発砲音が連続して鳴り響き、地面に穴を開ける。かすりもしていないことに歯噛みをしつつ、絶対に対象が視界から外れないように注意しつつ銃の排莢を行う。自分の攻撃が止まった瞬間に影が急接近したかと思えば下駄が現れ、咄嗟に銃で受け止める。
威力を殺しきれず、後ろへと突き飛ばされてしまうがこれ幸いとばかりに距離を取る。
「絶対にオレから目を離さまいとするのはいい心掛けだ。しかも今の蹴りも止めるとはな、命中させるつもりでやったんだが」
「こんな威力で蹴っといてよく言うよ…」
「それなりに鍛えてるからな。…さぁ、続きと行こうか」
「うん…!」
「おぉー……!凄いです凄いです!お師匠殿を相手にあそこまで戦うことが出来るとは、アヤメ先輩はとてもお強い方なのですね!お師匠殿が影忍術を使って戦う姿を見るのは初めてです!」
「そうなの?」
「はい!お師匠殿はいつも生身で戦われますが、影を纏うことで攻撃の予備動作を直前まで隠すことが出来ると以前仰っていたのです。イズナも手合わせをしていただくのですが、いまだその域には達せず…」
「…イズナちゃんは凄いね。鬼さんと何度も手合わせして、向上心を途切らせないなんて」
「うへへぇ~。ナグサ先輩のお手はひんやりしていて気持ち良いですぅ~」
快晴の空の下、戦う音が響き渡る。すでにお昼を回っており、縁側に座るナグサは鬼を相手に奮闘する幼馴染を見ながらお茶を口に含みつつ隣に座る後輩の頭を優しく撫でる。撫でられた側の頭にある狐耳がピコピコと動き、撫で続けるナグサの手をぺしぺし叩く。
鬼とアヤメが手合わせを行い始めたのはアヤメからのお願いがきっかけだった。秋が過ぎ去り、冬となったからこそアヤメは己が二年生になることに備えるため、鬼に手合わせを付けてもらうことで自身の実力に磨きを付けようと考えたのだった。
鬼はその心意気やよしと受け入れ、少しずつアヤメと肩を並べて戦いたいという気持ちを抱き始めたナグサも加えて手合わせを行い始めたのだった。
手合わせの内容はシンプル。アヤメやナグサ側の生徒組は実弾ありで戦うが、鬼側は木刀か竹刀で戦う。銃弾であればたんこぶ一つできるかできないかレベルまでの調整が可能なのに対し、鬼が持つ刀で戦ってしまうと切るか切らないかのレベルになってしまい、手合わせの域を超えてしまうため刀は鬼の腰に差したまま。
実弾が当たっても大丈夫なのかという心配もあったが、鬼が「当たっても大丈夫大丈夫。遠慮なく来い」と言うのでそれを信頼している。
ナグサの横で団子を頬張る少女────久田イズナが手合わせに加わっているのは、彼女が鬼が家にいることを知って突撃した結果、手合わせを行おうとした三人とブッキングしたためである。その結果手合わせの見本として一番最初に鬼と戦い、まったく歯が立たず振り上げた木刀によって天を舞った。
しかし観戦していた二人からすればイズナもかなりの腕前であり、煙幕の中から投げつけた煙幕玉を撃ち抜いた技術は素晴らしく、投げつけた爆弾付き手裏剣の威力も無視できないものだった。煙幕の中心にいたのにイズナが投げた手裏剣と入れ替わるように現れて投げ飛ばした鬼がおかしいだけであって、彼女の実力は本物だった。
「そこ!」
「っ!いい反応すんじゃねぇか…!」
「アヤメ、頑張って!」
「頑張ってくださーい!アヤメ先輩ー!」
「オレへの声援は一切ないのね」
「当たり前でしょ…!どう考えてもこっちが劣勢なんだし!」
「それもそうだがな、やっぱり無かったら寂しいもんなんだよ!」
「うげ…っ!?」
木刀を振りかぶる動作に反応して防御しようとするも、直前で鬼の体が風に溶けるように消えたかと思うと下から銃を蹴り上げられる。影を自身に似せて動かすことで囮にし、見破られた瞬間に解くことで不意を突く。鬼が影法師と名付けた技にしてやられたものの、意地と根性で銃は手放さずに構えようとする。
しかし続けて鬼が放った足払いにかかり、地面に倒れると同時に顔の真横に木刀が突き立てられた。
