音MADでしか呪術廻戦を知らない俺が禪院家にTS転生?! 作:ポ予
前世に見ていた音MADに登場するフリー素材のご本家様──夏油傑(「キッショ」の人)の降臨に興奮冷めやらぬ俺は、心臓を高鳴らせながら意識の奥底へハイテンションに呼びかけた。
(『予測』メモリに何か残ってない!? ほら、この人絶対「キッショ」の人だって! で、どうして脳みそ見せびらかしてたの? 呪霊に取り憑かれた? それともそういうクソキモ術式?? 菜緒葉ちゃん、検索! 検索ぅ!)
菜緒葉ちゃんは『菜切り包丁』とは別で、自分に術式がなくて、代わりにそれに相当する量の呪力だけがあった場合の自分自身の一生についてのシミュレートのようなものを一度だけ行う『予測』の術式を持っているそうだ。『予測』の内容は9割9分、菜緒葉ちゃんが禪院家の一般女中として直哉をはじめとするクソ男共から28歳のあの日まで虐げられ続けるというだけの物だったっぽいので、変にトラウマを刺激しないためにすすんで質問しないことにしているが──今回の情報は残りの1分だ。
音MAD素材の秘密より大事なことなんて世の中にあんまりない。
菜緒葉ちゃんは深く溜め息をついた。
『騒がしいですわね、マコくん……。言っておきますが、私の『予測』はあなたの都合の良い動画データベースではありませんのよ? ……まあ、あの前髪と耳たぶの主張が激しい男の名前、そういえば聞き覚えがない訳でもありませんけれど』
少しの沈黙の後、生得領域の菜緒葉ちゃんは現実で着ているのと同じ呪術高専の制服から何故か猫耳メイドのコスプレに衣装チェンジをした。
『カワイイって言って、『予測』を漁ることによって確実に大幅ダウンする私の自己肯定感を高めてくれたら、検索して差し上げてもよろしくてよ!』
「かわいいかわいい。菜緒葉ちゃんサイコー!」
『はいオッケー♡』
肉球手袋をあざとくグーパーする菜緒葉ちゃん。かわいいことはかわいいが、なんなんだ、この子は。
さて、俺たちの生得領域の中心──そこは俺と菜緒葉ちゃんが取り込んだ真男佳が鎮座する場所だ。初期状態ではグロテスクな肉の天秤のような不気味な形状をしていた真男佳だが、ここ最近とんでもなく気分の落ちていた俺が「オマエのキモさを見てるだけで気が塞いでくる」「もっとリラックスできる空間が欲しい」と延々と八つ当たりを続けた結果、最近では最新型のプラネタリウムの投影機(ふわもこソファ付き)みたいな形状へと劇的な進化を遂げている。
真男佳テメェ、やればできるじゃねえか。
そのプラネタリウムの投影機として健気に空間を照らしていた真男佳に対し、菜緒葉ちゃんは一切の容赦なく──バチンッ!!と、凄まじい勢いの平手打ちを叩き込んだ。
『働きなさい、真男佳。メモリの外部出力ですわ』
──叩けば直る昭和のテレビかな?
