オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~ 作:しがなくない
「着いたぞ。ここが王城だ」
カリナとキーラの2人に連行された遊記は王城にきていた
「でかいな…遠くで見てもでかいと感じたのに、近くで見るとよりでかい…」
「さっさと入るっすよ」
「はいはい」
〜〜〜
3人は大広間に通された
大広間の最奥には初老の男性と女性が並んで座っていて、部屋の周囲には騎士が並んでいた
「失礼致します!王都騎士団警邏隊カリナ・シムーン。王命に従い、ユウキ・カミサトをお連れいたしました!」
「同じくキーラ・マナ。以下同文です!」
そう言って2人は膝をついた
「・・・えーっと・・・」
「っユウキさん!頭を下げるっす!」(小声)
「お、おう」
ユウキは2人と同じように膝をついた
「よい、顔を上げよ」
「「はっ!」」
2人が顔を上げるのをチラ見して、遊記と顔を上げた
「さて…そこにいる男が、娘の言っていたユウキ・カミサトか?」
「そうでございます!」
「そうかそうか。その男が…」
そう言って初老の男性は、遊記をジロジロと見回した
「ふむ…見た感じ、ただの青年みたいだが…」
そう呟いた時、大広間の扉が急に開かれた
「失礼しますわ!お父様!お母様!」
「おお、メリッサ。どうしたと言うんだ」
「どうしたもこうしたもありませんわ!ってユウキ・カミサト!?どうしてここに!?」
「お主の話を聞いて、私が呼び出したんだよ。娘を一方的に倒した男を見て見たくてな」
「ど、どうして勝手に呼ぶのですかお父様ぁ!?」
(呼ぶって言うより連行に近かったんだが…)
「…あのー、どうして俺は呼ばれたんでしょう…?何もないなら帰っても?」
(ちょっ!?ユウキさん!?)
(おいおい、マジかこの人!?)
「…ああ、すまない。娘があれほど言う人物がどの様な人となりをしているか気になってね」
「はあ…」
「とりあえず、人となりはわかった。それじゃあ次は…デュエルの腕を見よう」
「「「!」」」
「お、お父様、本気!?」
「ああ、本気だとも。構わないかな、ユウキ殿?」
「あ、ああ、それでいい。やるんなら…」
「すみません陛下ぁ!失礼しまーす!」
そう言ってカリナとキーラは遊記の体をガシッと抱えて、部屋を出た
〜〜〜
「な、何すんだよお前ら!?」
「いいかユウキさん!このデュエル、引き受けるのはいいが絶対に陛下には負ける勝ってもらうようにしてください!」
「はぁ!?八百長ってことか!?」
「ああそうだ!考えてもみろ…陛下に勝ってしまったら、ユウキさんはどうなるかわからないのか!?」
「どうなるんだよ言ってみろ!」
「一生…」
「はいそこまでっすー」
キーラは遊記からカリナを引っ剥がした
「なつ、離せカリナ!」
「はいはい。とりあえずユウキさんは陛下とデュエルしてきてくださいっす」
「お、おう…」
「あ、でもデュエルディスクはプロリーグで使ってるのにしてくださいっす」
「それはそうだな。了解」
そう言って遊記はデュエルディスクを変えて部屋を出た
「…キーラ!なぜ止めなかった!」
「あの止め方だと絶対ユウキさんは止まらないっすよ。逆に勝ちに行くっす」
「ならどうすれば!」
「簡単っすよ。ユウキさんもこっち側に引き込んじゃえばいいっすよ」
「こっち側…?」
「騎士団にっすよ。ユウキさんがいれば戦力増加も見込めるし、それに…」
キーラはカリナの耳元に口を近づけた
「カリナったら、ユウキさんにホの字じゃないっすか〜」
「っ〜〜〜!!!」
カリナは顔を真っ赤にしてキーラから離れた
「なっ、何を…!そんなバカな話が…!」
「そんなバカな話はこっちのセリフっすよ。あの盗賊の件以降、やけにユウキさんを見る目が熱っぽいと思ったんすよ」
「なっ、い、いやっ、そんな、そんなこと、は…」
カリナはみるみる顔を赤くして縮こまった
「…え、まさか本当に図星っすか」
「うう…」
(ええ…?カマかけたつもりだったっすけど、まさか本当に惚れてるとは…)
「あー、そのー…まぁ、頑張るっす」
「うううう〜!!!」
〜〜〜
遊記は大広間に戻った
「すまん、待たせた」
「いいや、よいよい。こちらから挑んだのだ、これくらいなら待つとも」
(…あれ?あいつのデュエルディスク、キャシーが回収したやつよね…?)