「オレの勝ちだな」
「……ちょっとずるくない?初見殺しばっかだったんだけど」
「さすがにお前さん相手だと生身は舐めてるからな。少しだけ本気を出したんだ、許せ」
「三色団子で手を打つよ?」
「それぐらいはお安い御用だ」
手合わせが終わり、アヤメが鬼に先程までの反省点を聞いているとイズナが突撃してアヤメを褒め倒していく。その瞳に映るのはナグサに及ばずとも劣らない尊敬の念。純粋に慕ってくれているのはわかるが、少しばかり恥ずかしくなってしまい顔を逸らしてしまう。が、逸らした先にもイズナの顔があった。いくら逸らしてもイズナの顔があるため、ついにはほっぺをぺちぺち叩いて羞恥心を消すことにする。「い、イズナのほっぺはお餅じゃありませんよぉ」と言っているが努めて無視する。
ナグサはというと、砂を払っていた鬼へ近づき、外野から見た反省点を伝えていた。元々手合わせを見ていた二人には二人の位置だからこそわかることを探すように鬼から言いつけられており、その視点は戦いの場でも有用なものであると考えていた。事実イズナも褒め倒した後はアヤメにフィードバックを行っており、アヤメもまた真剣に聞いていた。
「みんなー!お茶入ったよ~」
「あ、お手伝いさんですか?イズナも手助けいたします!」
「ありがとう!イズナちゃんとナグサちゃんのお茶は熱いから気を付けて────わぁ!?」
「「「あ」」」
「お手伝いさぁぁぁん!?」
台所から割烹着を身に着けた生徒がお茶を持って現れたかと思うと、縁側から降りる際に足を滑らせていくつかのお茶が宙を舞う。
彼女本人と一杯分のお茶はイズナが救出したが宙を舞ったお茶は今なお庭にいる三人に向かっている。このままではビショビショになってしまうかもしれない。ならば────
「ナグサ!」
「うん」
銃を構え、湯呑みを撃ち抜こうとする。もったいなく思うが、さすがに疲れた体にお茶を浴びるのは勘弁してほしい。一個だけ余るがそれは鬼がなんとかすると信じ、引き金に指を掛けた。
刹那、アヤメとナグサの間を一筋の風が通る。空中で湯呑みから零れたお茶が元の場所に治まり、着地した鬼の手には元通りの湯呑みが三つ挟まっていた。
「────まったく、お前さんのドジは変わらんな。今度でいいから改善していこうか」
「あぅぅ…ごめんなさい…」
「結果的にとはいえ、誰も困っちゃいないから謝らんでもいいぞ────ユメ」
冷たいお茶をアヤメに、熱いお茶をナグサに渡しつつ鬼も茶を口に含む。イズナに感謝を言いつつ立ち上がった少女、ユメは鬼に撫でられつつ次こそはと奮起していた。といっても傍から見たら表情の変わらない面を付けているので動きでしか判断できない。そこだけ不便だなぁと思いながらアヤメはお茶を飲んだ。
◇◆◇◆◇
診療所を後にし、食事も済んだ時のことだった。三人で眠っていた彼女の様子を確認しに行くと、体を起こして不安そうに周りを見渡す彼女と目が合ったのだ。付けられていただろう面は外したらしく、布団の横に置いていた。
「こ、ここは?」「私は、あそこで倒れて…」と現状の把握を試みようとするも、やはり混乱が続いていたのか自分達三人と顔を合わすと飛び上がりそうな程に驚かれた。鬼の顔を見てさらに驚いていたが仕方ない気がする。初めて見るとなるとインパクトはかなり大きい風貌なのだし。
自己紹介を挟み、ナグサが厨房に彼女用に残されていた蕎麦と焼き鳥を取りに行く間、彼女の混乱を収めつつ記憶の齟齬が無いかを確かめた。
彼女の話ではあの日、アビドスの復興を願いネフティスというアビドスの企業との取引が存在しており、その融資を受けるために遠方に位置する銀行に向かう途中のことだったらしい。
「でも、その途中で砂嵐に巻き込まれちゃって…」
「遭難してあそこで倒れたってわけか。…なぁ、一つ聞いてもいいか?お前さん、銀行に向かう途中で砂漠に向かっていたんだよな」
「う、うん。そうだよ」
