ソードアート・オンライン〜絶えることのない剣と七夜の願い星〜   作:Hiroto115

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12話目です。
ここまで来ても一話平均を2000以上行ったことがないという状態です(´・ ・`)。
これでも頑張ってるので楽しんでいただけたら嬉しいです


絶剣

体が自然とジラーチの盾になろうと前へと出る。しかし、この技をまとも食らえばボクのHPゲージは0になってしまうだろう。

 

「一か八か、あれを狙うしかないよね…」

 

フォーカスを迫り来る岩の火の玉にだけに絞る。これはいつの日かにあの黒の剣士がボク達、スリーピングナイツとアスナの前で見せた技だ。黒の剣士は数日間の練習を要したらしいが、今はそんな練習をやる暇はない。

 

「……」

 

意識が加速していく、複数の岩の火の玉 がスローモーションになっていく。ソードスキルの発動もゆっくりに感じる。

そして、ソードスキル≪ハウリング・オクターブ≫を放つ。

ゆっくりと、ゆっくりとソードスキルを発動した剣と火の玉が近づく。そして、剣と火の玉がぶつかる。

 

「ぜやっ…!」

 

剣に切られた火の玉は真っ二つに割れ、ポリゴンの塵と化した。

それに続く岩の火の玉も次々と真っ二つに叩き斬る。

最後の火の玉を真っ二つに斬り、一息つく。

 

「ふぅ…」

 

キリトやスリーピングナイツのみんなや周りにいたみんながこちらへと視線を向け、驚愕の表情を浮かべる。

これがあの黒の剣士がボク達のスリーピングナイツのみんなの前で見せた魔法を斬るというシステム外スキル≪魔法破壊(スペルブラスト)≫だ。

 

「マジかよ…。」

 

とこれはクライン。

 

「すごっ…」

 

そしてこれはリズ。

 

「あはは…」

 

アスナが思わず苦笑を浮かべる。

 

それと同時にジラーチの放っていた光が水の波紋のように広がりみんなへと流れる。

 

その波に触れた瞬間、ゲージの横にとんでもない数のバフがかかる。自動回復やHPの上限をあげるものや攻撃力を大幅にあげるバフやノックバックの発生をあげるバフ、ありとあらゆるバフがかかり、これによって士気が上がる、

 

ウォォォォォォォォ!

 

このバフによって一気に形勢が逆転した。

今まで著しく減ることがなかったグラードンのゲージがガクン、ガクンと減ってゆく。バフが切れるとまたジラーチの溜めが始まりそれを狙うグラードンの攻撃からボクやキリトが守る。

それを繰り返し、ついにグラードンのHPゲージがレッドゾーンへと突入する。

 

ぐらぐらるぅぅぅぅ!

ぐらぐらぅるぅぅぅぅぁぁあああッ!!!

 

グラードンが咆哮を上げる。

 

「パターンが変わるぞ!気をつけろ!!」

 

キリトがみんなに届くように叫ぶ。

 

そして、グラードンの体が変化する。

今まで、存在が不安定でボロボロだった体がその質量を取り戻す。ドロドロのスライムの様だった体がマグマの様な光を放つ体となり、形がしっかりとする。

そして、名前さえもが変化する。

それは変化、というより寧ろ退化したのではないかと思える。

退化することで、古代の圧倒的な力を取り戻す。そのように思えた。

 

≪the Ω Groudon≫

 

それがボク達の前に立ちはだかるボスの新しい名前だった。




orasネタが出てしまったこの瞬間です。
本当は普通のグラードンにしようと思ったのですが普通すぎたのでやめました(笑)
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