オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

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分岐点

遊記、ユナ、村長の3人は、村長の家に集まってそれぞれ情報交換していた

 

「・・・ええ・・・この世界、儀式モンスターがそんなに神聖視されてるのか・・・」

 

「そうですじゃ。儀式召喚は選ばれた者にしか使えない高等技術。そのモンスターに相応しい儀式を潜り抜けた者こそ、力を認められて儀式モンスターの力を借りることができるんですじゃ」

 

「・・・そうなの?」

 

「はい、そう言い伝えられています」

 

「ふーん…?」

 

(カードさえあれば、誰だって使えると思うんだけどなぁ…まぁ、価値観の違いがあるからな)

 

「・・・あの、ユウキ様?」

 

「遊記でいいぞ」

 

「さすがにそれは…恐れ多いというか…」

 

「なら遊記さんで。様付けは慣れん」

 

「…わかりました」

 

「…それより、さっきのデュエル。あれはいったい何ですじゃ?」

 

「あれか?別に普通のデュエルだと思うが…」

 

「いやいやいや、あれが普通って…」

 

「だってアドバンスも儀式召喚もしてないし、相手に無茶な盤面も敷いてないし、ワンキルもしてないし、高レベルモンスターも1体しか出してない。これが『普通』以外の何だっていうんですか?」

 

「「いやいやいや、どこも普通じゃないです」じゃ」

 

遊記の言葉に、2人は全力で首を振った

 

「えぇ…」

 

「…ぶしつけなことを聞くようですが、ユウキさんはどこかお抱えのデュエリストではないのですか?そうでなければ、あんな高レベルなデュエルができるなんて…」

 

「いや、俺はただの一般デュエリストだ」

 

「お主のような一般デュエリストがいてたまるか」

 

「えぇ…?」

 

村長の返しに、遊記は困惑ながらも返した

 

「あんなの、やり方を知っていれば誰でもできますよ」

 

「誰でも・・・?」

 

「ちょっと何言ってるかわからないですじゃ・・・」

 

「えぇ…?」

 

~~~

 

「・・・そういえば、ユウキ様はどうしてあの場所に倒れていたのですか?」

 

「あの場所?・・・そういえば、俺どこで倒れてたんだ?」

 

「ああ、ユウキさんは試練の道に倒れていました」

 

「その試練の道ってのがわからんのだが…なんだ、それ?」

 

「ここ、双竜(そうりゅう)(むら)に古くから存在する道ですじゃ。なんでも、資格のある者があの道を通ると、試練の道の奥にある試練の場に到着して、試練を受けることができるんですじゃ」

 

「・・・さっきから言っている試練ってのは何だ?」

 

「試練の場にいる【なにか】とデュエルする…と、言い伝えられております」

 

「デュエル…そういえば、ユナが俺を連れてきてくれたんだよな?」

 

「はい、そうですね」

 

「お前、デュエルの腕はどれほどだ?」

 

「あー・・・」

 

遊記の質問に、ユナは顔をそむいた

 

「・・・?」

 

「あー…ユナはな、じつは…この村で一番デュエルの腕が無いんじゃよ」

 

「村長!そんな正直に言う必要ないじゃないですか…!」

 

村長の言葉にユナは怒った

 

「でも本当のことじゃろう?」

 

「そ、そうですが・・・」

 

「・・・なら、俺が鍛えようか?」

 

「「え?」」

 

遊記の言葉に、2人は素っ頓狂な声を上げた

 

「き、鍛えるって言ったって…」

 

「こう見えて、お前みたいなやつにデュエルを教えていた経験があるからな。一応確認だがユナ、お前何歳だ?」

 

「今年で13ですけど…」

 

「なら、大丈夫そうだな。よし、デッキを見せて…」

 

「いやいや待ってください!?私は…!」

 

「お前、強くなりたくないのか?」

 

「・・・そ、それは・・・」

 

遊記の言葉に、ユナは目を背けながらどもった

 

「・・・ユナ。いい機会じゃ、試しにこの人に教えを乞うてみたらどうじゃ?」

 

「村長!?」

 

「試練の道に行くってことは、お主も力を求めてあの場所に向かっておるのじゃろう?なら、試しにやってみぃ」

 

「村長・・・でも、私・・・」

 

「それに儂も、いつまでもこの村を守れるわけじゃないからのう。戦える人出が多くて損はない」

 

「・・・村長・・・」

 

ユナは少し考えるそぶりを見せ、少しして顔を上げた

 

「…ユウキさん、よろしくお願いします!」

 

「よし、なら早速やろうか」

 

「はい!」

 