「……すまんアヤメ、こっちに」
「え?」
何か疑問に思ったことがあったのか、鬼がアヤメの耳元に口を寄せて囁く。
「アヤメ、不思議に思わないか?ユメは元々アビドスに住んでる生徒だ」
「うん、そのはずだね」
「オレがユメを見つけた時、持っていたのはでっかいアタッシュケースみたいな盾だけだった。取引のための書類は砂嵐で飛んだって考えてもいいが、何で水筒みたいな水分補給用の入れ物を持っていないんだ」
「単純に忘れちゃったとか?」
「融資を受けるために遠方の銀行に向かうのに、砂漠の危険性を一番知っている彼女がピンポイントで忘れるか?いくらドジでも用意の必要性は頭に入ってんだろ」
「……まさか、前に言ってた悪意みたいなのが…?」
「オレはそれが怪しいと踏んでる。だが今のユメにそのことも含めて馬鹿正直に伝えていいのかわからん。信じる信じない以前にな」
「……!そっか、ユメさんをアビドスに戻すことが出来ない…!」
「本当はさっき伝えるつもりだったんだが、ユメの話とさっきまで混乱してたことを考えるとオレが思っていたよりも精神的なダメージが大きい。そんなユメにこのことを突き付けるのは酷な気がしてな…」
珍しく鬼が悩んでいるが、アヤメも頭を抱えてしまう。アビドスの復興を願い銀行に融資を受けに行った彼女に、理由と推測を交えながら「今あなたがアビドスに行ったら死んでしまう可能性が高いのでなんとかなるまでここにいてください。いつまでかはわかりません」なんて言えば、彼女はどう受け止めるだろう。
荒唐無稽な話とはいえ、あの時の異変を思い出せば否定するのも難しい。そんな場所に後輩を残してしまい、自分は一人遠く離れた場所にいる状況だ。精神的に弱っている彼女にどんな影響を与えるのかなんて考えたくない。
「……私は、伝えた方がいいと思う。無理に嘘を交えても、疑問を持っちゃったら自分一人でアビドスに向かうかもしれない」
「やっぱりそう思うか。なら後はいつ言うべきか、だな」
「私が言おうか?」
「悪くは無いが、最悪の場合恨まれるかもしれん。それをお前さんに背負わせるわけにはいかん」
「……わかった」
────くぅ~……
聞きなれた音が布団の方から聞こえたので振り向けば、少し苦笑しながらお腹を押さえたユメがいた。
「ご、ごめんなさい。ちょっとお腹すいちゃったみたいで…」
「いや、仕方ないさ。昼も食べずにずっと寝てたんだから当たり前のことだ」
「私の幼馴染がご飯を取りに行ってるから、少しだけ待っててくださいね」
「ありがとう、ございます」と言うと少しだけ俯いき、震えた手で布団を握りしめる。鬼の言う通り、精神的なダメージが大きいのだろう。
「鬼さん、これでよかった?」
「ナグサ!あぁ、こんなもんで……焼き鳥多くね?」
「そうかな?」
「いや多いだろ…まぁいいか」
布団に入ったまま食べれるように机を運び、その上に料理が置かれる。温め直したのか、蕎麦から温かい湯気が上がって焼き鳥からは香ばしい匂いがする。ユメが「わぁ…」と顔を綻ばせ、焼き鳥から口にする。
「…美味しい……」
一口食べると夢中になって食べ始め、蕎麦もゆっくりと味わうようにして啜っていく。先程よりも顔色がよくなり、心も落ち着いたようだった。
半分ほど食べ進んだころ、三人が食欲がちゃんとあることを改めて確認してほっとすると、ユメの目頭から一滴の涙が零れる。アヤメがぎょっとする合間もポロポロと涙があふれていき、布団に涙の跡が残っていく。
「温かい…」
その言葉で気づく。鬼はあの時、砂漠の様子が変わり冷たい風が吹いていたと言っていた。その前までは暑く乾いた砂漠にいたはずなのに、砂嵐に巻き込まれて倒れた時は冷たさのみがユメの体を支配したのではないか。まるで冥府にいたとも言っていたから、尚のこと彼女は『死』というものを実感したのだろう。震えていたのも、本当は自分がいるのはあの世ではないかと思っていたのではないか?