菜緒葉ちゃんからの理不尽なDVを受けた真男佳は《フギュ……。もうヤダこの異常者共……》と情けない悲鳴を上げつつも、投影機型のボディを明滅させ、生得空間の空間へ映像を投影し始めた。
『結構な長尺の記憶ですけれど、ここでの出来事は現実時間では1秒程度に圧縮して流しますわ。しっかりご覧なさいな』
と、満天の星空が瞬時にかき消され、真っ白な空間の一部に投影されたのは、禪院家の映像だった。
画面の中の菜緒葉ちゃんは20代半ば、修行のための無理をしていないせいなのか今より身長が10センチ近く高くて、なかなかに艶っぽい。しかし可哀想にフリルなんて夢のまた夢と言った感じの地味な着物を身に纏い、首元にチラッと見える銀色のチェーン以外の装飾品はナシ。俺には見覚えのない10代後半くらいの若い女中さんと一緒に、冷たい廊下でひたすら雑巾がけをしている。憂いを帯びて、薄倖そうな雰囲気がバリバリだ。実際、外は雪が積もっていて、指は凍るように冷たいだろう。
その光景の中に、見覚えのある人物を見つけた。蘭太くんだ。
今よりも背が伸びてるけど、割と童顔気味。とはいえ前世に嗜んだネタ動画で「今ここで殺るんだー!」などと言っていた姿とほとんど同じビジュアルになっている。
菜緒葉ちゃんと一緒に働いていた若い女中さんが雑巾掛けの手を止めて、蘭太くんに頭を下げた。
「蘭太さん! お疲れ様です……っ、今日も冷えますね!!」
おいおい、声のトーンが露骨に2オクターブくらい上がってるぞ。頬を仄かに染め、上目遣いで蘭太くんを見つめるその姿は、誰がどう見ても「ロックオンしてます♡」の狩人オーラ全開だった。だが、蘭太くんはその熱視線に気づいているのかいないのか、穏やかな、しかしどこか線の引かれた優しい微笑みを返した。
「ありがとう。君もこんな寒い中、水仕事お疲れ様。あかぎれを作らないようにね」
労いの言葉をかけながら、蘭太くんの視線は奥で静かに雑巾を絞っている菜緒葉ちゃんへと向けられた。
「菜緒葉。相変わらず真面目だね」
は?????????
……ちょっと待って。
ストップストップストップ!!
蘭太くん、タメ口?
なんでタメ口なの??
こっちの方が年上だぞ??!!
アレか? 禪院にありがちな男尊女卑か??
指導してやるから体育館裏に来いや!!!!
『静かにご覧なさいな、マコくん。この世界線での私はただの雑魚女中。一方の蘭太くんは『炳』のエリート。この意味、わかるでしょう?』
菜緒葉ちゃんが冷ややかに窘める。
菜緒葉ちゃんの言っていることはわかる。
でも、俺にとっての蘭太くんは禪院の古臭い思想に汚されていない魂のオアシスだったのだ。それが、本来ならこうなる運命だったなんて……!
『あら。そもそも蘭太くんがウチで働いているみんなに敬語を使うようになったの、マコくんが何年か前に「ぶっちゃけダッサーイ♡と思ってますの♡♡ 術師が女中にタメ口きくの♡♡♡」って言ってたからですわよ。忘れちゃった?』
そういえば8歳くらいのときに言った。
言ったけど、そんなTSメスガキ直哉みたいな言い方はしていない。
俺は普通に小市民なので、重役や社長だからって関係のないレストランとかの店員への敬意を欠いていいことにはならないだろう?みたいなノリのお話をしただけだ。蘭太くんがまだちっちゃかったからそういう言い方をしたけど、もっと実情に近い喩えをするなら「年下の総合職が年上の清掃スタッフを呼び捨てって、それだけで人柄の印象が下がる」みたいな?
というか、令和に死んだ人間の感覚だと、女中っていう時代がかった呼称自体が若干ヤバいまである。たしか放送禁止用語とかになってた気がするし。
(今思いついたけど、将来、当主の代替わりとかに合わせて「お手伝いさん」か「スタッフさん」に呼称を変えられないかな……?)
