オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

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王族

プロリーグでジャイアントキリングを果たした遊記は、ステージからロビーに戻った

 

「ユ〜ウ〜キ〜さーん!」

 

キーラが片手に何かが大量に入った袋を持ちながら遊記に詰め寄った

 

「やってくれたっすね…?」

 

「なにがだ?」

 

「何がだじゃないっすよ!見るっすよこのロビーの惨状を!」

 

遊記がロビーを見渡すと、軽く地獄絵図になっていた

椅子に座る大半が顔を俯かせており、逆に一部の人は賭博場から出てきて、とても笑顔になっていた

 

「…な、なんか…酷いことになってるな」

 

「酷いこと…?ええそりゃそうっすよ!みんなダーメーが余裕で勝つって思って大半の金をダーメーに賭けたのに、遊記側に賭けた人がぼろ儲けっすよ!・・・あそこで項垂れている人全員、ダーメーにかけて大金スった人の集まりっすよ」

 

「うわぁ…んで?キーラはいくら儲けたんだ?」

 

「…70万」

 

「ん?」

 

「70万儲けたっすよ!あーもう!手持ち全部賭けときゃよかったぁー!」

 

キーラの言葉に周囲の視線が集まった

 

「き、キーラ!一旦そとにでよう!ここだと殺される!」

 

遊記はキーラを引きずりながらロビーを出た

 

「…へぇ、彼が」

 

〜〜〜

 

キーラが落ち着いた後、2人は適当な飲食店に入った

 

「うう…面目ないっす…」

 

「いやまぁ、俺はあまり気にしないが…」

 

「お詫びに、今日は私が奢るっすよ。まぁ、奢ったとしても結構お金余るっすけど…ここ、大衆酒場だし…」

 

「まぁ奢ってもらえるなら儲けもんだ。金持ってないからな」

 

「えっ、ファイトマネー貰ってないんすか?」

 

「あるのも知らないし、ロビーに戻った瞬間お前暴走したんじゃないか」

 

「う”っ、それは…あーもういいっす!おっちゃん!エール1つ!」

 

「あいよ!そっちのにいちゃんは?」

 

「何か適当な食べ物を1つ」

 

「あいよ!ここは昼は弁当屋やってるから、飯も美味いよ!」

 

そう言っておじさんは厨房に戻り、少しして帰ってきた

 

「はいよ!エール一丁!お兄さんはお冷ね!」

 

「どうも」

 

「どうもー!さぁ、今日は飲むっすよー!」

 

「ヤケ酒か?」

 

「似た様なもんっす」

 

〜〜〜

 

飲食店で満足するまで滞在した2人はお会計をして店を出た

 

「それじゃあ私はこっち…ああ、そうっす」

 

キーラは小袋から効果数枚を出した

 

「はい、とりあえずこれで今晩は凌げると思うっす」

 

「…いいのか?」

 

「というより、ちょっとしたお詫びっす。明日受付に行けば今日の試合のファイトマネーが貰えると思うっすから」

 

「ん、わかった」

 

「それじゃあ私は行くっすね。じゃあおやすみなさいっす」

 

「ああ、おやすみ」

 

そう言って遊記とキーラは別れた

 

〜〜〜

 

「さてと、宿があるのはどっちかな…ん?」

 

遊記が宿を探してぶらぶら歩いていると、遊記の前に白い甲冑を装着した騎士が立ち塞がった

 

「…」

 

遊記は避けようとするが、騎士が行手を塞ぐ様に先回りした

 

「…何用で?」

 

「貴殿がユウキ・カミサトか?」

 

「そうだと言ったら?」

 

「貴殿に会いたいと言う者がいる。ついてきてもらおう」

 

「やだね。俺はさっさと宿を見つけて寝たいんだ、先を急がせてもらう」

 

「悪いが決定事項だ」

 

そう言って騎士は遊記の腕を掴み、路地裏に引き摺り込んだ

 

「痛ってぇ…なんだ?悪いが俺はそっちの趣味はないぞ」

 

「違う。あの方だ」

 

そう言って騎士が顔を向けた方を見ると、1人のドレスを着た少女が立っていた

 

「ご苦労、下がっていいわよ」

 

