オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~ 作:しがなくない
あとがきに追記をしました
「ぐ…ぐああっ!」
カリナ LP→0
カリナは相手モンスターの攻撃で自身のLPが0になり、その場に仰向けで倒れた
「ふん!警邏体も所詮この程度か」
「さっすが兄貴ぃ!兄貴にかなう相手なんて1人もいませんでやんす!」
「分かりきっていることを言うな。…ふむ」
盗賊は倒れたカリナに近づいた
「ふむ…この鎧、なかなかの値打ちものになりそうだな。おい、この鎧を脱がせろ」
「あいあいさー!」
「や、やめろ・・・!」
カリナは必死に抵抗したが、抵抗空しく身に着けている鎧を全て取られてしまった
「・・・お?おお?おおおーーーー!?!?兄貴!こいつのからだ、すっげぇ上物でやんすよ!」
「ん?・・・ああ、本当だ」
「くっ・・・」
「どうします兄貴!?どうします兄貴ぃ!?最近色々とご無沙汰だったから・・・」
「…はぁ、最初は俺だがな。お前はその後だ」
「いよっしゃーーー!!!」
「や、やめ・・・やめ、ろ・・・!」
「ふん、いいか?負けたものは全てを失うんだよ」
「兄貴兄貴!早く早くぅ!」
「…ああ、そうだな」
そう言ってリーダー格の男はカリナの胸に手を伸ばした
「・・・ッ!」
(だれか・・・だれか、助けてっ!)
カリナが目を瞑った
「待て」
「・・・あん?」
「な、なんでやんす!?お前は!?」
「・・・え?」
カリナが目を開けて声のした方を向くと、そこには・・・
「そいつに手を出すのは、ちょっと待ちな」
遊記が歩いてきた
「…ユウキ、さん…?どうして…」
「助けに来た」
「助けに来たぁ?ふん!このお方を誰だと思ってる!俺達『ワイル盗賊団』団長の『ワイル・クライム』様だぞ!?お前のような奴が勝てるわけないでやんす!」
「それはやってみないとわからないぞ」
そう言って遊記はデュエルディスクを構えた
「・・・ふん、やるんなら構わん。おい、お前はそこで…」
「2体1でいいぜ」
「…あん?」
「聞こえなかったのか?2体1でいいって言ってるんだよ。お前達に対する最大限のハンデだ」
「ゆ、ユウキさん…だ、だめだ。それは・・・!」
「ハンデ?はっ、笑わせてくれるぜ。後悔するなよ?おい、お前も参加しろ」
「は、はい!」
ワイルと盗賊はデュエルディスクを構えた
「「「デュエル」!」」
遊記 LP4000
ワイル LP4000
盗賊 LP4000
※ワイル、盗賊はLP別、フィールド・墓地・除外共有
手順は盗賊→ワイル→遊記の順、盗賊とワイルがフィールドを共有しているため、2人は次の盗賊のターンになってから攻撃可能
「俺のターンでやんす!俺は手札から『
盗賊 手札5→4枚
(うわぁ、本当に見ないモンスター…)
「カードを2枚伏せて、ターンエンドでやんす!さぁ兄貴!」
盗賊 手札4→2枚
「ああ、俺のターン!」
ワイル 手札5→6枚
「ここで罠カード『
「ありがたく頂戴するぜ?」
ワイル 手札6→8枚
「ふーん、2枚ドローか…面倒だな」
「俺のターンはまだ始まったばかりだぜ?俺は手札から『
ワイル 手札8→7→6枚
「そしてパンサーウォリアーを生贄に捧げ、『
「こいつの攻撃力は、生贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力の2倍になる!」
「へぇ、攻撃力4000か…」
「お、おわりだ・・・!にげろユウキさん!わたしが…わたしが、おとりに…!」
「俺はカードを3枚伏せて、ターンエンドだ!」
ワイル 手札6→3枚
「俺のターン」
遊記 手札5→6枚
「スタンバイ、メインフェイズ。さて…まずはだ。俺は手札から『ハーピィの
「は、『ハーピィの
遊記 手札6→5枚
「ど、どうしてそんなウルトラレアカードを持ってるでやんす!?」
「持ってるからな」
「こ、答えになってねーでやんす」
「だ、だが!俺のフィールドには攻撃力4000のガーゼットがいる!こいつを突破しない限り…!」
「魔法カード『
突如地震が起こり、フィールドの中心がひび割れた
「っ!?なんだぁ!?」
「あわわわわわ!じ、地震でやんす!?」
「これは…!?」
ワイルと盗賊のモンスターが全て地割れに飲み込まれ、地面の中から2体のモンスターが現れた
「お前のフィールドにはサンダー・ザ・キング、俺のフィールドにはジズギエルを特殊召喚だ」
壊星壊獣ジズギエル ATK3300
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング ATK3300
遊記 手札5→4枚
「お、俺のモンスターが…」
(だ、だが。失策だったようだな。俺の手札には2枚目のガーゼットがある!次のこいつのターンで相打ちさせて、ガーゼットを出して殴る!)