……まあ、そんな俺の一般人的な労働観でのツッコミは一旦置いておくとして、目の前の『予測』映像の中では、蘭太くんが菜緒葉ちゃんのそばへと一歩歩み寄っていた。
「外、結構雪が積もってるね。……こんな寒い日くらい、少し手を抜けばいいのに」
「ありがとうございます、でも、ぴかぴかにしておかないと、後でお小言を言われてしまいますの。最近、術師の皆様がやけに忙しそうで、ピリついていらっしゃるでしょう? 繁忙期でもないのに」
呪術師の繁忙期は初夏。もちろん年によって多少ブレはあるが、夏場の方が呪霊がよく沸くのは間違いない。
「実は、12月24日に、大規模な呪術テロの予告が出たんだ」
「テロ……ですか?」
「実行犯は夏油傑。元高専の特級呪詛師だ。全呪術師を総動員して阻止するらしくて、俺達まで駆り出されることになってさ」
画面の中の菜緒葉ちゃんの手が止まる。
「それは……お気の毒ですわね」
俺もビックリだ。
音MADの「キッショ」素材だの脳みそ剥き出しだのとふざけた認識をしていたが、未来の夏油先輩はなんとテロリストだった。
ひどすぎる。クリスマスイブに大暴れすな。
世のカップルたちに何の恨みがあるんだ、彼は。
俺が心の中で血の涙を流していると、蘭太くんはさらに話を続けた。
「本当、大迷惑だよ。おかげで『灯』にいる友達がプロポーズするつもりで予約してた高級ディナーをキャンセルする羽目になってさ。『フラれたらどうしよう』って半泣きで……」
──良かった。
言動がガッツリ禪院ナイズドされてしまっているこちらの蘭太くんも、友人の運命を憂う天使の心は残っていたんだ。そういえば、未成年の女子にモーションをかけられても一線を引いてるのも、禪院家(未改革バージョン)の男としてはかなり善良な部類かもしれない。未成年だろうがかまわずつまみ食いしてポイ捨てしそうな顔したドブカス野郎も、この状態の禪院家には存在する訳だからな。(今後直哉がカノジョを作る際にはそういう悲劇が起きないように、俺がしっっっっかり監督しなければ!!!)
「ところで菜緒葉はクリスマスの予定は何かないの? イブはアレでも、翌日とか……」
「……いいえ。特に何も。私はただの女中ですから」
菜緒葉ちゃんが寂しげに目を伏せると、蘭太くんはちょっと真剣な顔になった。
「菜緒葉、いい加減あの男と別れろ」
……は??? あの男????
俺は思わず二度見した。画面の中の菜緒葉ちゃんには男がいるのか!?
混乱する俺をよそに、画面に映る菜緒葉ちゃんの横の若い女中さんがテンション高く同意する。
「そうですよ菜緒葉センパイ。あんな男、取り柄は顔だけ! このまま行くとセンパイ、三十路寸前で放流されるルートですよ! ほぼ殺人罪レベルの極悪非道じゃないですか!!」
アラサーに突入した恋人をクリスマスにほったらかした程度で殺人鬼扱いというのは令和的な感覚から言えば男が可哀想すぎるというか、女がガチでクソすぎるが、禪院家においてはある程度しょうがない。『炳』加入直後に俺と菜緒葉ちゃんが改定した規則ではあるのだが、禪院に雇い入れられた女中さんの定年は本来30歳で、それ以降の契約を継続するかどうかは禪院家側が決めるルールだった。よほど優秀で替えの効かない、本家のみんなと上手くやっているような完璧超人でもなければ、未婚の場合30代で職も家も失う事になるのだが──優秀な女中と優秀な妻というのは禪院においてほぼ同義だ。よほどのことがなければその壁をぶっちぎる逸材は出てこない。
特に外部組は、禪院に出入りする術師の妻、あるいは愛人になるよう誘導されていたようなものだ。そして男の人数の方が多いから、特殊な事情さえなければ結婚相手に困ることはないとはいえ、なるべく条件のいい相手を探そうとするのが生き物の本能である。女達は禪院の屋敷に出入りする比較的マシな男性術師を必死に取り合うことになって、女社会の一部がギスりにギスる。
流石に人権侵害なので「どうせここにしか出会いはないんだから、こんなルールがなくても結婚率も結婚年齢もあんまり変わらないでしょう」「むしろ女同士のいじめやハブのせいで現状敷地内に呪霊が発生する一因になってますわ」「女の人は幸せな時が一番綺麗なんですのよ」と、保守的な人にも通じそうな内容での必死のプレゼンで、お父様及び扇のおじさまを説得したのは記憶に新しい。
──よって20代後半で独身の女性は禪院家には少なく、そしてそういう女性を弄ぶ男は女中ネットワークから「ゴミ」の称号を与えられるのだ。
しかし画面の中の菜緒葉ちゃんは一切動じる様子がない。否定も肯定もせず、ただ「流石に殺人犯よりはマシですわよ」と嗜虐的とも取れる美しい微笑みを口元に固定したままだ。その圧倒的な余裕とスルー技術は、まるで虫の羽音でも聞いているかのようだった。
女中バージョンの菜緒葉ちゃんにあまりにも忠告が響かないせいか、蘭太くんは少し苛立ったようだった。
「……女の人は、結局ふつうに結婚するのが一番幸せなのに」
いつも俺をキラキラした尊敬の目で見てくれていた蘭太くんは、俺の見たことのないような暗く悲しげな目をしてそう言った。
パチンッ!!
