放つ前に何処を狙うか視線で加茂の坊ちゃんに合図していたし、呪力の出力も極限まで抑えていた。ちゃんと殺さない様に攻撃していたよ」
冥冥は満足そうに微笑みながら、画面の中の菅公を称賛した。
◆
一方その頃、秤と西宮の戦闘も佳境を迎えていた。
元より基礎スペックに圧倒的な差がある上、西宮は『鎌鼬』以外に決定的な攻撃手段を持たない。遠距離から鎌鼬で木々を薙ぎ倒しながら牽制を続けるものの、倒れてくる巨木そのものを分厚い拳で粉砕しながら突っ込んでくる秤の前には、気休めにすらならなかった。
(とにかくチマチマ時間を稼いで、加茂君が合流して来るのを祈るしかない…!)
西宮が必死に心の中で祈ったそのか細い希望は、あっけなく打ち砕かれる。
加茂を沈めた菅公が、森の影から静かに乱入してきたのだ。
秤と菅公。東京校の化物二人に挟み撃ちにされた西宮は、絶体絶命の状況に青ざめた。
(もうダメだ〜!)
西宮が絶望に目を瞑った、その時だった。
グラグラグラ……ッ!
地響きが京都校の広大な大地を激しく揺らし始めた。最初は微震程度だった揺れが、瞬く間に大地を割るような本震へと変わる。その衝撃波は空中にいた西宮にも伝播し、彼女は体勢を崩して箒から真っ逆さまに落下した。
落下する西宮を見て取った菅公は、瞬時に跳躍。空中で彼女を優しく受け止めると、華麗にお姫様抱っこの体勢で着地した。
地上にいた秤と菅公は目を見合わせる。この異様な呪力の膨らみは、ただ事ではない。
二人は即座に西宮を安全な場所に降ろすと、激しい揺れの大元へと急行した。
現場に到着した二人が目にしたのは、まさに地獄絵図であった。
「オオオオオオオン!!! 憂太ァァァッ!!!」
特級過呪怨霊『祈本里香』が大暴れしていたのである。
事の顛末はこうである。
乙骨と東堂がバチバチにやり合っている最中、ボルテージが上がりきった東堂が、思わず手加減抜きの本気の一撃を乙骨に叩き込んでしまったのだ。
大切な婚約者を傷つけられて黙っていられる『祈本里香』ではない。
文字通りブチギレた里香は、乙骨に一発喰らわせた東堂を一撃で殴り飛ばして沈めると、ゴジラもかくやというほどの完全な暴走状態に突入していた。乙骨も必死に制止しようと叫んでいたが、一度火のついた怒れる戦乙女を止めることなどできそうにない。
その惨憺たる状況を見上げ、菅公と秤は盛大に溜息をついた。
「どうすんだよコレ」
頭を抱えて愚痴る秤。
「どうもこうも、止めるしかないですよ。じゃなきゃ乙骨君も僕も五条さんも全員首チョンパですから」
菅公は自身の頭をガリガリと掻きながら前に出る。そこへ、遅れて呪霊狩りを終えた綺羅羅が合流してきた。
「何コレ〜⁉︎」
あまりの光景に綺羅羅が顔を青くする。菅公は琥珀色に怪しく光る鋭い瞳を、大暴れする怨霊へと向けた。
「聞き分けの無いヤンデレにお灸を据えてあげましょう」
次の瞬間、加茂憲紀との戦いとは比べものにならないほどの密度の高い呪力が、大地を刳り抜きながら広範囲へ波及した。
秤や綺羅羅の目ですら追えない速度で、里香の真上へと跳躍する菅公。
菅公の覚醒により、その身から放たれる雷は禍々しくも美しい赤色へと変貌し、威力も従来の数十倍へと跳ね上がっていた。菅公は限定解除した『落落雷雷』の赤雷を拳に僅かにまとわせると、暴走する里香の脳天目掛けて振り下ろした。
「いい加減にしろ!!!!」
ドゴォォォン!!!!!