~~~

 

遊記はユナのデッキを見ていた

 

「・・・なるほど、バニラモンスターのビートダウンデッキか」

 

「そ、そうです」

 

「とりあえず一言・・・なぁにこれぇ?」

 

「う”っ」

 

「デッキの約3割が高レベルモンスター。それをアドバンス召喚するために必要なレベル4以下のモンスターが3割、残り4割のうち『雷鳴』、『ファイヤー・ボール』等のバーンダメージが2割、『サンダー・ブレイク』や『サイクロン』等の除去カードが2割…まぁ、魔法・罠カードは悪くないが、いかんせん高レベルモンスターの数が多すぎる」

 

「で、でも…それ以外にカードが無くてですね…」

 

「カードが無い?」

 

「はい。このデッキは、試練の道に落ちていたカードを集めてできたカードなんです。なので、その・・・」

 

「ふーん…まあいいか。とりあえず、このデッキに合うカードは…」

 

遊記は何枚かカードを取り出した

 

「『予想GUY』、『凡骨の意地』、『古のルール』、『召喚士のスキル』。罠カードだと、高レベルモンスターをアドバンス召喚するならモンスターとして特殊召喚する効果を持った罠カード『アポピスの化身』や『鏡像のスワンプマン』、墓地に送られたモンスターを再利用するのに『正統なる血統』とかがあるな。他には・・・」

 

「ちょっ、ストップ、ストーップ!」

 

遊記がカードを取り出していると、ユナが声を挙げながら止めた

 

「どうした」

 

「どうしたって…何ですかこのカード!?どこから出したんですか!?」

 

「デッキケースからだ」

 

「えぇ…?どうなってるんですか、そのケース…」

 

(…そういや、生命力が削れるんだっけ。まぁいいか)

 

「まぁ、そんなことはどうでもいい。試しに色々とみてみてくれ」

 

ユナは、遊記から手渡されたカードを見た

 

「…なに、これ…!?かなりめちゃくちゃなことが書かれてませんか、これ…!?」

 

「どこがだ?」

 

「だって、特殊召喚なんて効果、あんまり見ないですよ!?それに…何ですかこの罠カード、なんで発動後はそのままモンスターとして場に残るんですか!?」

 

「そういうカードだからな。言っちゃあれだが、これでもまだ全然加減している方だぞ」

 

「え”!?」

 

「おいおい、女子が出しちゃいけない声してるんじゃねぇよ」

 

「だ、だって…」

 

「それにいちいちそんな反応していると、これからが持たないぞ」

 

「こ、これから?」

 

「ああ、そうだ。最初はこんなもんだが…次第にコンセプトが固まってきたら、だんだんとお前を魔改造するつもりだから」

 

「まっ、魔改造!?!?」

 

「とりあえず、一回これらのカードを入れてみてくれ。違うなって感じたら抜いてくれて構わないから」

 

「…ま、まぁ…とりあえず、入れてみますよ…」

 

