オリキャラの遊戯王伝記~Ritual War~   作:しがなくない

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未知への挑戦

遊記がクラマを倒した夜、遊記はふと家の外を散歩していた

 

「ふぅ…」

 

遊記が空を見上げると、空には満月が上っていた

 

「…満月か…」

 

『いい月だな』

 

遊記が声のした方を向くと、ドラクレアが立っていた

 

「…ドラクレアか」

 

『いかにもそうだが?』

 

「何の用だ?俺に用なら、あいつらが前にいるときでも良かったじゃないか」

 

『いや、あいつらが前だとできないことだ』

 

「…先に言っておくが、止める気はないのか?その先は地獄かもしれんぞ」

 

『構わん。一度気になってしまっては、止められないものよ!』

 

「…そうかい。それじゃあ…構えろ」

 

『無論言われなくても!』

 

2人は構えた

 

「『デュエル」!』

 

遊記 LP4000

ドラクレア LP4000

 

『我のターン!我は手札から『双竜降臨儀式(そうりゅうこうりんぎしき)』を発動!手札・フィールドのモンスターを墓地に送り、手札から我の儀式召喚を行う!我は手札の『双竜(そうりゅう)巫女(みこ)』と『双竜(そうりゅう)神官(しんかん)』を墓地に送り、儀式召喚!』

 

『降臨せよ!『龍姫(りゅうき) ドラクレア』!」

 

龍姫(りゅうき) ドラクレア ATK3000

ドラクレア 手札5→1枚

 

「早速来たか…」

 

『儀式素材になった巫女(みこ)の効果!儀式召喚の素材になり墓地に送られた場合、1枚ドローする!』

 

ドラクレア 手札1→2枚

 

「ガルーラみたいな効果してんな…」

 

『我は手札を2枚伏せ、ターンエンド!』

 

ドラクレア 手札2→0枚

 

(それに手札ガン伏せ…何かあるとみていいな)

 

『さぁ、来い!』

 

「俺のターン」

 

遊記 手札5→6枚

 

「スタンバイ、メインフェイズ。手札からフィールド魔法『神芸学都(しんげいがくと)アルトメギア』を発動」

 

遊記がフィールド魔法を使用すると、周囲の風景が一変して都市に変化した

遊記 手札6→5枚

 

『ふむ…いったいどうして、このように風景が変貌するのか…』

 

「続けるぞ、手札から『無垢(むく)なる(もの) メディウス』を召喚」

 

無垢(むく)なる(もの) メディウス ATK1800

遊記 手札5→4枚

 

「メディウスの効果。このモンスターが召喚・特殊召喚した時、デッキから『獄神(ごくしん)』モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚する。デッキから『アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう)』を特殊召喚」

 

メディウスが手を正面に向けて念じると魔法陣が現れ、魔法陣からアルトメギアの獄神獣が現れた

アルトメギアの獄神獣 ATK300

 

(ここまで何か発動するそぶり無しか…ブラフか?そんなことはないと思うが…)

 

「手札の『神芸学徒(アルトメギア) グラフレア』の効果を発動。俺のフィールドに『アルトメギア』カードを存在する場合、このカードを手札から特殊召喚することができる」

 

『特定のカードがあれば特殊召喚できるのか…』

 

神芸学徒(アルトメギア) グラフレア ATK2100

遊記 手札4→3枚

 

「その後、デッキから『アルトメギア』魔法カード1枚をセットできる。デッキから『アルトメギア・バーニッシュ-改変(かいへん)-』をセット」

 

『何ッ!?さらっと後続を確保するのか…!』

 

「グラフレアの効果。相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象にとって破壊する。俺から見て右のカードを破壊する」

 

『やらせん!我の効果を発動!相手がモンスター・魔法・罠の効果を発動した時、その効果を無効にして、墓地から我の眷属を効果を無効にして特殊召喚する!』

 

グラフレアが抱えている中に弾丸を装填して銃を放とうとすると、地面から巫女服を着た少女が飛び出して、グラフレアは慌てて銃弾を空に打ち上げた

 

双竜(そうりゅう)巫女(みこ) DEF1400

 

(ここで無効効果を使ってきたか…)

 

「『アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう)』の効果。互いのメインフェイズに、フィールドのこのモンスターを含む手札・フィールドのモンスターで融合を行う」

 

『来たな…!』

 

「俺はフィールドの『アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう)』と『無垢(むく)なる(もの) メディウス』の2体で融合召喚。現れろ、『神芸獄徒(アルトメギア) ディアクトロス』」

 

神芸獄徒(アルトメギア) ディアクトロス ATK2800

 

『…なるほど、なるほど!これが、アドバンスでも儀式でもない、全く別の召喚方法…!儀式とは、全く違うのだな!』

 

「あまり表立っては使わないがな…フィールドから墓地に送られた『アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう)』の効果。墓地に同名カードが存在しない『アルトメギア』魔法・罠カードを1枚手札に加える。デッキから『アルトメギア・インパスト-奪還(だっかん)-』をセットする」

 

『サラっと後続を確保するな』

 

