百鬼夜行の鬼   作:龍玉

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第四十五話 科学

 

「えー!?鬼さんまたお家のこと空けちゃうのぉ!?外出の頻度が増えてるよぉ……」

「つってもトリニティみたく何週間と空けるつもりは無いし、すぐに帰って来るつもりだ。それになんかあったら、その面に念じれば大丈夫だ」

「……それもそっか!」

「つまり、日帰り旅行ですの?鬼様にしては珍しいような…」

「…あんた、何で私の目の届くところにいようとしないの。何ですぐに何処かに行こうとするの」

「仕方ねぇだろ?急用が出来ちまったし……ちゃんと有休も取ったからのびのびとしようかな~なんて」

「……そういえば、あんたって分身を作ることが出来るんだっけ」

「あ?そういや言ったことあったか。おう、作れるぞ。いつもは大和の運営用に分身を送っててな、久しぶりに100%で動けるからちょっと楽しみなんだよなー」

「じゃあその一体は置いて行って」

「何言ってんだオメェ。何で折角の休日なのに分身を家に置いてくんだよ」

「別に減るもんじゃないからいいでしょ?それにあんたが家を空けてる時は私達が掃除してるけど、時々ユメさんが危なっかしくて仕方ないの。ワカモさんもいるけど、あんたがいた方が安心できるの」

「ぬぐ…っ……はぁ、わーったよ。実際オレが家を空けてる時に綺麗にしてくれてたのは事実だし、ユメが心配なのは否定できん」

 

 鬼が家にいない状況を阻止したことにキキョウがガッツポーズをしていると、レンゲが鬼に問いかける。そういえば、目的地は何処なのか、と。

 

「あぁ、ミレニアムだ。折角の有給だし、観光がてら便利な物探しでもしようかな~って」

「ミレニアム?三大校の一つじゃないか。師匠ってミレニアムに行ったことってあるんだな」

「そりゃあな。散歩がてら行くこともあるし、仕事で用事があって行くこともあるんだよ」

「へ~。でもミレニアムってどんなところなんだ?科学が発展してるって聞いたことはあるんだけど……」

「キヴォトスにおいて、ミレニアム程発展した都市は無いともっぱらの話ですわ。私も何度か赴きましたが、あの最先端の技術群にはいつも楽しませてもらってますもの」

「ワカモ先輩!」

 

 レンゲの横から現れたワカモ。その手には黒い手袋が握られており、乾いたばかりであることが伺える。そして鬼がライダージャケットを付けようとしていると、ワカモが鬼の代わりに羽織らせる。さらに手袋まで用意して淀みなく鬼の手に装着させる。

 

「悪ぃなワカモ、洗濯に出したばっかだったのに」

「ふふ、この程度のことはお気になさらず。それでは鬼様、お気をつけて」

「おう。なんかあったら分身のオレに伝えてくれ」

 

 外出準備を終えた鬼が、縁側の影の中から真っ黒なオフロードバイク──GSX1300Rハヤブサを引き出して跨る。前には鬼の家しか無いが、地面には影が鎮座していた。玄関で走らせると少しうるさいため、縁側から出発する予定なのだ。

 鬼がエンジンを入れてブレーキを外していると、ナグサが何処か不安げに鬼を見ていた。それにアヤメが気づくと、ナグサの瞳が揺れる。

 

「…鬼さん」

「んー?なんだ?」

「無茶、しないでね」

 

 鬼にそう告げると、少しだけ体の動きを止める。そしてゆっくりとナグサ達に顔を向け、ずらした鬼の面の下で薄く笑う。

 

「なーに心配してんだ、100年早いっての」

「……」

「そんじゃあお前さんら、さっき言ったみたいになんかあったら面か分身のオレに伝えてくれ。じゃあな!」

「鬼さん、気を付けてね~!…それでナグサ、どうして鬼さんのことを心配そうに見てたの?」

「……アヤメ」

 

 鬼が影の中に姿を消した後、アヤメがナグサに先程の意図を問いかけると口ごもりながらも答えようとする。ナグサにしては珍しく、鬼を心配するような声で。

 見送った者達もナグサのことが気にかかっていたので耳を傾ける。

 

 ナグサは服を握りしめ、鬼が姿を消した影に目を落とす。

 

「私の気のせいじゃなかったら、なんだけど……鬼さん、なんだか前の時みたいな雰囲気があったの」

「前の時?それって…エデン条約の時のこと?」

「うん。鬼さんは私達に相談した後、自分一人で向かおうとしてたでしょ?その時の鬼さんと何処か似ている気がして……」

「…あの時の師匠は、アタシ達が危険だから一人で行こうとしてた。てことは今回の遠出も危険だから、一人で行こうとしてるってわけか?」

「やられた……すぐにでも鬼の分身を問い詰めるよ、何が目的なのか吐かせないと。ユメさんとワカモさんは何か聞いてたりするの?」

「えっ?ううん、私は何も聞いて無いけど……」

「私も同じですね。向かった心当たりも……無いですわ」

 