ユナはデッキから何枚かカードを入れ替えた

 

~~~

 

「んじゃぁ、試しに1回やってみるか」

 

「い、いきなりやるんですか!?」

 

「習うより慣れろ、だ。もちろんお前に合わせて俺もデッキのレベルを落とす」

 

「そ、そうですか…なら安心…かなぁ?」

 

「あと一応テーブルデュエルにするか。カードが消えると困る」

 

「そ、そうですね…一応、そうしましょうか」

 

遊記とユナは床に座り、デッキを置いて互いにカードを5枚引いた

 

「じゃあ、行くぞ?」

 

「…はい。よろしくお願いします」

 

「「デュエル」」

 

遊記 LP4000

ユナ LP4000

 

「先攻は譲る」

 

「い、行きます。私のターン。・・・えーっと・・・」

 

「時間はいくらかけてもいいぞ」

 

「あ、ありがとうございます・・・じゃあ、まずは・・・手札から、『予想GUY(よそうがい)』を発動します。私のフィールドにモンスターがいない場合、デッキからレベル4以下の通常モンスターを1体特殊召喚します。私はデッキから・・・『魔法剣士(まほうけんし)ネオ』を特殊召喚」

 

魔法剣士(まほうけんし)ネオ ATK1600

ユナ 手札5→4枚

 

「そして私は、『魔法剣士(まほうけんし)ネオ』を生贄に捧げて、『ヴァルキリー』をアドバンス召喚」

 

ヴァルキリー ATK1800

ユナ 手札4→3枚

 

「わ、私はカードを2枚伏せて、ターンエンドです」

 

ユナ 手札3→1枚

 

「まずまずってところか?」

 

「は、はい!」

 

「なら、俺のターンだ」

 

遊記 手札5→6枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ・・・なら、まずは手札から魔法カード『苦渋(くじゅう)決断(けつだん)』を発動。デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を墓地に送り、墓地に送ったモンスターと同じ名前のカードをデッキから1枚手札に加える。俺はデッキから『スペース・マンボウ』を墓地に送り、デッキから同名カード『スペース・マンボウ』を手札に加える」

 

遊記 手札6→5→6枚

 

「そして手札から魔法カード『(おも)()のブランコ』を発動。墓地の通常モンスター1体を特殊召喚する。俺は墓地の『スペース・マンボウ』を特殊召喚」

 

スペース・マンボウ ATK1700

遊記 手札6→5枚

 

「『(おも)()のブランコ』の効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊されるが、アドバンス召喚の素材などに使用することができる。俺は『スペース・マンボウ』をリリースして、手札から『フロストザウルス』をアドバンス召喚」

 

フロストザウルス ATK2600

遊記 手札5→4枚

 

「攻撃力2600…!」

 

「バトルだ。『フロストザウルス』で『ヴァルキリー』に攻撃」

 

「え、えーっと…!」

 

「落ち着け、何かあるなら待つからさ」

 

「は、はい…これです!『マジカル・シルクハット』!」

 

「ほう、それで効果は?」

 

「えーっと…デッキから魔法・罠カードを2枚選んで、その2枚を通常モンスター扱いで特殊召喚して、私のモンスターゾーンのモンスター1体を含めてシャッフルします!その後、シャッフルしたカードをすべて裏側守備表示にします!」

 

ユナが自身のデッキからカードを2枚フィールドに置き、カードをシャッフルした

 

「・・・はい!これでどうぞ!」

 

「了解。なら…左のカードを破壊する」

 

「左のカードは…『(いにしえ)のルール』です!」

 

「あらら、外れたか…ならバトルフェイズを終了する」

 

「バトルフェイズが終了した時、『マジカル・シルクハット』で特殊召喚したカードは破壊されます」

 

ユナはもう1枚のカードを墓地に送った

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

遊記 手札4→2枚

 

「ふぅ・・・何とかしのぎ切りました・・・」

 

「まだデュエルは続いているぞ」

 

「そ、そうですね!私のターン!ドロー!」

 

ユナ 手札1→2枚

 

「・・・私は伏せていた罠カード『凡人(ぼんじん)(ほどこ)し』を発動します!デッキからカードを2枚ドローして、その後手札の通常モンスター1枚をゲームから除外します!・・・ドロー!」

 