その恐怖も料理を口にする内に薄れていき、自分が生きているという実感を持ったことで感情が溢れた。アヤメは今も涙を流しながら料理を口にするユメを見ながらそう結論付けた。
(今なら、ユメさんも受け止めれるかもしれない)
鬼に目を向ければ、小さな頷きが返ってくる。己が生きていることを確認し、感情をさらけ出した今の彼女ならば、先程の話も受け止められるはず。
「ご馳走さまでした…えっと、そのぅ…ほんっとうに美味しかったです…!」
「おう、お粗末様でした。……ユメさんよう、オレの話を聞いてもらってもいいかい?」
「え?は、はい」
神妙な様子の鬼の雰囲気に当てられ、ユメだけでなくアヤメとナグサも背筋を正す。そしてついに鬼の口から、彼女の現状の説明がなされた。
話が進むうちにユメは呆然とし、顔色も青ざめていく。しかし食事をする前よりかはマシであり、伝えられた事実になんとか堪えられている。
「────これが、今回の顛末だ。だからユメ、悪いが今のお前さんをアビドスに近づけることははっきり言って無理だ」
「……っ」
沈黙。アヤメも、鬼を挟んで見守るナグサも口を開けない。二人は鬼を信じ、彼女が事実を受け止めて前を向くことを祈るのみ。件のユメ本人は説明を聞き終え、俯いてしまう。いくら心が落ち着き事実を理解しても、それに納得がいくかは別の話だ。それも自分の故郷に戻りたくても戻れない現実は、どれだけの痛みを彼女に与えるのだろうか。
不意に鬼が動いた。何をするのかと見ていると、正座をしていたことで足に置いていた両手を握って畳に付け、上半身を前に倒し────ユメに、頭を下げた。
「え……っ!?」
「「鬼さん…!?」」
「頼みがある。今すぐにお前さんをアビドスに戻すことは出来ない。だが時間を掛ければ、戻せるかもしれない方法はある。けどそれにはユメの力が必要だ」
「どれだけ時間を掛けようと、絶対にお前さんを後輩の下に送り届ける。約束する」
「だからオレを、オレ達のことを信じてほしい」
「頼む」
頭を下げた鬼に、二人は何もできない。その背中からは「何もするな」という気配が滲み出ており、こちらの動きを抑制する。その姿に驚きはするが、慌てることなく二人を見守る。彼がこれだけのことをしたということはそれだけの意味がある。ならばそれを信じなければ不義理というもの。
頭を下げられたユメはというと、大人が頭を下げてまで頼むことの意味を理解しているのか、不安で握っていた手を覚悟を決めて再度握りこむ。
「…私は、そんなに頭がよくなくて、後輩のホシノちゃんをいつも怒らせていたんです」
「……」
「それに夢見がちで、ドジもするしミスもするしで、ついにはホシノちゃんと喧嘩別れしちゃったんです」
「え…」
「私がバカだったから、ホシノちゃんと一緒に夢を見たいって思っちゃったから、こうなっちゃった…だから、謝りたいんです。ホシノちゃんに…」
布団から抜け出し、頭を下げたままの鬼の正面に移動し……ユメもまた、鬼達へと頭を下げた。
「お願いします。私も、頑張りますから…ホシノちゃんに、会わしてください…!」
「────絶対に、生きて会わしてやる。それと一つ、訂正させてほしい」
