ソードアート・オンライン〜絶えることのない剣と七夜の願い星〜 作:Hiroto115
心してお読み下さい。
7月5日
ジラーチと出会って5日目の夕方、ボクがログインするとクエスト目標が更新されていたことに気づいた。
≪森の災い≫
<アインクラッドの22層の森に何かあったようだ。ジラーチと共に行け
なお、パーティでの参加可>
22層といえばアスナ達の家があるところだ。パーティで参加できるのなら協力してもらおう。そうしてボク達はアスナ達の家へと向かった。
アスナ達の家に到着し、中に入ると中にはシリカとアスナが居た。
クエストの詳細を話し、協力をお願いした。
「森か〜」
「うん、このクエストの次の条件なんだ。」
「何があるか気になりますね。アスナさん、行きましょうよ。」
「そうね。ユウキの頼みだし、行きましょうか。」
一時間後
-22層の森ー
とても綺麗な緑に時折聞こえる動物の声。
ここはとても落ち着く場所である。
しかし、目的の場所はいっこうに見つからない。聞こえるのは小動物の鳴き声だけ。
「何もありませんね。」
「おっかしいなぁ。確かにここら辺なんだけどなぁ」
「ジラーチに何か変化はないの?」
「う〜ん。ジラーチ何か変わった?」
三人揃ってジラーチの変化を探す。
三人で一生懸命にジラーチの変化を探していると
「何か音がするよ?」
ジラーチが何かを感じ取ったらしい。
「音?」
ジラーチの変化を探すのに気を取られ近づくのに遅れた。
草むらが揺れ、中から白と黒のモンスターが現れた。頭部には鋭く真っ黒な鎌を思わせるものが、その鎌でこちらを斬りつけんと迫ってくる。
「危ない!」
反射的にジラーチを守る。
ジラーチをかばい隙だらけのボクに鎌が振り下ろされる。しかし、その鎌がボクに当たることはなかった。
振り下ろされた鎌を横からの細剣が防いでいた。
「大丈夫?ユウキ」
「ありがとう、アスナ」
「何なんですか!?あんなモンスター見たことありませんよ!?」
確かに、既存のモンスターでもこのような容姿をしたものは見たことがない。
「名前は……A、b、s、o、l…アブソル?」
今までに出会ったことのないモンスターだ。
アブソルという名のモンスターは依然にボク達に殺気を出している。
「仕方ないわ。今はまずモンスターを倒しましょう。」
ボクとシリカも剣を抜く。
そこで一つの疑問が湧いた。
たしかに未確認のモンスターは驚異だろう。しかし、こちらは手練れが三人もいる。そんなに苦戦もしないだろう、どうせなら一人でもなんとかなる。なのに、パーティメンバーが参加可能になっているのはなぜか…。
「まさか…本命がいる?。」
そんな不安を抱きながらもアブソルのHPバーはレッドへと突入した。
「シャーーー!!」
するとアブソルはそれ以上の戦闘を行わずに退散した。
「ふぅ…」
「終わったわね」
「一体何だったんでしょうか、あのモンスター。執拗にジラーチを狙ってましたけど…?」
「アブソルの排除をして頂きどうもありがとう。」
「「「!?」」」
突然、第三者の声が聞こえ三人に緊張が走る。
声がした方向に目を向けるとそこには燃え上がるような赤色のマントを羽織った者がいた。マントをつけていると基本的にALOでは顔が見えないため、顔はわからない。
「アブソルはジラーチを狙っていたのではない。ジラーチを取り返そうとしていたのだよ。」
「ジラーチを…取り返す…?」
「そう、ジラーチは本来洞窟で目覚め、7日間のみ行動し、また千年の眠りにつく。その場所に我々が襲いかかったためにあの場所の防衛が働いたのだろう。」
「な!。なんでそんなことを!?」
「なんせ我ら”ネオマグマ団”にはジラーチの力が必要なのでな」
「ネオ…マグマ団…?っ!?」
そこまで聞くと身体の自由が利かなくなり、指先まで感覚がなくなる。
いつの間にか自分のステータスに麻痺が追加されていた。
ジラーチやシリカとアスナも麻痺によって倒れてしまう。
「こ、これは…!?」
赤いマントのフードがとれ、中の顔が見えるようになった。その顔は醜いといってもいいほどに歪んだ笑みを浮かべていた。赤い髪と髭を持ち、また瞳も紅く、片方の目には火傷の痕がある。顔には深いシワが刻まれていた。
「我が名はシヴァ!かの伝説のモンスターグラードンを蘇らせこの妖精の世界を燃やし尽くすもの!グラードンの復活のため、ジラーチは渡してもらうぞ!」
麻痺で動けないジラーチをシヴァは持ち上げる。
「そん…な…ジラー…チ」
「嫌だ!ユウキ!ユウキ!!」
ジラーチの悲痛な助けが聞こえる。しかし、体は麻痺によって三人とも動けない。
麻痺で何もすることができず、シヴァはジラーチを連れて草むらに消えていった。
結構なポケモンが登場してしまい、saoの世界観がぁぁぁぁぁ。と思いながら書いた一話でした。
もう少しうまく戦闘シーンが書けるように尽力しますのでよろしくお願いします。