「俺は手札から『カバーカーニバル』を発動。俺のフィールドに『カバートークン』を3体特殊召喚する。このモンスターが存在する限り、相手はこのモンスターにしか攻撃できない」
カバートークン ATK0×3
遊記 手札4→3枚
「こ、攻撃力…0!?」
「ぶひゃははは!!何やってんだあいつは!兄貴!あいつ馬鹿でやんす!自分から首を差し出したようなものでやんす!」
「おい、ちょっと黙ってろ…」
(なんだ?何か…嫌な予感がする…本来なら攻撃力0のトークンをわざわざ攻撃表示で出したってことは…何かある!?)
「俺は手札から『シャイニング・アブゾーブ』を発動」
「しゃ・・・『シャイニング・アブゾーブ』?」
(おいおい、なんだそのカード!?見たことねぇぞあれは!?)
「相手フィールドの光属性モンスター1体を選び、選んだモンスターの攻撃力を、俺のフィールドの全てのモンスターの攻撃力に加算する。俺が選ぶのは、お前達のフィールドに特殊召喚したサンダー・ザ・キングだ」
サンダー・ザ・キングからエネルギーが吸収され、遊記のフィールドのモンスター全てに与えられた
壊星壊獣ジズギエル ATK3300→6600
カバートークン×3 ATK0→3300
「こ、攻撃力3300が3体と…!?」
「攻撃力、6600でやんすぅぅぅぅ!?!?!?」
(や、やりやがった…そうか!俺たちのフィールドに攻撃力の高いモンスターを送りつけたのは、これが狙いだったのか!)
「…」
(なーんか、そっちのワイルってのが察するのが早いな…?)
「まぁいい、バトルだ。まずはジズギエルでサンダー・ザ・キングに攻撃。LPは…そっちのやんすで」
「俺でやんすか!?」
ジズギエルがサンダー・ザ・キングの体を引き裂いた
盗賊 LP40000→700
「こ、これであいつらのフィールドは、ガラ空き・・・!」
「これで終わりだ。『カバー・トークン』で総攻撃」
3体のカバートークンが、盗賊とワイルに突撃した
「う、うわあああああでやんすぅぅぅぅ!!!」
「・・・!」
盗賊 LP700→-2600
ワイル LP4000→700→-2600
遊記 win
〜〜〜
「・・・す、すごい・・・2体1を、あんなにあっさりと・・・」
カリナは目の前の光景に絶句していた
自分の苦戦していた相手が、一方的に、そして1ターンで倒されたからだ
「…さて、そっちのやんすは伸びてるみたいだが…頭は起きてるな?」
「・・・ああ、そうだ」
ワイルは体を起こした
「…っ!」
カリナは少し休んで体が回復したのか、体を起こしてデュエルディスクに手を伸ばした
「・・・もう反抗する気力も残ってねぇよ」
「・・・」
カリナはデュエルディスクから手を離した
「・・・なぁあんた。1つ・・・聞かせてくれないか」
「俺か?…まぁ、聞いてやるよ。なんだ?」
「あれが、お前の・・・本気、なのか・・・?」
「ああ、あれか?・・・まぁ、本気の1つってところだな」
「なぁ…?」
「ほ、本気の1つ…?」
「ああ。いくつかデッキを持ってるからな。そのうちの1つを使っただけにすぎんよ」
「…本気じゃなかった、のか?」
「馬鹿言え、本気だよ。俺がどのデッキを使ったとしても、俺が本気を出すことには変わりない。対戦相手へのリスペクトってやつだ」
「…!」
ワイルの目が見開かれた
(…そう、か…リスペクト、か…)
「…俺に欠けていたものだったな、それは…」
「あん?…それってどう言う…ちょっ、おい。ここで寝るなよ」
遊記がワイルの様子を伺うと、ワイルは気を失っていた
「おい、おーい…ったく。しょうがねぇな…カリナさん?」
「…あ、ああ。なんだ?」
「なんか紐とかない?こいつらを縛っとかないと逃げるだろうし」
「紐なら、ここにあるっすよー」