「はっ!」

 

騎士は表の道を塞ぐ様に立ち塞がった

 

「…」

 

「初めましてね、ユウキ・カミサト」

 

「…誰だ?」

 

「お前!姫様になんて口を…!」

 

「姫様?」

 

「いいわ、控えなさい」

 

「…はっ」

 

「自己紹介から行きましょう。私は『メリッサ・ロミング・ゼフィアクロス』!この王都を統べる王の娘よ!覚えておくことね!」

 

「…それで?その姫様が俺になんの様だ?」

 

「簡単よ。あなた、私の側近となりなさい!」

 

「…はぁ?」

 

遊記はメリッサの言っている意味がわからなかった

 

「…説明を求む。どう言うことだ?」

 

「簡単に言うわ、貴方が欲しい!」

 

「余計わからんわ」

 

「んもう、仕方ないわね…実はたまたま今日、プロリーグを観戦しにあの場所に訪れていたの。そうしたら最下位と上位のジャイアントキリングが行われるって言うから、興味本位に見てたら…みたことないモンスター!見たことない戦略!そして異次元の強さを持つ選手!…欲しい。他の誰かに取られるくらいなら、さっさと引き入れてしまいたいと思ったのよ」

 

「ふーん…」

 

「さぁ、わかったでしょう?説明もしたし、早くお城に…」

 

「断る」

 

「行きま…なんですって!?」

 

「悪いがお前の側近になるつもりはない。この話はこれでおしまいだ、じゃあな」

 

そう言ってその場所を離れようとすると、騎士が立ち塞がった

 

「…待ってもらおうか」

 

「話は終わったろ。さっさと退いてくれないか」

 

「まだ話は終わってなどいない」

 

「いや終わったろ…」

 

「いいわ!ならデュエルで白黒はっきりつけましょう!」

 

「…デュエルか?」

 

「ええ、私が勝ったらあなたは私のもの」

 

「…俺が勝ったら、側近になる話は無しだ」

 

「ええいいわよ」

 

「それじゃあさっさとやるか」

 

遊記はデュエルディスクを構えた

 

「ええ、そうね…やれるものなら、だけど」

 

「なんだと?」

 

その時、遊記は騎士に拘束された

 

「んなっ…!?」

 

「大人しくしてもらおうか」

 

「…おい、これはどう言うことだ」

 

「後少ししたらわかるわよ。キャシー?」

 

「は〜い。恨まないでちょうだい、お兄さん?」

 

どこから現れたかわからない全身黒タイツの女性は、遊記の腕からデュエルディスクを回収し、騎士はそれを確認した後遊記を解放し、遊記はすぐに移動して壁に背を向けた

 

「おーっほつほっほ!あなたのデュエルディスクは回収したわ!これでデュエルができないから、私の不戦勝ね!」

 

「…なるほどな、それが狙いかよ」

 

「ええ、あなたが強い事は重々承知しているわ。だからこそ、絡め手が必要…あなたのデュエルディスクさえこちらが回収してしまえば、私の不戦勝は確実ってわけ!」

 

「ふーん・・・」

 

「おーっほっほっほっほ!それじゃあ、私について…」

 

「不戦勝にはならないぞ」

 

「…何を言っているのかしら?あなたのデュエルディスクはキャシーが…」

 

遊記は服の中に隠していた、元々持っていたデュエルディスクを腕に装着した

 

「…なに、それ…」

 

「悪いが、そっちはプロリーグで使っていたやつだ。俺が元々持っていたデュエルディスクはこっちだったんだよ」

 

「デュエル、ディスク…?それが?」

 

「さぁ、デュエルしようぜ。先に言っておくが、このデュエルディスクはなかなか外れない。拘束して回収しようったって無駄だぞ」

 

「ふ、ふぅ〜ん?まぁいいわ。なら、身の程をわからせるしかないようね」

 

「姫様、お下がりください。ここは私が…」

 

「いいえ、私がやるわ!高貴な血を引いている私が負けるはずないでしょう?」

 

「し、しかし…」

 

「別に多対1でもいいぞ。そっちの盗賊の人も含めて3人でかかってきたっていいんだぞ?」

 

「むっ…馬鹿にしないで!私1人で十分よ!」

 