 その場にいた全員が首を横に振る中、ワカモだけ違う反応をする。少しの逡巡と隠すような素振り。自然な動きだったので気にする者はいなかったが、唯一キキョウだけは反応の違いに気づいた。

 何か知っている。そう確信して聞き出そうとするも、ユカリが話し出したので質問を取りやめる。

 

「でも鬼様が向かったのなら悪いことにはなりませんわ!えでん条約の時も、鬼様がいたからありうすの方々も無事に保護されたと聞きましたの!」

「……確かに、鬼さんが向かったのなら悪いことにはならない、か」

「鬼さん一人じゃ無理なら、分身の師匠から何か言われるかもな。そん時に動いた方が良いかもしれないね」

「……一理ある、か。はぁ……それでも力不足は否めないね」

「力不足?」

 

 アヤメが繰り返すように呟けば、キキョウは静かに頷いた。

 己が肌身離さず持ち歩く百花繚乱制式ライフル──紺碧の知恵を担ぎ直し、悔し気な顔で影を見つめる。

 

「鬼が一人で解決しようとするのは、エデン条約みたいに私達だけでは力不足なこと。大人と子供だから、やれることに幅があるのはわかってるけど……もしも鬼の力無しで解決しないといけない場面に直面したら、果たして私達の力だけで解決できるのかわからない」

「……!」

「だからこそ、今以上に強くならないといけない。誰かの庇護下にいるばかりじゃ駄目なの」

 

 何処か虚ろ気な気配を帯びることのあるあの大人をこの地に縛り付けるためにも、その隣で羽交い絞めに出来るぐらいに強くならなければならない。

 力不足を痛感したキキョウは一人ごちる。その言葉はその場にいた者達に浸透するように染み込み、今以上に強くならなければならないことを実感させる。もしも鬼が自分達に協力を要請したのならば話は別だが、今回に限っては相談すらされずに置いて行かれた。

 

 それはつまり、エデン条約よりも危険のあることに鬼が向かおうとしていることでもあり、その戦いに自分達が巻き込まれたらどうしようもない可能性があるということ。

 そんな今の自分達が、あの大人の横にいようとする資格があるのだろうか。あの大人は気にはしないだろうが、自分達は気にするだろう。自分は好いた者に頼られることは無いのか、と。

 

「……ナグサ、今度の鍛錬はもう少し詰めていこうか」

「うん。いつもは鬼さんが相手の対人戦に近かったけど、もっと基礎を固めないといけないね。レンゲ、キキョウ、ユカリ、付いてこれる?」

「あぁ。キキョウの言葉の通りアタシ達はまだまだ弱い。そのためにも、土台をもっと固めないとな…!」

「待って先輩、基礎もそうだけど大事なことがまだある。先輩達の話が本当なら、幽霊みたいな化け物が相手になることもあるんだよね?それを仮想敵にした訓練も必要かも」

「それでしたら、修行部の方々が最適かもしれませんの!ツバキさんならどれだけ攻撃されても気にせず戦えるというお話ですし、ミモリさんも心が読めるなんてお話。そしてカエデさんもいればさらに苛烈な攻撃になるかもですし、特殊な相手との戦いにおいて最適かと!」

「ありだな!よし、後で交流戦でも持ち掛けてみるか」

「あ、じゃあ私から伝えておくよ!三人とも顔見知りだし、時々お話するからお願いしやすいと思う」

「では私も仮想敵として参加しましょうか。これでも腕っぷしには自信がありますので」

 

 鬼の家の留守番組が奮起し、鬼に頼られるレベルまで強くなることを決意して行動を始めていく。

 家の影から雰囲気の変化を感じ取って隠れていた鬼の分身体は、大切な子供達がより強くなろうとする姿を嬉しそうに、楽しそうに見守っていた。

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 所変わって影の世界。道なき漆黒の世界を一台のバイクが疾走する。ライトが前方を照らすこともなく、しかしその光の軌跡が通った場所に残っていく。

 

 バイクを乗りこなす大人、鬼はアクセルを全開にしながら時間を確認する。通常のハヤブサを改造したものなだけあり、百鬼夜行からミレニアムまでの長距離を凄まじいスピードで駆け抜ける。

 

「そろそろか」

 

 辺り一帯に出口代わりの光があるのを確認し、スピードを落として光から外が見れるように調整する。そして光から外を覗き込むと、予想通りミレニアム周辺にまで来ていた。

 どうやらミレニアムに通ずるモノレールの停車場近くのようで、ちらほらと生徒や獣人などが行き交っている。

 