ユナ 手札2→4枚

 

「・・・私は手札から『アックス・レイダー』を除外します!」

 

ユナ 手札4→3枚

 

「早速使いこなしているな」

 

「私は手札から『(もく)する死者(ししゃ)』を発動します!墓地の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚します!墓地の『魔法剣士(まほうけんし)ネオ』を特殊召喚します!」

 

魔法剣士(まほうけんし)ネオ DEF1000

ユナ 手札3→2枚

 

「そして私は、『魔法剣士(まほうけんし)ネオ』と裏側守備表示の『ヴァルキリー』の2体を生贄に捧げて、アドバンス召喚!」

 

「来て!『ラビ―ドラゴン』!」

 

ラビ―ドラゴン ATK2950

ユナ 手札2→1枚

 

「これが私の、エースモンスター…です!」

 

「へぇ…なるほど、攻撃力2950のモンスターか…」

 

「バトルです!『ラビ―ドラゴン』で、『フロストザウルス』に攻撃!」

 

「それはおとなしく貰おうか」

 

遊記 LP4000→3650

 

「や、やった…!ダメージを与えられた!」

 

「ははは、おめでとう。それで、どうするんだ?」

 

「あ、そ、そうでした!私はこれでターンエンドです!」

 

「ならエンドフェイズ時に罠発動、『リビングデッドの()(ごえ)』。墓地のモンスター1体を特殊召喚する。先程破壊された『フロストザウルス』を特殊召喚」

 

フロストザウルス ATK2600

 

「この効果で特殊召喚されたモンスターは、この『リビングデッドの()(ごえ)』がフィールドから離れた時に一緒に破壊される」

 

「でも、私の『ラビ―ドラゴン』には少し攻撃力が及びませんね!」

 

「さて、それはどうかな?俺のターン」

 

遊記 手札2→3枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。攻撃力が足りないのなら、相手の攻撃力を下げればいい。手札から永続魔法『強者(きょうしゃ)苦痛(くつう)』を発動。相手フィールドのモンスターの攻撃力は、レベルの数×100ポイントダウンする」

 

「え”っ、それってつまり・・・」

 

「『ラビ―ドラゴン』のレベルは8、よって攻撃力は800ポイントダウンだ」

 

ラビ―ドラゴン ATK2950→2150

遊記 手札3→2枚

 

「ら、『ラビ―ドラゴン』が…!」

 

「これで『フロストザウルス』が届くようになった。そして手札から『スペース・マンボウ』を召喚」

 

スペース・マンボウ ATK1700

遊記 手札2→1枚

 

「バトルだ。『フロストザウルス』で『ラビ―ドラゴン』に攻撃」

 

「ああ!『ラビ―ドラゴン』が…!」

 

ユナ LP4000→3550

 

「『スペース・マンボウ』でダイレクトアタック」

 

「ああ・・・」

 

ユナ LP3550→1850

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「・・・先生、多少は手心ってものはないんですか・・・?まだ1回目なんですよ・・・?」

 

「無い」

 

「せめて多少の手心を・・・」

 

「お前、この村を守りたくないのか?」

 

「そ、それは・・・確かに、この村を守りたいとは思ってますよ?いつまでも村長のお世話になるわけにはいきませんし・・・」

 

「だがさっきのデュエルで、村長の体の限界がわかった。他の村の奴らのデュエルの腕前がどれくらいかは知らんが…お前はさ、少なくとも強くなるためにその試練の道ってのに足を運んでたんじゃないのか?」

 

「・・・」

 

ユナは黙ってしまった

 

「・・・ここでデュエルを終わりにしてもいい。だが…ここで終わりにしてしまうと、お前はいずれ後悔するだろうな」

 

「後悔?」

 

「ああ。お前がここでデュエルを終わりにするっていうなら、俺はこの村を去る」

 

「・・・!?」

 

ユナが驚いた表情で遊記を見た

 

「今回はあくまで『お試し』だ。これが終わったらできる限り荷物を纏めて俺はこの村を出ていく」

 

「で、でも…右も左もわからないのに、何とかなるんですか?」

 

「たぶん何とかなるだろ。生きてさえすれば、案外何とかなるものさ」

 

「・・・」

 

ユナは遊記の言葉に言葉を失った

 

「・・・さぁ、どうする?ここが…お前の人生の分岐点だぞ」

 

「・・・」

 

ユナは考え込んだ

 