「姫様…!」

 

「騎士もキャシーも手を出さないで!あそこまで言われて黙っていられるものですか!」

 

遊記とメリッサはデュエルディスクを構えた

 

「「デュエル」!」

 

遊記 LP4000

メリッサ LP4000

 

「俺のターン。手札から『(せま)りくる機械(マシーン)』を発動。デッキか墓地から『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』が書かれたモンスター1体か、『メタル化』が書かれた魔法・罠カード1枚を手札に加える。デッキから『真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン)』を手札に加える」

 

遊記 手札5→4→5枚

 

「『R-ACE(レスキュー・エース)』じゃない…!?あれは本気のデッキではなかったと言うこと!?」

 

「なーんでみんなそう思うかな…カードを1枚伏せて、今伏せたカードを墓地に送って手札の『真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン)』の効果を発動。このカードを手札から特殊召喚する」

 

真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン) ATK2400

遊記 手札5→4→3枚

 

「い、いきなり攻撃力2400が飛んできた…!」

 

「『真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン)』の効果。このカードが召喚・特殊召喚した場合、俺の場か墓地に『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』が存在する時に、デッキ・墓地から『メタル()』罠カード1枚を手札に加える。墓地の『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』を手札に」

 

遊記 手札3→4枚

 

「罠カード…私のターンに備えるつもりね?」

 

「俺は再びカードを1枚伏せ、今伏せたカード『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』を発動」

 

「ちょっ、ちょーっと待ちなさい!なんで今伏せたカードを発動してるの!?」

 

「『真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン)』の効果だ。こいつがいる限り『メタル()』罠カードは伏せたターンに使える」

 

「い、インチキ…」

 

「続けるぞ。『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』は、俺のフィールドの表側表示モンスター1体をリリースして、『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』のカード名が記された通常召喚できないモンスター1体を、俺の手札・デッキ・墓地から特殊召喚する。『真紅眼の鋼爪竜(レッドアイズ・メタルクロウ・ドラゴン)』をリリースして、デッキから『レッドアイズ・ブラックフルメタル・ドラゴン』を特殊召喚」

 

レッドアイズ・ブラックフルメタル・ドラゴン ATK3400

遊記 手札4→3枚

 

「こ、攻撃力3400!?」

 

「その後、このカードを装備カード扱いでそのモンスターに装備する」

 

「う、嘘でしょ…!?」

 

「…ちなみにだが、俺はまだ通常召喚をしていない。手札から『鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト)』を召喚」

 

鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト) ATK0

遊記 手札3→2枚

 

「攻撃力0…?」

 

「『鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト)』の効果。このモンスターが召喚・特殊召喚した場合、デッキから『メタル()』罠カード1枚をセットする。デッキから『メタル()鋼炎装甲(フレイム・コーティング)』をセット。その後俺の墓地に『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』がある場合、1枚ドローする」

 

遊記 手札2→3枚

 

「手札の『悪魔獣(あくまじゅう)デビルゾア』の効果。このモンスターを手札から守備表示で特殊召喚する」

 

悪魔獣(あくまじゅう)デビルゾア DEF1900

遊記 手札3→2枚

 

「デビルゾアの効果。デッキから『メタル()』罠カード1枚をセットする。デッキから2枚目の『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』をセットする」

 

「ま、まだ終わらないの…!?」

 

「もうちょい。『鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト)』の効果。種族を1つ宣言し、このモンスターは次の相手ターンまで宣言した種族になる。俺が宣言するのは『戦士族』だ」

 

鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト)魔法使い族→戦士族

 

「種族の変更…?何の意味が?」

 

「次のターンが来ればわかる。カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

遊記 手札2→1枚。

 

「…けど、壁は高いほど燃えるってものよ!私のターン!」

 

メリッサ 手札5→6枚

 

「相手がカードをドローした時、罠カード『メタル()鋼炎装甲(フレイム・コーティング)』を発動」

 

「い、いきなり!?」

 

「俺のフィールドの『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』が書かれている俺のフィールドのモンスター1体をリリースし、デッキから『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』が書かれている通常召喚できないモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。『鋼鉄の幻想師(メタル・イリュージョニスト)』をリリースして、デッキから『鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)』を特殊召喚」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK2500

