オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

11 / 22
2026/04/08 23:10
デュエル中のミスが発覚したため、修正いたしました
2026/04/09 18:39
誤字修正いたしました
2026/04/09 22:11
LP管理を修正いたしました


第1章 ユナside
転入


…ナ。

 

…ユナ。

 

(…んん?)

 

…起きろユナ

 

〜〜〜

 

「…ふあぁぁぁ…あれ、クレア?」

 

『やっと起きたかユナ。もうそろそろだぞ』

 

「もうそろそろって…ああ、もう?」

 

『外を見てみろ。城壁が見えてくるはずだ』

 

ユナは体を起こし、窓から外を見た

 

「…わあぁ…!」

 

ユナの目の前には、黄土色の城壁に囲まれた都市…『王都』が目の前に広がっていた

 

「おっきぃね…!」

 

『そうだな。あそこまで大きい都市は、我も初めて見た』

 

「クレアも初めて見るの?」

 

『数百年前にはあんな都市は無かったぞ。それより、そろそろ降りる準備をしとけ』

 

「あ、うん」

 

ユナは窓から離れ、座っていた席に戻った

 

『まったく・・・』

 

村から馬車に揺られて数日、村長の計らいで、ユナは王都にある学園に通うことになった

 

〜〜〜

 

「ユナ様、学園に到着いたしました」

 

「あ、はい!」

 

ユナが御者の声に応えると、馬車のドアが開いた

ユナはドアから荷物を持って外に出た

 

~~~

 

「・・・うわぁ・・・!ここが・・・!」

 

『ふむ…!もはやここまで大きいとは…!』

 

ユナとドラクレアは、学園の大きさに感嘆していた

 

「お待ちしておりました、ユナさん」

 

学園の入口から、白いローブを着た老人が歩いてきた

 

「・・・えーっと・・・?」

 

「ああ、初めまして…わしはこの学園の学長をしています、ガクチョと申します」

 

「が、ガクチョさん?」

 

「はい、貴方のおじいさまとは古くからの友人で、若いころはよくいろいろと無茶したものです」

 

「そ、そうなんですか…」

 

(想像がつかない…)

 

「それでは、早速ですが、この学園を案内いたしますので、ついてきてください」

 

「あ、はい!」

 

ユナとガクチョは歩き出した

 

~~~

 

数時間後、お昼を挟んでユナとガクチョはアリーナに訪れた

 

「…長い間お疲れさまでした。ここが最後の案内場所の、アリーナです」

 

「ここが…やけに広いですね」

 

「ええ、様々なことをしますから…」

 

学長がそういうと、アリーナの電気が一斉についた

 

「っ!…こ、これは?」

 

アリーナの電気がつくと、観客席には多くの大人が立っていて、中心のデュエルステージには、男子生徒が立っていた

 

「さて、ユナさん。お疲れのところ早速で申し訳ないが、君にはあの生徒とデュエルをしてもらう」

 

「…あの人と、ですか?」

 

「ああ」

 

「それは別にいいですけど…何でですか?」

 

「簡単に言うと、君の所属するクラスを決めるための試験みたいなものだ。もちろん優秀なデュエルの結果が優秀なものであれば、高いレベルのクラスに配属される」

 

「なるほど…わかりました。じゃあ、準備してもいいですか?」

 

「ああ。準備ができたら言ってくれ」

 

「はい」

 

ユナは少し離れた

 

「…クレア、どうする?」

 

『ふむ…さすがに我の力は使わないほうがいいだろうな。それに…』

 

ドラクレアがステージにいる男子の方を向いた

 

『…あ奴がどれくらいの強さかは知らんが、お前に勝てるとは思わん』

 

「あはは…まぁユウキさんの訓練を受けてたかね…」

 

『まぁ、腕試しと思って気軽に挑んでみるといい』

 

「・・・うん、わかった!」

 

ユナは自分のデッキを装着して、ステージに戻った

 

「…お待たせしました。いつでも行けます!」

 

「よろしい。ではガクチョの名のもとに、転入生ユナのクラス分けテストを行う。対戦相手は、君が転入する学年の一番上のクラスにいる成績トップの男子生徒、『クロウリー』。さぁ、構えて!」

 

ユナと男子生徒『クロウリー』が構えた

 

「「デュエル!」」

 

ユナ LP4000

クロウリー LP4000

 

「僕のターン!僕は手札から『サファイアドラゴン』を召喚!」

 

サファイアドラゴン ATK1900

クロウリー 手札5→4枚

 

「そして装備魔法『愚鈍(ぐどん)(おの)』を『サファイアドラゴン』に装備!」

 

サファイアドラゴン ATK1900→2900

クロウリー 手札4→3枚

 

『おお…!先攻1ターン目で攻撃力2900…!』

 

『これは転入生のあの娘が気の毒ですね…』

 

「よし!僕はこれでターンエンド!超えられるものなら超えてみな!」

 

「・・・」

 

(・・・え、これで終わり?)