~~~

 

(・・・この村で一番弱いのは、私だ・・・これまでの人生だって、そのせいでいじめられたことだってある・・・)

 

私は目を閉じた

 

(・・・さっきの盗賊さんの言葉に、私はただ動けなかった・・・怖くて、足がすくんで・・・村長にしがみつくことしかできなかった)

 

(でも・・・この人は、盗賊を、儀式使いをあっさりと、なんでもないかのように倒してしまった)

 

私は目を開き、向かいのユウキさんに目をむけた

 

(この人があっけらかんと、私を鍛えるっていってくれた・・・)

 

(・・・そして今私は人生の分岐点にいる・・・らしい)

 

私は下を向き、目を閉じた

 

(・・・目を閉じて最初に見えるのは、とある祭壇。私はそこに行かなくてはならない・・・たぶん)

 

(けど、私は弱いから・・・弱い、から・・・)

 

(・・・いや、ちがうなあ)

 

(…私は、強くなるために…瞼の裏に移る、あの祭壇にたどり着くために…)

 

(・・・私は、『強くならなくちゃいけない』!)

 

私は目を見開いた

 

~~~

 

「・・・私の、ターン!」

 

ユナ 手札1→2枚

 

「…私は手札から『サイクロン』を発動!フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊します!私はユウキさんのフィールドの『リビングデッドの()(ごえ)』を破壊します!」

 

「通す。『リビングデッドの()(ごえ)』が破壊されたことにより、この効果で特殊召喚した『フロストザウルス』も破壊される」

 

ユナ 手札2→1枚

 

「そして魔法カード『死者蘇生(ししゃそせい)』を発動!墓地の『ラビ―ドラゴン』を特殊召喚!」

 

ラビ―ドラゴン ATK2950→2150

ユナ 手札1→0枚

 

「バトルです!『ラビ―ドラゴン』で、『スペース・マンボウ』に攻撃!」

 

「破壊されるよ」

 

遊記 LP3650→3200

 

「私はこれで、ターンエンドです!」

 

「…その意気や良し、俺のターン」

 

遊記 手札2→3枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。俺は手札から『ホーリー・エルフ』を召喚」

 

ホーリー・エルフ ATK800

遊記 手札3→2枚

 

「攻撃力800のモンスター?」

 

「そして手札から『強制転移(きょうせいてんい)』を発動。互いのプレイヤーは自身のフィールドのモンスターを1体選び、そのモンスターのコントロールを相手に移す」

 

「え”え”!?」

 

「俺が選ぶのはもちろん『ホーリー・エルフ』だ」

 

「わ、私は…『ラビ―ドラゴン』、です…」

 

「コントロールが移ったことにより、『ラビ―ドラゴン』の攻撃力は元に戻り、『ホーリー・エルフ』の攻撃力は『強者(きょうしゃ)苦痛(くつう)』の効果でダウンする」

 

ラビ―ドラゴン ATK2150→2950

ホーリー・エルフ ATK800→400

 

「さぁ、バトルだ。『ラビ―ドラゴン』で、『ホーリー・エルフ』に攻撃」

 

「ま、負けました…」

 

ユナ LP1850→-700

 

遊記 win

 

~~~

 

デュエルが終わった時、ユナは俯いていた

 

「はぁ…負けた…これでユウキさんはこの村を出て行っちゃうんだ…」

 

「いやいや、出ていかないから…」

 

「・・・え?」

 

ユナは顔を上げた

 

「・・・出ていかないんですか?」

 

「あの時、お前がデュエルを終了するんだったら本当に出ていったさ。だが…デュエルで大切なことに気づいたなら良しだ」

 

「大切なこと?」

 

「…気づいていないのか?」

 

「ええ、まったく…」

 

「はぁ…無意識なのか無自覚なのか…いいか?デュエルで大事なことは、『諦めないこと』だ」

 

「諦めないこと…?」

 

「ああ。どんなに劣勢でも、諦めなければきっと何とかなる。諦めた時点で終わりだからな」

 

「・・・そう、ですか・・・」

 

ユナは再びうつむいた

 

「…ユナ?」

 

「良かったぁ…」

 

「…?何か言ったか?」

 

「い、いえ!なんでもないです!」

 

「お、おう。そうか…それじゃあ、さっきのデュエルの振り返りと行くぞ」

 

「はい!」

 

遊記とユナはデッキを纏めながら、再び座りなおした




はい、というわけで投稿です。
遊記vsユナのデュエルでした
互いにバニラビートダウンを使いましたね。
互いに何のカードを使わせた方がいいかな…とか考えながらデュエルを書き上げました
そして遊記に弟子(みたいなもの?)ができましたね
それではまた

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!

幻想殺し様

オリカのパワーをどれくらいまで上げたほうがいい?※環境tireは作者の主観です。もっと強いもっと弱い等ありましたらごめんなさい

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