 

「その後、この罠カードをそのモンスターに装備する」

 

「す、少し驚いたけれど…モンスターが入れ替わっただけの様ね。それじゃあ行くわよ!私は手札から『王女(おうじょ)身支度(みじたく)』を発動!デッキから『王女』モンスターと『王女』と書かれている装備魔法を1枚手札に加えるわ!私はデッキから『王女アルトリア』と『聖槍剣カリバーン』を手札に!」

 

メリッサ 手札6→5→7枚

 

「次は…って、あら?」

 

メリッサが次の行動を起こそうとすると、鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)が突然炎の剣戟を飛ばしてきた

 

「あっつぅ!?な、何が起きたの!?」

 

「『鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)』の効果だ。相手が効果を発動するたびにこいつの攻撃力は300上昇し、相手に500ポイントのダメージを与える」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK2500→2800

メリッサ LP4000→3500

 

「な、なんて恐ろしい効果を…!?」

 

「効果が発動できるのはあと6回だ。さぁ、どうする?」

 

(こ、効果を発動するたびに500ダメージですってぇ…!?それに攻撃力も上がってるから戦闘破壊も難しい…なら!)

 

「『王女(おうじょ)アルトリア』を召喚!」

 

王女(おうじょ)アルトリア ATK1700

メリッサ 手札7→6枚

 

「手札から装備魔法『聖槍剣(せいそうけん)カリバーン』を『王女(おうじょ)アルトリア』に装備!」

 

メリッサ 手札6→5枚

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)の効果でダメージだ」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK2800→3100

メリッサ LP3500→3000

 

「っ…くうぅ…」

 

「姫様!私も加勢を…」

 

「手を出すなと言ったはずでしょう!」

 

「っ…しかし!」

 

「いいからそこで見てなさい!」

 

(…自棄じゃないといいが)

 

「装備魔法『オーダーメイル』を『王女(おうじょ)アルトリア』に装備!」

 

メリッサ 手札5→4枚

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)の効果」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK3100→3400

メリッサ LP3000→2500

 

「っ…!まだまだ!装備魔法『高貴(こうき)なるマント』を『王女(おうじょ)アルトリア』に装備!」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)の効果」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK3400→3700

メリッサ LP2500→2000 手札5→4枚

 

(3枚揃った!これで…このカードが使える!)

 

(何か狙ってるっぽいな…何だ?)

 

「魔法カード!『聖なる聖槍剣(ロンゴミニアド)』を発動!『王女(おうじょ)アルトリア』が『聖槍剣(せいそうけん)カリバーン』、『オーダーメイル』、『高貴(こうき)なるマント』の3枚を装備している時!相手フィールドのカードを全て破壊する!」

 

アルトリアが構えると、周囲からエネルギーがからバーンに集まり出した

 

「これで…!」

 

「それにチェーンして『レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン』の効果。相手が効果を発動した時、その効果を無効にして、相手フィールドの表側表示モンスター1体の元々の攻撃力分のダメージを与える」

 

「なっ…!?」

 

カリバーンから放たれた光線はブラックフルメタルドラゴンの体を跳ね返り、メリッサに直撃した

 

「きゃああああ!」

 

メリッサ LP2500→800

 

「姫様ぁーーー!!!おのれぇユウキ・カミサトぉ!」

 

「いや効果処理の結果…ああ、『鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)』の効果もあるぞ」

 

倒れたメリッサを炎の衝撃波が襲った

 

「ふぐぅ…」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン) ATK3700→4000

メリッサ LP800→300

 

「…まだやるか?」

 

「姫様!どうか降参なさってください!これ以上はもう…!」

 

「…ターン、エンド」

 

「姫様ぁ!」

 

「俺のターン」

 

遊記 手札1→2枚

 

「罠カード『メタル()強化反射装甲(きょうかはんしゃそうこう)』を発動。『悪魔獣(あくまじゅう)デビルゾア』をリリースして、デッキから『メタル・デビルゾアX(エックス)』を特殊召喚」

 

メタル・デビルゾアX ATK3000

 

