頭脳派たちよ、ようこそ実力至上主義の教室へ   作:NO NAME NO LIFE

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第二話 クラスの状況

「どうも、類家です」

 

「なるほど、たしかに彼がAクラスになれれば、話は別ですが、まさか作戦なしにAクラスにクラス替えしようと考えてるわけではありませんよね?」

 

 当然です。と、類家は説明し、自身がAクラスに入るための戦略を語り始めた。

 

「これは俺が思いついた戦略なんだがな、類家に伝えようと電話をしたら驚いた。まさか先にその戦略を使うことを予測して、指示する前に実行していたわけだからな。」

 

「なるほど。確かに、その戦略ならばAクラスに入れる可能性もグンと上がりますね。そして気になってたのですが、類家さんと渡久地さんには信頼関係があるように伺えます。もしてしてですが、古くからの友人だったりしますか?」

 

「古くからってほどでもないがな。俺たち2人とも、Aクラスで卒業しようとするくらいには仲がいい。だから、まずないが、もし類家が裏切るようなことをすると思えば、そこにある録音のコピーを持っていけ。そうすれば少しは安心だろ」

 

 すると夢子は納得し、録音のコピーを取った後、このチームに入れてください。と、お願いするのだった。

 

 俺、秋山深一は昨日友達になったばかりの直のラインに試験の内容と俺たちが直を全力で守るという旨を伝えつつ、チーム内の抗争に思考を張り巡らせていた。

 

 現在、葛城チームと坂柳チームが争ってはいるが、類家との契約を果たすためにも、ここはなんとしてでも葛城をクラスのリーダーとしたい。すると東浜佑と名乗る男が俺に話しかけてきた。

 

「葛城チームに入りたい」

 

 俺は現在、クラスでは無所属という情報で通ってる。こいつに気づかれたのはマズイが、知らないそぶりを見せれば、今日は諦めてくれるだろう。そう思った。しかし、佑は「あそこの馬鹿共に試験のことを教えてしまうぞ」と脅してきた。やはり無駄だったか。

 

 ルルーシュ、照朝、類家、葛城には申し訳ないが、ここはやむおえずグループラインに佑を入れる他ないだろう。

 

葛城チーム作戦会議グループにて

 

葛城 「なぜ今になって俺のグループに入ろうと思ったんだ?」

 

佑 「単純に、今は坂柳派のほうが優勢だが、俺はそれだと困る。というか、俺は幹部になってこのクラスをリードしていきたいと思ってるが、坂柳チームにはすでに幹部が形成されてる。よってお前らのチームに入りたいと思っていたが、遅れてしまえば、坂柳チームからの刺客も増えて、俺が疑われてしまうと思ったからだ」

 

 なるほどな。試験の存在に気づくだけあって、この東浜佑という男は考えなしに動くやつじゃなさそうだ。

 

葛城 「しかし、そう簡単には信じられないな」

 

佑 「坂柳チームが俺たちを攻撃してこない理由がわかるか?あいつらはいつでも俺たちを攻撃することが出来るが、それをしない。つまり、俺たちを舐めてるそぶりをすることで、味方から自分を大きく見せようとしてるんだ。気分次第で俺らはあっけなく負ける可能性があるんだよ」

 

葛城 「では、その解決策も考えてるのか?」

 

佑 「まずこの作戦は類家に全てがかかってる @類家」

 

類家 「なるほど、Bクラスをバックにつけたいと言うことですね?」

 

佑 「話が早くて助かる」

 

類家 「クラス移動の2000万PPの他に毎週PPを払ってもらってますからね。その分仕事をしてるだけです」

 

葛城 「どう言うことだ?」

 

ルルーシュ 「@葛城 俺から説明するぞ、現在この学園で派閥争いが起きてないのはBクラスとDクラスだけ。そのうち実力のあるBクラスをバックにつけることで、クラス内の優劣を一気に葛城チームに一点させよう。と言うことだ」

 

葛城 「なるほど、では頼んだぞ。類家」

 

 その場で授業が始まりそうになったため、そのグループラインの会話は一旦お預けとなった。

 

ーーBクラスにて、

 