けたたましい衝撃音と共に、巨大な頭部を地面に深く埋没させる祈本里香。
菅公は着地すると同時に、地面に埋まった里香の顔面を素手で鷲掴みにし、そのまま無理やり引き抜いた。雷神のごとき菅公の額には、ハッキリとした青筋が浮かんでいる。
異様な光景であった。
本来なら誰一人として制御できないはずの特級過呪怨霊『祈本里香』が、まるで大地に正座するかのような姿勢で平伏させられているのだ。
その目の前には、全身から赤雷を立ち昇らせ、琥珀色の瞳で見下ろす菅公が立っていた。
「あのねぇ里香ちゃん。自分の大切な人を脅威から守ろうとする気持ちはよく分かるよ。でもね、怒りに任せて大暴れしちゃ駄目!!!」
激怒しながら説教をかます菅公。
「ただでさえ君の力を制御しようと四苦八苦してる乙骨君の迷惑になるでしょう!!!」
「だっ、て〜……」
巨大な異形でありながら、不満そうに声を漏らす里香。
「だってもレタスも無いの!! これじゃ、乙骨君の首が幾つあっても足りないよ!」
容赦なく怒鳴りつける菅公の言葉に、里香はシュンと縮こまる。菅公は少し表情を和らげ、優しく諭すように語りかけた。
「いいかい、里香ちゃん。本当に良い彼女って言うのは、必死に踠く彼氏をそっと見守って、彼氏が心から助けを求めて来た時に全力で助けてあげるモノだよ」
菅公の助言に、祈本里香は静かに、しかし納得したように頷いた。
「だから普段はそっと乙骨君を見守って、側に寄り添ってあげよう。乙骨君が君の力を必要とする時が、きっと来るから」
にこやかに諭す菅公。……だが次の瞬間、菅公の琥珀色の瞳から、底知れない冷徹な殺気が滲み出た。
「……もし、今度勝手に暴れたら……“祓うぞ”」
その静かな警告の圧に、祈本里香は恐怖で震え上がり、全力で首を縦に振るのであった。
◆
暴走が収まり、ふと我に返った菅公は首をかしげた。
「そういえば……団体戦、勝敗はどうなるんです?」
素朴な疑問を秤と綺羅羅に投げかける。両名も「どうしようか」と言った表情で困惑していた。その時、森の奥から怒号が響き渡った。
「そこまでだーーー!!」
夜蛾正道学長の大声だった。大急ぎで駆けつけてきたであろう夜蛾学長と庵歌姫、そしてその後ろから悠々と歩いてくるニコニコ顔の五条悟が姿を現した。
「や〜や〜や〜、お疲れ様、君たち。すんご〜く面白かったよ〜」
ケラケラと笑う五条に、夜蛾が青筋を立てて一閃する。
「笑ってる場合か悟!」
その横では、気絶した加茂や倒れている東堂たち京都校の生徒たちを、歌姫が青い顔で慌てて介抱していた。
「まずは乙骨憂太!」
夜蛾学長に大声で名指しされ、乙骨は思わず跳ね起きるように姿勢を正した。
「はい‼︎」
「少しずつ慣れて来たとは言え、自身の能力を未だ完全に掌握しきれていない事を決して忘れるな‼︎」
「……はい」
至極ごもっともな注意を受け、乙骨は意気消沈して肩を落とした。
「次に秤! 綺羅羅!」
「「はい‼︎」」
二人物凄いスピードで背筋を伸ばす。
「未熟な後輩を導くのがお前達の役目だ! それを放棄して試合に入れ込むなど言語道断! 帰ったら反省文だ‼︎」
雷を落とす夜蛾に対し、菅公が一歩前へと躍り出た。
「待ってください!」
菅公は真っ直ぐに夜蛾を見つめ、深々と頭を下げた。
「今回の東京校の作戦は僕が考えました。なので全ての責任は僕にあります。先輩方への処罰は無しにして貰えませんでしょうか」
自身の罪を包み隠さず告白し、庇おうとする菅公。
しかし、夜蛾学長は怒るどころか、静かに息を吐き出すと菅公を見つめた。
「自らの失態を潔く名乗り出た心意気は買おう。だが思い上がるな!」
夜蛾の威厳ある声が森に響く。
「確かに作戦はお前が考えたかもしれん。だがその作戦を遂行したのが菅公も含めた全員である以上、その責任は全員の物だ! 菅公、お前は他の生徒達と比べると頭七つ程、飛び抜けている。そんなお前が率先して他を導こうとする意気込みは分かるが……お前はまだ15歳だ。己の力だけに頼らず、同級生や先輩、そして私達教師をもっと頼りなさい」
厳しくも温かい教え。菅公はその言葉を胸に深く刻み込み、再び深く頭を下げた。
「……申し訳ありませんでした」
「ふぅ」と息を漏らした夜蛾学長は、胸を張り、森全体に響き渡る声で最後の宣言を発した。
「呪術高専東京・京都姉妹校交流会“団体戦”は、東京校が祓った呪霊数15に対し、京都校は8! よって、東京校の勝利とする!」
「「っしゃあ!!!」」
学長の宣言が響いた瞬間、激闘を乗り越えた東京校の面々から、晴れやかな勝鬨の歓声をがあがったのだった。
と言うわけで交流会編もあと僅かです。前書きにも記載しましたが交流会編の題名と話の構成を変える事にしました。本当は前編、中編、後編の三段構成にしたかったんですが私の文筆力ではまとめきれませんでした。