SNSってそういうところあるよねって話

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ネットの知り合いのSNSが更新されなきゃいいのに

 

 ディスコードで、FPSやるサーバに入ってるんすよね。

 で、そこでSNSの友達誘ってゲームしてました。

 

 でも、FPSって実力がものを言う社会じゃないですか。

 一人がチームの足を引っ張ると、ちょっと語気が強くなっていく。

 相手の表情が見えないから、罵倒に際限が無くなっていくっていうか。

 熱くなりすぎちゃうっていうか、言っちゃいけないところまで言っちゃうんですよね。

 

 んで、ネットの知り合いにメジロ岩塩さんって人がいて。

 敵を見つけるの早いけど、余計なことまで脊髄反射でポロッと言っちゃうタイプの人で。

 

 メジロ岩塩さんの発言にイラッとしたから、強めに言い返したんですよね。

 そしたら、しばらく無言があったのちに「ごめんなさい」って素直な返事が返ってきて。

 

 こっちも言い過ぎてごめんっていったら、メジロ岩塩さんは調子を戻して「今回のことは本当に悪かったと思っている」「死んだら謝罪に枕元に立つ」って言いだしたんですよ。

 ホントに反省してんのかよとか思いつつ、本気でへこまれても困るんでとりあえず許すって言っておきました。

 

 その日からです。

 枕元に誰か立つようになったのは。

 

 朝の6時くらいにフッと目が覚めて、体はピクリとも動かなくて、首だけ動くからあたりを見回したら、男が俺を覗き込むように立ってる。

 身長は2m50cmくらいあって、手足がなんか体に不釣り合いなくらい長くて、窮屈そうに手足を畳みながら「ごめんなさいごめんなさい」って俺の顔の前でぼろぼろ泣く。涙がべしゃべしゃ俺の顔にかかる。

 

 気が付くと昼になってたから、俺はメジロ岩塩さんのSNSをブロックしました。

 だって困るじゃないですか。もしメジロ岩塩さんが生きてたら。

 自分のSNSの知り合いに身長2m50cmでおっちょこちょいでFPSが趣味のメジロ岩塩さんがいないと、困るんですよ。俺の部屋に出てくるのはなんなんだって話になっちゃう。

 あの男、毎晩毎晩枕元に立つんですよ。知り合いだと思ってないと……いや、ネットの知り合いだとしても嫌なんですけどね。

 

 は~~~~、死んでてくれねぇかな、メジロ岩塩さん。

 そもそも顔も住所も知らないやつの枕元に立つってどうやるんだよ。幽霊に匿名性とか通用しねぇのか?

 

 メジロ岩塩さんのせいで職場にもいけないんですよね。昼にしか起きれないので。

 やってらんねぇっすね。袖振り合うも他生の縁っていいますが、ネットのせいで袖が触れ合う対象が多すぎるんじゃないでしょうか。

 

 ……もし俺が死んだら、あんたの枕元に立っていいっすか?

 

 

 

 

 

 


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