真男佳が光を失い、生得空間の映像が消滅する。映像を観終えた俺は、開いた口が塞がらなかった。
……ねえ菜緒葉ちゃん?? 今のメモリ、情報量が多すぎてツッコミが追いつかないんだけど!?
『あら、何かしら?』
まず、蘭太くん(大)の上から目線な「女の幸せ=結婚」みたいな骨董品レベルの価値観!
自分の価値観を人に押し付けてんじゃねえぞクソガキが! 菜緒葉ちゃん(女中バージョン)が誰と付き合おうが結婚できなかろうが関係ねえだろ!!
30歳のピンチを前にした知り合いへの気遣いの暴走なのかもしれんが、俺の前世の職場だったらあとで確実に専務辺りからのお呼び出しをくらうコンプラ案件だからね?!
『蘭太くんはTS美少女のマコくんがお父様とお母様とお兄様とお姉様のポジションを兼ねたことで脳を焼かれてるだけで、順当にいけば普通に禪院の男に育つんですのよ。すごくいい子ではあるけれど……ほら、私の浴衣をカワイイって言わなかったし!!』
……菜緒葉ちゃんは菜緒葉ちゃんで、たかが1ヶ月前に浴衣を褒められなかった程度でうだうだと……!!
第二に『予測』の菜緒葉ちゃんには彼氏がいるのか????
あの、菜緒葉ちゃんに?????
嘘だって!!! ぜ〜ったい無理だって!!!
『失敬な! 私だってその気になれば彼氏の1人や2人や3人や4人……!』
いや。そういうのいいから。
そもそも、浴衣を褒められなかったとかでガチ落ち込みしてる女にはあるまじきことに、菜緒葉ちゃんは、必死に接近を試みている唯一の男子である蘭太くん相手にすら日常的に1ミリもドキドキしていない。
おそらく菜緒葉ちゃんは、2年近く前に彼に一回「カワイイ」と言われたのが嬉しすぎて、彼のことを「カワイイ」の褒め言葉を出してくれる自販機かなんかと勘違いしていたんだろう。
そうじゃなければ直哉にべたべたされながら「あなたなんて直哉と同レベルのお子ちゃまですの(笑)」という宣告をして、思春期に入りたての可哀想な少年をキレさせるような無神経な真似はしないはずだ。
『えっ、アレってそういうことでしたの? 私からすると、直哉と同格というのは男の子に対する最高の褒め言葉だし、そこまでお子ちゃま扱いしてた気はなかったんですけど。というか、私はてっきり、蘭太くんが愛の力でとうとうマコくんと私を識別して私を嫌がり始めたのかと……』
ないない。それはない。
というか蘭太くんはアレだからね。
蘭太くんにとっての俺は、本来甚壱くんと同列の精神的に指導者ポジションなのだ。それがこっちがうっかり巨乳に成長してしまったのと向こうの思春期とが被って、単なる敬愛を一時的に恋愛感情だと誤認しているんだと思う。
『マコくんは重要なことを見逃してますわね。巨乳って言ったら、禪院家で最も立派な乳の持ち主は甚壱くんですわよ!』
……たしかに、彼の胸囲はまさに脅威だ。
100cmなんて余裕で超えてそう。
で、だから何だ?