 

「・・・ユナさん、どうしたのですか?」

 

「あ、ごめんなさい…私のターン」

 

ユナ 手札5→6枚

 

「…まずは手札から魔法カード『予想(よそう)GUY(ガイ)』を発動!フィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する!デッキから『幻殻竜(げんかくりゅう)』を特殊召喚!」

 

幻殻竜(げんかくりゅう) ATK2000

ユナ 手札6→5枚

 

『デッキから特殊召喚…!?なんですかあのカード!?』

 

『さぁ…だが、デュエルディスクが反応したってことは、少なくとも不正に作られたカードではないということでは?』

 

「そして手札から『クロクロークロウ』を特殊召喚!このモンスターは、私のフィールドに闇属性モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる!」

 

クロクロークロウ ATK900

ユナ 手札5→4枚

 

『こ、今度は手札から特殊召喚…!?』

 

『しかも、闇属性がいれば出てくるだと…!?なんだその緩い条件は!?』

 

(…外野がうるさいなぁ)

 

「私は『幻殻竜(げんかくりゅう)』と『クロクロークロウ』の2体をリリースして、手札から『ラビードラゴン』をアドバンス召喚!」

 

ラビードラゴン ATK2950

ユナ 手札4→3枚

 

「こ、高レベルモンスターを、1ターンで!?ふ、普通は数ターンかけて出すものじゃないの!?」

 

(…あれ、このくらいで驚くんだ。ユウキさんはこれに対して『落とし穴』とかやってくるんだけど…)

 

「手札から永続魔法『強者(きょうしゃ)苦痛(くつう)』を発動!相手フィールドのモンスターは、自身の持つレベル1つにつき、攻撃力を100ポイントダウンする!」

 

「こ、攻撃力ダウン!?」

 

サファイアドラゴン ATK2900→2500

 

「バトル!『ラビードラゴン』で、『サファイアドラゴン』に攻撃!『ラビーブレス』!」

 

ラビードラゴンの口から放たれたブレスが、サファイアドラゴンを焼き尽くした

 

「うわああああぁぁぁ!!!」

 

クロウリー LP4000→3550

 

『そ、そんな…!?攻撃力2900のモンスターを、あっさりと…!?』

 

『あの娘、ただの田舎者ではなかったのか!?』

 

(まずは450だね…)

 

「バトルフェイズを終了して、カードを2枚伏せてターンエンド」

 

ユナ 手札3→1枚

 

「そ、そんな…僕の、最強の『サファイアドラゴン』が…」

 

「どうしたんですか?あなたのターンですよ」

 

「ぼ、ぼくの…ターン…」

 

クロウリー 手札3→4枚

 

「…!こ、これなら…!僕は手札から魔法カード『(おも)()のブランコ』を発動!僕の墓地の通常モンスター1体を特殊召喚する!現れよ!『サファイアドラゴン』!」

 

サファイアドラゴン ATK1900

クロウリー 手札4→3枚

 

(よし!これで『一騎加勢(いっきかせい)』を使えば、とりあえず次のターンは…)

 

「相手が『サファイアドラゴン』を特殊召喚した時、罠カード『奈落(ならく)()とし(あな)』を発動!」

 

「えっ!?」

 

「相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・特殊召喚・反転召喚した時、そのモンスター1体を破壊して除外する!『(おも)()のブランコ』で特殊召喚した『サファイアドラゴン』を破壊!」

 

サファイアドラゴンが爆発した

 

「あ、ああ…」

 

(さて、何かしてくるかな…?これで『奈落(ならく)()とし(あな)』を使っちゃったから、『二重召喚』で召喚権を増やされてさらに展開…とかされたら厄介だけど…)

 

「ぼ、僕は…カードを2枚伏せて、ターンエンド…」

 

クロウリー 手札3→1枚

 

(まだだ、『一騎加勢(いっきかせい)』と一緒に伏せたこのカードがあれば、次のターンは…!)