 バイクのエンジンを切り、鬼の面を被り直して影から抜け出してモノレールに乗車する。このままバイクで向かっても良いが、今回は隠れて向かうつもりもないのでちゃんと足が付くように動いておく。

 

 快適なモノレールの移動に満足しつつ売店に向かい、食料品やら何やらを購入する。リオの下に向かうついでに食事でも作ろうかと思い、食材があるかわからないので用意しておきたかったのだ。

 まぁ、トキがちゃんと用意している可能性はあるが……準備しておくに越したことはない。

 

 そのままの足でミレニアムタワーに向かう。

 

「っと、すみません。ここから先は部外者の立ち入りはお控えください」

「…あ、そういや許可がいるんだっけか。すまんすまん、セミナー会長の調月リオに用があるんだが、今いるか?」

「会長にですか?えぇっと、確認するためにお名前をお聞きしても?」

「鬼って名前で通してるんだが……」

「少々お待ちください」

 

 入る直前で警備員に止められので、しばしの待機。タワーに来ることが少ないので部外者が立ち入れないことを失念していたが、そこまで時間はかからないと思いたい。

 すると目の前を見知った顔が走って通ろうとする。久しぶりに見たなぁなんて思っていると、向こうも気づいたのかこちらに駆け寄ってきた。

 

「あれ、鬼さん?お久しぶりです」

「よ〜スミレ。久しぶりだなー相変わらず元気そうで何よりだ」

「えぇ、おかげさまでいいトレーニングが出来ています。あ、そうだ!今度一緒にジムに行きませんか?以前ご一緒したときの筋肉の充実感が段違いでして…!」

「んー、今日は流石に無理だが…時間がある時なら構わんよ。時々ジムで鍛えるのも悪くねぇしな」

 

 スミレと鬼が知り合ったのは、リオとの取引でミレニアムを訪れた鬼が、たまにはジムで鍛えるかなんて考えてフィットネスセンターで筋トレを始めたのがきっかけだった。

 「初めてだし軽めにやるか……」なんて考えた鬼が袴を脱ぎ、トレーニング用のスポーツウェアに着替えてウォーミングアップを行っていると不思議と周りの目線が鬼に向いていた。鬼はその理由に気づくことなく続けていたが、実は周りの利用者は鬼の肉体美に見惚れていたのだ。

 

 そもそも鬼は技術に肉体が追いつかなければ意味がないと考え、時間がある日は素振りを、アヤメ達がいる時は模擬戦等で常に肉体を鍛えていた。

 キヴォトスにやってくる前の世界では素手で熊と対峙し、無傷で下して自身の血肉にする生活を送っていたこともあり、その体は一歩また一歩と高みを目指す。そんな体に周りは魅了されていた。

 

 しかし唯一、その肉体に魅了されることなく鬼の肩に手を置き声を掛けた生徒がいた。

 

 ミレニアムが誇る筋肉信奉者、乙花スミレである。彼女はその肉体にさらなる筋肉の可能性が秘められていることを察知し、筋トレ仲間に誘おうとしたのだ。

 

 その後、スミレと鬼は共に筋トレのメニューをこなしたことで信頼関係が築かれ、顔なじみとなったのだ。周りはその筋トレメニューに怯えていたらしいが、二人はついぞ気づくことは無かった。

 

 スミレと出会った時のことを懐かしそうに話していると、警備員から声を掛けられた。どうやら確認が取れたらしいが、タワーにはリオがいないとのこと。

 

「ここ最近は会長のお姿は見られませんが、もしかしたらセミナーの方々なら知っているかもしれません。お力になれずすみません…」

「いやいや、アポも取らずに来たのはオレだから謝ることでもないさ。わざわざありがとうな。スミレ、また今度一緒に筋トレしような!またな~」

「はい!いつでも連絡してくださいね」

 

 スミレと別れ、警備員から受け取った許可証を首から下げてミレニアムタワーの中を歩く。時々生徒とすれ違うが、首元から掛けられた許可証を見ると納得した様子で通り過ぎる。その拍子に聞こえてくるのは実験の内容や結果の予想、起きるであろう被害の想定。

 おっかねぇな、なんて鬼が思いながら歩いていると、正面から二人ほどの生徒がこちらの方向に歩いてくるのが見えた。片方は菫色をしたツーサイドアップの生徒で、もう片方の生徒は真っ白な髪を腰辺りにまで伸ばしている。

 

 何かしらの仕事の途中なのか、真っ白な髪の生徒に菫色の髪をした生徒が話しかけている。と、ここで鬼の存在に気づいたようで、会話を切り上げてこちらに向かってくる。

 

「こんにちは。私はセミナーの会計を務めている早瀬ユウカです。外部の方ですか?何か困っていることがあれば、ご相談ください!あ、こちらは私の友人の生塩ノアです」

「こんにちは。書記の生塩ノアと言います」

「これはご丁寧に。鬼って名前で通してるから、鬼さんとでも呼んでくれ。これ名刺です」

「あら、これはご丁寧に……って、えぇっ!?ぶ、物流会社大和の社長…!?」

 