『 つまり……甚壱くんポジションというのは、その時点で恋愛対象という事ですわ。強くて巨乳で兄属性! この要素集合だけで言えばマコくんも甚壱くんも完全におんなじでしょ? そういえば、『予測』内の直哉も蘭太くんについて「ゲイなんちゃう?(笑)」って言ってましたわ♡』
猫耳メイド姿の菜緒葉ちゃんは足を組んでふわもこソファに座りながら堂々と言った。メイドというのはもっと慎ましく従順なものではないのか。いくらなんでも偉そうメイドすぎる。俺がメイドカフェの店長だったら、絶対に初日でクビにしているだろう。
……俺、真男佳上映版の蘭太くん(大)が女中菜緒葉ちゃんに対して最低だった理由、わかっちゃった気がするなー。
菜緒葉ちゃんは男と一個人として向き合わないというか、根っから操作的な所がある。今は思い通りにならずに涙目逃亡するまでがワンセットなので可愛げはあるが、アラサーの菜緒葉ちゃんにその可愛げが残っているかは微妙だ。きっと、泥水に浸かってなお残存していた蘭太くんの気遣い屋さんな部分は、ドブカス姉弟の性格の悪さを見透かして、相当腹に据えかねていたのだろう。
それでも菜緒葉ちゃん贔屓の俺からすると看過しがたいハラスメント発言のオンパレードだったけれど……。
そして、順調にドブカスに育ったバージョンの直哉の方の言動もだいぶ酷いよ。自分が甚爾くん異常愛者だからって、蘭太くんに「ゲイなんですか?(笑)」って言われたら、きっと殺しにかかってたよね?
『………………………………………………………………』
何故かシリアスなまでの無言になってしまった菜緒葉ちゃんのことは、一旦放置しよう。
第三に、これこそが最重要事項。
夏油先輩は将来的に高専を離脱し、クリスマスにテロを引き起こす存在になる。
このテロというのは、俺が転生当初から憂いていたが情報が少なすぎて対応困難だった、東京壊滅のことだろう。
そして、その過程で夏油先輩は何故か「自分の頭を開けて脳みそを見せびらかしながらキッショと吐き捨てる」という謎の事態に陥るのだ!
一体どうしたらそんなことに??
『そういう術式なんじゃない? そもそもねえマコくん、テロリストの動機なんて常識的に考えて一般人が知る訳ないでしょう?』
それはそう。
普通のテロ事件の報道ですら、何が動機だったのかのかは詳しく報じない。呪術テロであれば尚更だろう。
「──おーい姉さん。大騒ぎしたかと思いきや、何さっきから固まっとんねん。傑くんがドン引きしとんねんけど」
現実世界で、直哉が不機嫌そうに至近距離から顔を覗き込んできた。ハッと我に返った俺は、俺と直哉の深すぎる絆に対してドン引きしている夏油先輩を生温かい目で見つめた。
「……何でもありませんわ」
将来無差別テロをする人が、なんで俺達のちょっぴりヘンテコな姉弟愛ごときにドン引きしてるんだよ。いや、この段階での彼は自分が無差別テロをやらかすなんて夢にも思っていなかったりするのか。
でもまあ、細かいことを考えるのは交流会の後にしよう。
今わかっているのはただ一つ。
夏油先輩こそが東京壊滅の主犯──俺と菜緒葉ちゃんにとってのラスボスになる男だ。
マコくんから皆様へ
「羂索のおでこの傷ゥ? アイツってカスだけど、『顔の傷は男なら勲章、女なら欠点』の業界で前髪で傷隠したりしてないトコだけは天晴れだよな。菜緒葉ちゃんはアイツのそういう所にも憧れてるみたいだよ! ……実は抜糸すると頭の上半分がパカっとなる仕様? はぁ?? キミ変な薬でもやってるの???」
…ということで、伏線ばらまき回でした!
濡れ衣を着せられっぱなしの夏油さんの本格的な出番は次の章!!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=343576&uid=446470
← 禪院邸女中関連妄想とそれに基づく本作オリジナル設定
ご興味ある方だけどうぞ!
ちなみに次回からはいよいよ五条が出てきます、しばらく真面目な展開が続いちゃいますが、最終的にはハッピーエンドを目指しているので見守ってくださると嬉しいです!!