「……?」
ユメが顔を上げると、同じように顔を上げた鬼と視線が合った。赤い目がユメを射抜くが、恐れを感じることはなかった。優しく、陽だまりに抱かれるような安心感すら感じる瞳だった。
「ユメは今、自分が夢を見たせいでこうなったみたいな言い方をしたな。違う。お前は何も悪くない」
「え…」
「子供は夢を見るもんだ。夢を見て成長し、現実を知って夢を諦めるか、なにくそと諦めずに進み続けて夢を叶える。そして、それを手助けするのが大人であり責務だ」
「「「!」」」
「夢を抱いた子供が進み続けられるようにするのも、夢を叶えるための環境を整えるのも先に生きて現実をよく知る大人がやらなくちゃならない。子供から夢を奪おうとするやつなんざクソくらえだ、阿鼻地獄に落ちてしまえばいい。…だからユメ、お前はお前のままでいいんだ。後輩と一緒に笑って過ごして、一緒に夢を叶えようとしていいんだよ」
その言葉に、その在り方に。絶望から救い上げられたユメの口が開き、言葉を紡ぐ。震えた声で、しかし確固たる願いのために。
「……アビドスでは昔、アビドス砂祭りという祭りがあったらしいんです。当時はオアシスもあって、今よりも砂は少なくて……色んな学園から、人が訪れていたらしいんです」
「あぁ」
「私、わたしっ、ホシノちゃんと一緒に、アビドスでまたやりたいって思って…!」
「…あぁ」
「バカでドジな私でも、また願ってもいいですか…!?まだ夢を叶えたいって思っても、いいんですか…!!」
鬼が右手で親指を立て、ユメへと突き付ける。それはとある地域で伝わるジェスチャー。
とある教師が一人の教え子に授けたそれは、「古代ローマで満足、納得できる行動をした者にだけ与えられる仕草」を意味する。
「大丈夫!言っただろう、子供は夢を見て大人はそれを助けるもんだ。お前さんが叶えたいって願ったんなら、オレ達みんなでなんとかしてやるさ」
「……っ!っ……!!」
崩れ落ちた体を鬼が抱え上げれば、その胸の中で嗚咽が漏れる。アヤメとナグサが傍によって優しく背中をさすれば、より強く、より硬く鬼を掴む。
太陽が頂点を過ぎて月が顔を出すまでの間、ユメは涙を流し続けた。
◇◆◇◆◇
その次の日、鬼はユメに追加の頼みごとをした。鬼が渡した面を出来る限りつけておくこと、梔子ユメと名乗らず、名前を聞かれてもユメのみで通すこと、鬼でもアヤメとナグサでもいいから相談事があったらちゃんと相談すること。
その日以降はちゃんと言い付けを守っているのか、食事時などを除いて面をつけているし名前を聞かれてもユメだけで通している。相談も時々鬼やアヤメ、ナグサにしているため現状は平穏な生活を送っている。
「ねぇナグサ」
「どうしたのアヤメ」
「私、鬼さんと会えて…本当によかったなって思う」
「…私も、そう思うな」
年が明ければ、自分達は新たな後輩を持つ。しかし心配はないだろう。頼れる存在という具体像は目の前にあり、もしもの時は助けてくれる大人がいる。
だから二人はその時を待つ。新しい一年が来ることを、新しい仲間が訪れることを……。
自分は仮面ライダークウガが仮面ライダーの中で一番大好きです。