「俺に言うな。ディアクトロスの効果、フィールドのモンスター1体を対象にとり、表示形式を変更する。表示形式を変更するのはお前だ、ドラクレア」

 

ディアクトロスが杖を一振りすると、ドラクレアの体にカラフルな色の拘束具が纏わりついた

 

龍姫(りゅうき) ドラクレア ATK3000→DEF2000

 

『ぬぐぅ…!』

 

「伏せていた魔法カード『アルトメギア・バーニッシュ-改変(かいへん)-』の効果。俺のデッキか墓地から『神芸学都(しんげいがくと)アルトメギア』を表側表示で置く。フィールドに既に存在している場合、デッキから『アルトメギア』カード1枚を手札に加える。俺はデッキから『神芸学徒(アルトメギア) ファインメント』を手札に加える」

 

遊記 手札3→4枚

 

「今手札に加えたファインメントの効果。俺のフィールドに『アルトメギア』カードが存在する時、手札から特殊召喚できる」

 

神芸学徒(アルトメギア) ファインメント ATK2400

遊記 手札4→3枚

 

「特殊召喚後、1枚ドローだ」

 

遊記 手札3→4枚

 

『ふむ…リソースが途切れないな…』

 

「バトルだ。グラフレアで巫女に攻撃」

 

グラフレアが今度こそ銃弾を銃に込めた

 

『我が眷属を守るのも我の役目よ!罠カード『双竜(そうりゅう)土祷(どとう)』を発動!我のフィールドの『双竜(そうりゅう)』モンスター1体を対象にとり、このターンの間破壊耐性を得る!我が対象にとるのは『双竜(そうりゅう)巫女(みこ)』だ!』

 

「通す」

 

フィールドのグラフレアが腕を振るうと、巫女の周りに土の壁が現れた

グラフレアが銃を撃ったが土の壁に阻まれた

 

「ならディアクトロスでドラクレアに攻撃」

 

『それは受ける!』

 

ディアとクロスが杖を槍のように振りかぶり、ドラクレアに投げた

その槍はドラクレアに直撃し、爆発した

 

『ぬぐううう!!!』

 

「バトルフェイズ終了、メイン2に入り、カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

遊記 手札4→2枚

 

『…ふっふっふっふ…やるな、やるなユウキ!これが我の感じた違和感の正体…いや、そのうちの一つか!まさか儀式召喚以外でこのような召喚方法があろうとは…!』

 

「…それで、お前のターンだぞ」

 

『おっと、そうだったな…我のターン!』

 

ドラクレア 手札0→1枚

 

『我は巫女をリリースして、手札から『双竜(そうりゅう)神官(しんかん)』をアドバンス召喚!』

 

双竜(そうりゅう)神官(しんかん) ATK2500

ドラクレア 手札1→0枚

 

『『双竜(そうりゅう)神官(しんかん)』の効果!墓地から『双竜(そうりゅう)』モンスター1体を特殊召喚する!墓地から巫女を特殊召喚だ!』

 

「カウンター罠『アルトメギア・インパスト-奪還(だっかん)-』を発動。相手がモンスター効果を使用した時、俺のフィールドの融合モンスター1体をエンドフェイズまで除外して、その発動した効果を無効にして破壊する。ディアクトロスをエンドフェイズまで除外して、無効にして破壊だ」

 

ディアトクロスが神官の体を羽交い絞めにして、一緒に足元に出現した闇の渦に引きずり込んだ

 

『カウンター罠か…!』

 

「そして罠カード『アルトメギア・メセナ-覚醒(かくせい)-』を発動。デッキから『無垢(むく)なる(もの) メディウス』か『アルトメギア』モンスター1体を特殊召喚する。デッキから『神芸学徒(アルトメギア) リテラ』を特殊召喚」

 

神芸学徒(アルトメギア) リテラ DEF1800

 

『増援を呼び寄せたか!』

 

「リテラの効果。相手メインフェイズに手札か墓地から『アルトメギア』モンスター1体を特殊召喚し、その後このモンスターを手札に戻す。俺は墓地から『アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう)』を特殊召喚して、リテラを手札に戻す」

 

リテラが祈ると、地面に発生した黒い渦から獄神獣が飛び上がってきた

遊記 手札2→3枚

 

アルトメギアの獄神獣(ごくしんじゅう) ATK300

 

『そいつが出てきたってことは…!』

 

「速攻魔法『アルトメギア・マスターワーク-継承(けいしょう)-』を発動。自分フィールドの『アルトメギア』モンスターを使用して、手札・フィールドのモンスターを使用して融合召喚を行う。俺はフィールドの獄神獣、グラフレア、手札のリテラの3体で融合召喚」

 

「蹂躙し尽くせ、『ガーディアン・キマイラ』」

 

ガーディアン・キマイラ ATK3300

遊記 手札3→2枚

 

『…なっ、なんだ。そのモンスターは…!』

 

「『ガーディアン・キマイラ』の効果。このモンスターが魔法カードで融合召喚した時、手札から融合素材としたカード1枚につき1枚ドローし、フィールドから融合素材にしたカード1枚につき、相手フィールドのカードを1枚破壊する。手札から1体、フィールドから2体融合素材にしたから、1枚ドローして、伏せカードを破壊する」

