ソードアート・オンライン〜絶えることのない剣と七夜の願い星〜 作:Hiroto115
薄暗い洞窟の中、一筋の月の光がジラーチを照らす。そして、その月の光を浴びるジラーチも強い光をはなっている。
輝いているジラーチはまるで空に瞬く星々のようだ。
「そうだ、それじゃ…
僕が暫くログインできなくなったら眠っている状態のジラーチを綺麗なアクセサリーにして、ある人に贈って欲しいんだ。
」
そうして、あの人のことを思い浮かべる。
例えもう会えなくなったとしてもきっとあの人の姿は目の奥に、心の奥に焼きついているんだろう。
栗色のストレートヘアーをして、ある時には青空のように澄んだ水色の髪をして優しく包み込むような笑顔を浮かべるあの人のことを。例え僕が拒絶して、たった一人でただ死にゆく時を待つことしかできなかった僕に探し出して手を差し伸べてくれたあの人を。
「ジラーチ、僕がいなくなった後アスナのところに行ってくれる?それが、ボクの願いだよ」
「本当にそんな願いでいいのかい?」
「ユウキ……」
ジラーチと老人が不安そうに僕を見る。
「なんでも叶う願い事を自分のためにではなく、人のために使ってしまって…」
人のため…それは少し間違っている。
「これはアスナのためだけじゃないよ、これは…これは僕がここで生きた証になってくれる。アスナのためだけじゃなくて、僕の自分のためのお願いだよ。」
大丈夫、アスナならきっと君のことを大切にしてくれるよ
涙目になりながらも精一杯の笑顔を向ける。
「うん、これでいいんだ」
そうだ、僕が生きた証は確かに残るんだから…
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空は雲ひとつなくどこまでも澄んだ青空が広がり、眠ってしまいそうなほど心地よい風が吹いている。
そんな空の下のふわふわとベッドのような草むらが広がる。
「う〜ん、気持ちいい〜」
そんな、気持ちの良い場所で僕は体を思いっきり伸ばす。
「こんな天気のいい日にはいっそ寝ちゃえ!」
その気持ちのいい草むらに飛び込む。その寝心地はとてもよかった、まるでくものうえで寝ているように。
願い星との出会いはとても長い様でたった一週間の出来事だった。願い星と出会うことはもうないだろう。しかし、僕は心のどこかでまた再開できることを予感していた。だから、今はただ眠ろう。
またあの願い星との出会いと僕が今まで出会った人達とまた出会う日を夢見て…。
僕は…絶剣は深い、深い眠りにつく。その顔はどこまでも穏やかで、まるで仲間との再会を夢で見ているようだった。
僕、生きたよ。そして、みんなと出会ったよ。
ストーリー上伏せたところですね。
拙い文章は治りませんがなんとか完結できてよかったです。これでこの話をおしまいですが、また思いついたら別の話を書かせていただきます。それではまた思いつく日まで(笑