音MADでしか呪術廻戦を知らない俺が禪院家にTS転生?!   作:ポ予

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呪術師に非ずんば人に非ず

 ──『蜘蛛の糸・改』。

 

 羂索によれば、かの両面宿儺は『蜘蛛の糸』という地形破壊技を使用したという。周囲の地形を最適に突き崩すための刃の形状、角度、威力を設定した、蜘蛛の巣型の大規模な網目状斬撃。

 出力の関係で俺の『偽解』には宿儺のソレほどの絶望的な規模はないのだが、物質の纏う呪力を美味しくできるので──斬撃によって切断され、空中に投げ出された無数の瓦礫の破片の一つ一つを、薄く纏わりついていた呪力をもとに少しだけだが操れる。俺が斬った瓦礫は文字通り、指先から伸びる見えない蜘蛛の糸に絡め取られた獲物と同義である。

 轟音。土煙。悲鳴を上げて折れ曲がる鉄骨。

 重力に従って降り注ぐ数千、数万のコンクリートの雨に対し、俺は脳の処理領域を極限まで焼き切る勢いで呪力を操作した。落下する瓦礫の軌道を、ほんの数センチ、数ミリだけズラす。だが、その微細な干渉が空中で瓦礫同士を衝突させ、跳弾のように不規則な死の軌道を生み出し、巨大な解体現場全体を回避不能の巨大なすり鉢へと変貌させていく。

 

 甚爾くんと仲良くしていた頃の俺には、呪力不足や術式の拡張不足のせいで絶対に届かなかった、最大級の破壊。全方向から空間を押し潰すような、逃げ場のない石の豪雨。

 

 だが──。

 甚爾くんは潰されるどころか、落下してくる瓦礫を軽々と砕き、空中を蹴って向かってきた。重力という概念が彼だけに適応されていないかのような、圧倒的で理不尽な身体能力。俺が呪力で操ってぶつけた鉄骨を彼は素手で掴み取ると、まるでただの小枝でも扱うかのように空中で一回転し、俺めがけて投げ返してきた。

 砲弾のような速度で飛来する鉄骨。俺は舌打ちしながら術式でそれを斜めに両断し、軌道を逸らしてやり過ごす。背後が爆発したようにえぐれ、もうもうと巻き上がる灰色の粉塵が、冷たい雨粒すらも飲み込んで視界を完全に奪い去った。

 

「動かないでよ甚爾くん! 五体満足で監禁してあげたいのに!」

 

 悪態をつきながら、俺は瓦礫の山を後退する。

 

 足場を崩されながら全方位から瓦礫に襲われるなんて、いくらフィジカルギフテッドとはいえ、ただでは済まないはずだ。手傷を負って動きは鈍る。そうすれば、あとは俺がゆっくりと時間をかけて彼を拘束し、魔法少女への輝かしい第一歩を……。

 と、思っていたのだが──

 

 ヒュッ、と。

 風を切る異常な音が、崩落の轟音を切り裂いて俺の耳に届いた。

 

 脳が危険を察知するよりも早く、俺の体は本能的に横へと跳んでいた。直後、俺が先ほどまで立っていたアスファルトを、巨大な鋼鉄のH鋼が砲弾のような速度で突き刺さり、クレーターのような大穴を穿っていた。

 

 やがてひとしきり崩落が落ち着くと、もうもうと立ち込める粉塵と雨粒の向こうから、無傷の甚爾くんが悠然と姿を現した。頬にある俺がつけた浅い切り傷以外、衣服すら満足に破れていない。これならスピードタイプなうちの父親や弟にも勝てそうだと思って心血注いで作った技だったのに──冗談じゃない。いくら規格外とはいえ、呪力も術式もない人間のやることか。手加減抜きで破壊規模をもっと広げて、瓦礫ももっと凶悪に砕いて展開すべきだったか? いや、これで良かったはずだ。うっかり殺すよりマシだ。

 同時に甚爾くんがえずくような動作をし、何か吐き出したかと思うと──紫色の、まるまると太った巨大な芋虫のような呪霊が、甚爾くんの首にマフラーのように巻きついていた。芋虫の頭の部分には、不細工な赤ん坊のような顔がくっついている。生理的な嫌悪感を催すフォルムだった。

 

「何なんですの、そのキモい子」

 

 俺は心底ドン引きしながら声を張り上げた。

 甚爾くんは首に巻きついた呪霊の頭を、無造作にパンッと叩いた。

 

「ああ、コレか。殴ってしつけた」

「DV男」

 

 口から出たツッコミは、完全に素だった。

 見間違いでなければ、この呪霊は甚爾くんの口から出てきた。真男佳を心の中に飼ってる俺でも、このキモい芋虫を殴ってしつけて胃の中でペットにしたいとは思わない。本物の菜緒葉ちゃんはこの手のキモい芋虫が大好きなのだが──