 

『なんだとぉ!?』

 

ガーディアン・キマイラがドラクレアのフィールドを蹂躙し、全てのカードを破壊した

 

『わ、我のフィールドが…これが、融合の力…!』

 

「さぁ、何かあるか?」

 

『ふふふ…ターンエンドだ』

 

「エンドフェイズ、奪還(だっかん)で除外したディアトクロスが戻ってきて、俺のターン」

 

遊記 手札2→3枚

 

「バトルだ。継承(けいしょう)の効果で融合召喚したモンスターは、フィールドゾーンにカードが存在する時、攻撃力を500ポイントアップする」

 

ガーディアン・キマイラ ATK3300→3800

 

「『ガーディアン・キマイラ』とディアトクロスの2体で攻撃だ」

 

ディアトクロスがドラクレアに斬りかかり、そのあとガーディアン・キマイラがドラクレアに突撃した

 

ドラクレア LP4000→1200→-2600

 

遊記 win

 

~~~

 

『…ふははは…感謝するぞ遊記…』

 

「はいはい…これで満足か?」

 

『ああ。ひとまずは、な…だが』

 

ドラクレアは遊記の方を掴み、耳元に口を近づけた

 

『いずれはそのケースに眠る強大な力と戦わせてくれることを祈るぞ』

 

「・・・いいや、だめだね」

 

遊記はドラクレアを引き離した

 

『つれないな。何か理由でもあるのか?』

 

「…こいつらが出たら、何が起こるかわからないからな。そうそう出すことは無い」

 

『なんだ、つまらん』

 

ドラクレアは踵を返した

 

『我は先にユナの元に戻る』

 

「はいはい…俺ももう少ししてから戻るよ」

 

ドラクレアはその場を後にし、遊記は空に浮かぶ月を見上げた

 

~~~

 

~???~

 

暗闇に包まれた館の中、窓から入ってきた月明かりの下で、1人の男…ルビデーが悪態をついていた

 

「…ぐぐぐ…くそが!ただの…ただの村だと思っていたのに…あの男と、あの女さえいなければ…!」

 

『お困りのようだな』

 

「だ、誰だ!」

 

ルビデーしかいないはずの部屋に、突如闇から黒いローブを羽織った巨人が現れた

 

「誰だお前は…!?おい、侵入者だ!早く入ってこい!」

 

『無駄だ。この部屋での会話は、外に聞こえることは無い。君がいくら叫び、喚こうとな』

 

「な、なんだと…!?」

 

ルビデーは後ずさりした

 

「な、何をしに来た…俺を、殺しに来たのか!?」

 

『そう恐れることは無い。私は取引に来た』

 

「取引?」

 

『まぁ、座って話そうか』

 

巨人は薄く光が当たるソファに座り込んだ

ルビデーも警戒しながら、向かいのソファに座った

 

『…君は今、力を欲しているね?』

 

「っ…!?」

 

『手に入るはずのものを手にすることができなかった…邪魔者のせいで』

 

「ッ、ああそうだ!あの男と女さえいなければ、あの村は俺のものになっていた!男は労働力!綺麗な女は俺の愛人として手に入れるはずだった…はずだったんだ…!」

 

『ああそうだ。君は手に入れるはずだった…その邪魔者さえいなければ、な。それで…どうだろうか。私と取引をしないかい?』

 

「取引…?」

 

『ああ。その男と女を一方的に倒せる力を、君に授けようじゃないか…』

 

「なんだと!?」

 

ルビデーは身を乗り出した

 

「本当に…本当に!あいつらをぶちのめせるのか!?」

 

『ああ、保証しよう。対価は…』

 

「寄越せ!今すぐにその力を寄越せ!」

 

『…取引、成立だな』

 

巨人は懐から1枚の真っ黒なカードを取り出し、テーブルに置いた

 

「…これが、その力…なのか…?」

 

『ああ、そうさ。それを使って…思う存分その力をふるってくるといい』

 

ルビデーはそのカードを手にとった。その瞬間

 

「ッ!?なっ、こ、これはぁ!?」

 

カードから黒いオーラがあふれ出し、ルビデーにまとわりついた

 

「これっ、はぁ…!?貴様ぁ!俺を、騙して…!?」

 

『おやおや、人聞きの悪い。大きすぎる力には、それ相応の対価が必要です。それを聞かずに『力が欲しい』を言ったのは、貴方ですよ』

 

「がっ、があぁっ!ぐぐ・・・ぐああああぁぁぁ!!!!!」

 

黒いオーラがルビデーを完全に包み込んだ

 

『・・・期待していますよ』

 

巨人は闇の中に消え、その部屋には静寂しか残らなかった




はい、というわけで投稿です。
遊記『アルトメギア』vsドラクレア『双竜』でした
最後に不穏な何かが起こりましたね。なんなんでしょうねー(小並感)
というわけで、それでは

我と遊記が戦った数日後、村にはあの時追い返したはずのあの男が現れた。だがどこか様子がおかしいようで…?
次回、『闇堕ち』
『なんだ、あの禍々しい力は…!?』

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
凍河の氷様
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