 

「相手エンドフェイズ。伏せていた速攻魔法『サイクロン』を発動!相手の魔法・罠ゾーンのカード1枚を対象にとって、そのカードを破壊する!私から見て右にセットされたカードを破壊する!」

 

クロウリ―が伏せたカードのうち1枚に竜巻が発生して、カードが破壊された

 

「あ、ああ…」

 

(さ、最後の希望が・・・)

 

(破壊したのは『炸裂装甲(リアクティブアーマー)』か、危ないカードだった…そのまま攻撃してたらやられてたね)

 

「…あの、ターンエンド宣言をお願いします」

 

「・・・たーん、えんど・・・」

 

「私のターン」

 

ユナ 手札1→2枚

 

「私は手札から『アックス・レイダー』を召喚」

 

アックス・レイダー ATK1700

ユナ 手札2→1枚

 

(もう1枚の伏せが怖いけど…今の私の手札じゃ、あのカードを破壊することはできない。少し怖いけど…)

 

「バトル!『アックス・レイダー』でダイレクトアタック!」

 

アックス・レイダーが、クロウリーに近づいて自身の持っている斧をふりおろした

 

「うわああああーーーー!!!」

 

クロウリー LP3550→1850

 

「これで終わり!『ラビードラゴン』でダイレクトアタック!『ラビーブレス』!」

 

ラビードラゴンが口元にエネルギーを溜め、クロウリーに照射した

 

クロウリー KO1850→-1100

 

~~~

 

ユナがとどめをさすと、観客席にいた教師たちがざわつき始めた

 

『なんだと…!?Aクラス主席のクロウリー君が、負けた…!?』

 

『信じられない…!?あの娘、何者なの!?』

 

「そ、そんな・・・ぼくが、負けるなんて・・・」

 

(・・・んー・・・?)

 

周囲の反応に、ユナは首を傾げた

 

(…信じられない…あいつめ、やってくれたな…?あとでたっぷりと言いたいことを書いた手紙を100通は送ってやる…)

 

「…その、ガクチョさん?」

 

「…ん!あ、ああ…どうかしましたか、ユナさん」

 

「その…こんなことをいうのはあれですけど。本当に、主席?さんですか?実は最底辺の生徒を、間違ってよびよせたとか・・・」

 

「・・・」

 

「・・・あれ?」

 

「・・・はぁ~・・・」

 

ユナの言葉に、ガクチョは大きくため息を吐いた

 

「・・・とりあえず、だ。デュエルお疲れ様。素晴らしい腕前だった」

 

「あ…は、はあ」

 

「君の腕前なら、間違いなく1年生のトップクラスだろう。よって、ガクチョの名において、ユナをAクラスに…」

 

「ちょーっと待つでザンス学園長!」

 

ガクチョの言葉を遮って、1人の教師が声を張り上げた

 

「…なんだね、イヤンミー先生。君のクラスに転入させようとしているんだが…」

 

「そうそれ!それでザンス!どこぞの田舎から出てきたポッと出の村娘、私のクラスに相応しくないでザンス!そんな田舎者、せいぜいDクラスがお似合いザンス!」

 

「・・・ふむ・・・だが、ユナさんのデュエルの腕だったら、Aクラス以外だと逆に浮いてしまう。Aクラスに入れられないのなら、どうするというんだね?」

 

「簡単ではありませんか…特別クラスに入れるんですよ。あそこであれば、そこの田舎娘でもうまくなじめるでしょう!」

 

「・・・ふむ。ユナさんはどうだね?」

 

「私は別にどこでもいいですけど…」

 

「なら決まりザンス!学長!」

 

「・・・うむ、ユナさんの腕前ならAクラスが妥当だと思ったのだが…仕方ない。ではガクチョの名のもとに、ユナさんは特別クラスに配属とする!」

 

ガクチョの宣言に、周囲の教師は拍手を送った

 

「・・・ユナさんは、最後にこれから生活する寮に案内するから、私についてきてくれ」

 

「はい。わかりました」

 

ユナはガクチョの後に続いて、アリーナを後にした




はい、というわけで投稿です
ユナvsクロウリーのクラス分けテストでした
まぁ、現代遊戯王に師事されたらこうなりますよね…物足りないと思うのも仕方ない
それでは

特別クラスに転入することになったユナ、だがそのクラスには、一癖も二癖もある生徒たちが…?
次回、『特別クラス』
「へぇ…?お前、強そうじゃん!」

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
凍河の氷様
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。