「それでははじめようか」
「ああ」
「「デュエル」」
ユウキ LP4000
王様 LP4000
「最初は君に譲ろう」
「いいのか?」
「ああ、構わないよ」
「んじゃ、俺のターン。スタンバイ、メイン」
(さて、娘が言うには、気をつけるべきはこちらが効果を発動するたびに500ダメージを与えてくるモンスターだが…)
(…うっわぁ…この手札は…相手次第だなぁ)
「俺は手札を全て伏せてターンエンド」
遊記 手札5→0枚
ザワッ…!
「て、手札をすべて伏せたぁ!?何やってるのあいつ!?」
「これは…少々驚いたな」
(さて、相手が何をしてくるか…羽根箒だったらピンチだな)
「それでは行こうか。我のターン」
王様 手札5→6枚
「我は手札から『
王様 手札6→5枚
「次に魔法カード『
王様 手札5→4→5枚
「次に手札から『
王様 手札5→4→3枚
(お父様…本気でユウキを倒す気だ!)
「手札から『
王様 手札3→2→1枚
「そして最後に手札から永続魔法『
王様 手札1→0枚
(お、おわった…お父様の必勝コンボだ…これで『
「バトルだ」
(ここしかないな)
「待て、メインフェイズ終了時、罠カード『ウェルカム・ラビュリンス』を発動」
(動いてきた!そして…『ラビュリンス』!?まさか、3つめのデッキ!?)
「『ウェルカム・ラビュリンス』はデッキから『ラビュリンス』モンスター1体を特殊召喚する。デッキから『
「なんと、我のターンにモンスターの特殊召喚とは…!」
「さぁ、どうする?」
「ふむ…時期尚早過ぎたか。我はこれでターンエンドだ」
「ならエンドフェイズ。罠カード『ビッグウェルカム・ラビュリンス』を発動。手札・デッキ・墓地から『ラビュリンス』モンスターを特殊召喚し、その後俺のフィールドのモンスター1体を手札に戻す」
「特殊召喚して、手札に戻すのか?何のために…?」
「俺はデッキから『
「・・・き、きれい・・・」
「そしてその後、『
「そっちの方が攻撃力が高いのにどうして…?」
「そして、今手札に回収した『
「手札に戻したのはそういうことか…」
「まだ終わらない。罠カード『
「我の民を…!」
「そしてそれにチェーンして、
「…なんだ、あのカードは…?」
「さぁ、さっさとターンエンド宣言をしてもらおうか?」
「・・・ターンエンドだ」
「俺のターン!」
遊記 手札0→1枚
「俺がカードをドローした時、罠カード『
「『
「なっ、手札まで…!?」
「さぁ、残った手札をみせてもらおうか」
王様は手札を遊記に見せた
(…なるほど、残った1枚は魔法カードだったか…『速攻のかかし』や『バトル・フェーダー』みたいなのじゃないだけ良しとしよう)
「フィールドの『
「…なかなか恐ろしいカードを使うんだね、君は」
「やるからには全力で勝ちに行くからな。手札から『白銀の白の召使いアリアンナ』を召喚」
白銀の白の召使い アリアンナ ATK1600
遊記 手札1→0枚
「アリアンナの効果。このカードが召喚、特殊召喚した場合、デッキから『ラビュリンス』カード1枚を手札に加える。手札に加えるのは『白銀の城の狂時計』を手札に」
遊記 手札0→1枚
「罠カード『ウェルカム・ラビュリンス』を発動、デッキから『
「そして『
「…私も、ここまでのようだね」
「まずは『
王様 LP4000→3000
「さぁ、残りのモンスターの総攻撃で終わりだ」
王様 LP3000→100→-1500
遊記 win
〜〜〜
「…う、嘘。勝っちゃった…」
『お、おい。嘘だろ、王様が…?』
『ば、馬鹿いうな!王様が…そんな、馬鹿な…!』
大広間がざわつき始めた。国の長が負けたのだ、無理はないだろう
「・・・」
「な、何をやってるんですかユウキ殿ぉーー!?!?」
「あだっ」
遊記の後ろからカリナが突撃してきた
「あっちゃー、本当に倒しちゃったんすかユウキさん?」
「本当に倒しちゃったって…そうだが?」
「なんで倒しちゃったんですか?馬鹿なんですか、馬鹿なんですね!?」
「罵倒される筋合いが無さすぎる」
「はいはい。カリナ、落ち着くっすよー」
「むぐううう・・・」
「はぁ・・・さてと」
遊記は国王の方に歩いた
『お、おい。あいつ…』
『今度は何を…?』
『俺たちは止めていいのか…?止めた方がいいのか…!?』
遊記は国王の前に立った
「…何かな」
「…」
遊記は国王に手を差し出した
「いいデュエルだった」
「…これは?」
「ん?握手だが…」