 ユウカが声を上げて驚くと、名刺と鬼の顔を見比べる。今の鬼は面をずらしているので下の顔が見えているが、名刺の顔は完全に顔が隠れ切っているので若干の差異がある。

 思わず隣の友人を見ると、何処か楽しそうな笑みを浮かべている。

 

「ノ~~ア~~~!」

「うふふ、ユウカちゃんの反応が見たくて黙ってました♪鬼さん、利用するようなことをしてすみません」

「別に気にしてないぞ?仲良いんだなぁって思ったぐらいだ」

「お気遣いありがとうございます。それで、どのようなご用件でこちらへ…?」

「あぁ、忘れてた。お前さんらのトップの調月リオに聞きたいことがあってな……会って話がしたい」

「会長に、ですか?うーん……」

 

 鬼がリオに会いたいと伝えると、ユウカは困った様子で顔に顎に手を当てる。そこで鬼は思い返す。そう言えば警備員の生徒がリオの姿を最近見ていないと。そしてそのわけもわかっていないとも言っていた。

 

「…いないってのは聞いてたが、その理由ぐらい伝えてるって思ってたんだが……。まさか、お前さんらにも伝えてないのか?」

「…はい。会長、少し前からぱたっと姿が見えなくなって。ノアは何か聞いてたりする?」

「いえ、残念ながら私も知らなくて……そういえば、アリスちゃんがミレニアムに来てから姿が見えないような……?」

「アリス?天童アリスか?」

「えぇ、そのアリスちゃんです。ご存じなんですか?」

「……あー、その天童アリスが所属してるゲーム開発部が作ったゲームをしたことがあってな。クレジットに名前があったから覚えてたんだ」

「あっ!テイルズサガクロニクル2のことですか!?なるほど、それなら知っててもおかしくは無いですね」

 

 咄嗟の判断でごまかしたが、二人からはバレなかったらしい。鬼がアリスを知っていた理由はゲームのクレジットではなく黒服からの情報だったが、馬鹿正直に伝えると不審に思われてしまう。リオに会う前に不審に思われても百害あって一利なしなのだから、隠しておくのが吉だ。

 

「そういえば、アリスちゃんは時々ミレニアムでクエストをするために散策しているそうですよ?もしかしたら鬼面さんも会えるかもしれないですね」

「クエスト?探索ってことか?……でもまぁ、リオがいないならまた今度にするし、天童アリスと会えるかはわからんな。それはおいといて、手間取らせてすまんかったな!リオがいないってことがわかっただけでも助かった」

「ごめんなさい、力になれなくて……」

「リオ会長が帰ってきたら、そちらにご連絡しましょうか?」

「んー、一応頼もうかな。これオレの連絡先。それじゃあ、またどこかで」

「はい!今度はミレニアムを楽しんで帰ってくださいね!」

「またどこかで~」

 

 セミナーの二人と別れ、タワーを退出して近くのベンチに座る。そして、リオが直属の部下に当たる二人に何の連絡も無しに姿を消したこと、その時期がアリスがやって来た頃辺りであることを確認して、肩を落とす。

 やはりリオは、アリスのことを知っている。そして彼女は、たった一人で戦おうとしている。姿を消し、誰にも知られぬ状況を作り出して。

 

「となれば、あいつがいるのは……」

 

 首を傾け、ある方向を見やる。その方向の先には乱立するビルしかないが、そのさらに向こうにはある秘密都市がある。鬼が協力し、名もなき神々の技術を併用して建設した防衛都市エリドゥが。あそこは他の電子機器でも感知できない電子網が張られることで空白地帯となっている。それにより、レーダーで探ろうにも素通りして異常なしと判断するのだ。

 

 ミレニアムにいないとなればあそこにいる。そう予測し、鬼は立ち上がろうとする。その時だった。

 

「───エデン条約、そしてアリウス自治区の安定化、お疲れさまでした。リオ様も感嘆していらっしゃいましたよ」

「……ミレニアムに来てからずっと付いてきてただろ。オレが一人になるまで待っててくれたんなら、連絡してくれりゃあいいのに───なぁ?トキ」

「申し訳ありません。リオ様から決して気づかれないようにと厳命されていましたので」

 

 人気が無くなった瞬間に一人のメイド姿の生徒が現れる。どうやら監視カメラの死角に立っているようで、痕跡を残さない徹底さがある。

 鬼に声を掛けたメイド、飛鳥馬トキは一礼をすると無表情な顔を綻ばせ、微笑を浮かべる。

 

 

「お久しぶりです、鬼様。リオ様が貴方様をお待ちです」

 

 

 

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