オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

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※第1話のタイトルと被るので変更いたしました


悪意

ある日、遊記は詰所に訪れていた

 

「失礼しまーす…」

 

「あ、ユウキさん。お久しぶりです」

 

詰所に入った遊記を出迎えたのは、両手に書類を抱えたカチュア・セレーヌだった

 

「お久しぶりです。それで…俺は何をすれば?国王からはとりあえずここに行ってほしいと言われたんですけど…」

 

「はい、それでは案内しますね」

 

遊記はカチュアについていった

 

「…本日ユウキさんにお願いしたいのは…というより、見てほしいのは尋問です」

 

「尋問?」

 

「はい。ここ最近、様々な場所で暴徒が暴れまわっているのは知っていますよね?」

 

「ああ、警邏体の方で手伝いをしているときに何度か制圧したからな」

 

「その噂はかねがね。本日尋問するのは、以前ユウキさんが制圧した人たちのうちの一人です。これからお手伝いとして、ユウキさんに尋問をお願いすることがあるかもしてません。ですのでちょっとした研修といいますか…どういうことをするのかを実戦形式で見せますので、学んでいただければなと」

 

「なるほどな…しかし尋問か。経験はないが、うまくできるものか?」

 

「そのあたりは実際にやってもないと…ここです」

 

カチュアは軽くノックして、取調室の中に入った

 

~~~

 

取調室…を、横から見えるようにした部屋だ。壁にはガラス板が張られていて、こちら側から取調室の様子が見えるようになっていた

取調室にはすでに1人の暴徒が座っていた

 

「…こういう風になっているのか…これ、あっち側からこっち丸見えじゃないのか?」

 

「いえ、取調室の方からはこちらが見えないようになっています」

 

話をしていると、別の取調官が2人、取調室に入ってきた

 

「始まるのか?」

 

「はい」

 

~~~

 

ユウキ達の方で取り調べが始まるのと同時刻、とある暗がりの部屋の中で1人の老人が笑みを浮かべて立っていた

 

「…ふふふ…これで準備は整った…!さぁ、計画はここから始まる…!」

 

「まずは、あの目障りな警邏体から壊滅させてやろう…」

 

そう言って老人は手元のスイッチの電源を入れた

 

~~~

 

取調べが始まって少しすると、暴徒の1人が突如苦しみだした

 

「なっ、なんだ!?」

 

暴徒の体が激しく痙攣する姿を見て取調官が構えるが、暴徒の体の内から緑の光があふれて、体をのけぞらせた

 

「きゃああっ!?」

 

「…なん、だ…?」

 

部屋の外からはなにかが爆発するような音が聞こえると共に、目の前の暴徒は体から発生した光を爆発させた

遊記は直感でカチュアの体を掴み、取調室から何とか飛び出て爆発から最大限逃れることができた

 

「あ、ありがとう…」

 

カチュアがお礼を言うが、遊記は取調室に向かって構えた

 

「あ”…あ”あ”…」

 

取調室から、目や口から血をダラダラと流し、目が明らかに正常じゃない暴徒だった存在が、おぼつかない足取りで出てきた

 

「あ”あ”…?」

 

暴徒だった存在が遊記の方を向くと、「ベキベキベキ…」と音を立てながら腕が変形して、デュエルディスクのような形になった*1

 

「…狙いは俺か…?」

 

「ひ、ひいぃ…」

 

「カチュアさんは俺の後ろに。何かあったら教えてください」

 

「わ、わかりましたぁ…」

 

「あ”あ”あ”あ”…ア”、ア”ッア”ア”…イグ、ゾ…」

 

(言葉を話してる…今までと何か違うのか?まぁいい、倒すまでだ)

 

「「デュエル」」

 

遊記 LP4000

暴徒 LP4000

 

「俺のターン。スタンバイ、メインフェイズ。俺は手札からフィールド魔法『地中界(ちちゅうかい)シャンバラ』を発動。発動時の効果処理として、デッキから『サブテラー』モンスター1体を手札に加える。俺はデッキから『サブテラーの導師(どうし)』を手札に」

 

遊記 手札5→4→5枚

 

「モンスターを伏せて、フィールド魔法『地中界(ちちゅうかい)シャンバラ』の効果を発動。自分フィールドの裏側表示の『サブテラー』モンスター1体を選択し、そのモンスターを表側守備表示か表側攻撃表示にする。セットしたモンスターを表側守備表示に変更」

 

サブテラーの導師(どうし)(裏側守備表示)→(表側守備表示) DEF1800

遊記 手札5→4枚

 

「『サブテラーの導師(どうし)』のリバース効果。デッキから自身以外の『サブテラー』カード1枚を手札に加える。デッキから『サブテラーの妖魔(ようま)』を手札に」

 

遊記 手札4→5枚

 

「そして魔法カード『(つき)(しょ)』を発動。フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にする。フィールドの『サブテラーの導師(どうし)』を裏側守備表示にする」

 

サブテラーの導師(どうし)(表側守備表示)→(裏側守備表示)

遊記 手札5→4枚

 

「そして自分フィールドのモンスターが裏側守備表示になった時、手札から『サブテラーマリス・ボルティニア』の効果を発動。自分フィールドのモンスターが裏側守備表示になった時、他に表側表示モンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚することができる」

 

サブテラーマリス・ボルティニア DEF2700

遊記 手札4→3枚

 

「そして『サブテラーマリス』モンスターの共通効果として、1ターンに1度、メインフェイズに自身を裏側表示にすることができる。ボルティニアを裏側守備表示に」

 

サブテラーマリス・ボルティニア(表側守備表示)→(裏側守備表示)

 

「さらに手札から『サブテラーマリス・バレスアッシュ』の効果を発動。自身を特殊召喚」

 

サブテラーマリス・バレスアッシュ ATK3000

遊記 手札3→2枚

 

「そしてバレスアッシュ自身の効果で、裏側守備表示に変更」

 

サブテラーマリス・バレスアッシュ ATK3000→DEF1800(裏側守備表示)

 

「カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

遊記 手札2→1枚

 

(さて、あの腕から生えてきたデュエルディスク…妙に黒っぽい色してて気持ち悪いんだよなぁ…)

 

「オ”…オ”デノ…ダーン”」

 

暴徒 手札5→6枚

 

「オ”デはデフダガラ…『()供物(くもつ)』をハツドヴ…テフダヲ1枚ズテ、オデのブィールドニ…『悪魔(あくま)トークン』を特殊召喚ズル…」

 

悪魔トークン ATK0

暴徒 手札6→5→4枚

 

「へぇ、トークン生成カード…いろいろと悪用できそうだな」

 

「オ”、オ”デハ…デフダガラ『ダークマター・ウォリアー』ヲ、イケニエナシデ召喚…」

 

ダークマター・ウォリアー ATK1800

暴徒 手札4→3枚

 

「リリース無し…『バルバロス』と似たモンスターか?」

 

「『ダークマター・ウォリアー』ノコウカ…オデノ”フィールドノモンスターをイケニエにザザゲ…ゴノモンズターハ、ホンライノヂカラヲトリモドズ…『悪魔(あくま)トークン』ヲイケニエにササゲル」

 

ダークマター・ウォリアー ATK1800→3500

 

「こ。攻撃力3500…!?」

 

「バトル…伏せモンスターに、コウゲキ…」

 

「なら攻撃宣言時、速攻魔法『サン・アンド・ムーン』を発動。互いのモンスター1体ずつを対象にとり、それらのモンスターの表示形式を、表側表示モンスターは裏側守備表示に、裏側表示モンスターは表側守備表示にする。ボルティニアを表側守備表示にして、『ダークマター・ウォリアー』を裏側守備表示に」

 

ダークマター・ウォリアー ATK3500→DEF2800(裏側守備表示)

サブテラーマリス・ボルティニア DEF3000(裏側守備表示)→(表側守備表示)

 

「そしてリバースしたボルティニアの効果。相手フィールドの裏側表示モンスター1体を対象にとり、次の自分ターン終了時までコントロールを奪う。『ダークマター・ウォリアー』のコントロールを奪う」

 

「す、すごい…攻撃力3500のモンスターを、いとも簡単に…!?」

 

(さーて、どうする?3枚あるから伏せてくるか…)

 

「ググ…ガードヲ2マイフゼテ、ターンエンド…」

 

暴徒 手札3→1枚

 

「俺のターン」

 

遊記 手札1→2枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。伏せカードの『ダークマター・ウォリアー』をリリースしてモンスターをセット。そしてフィールド魔法『地中界(ちちゅうかい)シャンバラ』の効果で、今セットしたモンスター『サブテラーマリス・アクエドリア』を反転召喚」

 

サブテラーマリス・アクエドリア DEF2600→ATK1400

 

「アクエドリアの効果。このモンスターがリバースした場合、自分フィールドの『サブテラーマリス』モンスターの数だけ、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊する。伏せてある2枚のカードを破壊」

 

アクエドリアとボルティニアが暴れ、暴徒の伏せていたカードを破壊した

 

「そして残りのモンスターを反転召喚、そしてボルティニアを攻撃表示に」

 

サブテラーの導師(どうし) DEF1800(裏側守備表示)→ATK1600

サブテラーマリス・バレスアッシュ DEF1800(裏側守備表示)→ATK3000

サブテラーマリス・ボルティニア DEF3000→ATK1900

 

「『サブテラーの導師(どうし)』のリバース効果で、デッキから『サブテラーの決戦(けっせん)』を手札に加え、バトル」

 

遊記 手札2→3枚

 

「バレスアッシュとボルティニアでダイレクトアタック」

 

バレスアッシュとボルティニアの口にエネルギーがたまっていっき、暴徒に射出された

 

暴徒 LP4000→1000→-900

 

~~~

 

「ユウキ殿!」

 

遊記がデュエルを終えると、カリナとキーラが駆け寄ってきた

 

「2人とも、どうしてここに?」

 

「爆発音があったから急いで駆けつけてきたのだが…片づけたのか?」

 

「おう、簡単だったぞ」

 

「まぁユウキさんっすからねぇ…それじゃあ、あとは私たちに任せてほしいっす」

 

「いいのか?」

 

「ああ、一番大変なところは任せっきりだからな。とりあえず、詰所の安全の確保と怪我人がいるかどうか確認すると共に、脱走者の確認をする。ユウキ殿と…カチュア殿は、適当な木陰で休んでいてくれ」

 

「おう。わかった」

 

「は、はい」

 

2人は近くの木陰の下にあるベンチに座り込んだ

 

「ふぅ…」

 

「…あの、ありがとうございました。先ほどは助けていただいて…」

 

「いや、間に合ってよかった。あのままいたら巻き込まれてたからな…」

 

「いえ、そうではなく…あの暴徒から守ってくれてありがとうってことです」

 

「ああ、そっちか。…別に、ただ戦っただけだ。気にすることは無い」

 

「そ、そうですか…」

 

カチュアは少しうつむいた

 

「…その、ユウキさんを見ていると、妹を思い出します」

 

「妹?」

 

「はい、学園に通っているんですけど…ユウキさんに一度会ってほしいです」

 

「…まぁ、機会があればな」

 

遊記とカチュアが雑談をしていると、詰所の方から叫び声が聞こえた

 

「っ、いまのは…?」

 

「なんだ…?」

 

~~~

 

とある暗闇に包まれた場所で、老人は1人思考を巡らせていた

 

「ふむ…ひとまず、計画は成功といったところか。少しの間だが、詰所は使用できなくなるだろう…」

 

老人は立ち上がり、部屋を歩き回った

 

「しかし、思ったより被害が出なかったな。適応したものが1人だけで他は力に耐えきれず爆散か…おお、こわいこわい。爆発した後を見たら、恐怖で叫んでしまいそうだよ!」

 

老人は声を上げながら笑い声を上げた

 

「・・・」

 

「ん?おお…お前か。お前はまだ出番はないぞ、戻ってろ」

 

「…」

 

老人は歩いてきた何かに声をかけると、その何かは元の場所に戻っていった

 

「ふふふ…さぁて、ひとまず計画は第2段階だ…ふふふ…ふははははは…!!!!」

*1
遊戯王GXでカーミラが使用していたデュエルディスクが骨の形になって腕から生えてきたものと考えてください




はい、というわけで投稿です。
遊記『サブテラー』vs改造暴徒でした
サブテラーは『サン・アンド・ムーン』があるかないかで全然対応力が違ってきます。リバースできるのが偉すぎる。みんなもサブテラーを握るときは、『月の書』、『皆既日食の書』、『皆既月食の書』が無い場合に採用してみよう!
そして思ったよりリクエストの量・ボリュームが多くて宇宙ネコになってます。ありがてぇ…ありがてぇ…採用した際に名前を記載させていただきます。
というわけで、それでは

詰所が修復しつつあるとある日、1人の少女が詰所を訪れる
次回、『鉄壁の守備』
「うーん『超重武者』」

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
凍河の氷様、ぢょにー様

オリカ紹介
ダークマター・ウォリアー
闇属性 戦士族 効果 レベル10
ATK3500 DEF2800
①:このモンスターはリリース無しで召喚することができる。②:①の効果で召喚したこのカードの攻撃力は1800になる。③:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このカードの攻撃力を元に戻す
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