「いい加減にしろ!もう姫様に戦いの意思はない!さっさととどめを…!」

 

「なぁあんた。さっきからピーチクパーチクうるさいが…そこの姫の気持ちを考えたことがあるのか?」

 

「姫様の気持ちだと!?ああわかるさ!これでも姫様が子供の頃から…」

 

「なんだ、それくらいかよ」

 

「何だと…!」

 

「お前があいつの気持ちをわかったかの様に言うなよ。あいつはデュエルを降りることをせずに、最後まで戦い抜くことを選んだ。それがなぜわからない」

 

「…しかし!」

 

「そして俺がなぜ『メタル・デビルゾアX』を出したのか。それは相手へのリスペクトに他ならない」

 

「り、リスペクト…!?」

 

「全力で挑んできた相手には、俺が持つ全力で相手をする。あいつは鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)の効果ダメージを受けてなお、戦うことを選んだ。自分の奥の手を無効化され、自分のLPがギリギリになって、もうこれ以上勝ち目がないとわかっていても、あいつは降参しなかった、戦い続けることを選んだ!それをお前があいつの気持ちをわかったかのように言うな!デュエリストとして!そしてあいつの騎士として恥を知れ!」

 

「…お、おれは…」

 

「…バトルだ!『鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)』で、『王女(おうじょ)アルトリア』に攻撃!」

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)の放った剣戟が、『王女(おうじょ)アルトリア』を切り裂いた

 

メリッサ LP300→-3700

 

遊記 win

 

〜〜〜

 

デュエルが終わり、モンスターたちが消滅した

その場にはデュエルで倒れたメリッサ、膝をついて意気消沈している騎士、それを少し離れたところから見ているキャシー、そしてデュエルに勝利した遊記が立っていた

 

「…おい、そこの…」

 

「はいはい、これ返すよ」

 

キャシーは遊記にデュエルディスクを投げ返した

 

「…それで、お前もやるのか?」

 

「あたし?やらないやらない。あたしは裏方専門だからね」

 

「…そうかい」

 

「にしても…とんでもないことしたね」

 

「正当なデュエルの結果だ。…俺は行くぞ」

 

「はいは〜い。またね〜」

 

遊記はその場を後にした

 

「…またねってどう言うことだ?」

 

〜〜〜

 

数日後、街を歩いていると…

 

「…ユウキさん!」

 

遊記の後ろからカリナとキーラが走ってきた

 

「ん?どうした2人ともそんなに焦って…」

 

「ユウキさん…あんた、一体何したっすか…!?」

 

「何がだよ」

 

「…ユウキ・カミサト。貴殿に…王城への出頭命令がきている。ついてきてもらおう」

 

「…はぁ?」




はい、と言うわけで投稿です。
遊記『メタル化』vsメリッサ『王女』でした。
前話→9000文字 今話→7600文字
どうしてこうなった…?
なんか書いてたらこんな長くなりました。前作でも平均4000文字だぞ…?
それではまた

王城に呼び出された遊記、だが彼には何かやらかした覚えは無いようで…?
次回『対談』
「言ったな?」

王女アルトリア
レベル4 光属性 戦士族
ATK1700 DEF1500
ある王国に存在する王女
その存在は味方を鼓舞し、仲間を勝利へと導く

聖槍剣カリバーン
装備魔法
光属性・戦士族のみ装備できる
①:このカードを装備しているモンスターの攻撃力は1000アップする
②:このカードの攻撃で相手モンスターを倒した場合に発動できる。デッキから『王女』モンスター1体を特殊召喚する

オーダーメイル
装備魔法
光属性・戦士族のみ装備できる
①:このカードを装備しているモンスターは戦闘で破壊されない
②このカードが墓地に送られた場合に発動できる。墓地の『王女』モンスター1体を手札に加える

聖なるマント
装備魔法
光属性・戦士族のみ装備できる
①:このカードを装備してあるモンスターは効果で破壊されない
②:自分フィールドの『王女』モンスターが破壊される代わりに、墓地のこのカードを除外することができる

聖なる聖槍剣
通常魔法
『王女アルトリア』が『聖槍剣カリバーン』『オーダーメイル』『聖なるマント』の3枚を装備している場合に発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する
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