「一ノ瀬さん、話があります」

 

 Bクラスの副リーダーとなれた俺、類家はリーダーの一ノ瀬さんに予定通り提案をする。

 

「類家くん、提案って何?」

 

 俺は、葛城チームと同盟を組まないか?と言う質問をした。

 

「まず、葛城チーム側と私たちのメリットが何かわからないから、どちらも提示してくれないとなんとも言えないよね」

 

「葛城チーム側のメリットとしては、Aクラスの派閥争いで坂柳チームに押されているため、我々Bクラスをバックにつけることにメリットが、Bクラスにとっては、協力してAクラスのリーダーを葛城にしてしまえば、Aクラスと同盟関係が組めることとなり、平和主義の我々にとって無駄な争いが起こらなくなるというメリットがあります」

 

 予定通りの質問に、予定通りの返事をする。するとやはり一ノ瀬さんは、2つ返事でOKしてくれた。このまま計画通り、俺はAクラスに入り信頼を勝ち取ることができるのだろうか?今の俺には心配と自信の2つが混じっていた。それはともかく、俺は葛城のグループラインに「成功だ」とだけ送っておいた

 

ーー2週間後、Dクラスにて

 今俺のクラス、Dクラスは、この俺、赤木しげるをリーダーにして回っていた。そして俺は、ある提案をクラスメイトにする。

 

「俺たち、Aクラスになりたいよな?そのために、同盟を組もうと考えてる」

 

 どこと同盟を組むんだ?と言う質問がたくさん聞こえてくるが、俺は答える。

 

「Cクラスの二階堂グループだ」

 

 二階堂グループは一番勢いがないからやめた方がいいのでは?と言う声が聞こえてきた。

 

「勢いがないからこそだ。奴らはいま、藁に縋りつきたいほどの思いのはず。そこで、数少ない派閥争いが起きてない俺らがバックにつけばどうなる?勢いは一気に二階堂チームに傾くとは思わないか?つまり、飲んでくれる可能性が一番高いんだよ。さらに、奴らは勉強できる集団も多いから、友好を確かめるためと言いつつ勉強会を開いて、中間考査に向けての勉強をすることもできる」

 

 確かに、と言った声が聞こえてきた。このまま二階堂チームに話をつけていくと言い、俺はクラスを後にした。

 

 

ーー二階堂ヒロの寮にて

 

「ヒロちゃーん、Dクラスの赤木しげるってやつがヒロちゃんと話したいんだって」

 

 私、射守矢真兎は、チームのリーダーヒロちゃんに赤木が話したがってる旨を伝えると、「通しなさい」と答えた。

 

「良ければなんだが、Dクラスと同盟を組んでくれないか?クラス内抗争のない俺らDクラスと組めば、Cクラスの他チームへの圧力ともなるし、俺らがAクラスになるよう協力してくれれば、あんたらをPPで迎え入れる」

 

 ヒロちゃんは二つ返事でOKをした後、赤木くんは「じゃあ、同盟は今日から有効だ」と言ってその場を去ってしまった。

 

「まさか、相手から提案してくれるなんてね」

 

 そう、何を隠そう私たちも、Dクラスと同盟を組もうと考えていたのだ。具体的に言えば、あと2週間後に始まる中間試験やその他の定期考査の手伝いをし、試験でAクラスになるようにサポートするから、Aクラスになった暁には私たちのチーム全員をPPで貰い受けて欲しいと言うものだった。しかし、相手から提案してくれたのでその手間が省けたのだ。

 

ーー3週間後

 

 中間試験が無事終了し、クラス内の優劣もだいぶ変わってきた。Aクラスは葛城がリーダーとなり、俺らCクラスはと言えば、まだ抗争は続いていた。俺率いる龍園チームは誰もバックにいない状態で、入学当初の勢いは完全になくなっていた。

 

「龍園!!どうするんだよ!!」

 

「まぁまぁ落ち着けって伊吹、俺にとっておきの策がある」

 

「策って何さ?」

 

 俺の回答に疑問を持つ伊吹に対し、俺は策を語る。

 

「Dクラスを分断させて、片方を俺たちのバックとするんだよ。」

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