少し離れた場所から、キーラが歩いてきた
「キーラ!無事だったのか!」
「いやぁ、ユウキさんがいなかったらどうなってたことやら…それより、ユウキさんは馬車に戻って休んでてください」
「いや、俺は問題ないが…」
「い い か ら」
「…わかった」
そう言って遊記は馬車に戻って行った
〜〜〜
「…行ったっすね?」
「き、キーラ?どうしたんだ?」
「一応、カリナと共有したいことがあったっすから…とりあえず、立てるっすか?」
「あ、ああ…もう大丈夫だ」
カリナは立ち上がった
「それで、共有したいこととは?」
「盗賊達を縛りながら話すっす」
「わかった」
2人は二手に分かれて縛りはじめ、キーラが話し始めた
「…カリナは、ユウキさんのデュエルディスクを見たっすか?」
「デュエルディスク?…いや、特に意識してみてはないな。デュエルの内容が衝撃的だったからな…」
「ああ、確かに。自身のダメージを跳ね返すなんて見たことないっすからねぇ…」
「ん?なんのことだ?」
「え?ユウキさんのデュエルの話っすよ?」
「…私がみたデュエルは、ユウキさんが後攻から2人を1ターンで倒した。効果ダメージなんてどこにもなかったぞ」
「えっ、なんすかそれ…?て言うか、2対1だったんすか!?」
「私も、ユウキさんがいなかったら今頃、一生消えない傷を負っていたかもしれないな…」
「ええ…?ま、まぁいいっす。話を戻すっすけど、ユウキさんのデュエルディスクは、私たちが使うものとははるかに形状が違う物だったっす」
「形状…?どう言うことだ?」
2人は盗賊を拘束し、少し離れた場所に置いた
「私たちの使うデュエルディスク…と言うより、一般のデュエルディスクは、腕につけた装置からカードを置くフィールドがスライドして出てくるタイプっすよね?」
「ああ、そうだな。それがどうかしたのか?」
「ユウキさんの使うデュエルディスクは、腕につけると言うところは同じだったんすけど…カードを置くフィールドは、何もない場所から突如出てきたんすよ」
「何もない場所から…?」
「要するにっす。…これまでに起きている黒いローブの人物が起こしている事件とは関係ないにしろ、ユウキさんを信用しすぎないようにしないといけないってことっすよ」
「…そう、だな。だが、そう決めつけるのも早すぎる。もう少し様子を見よう」
「カリナ…」
「私は大丈夫だ、キーラ。…もう、あんなことは起こしたくないからな」
「…」
そう言ってカリナとキーラは、改めて野営の準備をした
はい、と言うわけで投稿です。
遊記『壊獣ワンキル』vs盗賊達でした
キーラは遊記のことを少々怪しんでいる様子、さて、どうなることやら…
それではまた
王都に着いた遊記一行、遊記は重要参考人として、カリナとキーラとは別の場所に連れて行かれることとなった
次回、『王都』
「ここが…王都か」
概要説明
この世界でのデュエリストの強さについて
3流→アドバンス召喚(生贄召喚)ができる
2流→戦線を維持できる(戦闘破壊耐性等)
1流→相手ターンに動くことができる
例外→儀式モンスターが使える
よく本作で戦ってるモブが装備魔法を多用する理由は、装備魔法を装備して耐性をつける/攻撃量、防御力を上げることで戦線を維持できるためです。
ちなみにそれぞれの割合は、3流:2流:1流で、5:4:1くらいの割合です。
儀式使い?割合で示すことのできないくらい少数派ってことだけ言っておきます
〜追記〜
遊記が使ってるデュエルディスクはARC-V産
その他が使ってるデュエルディスクは初代遊戯王〜遊戯王GXあたりのデュエルディスクです
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
ルインフォース様、ネウロ兼死神様、凍河の氷様