「あ、握手…」
「ああ。立場がなんであれ、終わったら握手だ。…まぁ、最近は逃げられることが多いが…」
「…ふっ、ふはっ」
「ん?」
「ふははははははははは!!!!!!」
国王は大きな声で笑い始めた
「…んん!?」
「ははは…見事なり、ユウキ・カミサト」
国王は遊記の手を掴み、握り返した
「…おう」
「ふふふ、ユウキ・カミサトよ」
「ユウキでいい。わざわざフルネームより、そっちの方が呼びやすいだろ」
『おいおい、あいつ王様にタメ口だぞ!?』
『どうする?処す?処す?』
「あわわわわ…ユウキ殿…!?」
「…」(必死に笑いを堪えてる)
「ではユウキよ。お主に提案だが…我が娘の婚約者になるつもりは無いか?」
「ちょっ、お父様!?」
「先にも言ったとおり、娘からも話は聞いていてな。お主なら我が娘に相応しい!」
「断る」
『『『こ、こここっ、断ったあああぁぁぁ!?!?!?』』』
『おいおい正気かあいつ!?』
『機嫌損ねたら頭と体がお別れすることになるんだぞ!?』
『ちくわ大明神』
『なんだ今の』
「ふむ…どうしてだ?お主が望むなら、それ相応の立場だって用意しよう。それでもダメか?」
「やだね。それ相応の役職とか堅苦しいことはごめんだね」
「ふむ…そうか…どうしたものか、お主の力を手放すのは惜しい…どうしても、ダメか」
「ああ、ダメだね」
「そうか…」
「…ちょっといいっすか?」
国王が悩んでいると、キーラが手を挙げた
「…なんだ」
「王様に一つ提案っすけど…お手伝いとして、たまにきてもらうのはどうっすか?」
「お手伝い…?」
「はい、こっちで役職とかを用意するんじゃなくて…姫様の教師として、週に1、2回くらいで来てもらう…とか、どうですか?」
「ふむ…なるほど、いい考えだ。ユウキ、それならいいか?」
「まぁ、束縛とかされない感じなら俺は全然いいけど…」
「そうかそうか、ならそれで行こう」
「では王様。初めは私たち、王都騎士団でお試しはどうでしょうか」
「お試しとな?」
「はい。姫様に教えるにしても、まずは実験台が必要かと思います。ですので、まずは我々王都騎士団、それも警邏体が引き受けます」
「…わかった、そこまで言うならそうしよう」
「では、その方向で。いいっすよね、カリナ隊長」
「あ、ああ。それで構わない…」
「…では、ユウキはこれより王都騎士団警邏体の生育を手伝ってくれ。もちろん謝礼は弾むぞ」
「・・・まぁ、わかった」
「それでは我々は話し合いがあるので、これで失礼致します!行くっすよカリナ!」
「え、あ、ああ!」
そう言ってカリナとキーラは、遊記の腕を持ち上げて大広間を出ていった
「…お、お父様!?わ、私を勝手にユウキの許嫁になど…!」
「ふむ、なかなか悪くない案だと思ったのだがな…お前もそう思うだろう?女王よ」
「…」
「…ああ、寝てるなこりゃ」
「そう言って大広間は、王様の笑い声で包まれた、
その場にいた姫様と騎士たちは、ため息をついたと言う…
はい、と言うわけで投稿です。
遊記『ラビュリンス』vs王様でした
1週間ほど投稿開いたのは、ユナサイドと遊記サイドどっちも並行して書いてたからだったりする
そして王の前でやるんなら『ラビュリンス』握らなきゃなーって思ったので握りました。初手全伏せ?まぁラビュリンス握ってたらたまにあるから…
と言うわけで、それでは
王に認められ、キーラの(ちょっとした)策略で王都騎士団の手伝いをすることになった遊記、だが少し面倒なことになるようで…
次回『警邏体の仕事』
「どうして、あなたはそこまで強いんですか?」
オリカ紹介
※各種登場順
レベル3 地属性 戦士族 通常
ATK1400 DEF1200
レベル5 地属性 戦士族 通常
ATK2000 DEF1800
通常魔法
このカードは1ターンに1度しか発動できない
①:デッキから『王国』モンスター1体を手札に加える。
通常魔法
このカードは1ターンに1度しか発動できない
①:手札・墓地から『王国』モンスター1体を特殊召喚する
速攻魔法
①:手札から『王国』モンスター1体を特殊召喚する。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンの終了時に手札に戻る
永続魔法
①:自分の『王国』モンスターが攻撃している時、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない