オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

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幼馴染

遊記は突如、男の子にデュエルの宣戦布告を受けていた

 

「…はぁ?」

 

「これクラマ、止めるんじゃ、お客人に向かって…」

 

「村長は黙ってて!」

 

男の娘…クラマは再び遊記に指をさした

 

「…んで?なんで俺がお前とデュエルしなくちゃいけないんだ?」

 

「お前が…ユナを独り占めしているからだ!」

 

「ユナ?」

 

「ああそうだ!少し前から、お前とユナが家でデュエルしているのをこっそり見ていた!今じゃユナはお前のことを…な、名前呼びじゃないか!どうせ命令させたんだろ!俺が勝ったら、金輪際お前はユナに近づくな!」

 

「クラマ…」

 

「…別にいいが」

 

「ユウキ殿!?よろしいんですじゃ!?」

 

「だってなぁ…こいつ相手に俺が負けると思うか?」

 

「…まぁ、そうは思えないですじゃ」

 

「はぁ!?」

 

「だろ?」

 

「はっ、バカにするな!お前なんか、けちょんけちょんにしてやる!」

 

「できるもんならやってみろよルーキー」

 

「誰がルーキーだ!俺は!この村の中で一番強い男だ!」

 

「井の中の蛙ってことを教えてやるよ」

 

2人はデュエルディスクを構えた

 

「「デュエル」!」

 

遊記 LP4000

クラマ LP4000

 

「俺のターン!俺はモンスターを1体セットして、カードを3枚セットしてターンエンド!」

 

クラマ 手札5→4→1枚

 

(ガン伏せか。こりゃちょっと面倒だな…普通なら、な) 

 

「俺のターン」

 

遊記 手札5→6枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。早速行くぞ。手札から速攻魔法『神碑(ルーン)穂先(ほさき)』を発動。デッキからこのカード以外の『神碑(ルーン)』カードを1枚手札に加え、相手のデッキの上から1枚目を除外する。俺が手札に加えるのは、フィールド魔法『神碑(ルーン)(いずみ)』を手札に加え、相手のデッキの一番上のカードを除外する」

 

遊記がカードを手札に加えると、クラマのデッキの一番上が飛び出して除外された

 

遊記 手札6→5→6枚

 

「お、俺のデッキがっ、除外された!?」

 

「フィールド魔法『神碑(ルーン)(いずみ)』を発動。そして永続魔法『神碑(ルーン)(たぶら)かし』を発動」

 

2人の間に特徴的な姿の石像が掘られた泉が現れ、遊記の前にカードが現れた

 

遊記 手札6→5→4枚

 

「手札から速攻魔法『破壊(はかい)神碑(ルーン)』を発動。相手フィールドの魔法・罠ゾーンのカード1枚を破壊して、相手のデッキの上から4枚を除外する。このカードにチェーンして、『神碑(ルーン)(たぶら)かし』の効果。たがいが速攻魔法カードを発動した時、相手のデッキからカードを1枚除外する」

 

クラマのデッキの上から1枚のカードが除外された

 

「そして『破壊(はかい)神碑(ルーン)』の効果で、左の伏せカードを破壊だ」

 

遊記の前から出現したカードから黄金の光弾が射出され、クラマから見て右の伏せカードが破壊された。

 

「そしてデッキの上から4枚を除外」

 

黄金の衝撃波を受け、クラマのデッキからさらに4枚が除外された

 

遊記 手札4→3枚

 

「破壊されたのは『装甲炸裂(リアクティブ・アーマー)』か…速攻魔法『黄金(おうごん)(しずく)神碑(ルーン)』を発動。相手はカードを1枚ドローして、その後相手のデッキの上から4枚を除外する」

 

「な、何ィ!?さらに除外するのか!?」

 

「さらにこれに誑かしの1枚除外も入るからな、5枚の除外だ」

 

どこかから現れた黄金のしずくがクラマのディスクにあたった

 

「さぁ、カードを引きな」

 

「ぬぐぅ…」

 

クラマがドローすると、デッキの上から4枚が除外された

 

クラマ 手札1→2枚

 

「一連の処理後、フィールド魔法『神碑(ルーン)(いずみ)』の効果を発動。俺が『神碑(ルーン)』速攻魔法を発動した場合、墓地の『神碑(ルーン)』速攻魔法3枚を対象にとり発動する。それらのカードをすべてデッキに戻し、デッキに戻した枚数分ドローする。俺は墓地の穂先、破壊、黄金の泉の3枚をデッキ下に戻して、3枚ドローする」

 

「さ、さんまいも…!?」

 

遊記 手札3→6枚

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「は、はっ!何をするかと思えば…モンスターも出さずに、ただ魔法を発動しただけじゃないか!」

 

「…そうだと、いいな?」

 

「俺のターン!」

 

クラマ 手札2→3枚

 

「お前の施しにあやかるつもりはないけど…ありがたく使わせてもらうぜ!俺はセットしてモンスターをリリースして、『ジェノサイドキングサーモン』を生贄召喚!」

 

ジェノサイドキングサーモン ATK2400

クラマ 手札3→2枚

 

「バトルだ!」

 

「バトルフェイズに入る前に、手札から速攻魔法『まどろみの神碑(ルーン)』を発動。フィールドのモンスター1体を対象にとり、そのターンの間、1度だけ戦闘・効果で破壊されず、攻撃できない」

 

「は、はぁ!?」

 

「そして、相手のデッキの上から3枚を除外する。それにチェーンして誑かしの分も追加だ」

 

「ちょっ、ちょっと待て!なんで俺のターンに手札から速攻魔法発動してんだよ!ルール違反じゃねぇか!」

 

「フィールド魔法『神碑(ルーン)(いずみ)』の効果で、俺は相手ターンでも手札から『神碑(ルーン)』速攻魔法を使うことができるんだよ」

 

「な、なにぃ!?」

 

どこかから黄金の精霊が飛んで来て、ジェノサイドキングサーモンの周囲をくるくると回った

やがてジェノサイドキングサーモンが目を回して倒れ、黄金の精霊がどこかに飛んでいった

 

遊記 手札6→5枚

 

「じぇ、『ジェノサイドキングサーモン』!」

 

「合計4枚の除外も忘れんなよ」

 

「…た、ターンエンド」

 

「俺のターン」

 

遊記 手札5→6枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。手札から『破壊(はかい)神碑(ルーン)』を発動。右の伏せカードを破壊し、相手のデッキの上から4枚を除外。それにチェーンして誑かしを発動して、さらに1枚除外だ」

 

黄金の光弾が射出され、クラマから見て左の伏せカードが破壊され、クラマのデッキの上から5枚のカードが除外された

 

遊記 手札6→5枚

 

「…な、なんなんだよ!?さっきから俺のデッキにばかり干渉して…俺のLPを削ってないじゃないか!デュエルを放棄してるのか!?」

 

「…あのなぁ。確かに相手のLPを0にしたら勝ちだが…相手LPを0にするだけがデュエルじゃないんだぞ」

 

「何を…!?」

 

「速攻魔法『黄金(おうごん)(しずく)神碑(ルーン)』を発動。チェーンして誑かしを発動。お前のデッキの上から合計5枚を除外して、お前は1枚ドローする」

 

遊記 手札5→4枚

クラマ 手札2→3枚

 

「…だから!わざわざ俺にドローさせて何になるんだよ!」

 

「速攻魔法『解呪(かいじゅ)神碑(ルーン)』を発動。相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、相手の手札をランダムに1枚捨てさせて、相手のデッキの上から2枚を除外する。チェーンして誑かしを使って、合計3枚除外だ」

 

どこかから現れた碑文が青白く光り、クラマの手札から1枚のカードがカタカタと震えだした

 

「ちょっ、どこに行くんだ!?」

 

そして1枚のカードが上に飛び出し、墓地に飛び込んだ

 

遊記 手札4→3枚

クラマ 手札3→2枚

 

(そろそろだな…)

 

「効果処理後、フィールド魔法『神碑(ルーン)(いずみ)』の効果を発動。墓地の破壊、黄金の雫、解呪の3枚をデッキに戻して3枚ドローする」

 

遊記 手札3→6枚

 

「ま、また手札が戻った…!?」

 

(…よし、これで行けるな)

 

「手札から『(いか)れる(あらし)神碑(ルーン)』を発動。相手フィールドのカードの枚数分、相手のデッキの上からカードを除外する。お前のフィールドのカードは2枚だから、2枚除外だ。それにチェーンして誑かしで、合計3枚除外だ」

 

クラマの前に小型の嵐が出現し、デュエルディスクから3枚のカードが除外された

 

「そしてこれで終わりだ。手札からまどろみを『ジェノサイドキングサーモン』を対象に発動。破壊耐性を得て、相手のデッキの上から3枚を除外する」

 

黄金の精霊が再びジェノサイドキングサーモンの周りを舞い、目を回させた

 

「くっ、またか…いい加減・・・に・・・!?」

 

クラマが3枚目を除外しようよすると、自分のデッキのカードが向ないことに気づき、目を見開いた

 

「気が付いたか」

 

「お、おれのでっきが・・・ない!?いったい、どこに・・・!?」

 

「そう、お前のデッキの大半は…全部除外させてもらった」

 

「う、うそだ・・・こんな、こんなことって・・・!?」

 

「俺はこれでターンエンドだ。もうする必要はないからな。…教えておくぞ。デュエルは…カードがドローできなくなったら負け(・・・・・・・・・・・・・・・・・)だからな」

 

「そ、そんな…おれが、俺が…!こんな方法で、負けるなんてぇ…!!!!!」

 

「さぁ、お前のターンだ。…ドロー、しろよ」

 

「う・・・うわぁぁぁああああああ!!!!!」

 

クラマは膝から崩れ落ち、デュエルディスクから「ピーーーー」という音が鳴り響いた

 

遊記 win

 

〜〜〜

 

膝から崩れ落ちたクラマに、遊記は近づいた

 

「そ、そんな…俺が…」

 

(…デッキが消えてないってことは、違法のじゃ無いってことなんだろうな…)

 

「一体何が…ってユウキさん!?」

 

遊記おクラマの元に、ユナが駆け寄ってきた

 

「ん、ユナか。巫女の修行はどうした?」

 

「そ、それは…叫び声が聞こえたから、一旦休憩にしてもらいました。というより…その、クラマ?」

 

「うっ…ゆ、ユナ…」

 

「ああそうだ。ユナ、お前とこいつってどんな関係なんだ?それについて詰められてデュエルしたんだが…」

 

「…ちなみに何したんです?」

 

「相手のデッキ全除外」

 

「鬼ですか?悪魔ですか?」

 

「知らん」

 

「いやいや知らんじゃないでしょう…(汗)」

 

「それで?お前とこいつの関係性は?」

 

ユナは引きながら、顎に手を当てて悩んだ

 

「…友人未満、知り合い以上?」

 

「らしいぞ」

 

「ゆ、ユナ…!?う、うそだよな?」

 

「嘘も何も…一方的に仕掛けてきて勝ってにボコボコにしてくるし、負けてもあおってくるし…正直、いい思い出がないというか…」

 

「そ、そんな・・・」

 

クラマは再び膝から崩れ落ちた

 

「・・・まぁ、そんなことだから。その・・・ドンマイ?」

 

「かける言葉も無いのう…だから前から、女子には優しくせよと言っておったのに…」

 

「うぐぅ・・・」

 

「…じゃあ、行くか?ユナも行こうか」

 

「あ、はい」

 

「わしはもう少しクラマの様子を見ていくのじゃ」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

遊記とユナはその場を離れ、村長はクラマの肩に手を置き、クラマは泣いた




はい、というわけで投稿です。
遊記『EX無し神碑』vsクラマ『バニラビートダウン』でした
村最強(笑)の少年が遊記に一方的に突っかかってきて、それを返り討ちにしました
デッキ枚数の計算…地味に大変ですね。たぶん計算合ってますはい…
神碑使った理由?使いたかったからですが何か?まぁEXモンスター使えないのは盲点でしたが…(書いてから『あ、これ融合モンスター使えないわこれ』って気づいた)
というわけで、それでは

ユナ思う少年クラマを倒した遊記、クラマはユナの自分への評価に心砕かれ、膝から崩れ落ちた
その日の夜、遊記に新たな刺客が現れる
次回、『未知への挑戦』
「ユウキ…お前の隠しているのは何だ?」

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!

ネウロ兼死神様、凍河の氷様
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