 

『……』

 

 今ははしゃぐ元気がないらしく、頭の奥からすごくジトーっとした目で俺を見ている。俺の暴走に完全にキレているのだ。嫌われたのかもしれない。もう嫌だ。甚爾くんに勝ってから考えよう、何もかも。

 

「腹ん中でこの呪霊を飼っててな」

 

 甚爾くんは俺のドン引きした視線など意に介さず、ひどく虚ろな目で己の手札を明かし始めた。『術式の開示』──能力の底上げを狙う縛りだ。

 

「透明人間は臓物まで透明だろ? だから、腹に入れとくとこいつの呪力は感知されなくなる」

 

 呪力を持たない甚爾くん自身は、結界や探知をすり抜ける「透明人間」だ。しかし、呪霊には当然呪力がある。もし呪霊を連れ歩いていれば、その呪霊の気配で彼の位置はバレてしまう。

 だから、腹の中に隠す。

 彼の完全に呪力がない肉体に押し込めば、呪霊の気配すらも完全に遮断される。どんな厳重な呪術的警備も、結界も、彼にとっては存在しないも同然になる。

 

「で? わざわざその不細工な呪霊をお腹の中に隠して可愛がって、どうするつもりですの? 孤独を埋めるためのペット?」

 

 俺は強がりを込めて、あえて挑発的に笑ってみせた。この呪霊の等級は見たところ、そんなに高くない。弱い手下が1匹増えたくらいなら……と言いたいところだが、これがただの雑魚呪霊なはずがない。

 絶対に、何か重大な秘密がある。

 

「物を格納できる呪霊なんだよ。こんなふうにな」

 

 次の瞬間、甚爾くんが芋虫呪霊の口に右手を突っ込んだ。そこからズルン、と引きずり出されたのは、一本の刀だった。

 柄も鍔も奇を衒わない、一見するとただの日本刀。刀身の峰の部分には、まるで生き物の毛のようなフサフサとした飾りがついている。

 

 あの日、我が家の忌庫から持ち出された『釈魂刀』。あらゆる物質の硬度を無視して切り裂く、特級クラスの曰く付きの代物だ。

 

「……あの時私が渡した刀で、私を斬ろうっていうんですの? 恩知らずにも程がありますわよ」

「悪ィな。今の俺はただの術師殺しだ。金にならないおしゃべりは終わりだぜ、お嬢様」

 

 ドォン! と、甚爾くんの足場にしていた巨大なコンクリートが粉砕された。瞬きすら許されない速度で、釈魂刀の刃が俺の首筋へと迫る。

 俺は『菜切り包丁』の極小の刃を数万単位で顕現させ、全身の表面わずか数ミリの空間へと這わせる。その刃は体表を覆い尽くす不可視のチェーンソーのごとく高速回転を始めた。名付けて『グラニュラー・シンセシス』。録音された音やサンプルを数ミリ秒単位の小さな断片に分解し、それらを再生・操作してそれらを再構築・加工することで新たな音響表現を生み出す合成手法が命名源だ。

 

 甚爾くんの振り下ろした釈魂刀が、俺の肩口を覆う不可視のチェーンソーと激突し、凄まじい金属音を上げる。力任せに押し切ろうとする甚爾くんの膂力と、刃を弾き返そうとする俺の術式が拮抗する。

 俺は更に刃を直接掴み、弾き流した勢いそのままに甚爾くんの懐へ飛び込み、掌底を放つ。この打撃は本来なら相手の呪力操作を乱したり、術式効果を削り取って跳ね返すための下準備に使うものだが、対・甚爾くんに限っては「触れた瞬間に不可視のチェーンソーが相手の肉を削り取る」、斬撃と打撃の複合技と化す。

 しかし、甚爾くんは野生の獣のような勘でその致死の気配を察知し、首を捻って俺の掌底を躱す。同時に、釈魂刀の柄尻で俺の顎を容赦なくカチ上げにきた。

 

 躱す。弾く。切り払う。

 雨と瓦礫の降り注ぐ泥濘の空中戦で、俺たちは数合、数十合と絶え間なく打ち合った。

 

 微細な刃を旋回させ、刀を弾き、足場を崩し、追加で『偽解』を死角から飛ばす。しかしいつもほどに上手く飛ばないし、全然当たらない。菜緒葉ちゃんが邪魔しているからというのが半分、どれくらい深く斬れるのだろうと想像するだけで震えそうになる俺の心の弱さが半分。

 いや、それだけじゃない。

 不可視のはずの『偽解』を、甚爾くんは完璧に見切っている。

 

 降りしきる雨の中、俺の放った『偽解』が空気を切り裂いて甚爾くんへと向かう。常人なら、いや、一流の呪術師であったとしても、呪力の起こりを捉えきれなければ回避不可能な刃。

