頭脳派たちよ、ようこそ実力至上主義の教室へ 作:NO NAME NO LIFE
「というわけで、今日から俺もAクラスのメンバーだ。よろしくな。」
俺がそう告げるとAクラスのメンバー……特に坂柳がかなり動揺してるようだった。
「どういうことです渡久地くん。あなたにクラス交換できるほどのPPがあったのですか?」
「あぁ、その辺はお前含めた葛城グループの幹部に話すよ。俺がAクラスに"来るしかなかった"理由も含めてな」
そうすると葛城グループのメンバーが集まってきた。
「渡久地、集まったぞ」
「助かる。まぁ、俺がここに来るのは元々計画のうちだったんだが、それが思わぬ事態で前倒しになった」
「もともとはどんな計画だったんだ?」
「秋山、お前なら言わなくてもわかるだろ。まぁいいさ。類家はもともと俺のグループだった。そして、BクラスとAクラスどちらにも忍ばせスパイとした。そもそも俺らはグループ全員をAクラスにするつもりなんて最初からなかったんだ。」
「そこで、渡久地グループと葛城グループを合併させる計画を始めたということか」
「そうだ。坂柳が葛城グループを裏切るつもりだったのはわかってた。だからあえて裏切らせて別グループとし、どこかのグループと組むしか無い状況になった葛城グループに、Aクラスになった俺が同盟を持ちかける。そういうつもりだったんだ」
「ポイントは類家に支払続けてたものと葛城への情報料で稼いだというわけか」
「そう、しかし俺は予定より早くAクラスに入ることを強いられた。それは裏切り者、存在Xとしておこうか。そいつのせいだ」
「なるほど、その存在Xは驚くほど用心深くずる賢い人物のようだな」
この説明だけでわかるか。さすが秋山だ。頭の回転が早くて助かる。
「存在Xは証拠として俺のグループに渡していたボイスレコーダーを使い類家がスパイであることをBクラスに流した。正直そこまでは想定済みだったが時期が問題だ。よりによって全てが整った時期。俺の計画に気づいてるぞと言ってるようなものだ。」
「しかも出所がわからないようにしている……しかも類家のスパイがバレたことで渡久地グループの地位を上げるために計画を早倒しせざるおえなくなった。おそらく、これにショックを受けた一ノ瀬の代わりに存在Xと繋がってるやつをリーダーとしBクラスも取り込むつもりなんだろう」
「順当に行くと桃喰か?」
「そうなるな。まぁ今はともかく様子を見るほかない。とりあえず、条件を提示するから俺らと葛城グループ、組もう」
そうして、共同戦線が出来上がった。存在X……それは一体誰なんだ?