 だが、甚爾くんは泥濘むアスファルトを滑るように半歩だけ右へズレた。たったそれだけで、俺の斬撃は彼の濡れた黒髪の毛先を数本散らすに留まり、背後のプレハブ小屋を両断して轟音とともに倒壊させた。

 偶然ではない。何度もだ。彼は明らかに、見えないはずの斬撃の軌道を「視て」いる。

 

「……どういう、理屈ですの」

 

 歯噛みしながら、俺は両手から新たに無数の『偽解』を放つ。扇状に広がる死の網目。

 甚爾くんは答えず、格納呪霊の体を盾にするように引き寄せながら、地を蹴った。

 彼には呪力がない。だから、呪力の残滓を追うことも、術式の起こりを感知することもできないはずだ。

 いや、その逆なのか。

 呪力を持たないがゆえに、彼は極限まで研ぎ澄まされた五感のみで世界を観測している。俺が術式を発動させた瞬間の、僅かな空気の揺らぎ。雨粒が不自然に弾け飛ぶ軌跡。見えない刃が空間を切り裂く際に生じる、極微小な気圧の変化と風切り音。さらには、周囲の瓦礫が発する匂いの断絶すらも。

 彼にとって、世界は俺たち呪術師とは全く違う解像度で展開されている。呪力というフィルターを通さず、物質世界のありのままの情報を脳内に直接叩き込み、野生の獣すら凌駕する演算能力で不可視の刃の形を割り出しているのだろう。

 

 ガァンッ! と、ひときわ重い金属音が解体現場に響き渡った。

 甚爾くんが跳躍し、俺の頭上から『釈魂刀』を真っ向から振り下ろしてきたのだ。俺は全身を薄く覆っていた『グラニュラー・シンセシス』の刃を厚く頭上に集中させ、不可視のチェーンソーの層を分厚くしてそれを受け止める。

 凄まじい衝撃。

 釈魂刀の刃と俺の術式が生み出す極小の呪力の刃が激突し、火花が雨の暗闇を照らし出す。ガラスを引っ掻くような耳障りな音が響く。

 

「ああクソ、重い……ッ!」

 

 力任せの斬撃ではない。彼の全体重と、落下エネルギー、そして人間離れした膂力が完璧なベクトルで一点に集中している。俺の術式層が、悲鳴を上げて削り取られていくのがわかった。

 俺は反撃に出るため、受け止めている呪力の層を意図的に斜めへと傾け、彼の刃を滑らせていなそうとした。

 しかし、甚爾くんはその力の流れの変化を瞬時に察知した。刀が滑るよりも早く、彼は自ら刀を引いて空中で体を捻り、俺の死角となる背後へと回り込む。

 着地の音すらない。泥水が跳ねる音すら、彼の足運びによって殺されている。

 背中から強烈な悪寒が這い上がる。俺は振り返るよりも早く、背面に『偽解』の網を展開し、同時に前方へと大きく跳躍し、距離を離した。そしてその直後、俺のいた空間を釈魂刀が横薙ぎに切り裂いた。空を斬ったその一撃の風圧だけで、防御の薄くなった背中を覆っていたコートが縦に裂けて落ちる。

 

「チョロチョロと小賢しいんだよ、菜緒葉。殺せないだろ?」

 

 低く、ひどく冷酷な声が響く。甚爾くんは肉食獣のように俺を睨みつけていた。その瞳には、かつて喫茶店で見せた疲弊も、先ほどの虚無すらもない。しかし口元は獰猛に、そして楽しそうに笑っていた。楽しいことなんてここには何ひとつないだろうに。

 

 ──いや、呪術というチートを使っている俺が、純粋な肉体の力によって完全に圧倒されている。それは甚爾くんにとってはとても楽しくて幸せなことかもしれない。

 普段より大幅に精度が落ちているとはいえ、何千もの不可視の刃を俺は使っていた。持ちうる力の全てを使っていた。甚爾くんが出て行った頃より何十倍も強くなって、甚爾くんを簡単に思い通りにできる気でいた。

 なのに実際は、未だに見惚れてしまいそうな程強かった。

 真の虚無というのは、きっとこういう形をしているのだろう。俺の術式やこの体に蓄積された呪霊由来の術式などは単なる小手先の誤魔化しにすぎず、鍛え上げられた肉体にこそ強さの真骨頂があるのではないか。そんな敗北感さえじくじくと疼く。俺はそれを、純粋に美しいと思う。でもだからこそ、俺のフルコースで、腹の底まで呪力で穢してやる。

 

 

 

「甚爾くんこそ抵抗しないで! 魔法少女にできないでしょ!」

「…………魔法少女? 今魔法少女って言ったのか?????」

 

 

 徹頭徹尾大真面目に叫ぶこちらの言葉に対して、狂人を見るような眼差しを注いでくる最低な甚爾くん。

 俺は何も答えずに地面に手を当てる。再度の『蜘蛛の糸・改』。そして周囲に散乱するH鋼やコンクリートの塊を術式で浮かび上がらせた。規模は小さめだが、全方位からの質量攻撃。俺の手の動きに合わせて、大量の瓦礫が砲弾と化して甚爾くんへと殺到する。

 しかし、甚爾くんはそれを躱そうとすらしなかった。

 彼は真っ向から瓦礫の雨へと突っ込み、釈魂刀を振るう。あらゆる物質の硬度を無視するその刃は、鉄骨をバターのように両断し、コンクリートを豆腐のように切り刻む。斬り裂かれた瓦礫の隙間を縫うように、彼は最短距離で俺へと迫る。

 その速度は、もはや目で追うことすら不可能だった。

 瞬きをした瞬間に、彼がそこにいた。

 俺は咄嗟に右腕を突き出し、『グラニュラー・シンセシス』の出力を最大にして手元に集中、打撃と斬撃の複合カウンターを狙う。俺の手のひらが、彼の胸元を捉え──

 

 その瞬間、甚爾くんの体がブレた。

 残像。

 彼が泥を蹴って急制動をかけ、あり得ない角度で上体を逸らしていた。俺の渾身の一撃は空を切り、致命的な隙が生まれる。

 

「……ッ!」

 

 しまった、と思った時にはもう遅かった。

 視線が交差する。彼は無造作に、だが寸分の狂いもない軌道で、釈魂刀を下段から跳ね上げるように振り抜いた。

 薄くなっていた『グラニュラー・シンセシス』の防御層が、あっけなく引き裂かれる。

 

「……!」

 

 俺の左肩から右脇腹にかけて、深く、残酷な一閃が走り抜けた。

 

 痛みのあまり、声も出なかった。

 体が宙に浮き、激しく泥水の中へと叩きつけられる。

 泥と血の味が口の中に広がる。視界が明滅し、呼吸がうまくできない。肺が破れ、肋骨が数本イカレている。だがそれ以上に、斬られた傷口から何かがとめどなく流出していくような、絶望的な欠落感があった。

 

「あ……が、ハッ……」

 

 這いずろうとするが、力が入らない。

 甚爾くんはゆっくりと、刀についた血を雨で洗い流しながら、俺を見下ろして歩み寄ってきた。

 

「あー。なんというか、オマエがおかしくなったのと一緒で、俺ももうマトモな人間には戻れないんだよ」

「……とう、じ、くん……」

「もういいんだ、菜緒葉」

 

 甚爾くんの声は信じられない程に甘かった。

 俺の体を深く斬り裂き、致命傷を与えた癖に。

 彼はもうヘラヘラ笑っていなかったし、怖くもなかった。昔みたいに、少し寂しそうな顔をしていた。

 

「俺は『人間にしてくれ』なんて頼んでないし、オマエは俺に傘を貸すべきじゃなかった。いや、そもそも出会うべきじゃなかったんだろうな」

 

 それは紛れもない、決別の言葉だった。

 

 彼は明らかに確信していた。この一撃で俺が完全に戦闘不能に陥ったことを。いや、いずれ死に至ることを。

 甚爾くんはこれまでに葬ってきた術師の中には、俺のように高度な反転術式を扱う者もいたはずだ。肉体の損傷など、反転術式を使えば一瞬で再生できる。どんな致命傷でも、呪力さえ底を突かなければ死なない。それが反転術式使いのアドバンテージだ。

 だが、釈魂刀による外傷は違う。

 あらゆる物質の硬度を無視するこの特級呪具の真髄は、肉体ではなく「魂」を直接切り裂くことにある。

 魂の観測ができる者が釈魂刀を振るった場合、その傷は通常反転術式では絶対に回復しない。肉体の形は魂の形に引っ張られる。魂そのものが欠損している以上、肉体だけを治癒しようとしても、パズルのピースが足りないように傷は塞がらないのだ。

 魂の輪郭を知覚できる者は、話が別だが。

 実際にはそんな人間は、特別な術式の持ち主でもなければほぼ有り得ない。考慮する必要もないような特例中の特例だ。

 

 泥水を踏みしめる足音が遠ざかる。

 冷たい雨に打たれながら、俺は甚爾くんの背中へ向かって、ゆっくりと右手を伸ばした。

 まだだ。こんなところで終わらせない。

 

 

 

 

 ──彼は知らないのだ。

 菜緒葉ちゃんと俺。そして真男佳。一つの肉体に3つの魂を宿している俺達こそが、実は魂の輪郭を常に知覚し続けている特例なのだということを。

 

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