廃人が行く!効率厨の最強ビルド育成論   作:こくとうまんじゅう

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リス地固定トラップ

 

 

 

 

昨日と同じで下級ダンジョンには人通りがなく、まだ一年生が来ていないことがわかる

 

「ちょっと、本当に大丈夫なの…?」

 

初心者魔法使い装備に体を包んだセツナは心配そんな目でこちらを見ている

 

「ああ!任せろ!まずは【静謐の魔女】の解放条件を教えるな。このメモを見てくれ」

 

「ありがとう…って本当にこれが条件なの!?」

 

今セツナに渡してメモは先生が学校について説明しているときに書いた【静謐の魔女】についての全てをまとめた、『最強ビルド育成シート』である。そこには取るべきスキルや何にどのように割り振るかが書かれている。

 

「まずは1つ目、(風魔法と氷魔法の下級魔法を1分以内で言い切る)を達成しよう。セツナは覚えてるか?」

 

「え、ええ。多分覚えているわ」

 

「じゃあ早速やろう!じゃあ始め!」

 

「急ね!?え、えっと、【ウインドボール】、【ウインドカッター】、【ストーム】、【春風】、【夏風】、【秋風】、【冬風】……」

 

何とか1分以内で全部言い終わったセツナは息が絶え絶えになりながらも、無事一つ目の条件を達成した。

 

2つ目の条件は(氷魔法で敵を100体倒す)である。

 

ここで皆さんは思うだろう。セツナはまだジョブについていないのに、どうやって条件をクリアするのかと

 

この世界には、俺の「破邪槍」のように武器にスキルがついている場合が有る。この仕様を使って条件を達成しようと考えている。

 

ここまでの道のりで【氷魔法lv1】のついている杖「氷の杖」を買ってあるのでそれを使おうと思う。俺の昨日の稼いだ全財産が消し飛んでしまったが、まぁ必要経費だと思って割り切った

 

「じゃあ早速ダンジョンに潜るぞ。」

 

「私、魔法使ったことないのだけど…」

 

「大丈夫だ。(多分) 問題ない」

 

「何か副音声があった気がするのだけど?本当に大丈夫なのかしら…」

 

うーん。バレてないしセーフ(アウト)

俺たちはダンジョンに入り、昨日見た美しい草原が広がる1層に着いた

 

さて、100体倒すのはなかなか辛いと思うので今回も知識チートしていこうと思います。

 

1層に出てくるウサギや羊はジョブをとっていない人でもかなり簡単に倒せてしまう程ステータスが低い。

HPは驚異の30である。俺の槍に二回“触れるだけ”で死んでしまう程である

 

それを利用した。楽ちんなレベル上げについて説明しよう。

 

「これ一層の地図な。ここに書き込んだ印のところに氷魔法「アイスロック」をを置いてきてくれ」

 

この地図は所有者の現在地が表示されるためかなり楽に「アイスロック」設置できるだろう

 

「分かったわ」

 

セツナは印のところに向かっていった。一層では自分から敵対しない限りモンスターは攻撃してこないので安全だろう

 

では、この間に俺が何をしようとしているか説明しよう。今回討伐数を稼ぐ方法は「リス地固定トラップ」法である。

下級ダンジョンのモンスターのリスポーン地は10箇所あり、全て定位置で固定になっている仕様がある。

「パイニア」ではモンスターが倒されるとその分ランダムなリス地の上でリスポーンされる設定になっており、リス地の上にに何かが存在している場合、そこにはリスポーンしないようになっている。

これを利用してリス地を1つ残して全てを塞ぐことで、強制的にリス地を1箇所に固定させるのがこの「リス地固定トラップ」である

 

セツナが帰ってきたので残った1箇所に移動して、セツナの方法を説明する。

 

「ちょっと待ちなさい。リスポーン地って何?こんなの知らないわ。我が家の研究資料にはなかったわよ?」

 

「…よし、俺モンスター狩って来るから頑張れ!」

 

これはセツナの言及から逃げているわけではない。早くセツナを【静謐の魔女】にしたいから急いで行動しただけなのだ。決して今俺の背後に突き刺さる視線が本当のわけがないのだ

 

その後、「リス地固定トラップ」で俺が狩り、それと同時にリスポーンしたモンスターをセツナが氷魔法で敵を倒すという無限ループが繰り返され、何とか今日中に【静謐の魔女】の条件を達成することができた。

 

そこには疲労困憊となったセツナが草原に倒れ込んでいる。もう一歩も動け無さそうだ

 

「セツナお疲れ。これでも女神像の前で職業選択画面を開けば、間違いなく【静謐の魔女】出ていると思うぞ」

 

「…元気ね…私よりもずっと動いているはずなのに。あなた何レベル?」

 

「レベル9だ。いや、今のモンスター狩りでレベル11になった」

 

「レベル11!?まさか、昨日の時点で既にダンジョンに入っていたの!?」

 

「そうだが?」

 

「もうやだこの人」

 

セツナが言うには、最初の1週間は、ダンジョンに潜らず、交友関係を広げてパーティーメンバーを探すことから始まることが普通だそうだ。1人で潜るなんてありえないらしい。

 

俺は転生者だからまだあまりこの世界での常識についていけてないらしい。そんなの聞いたこともなかった。

 

「そんな事はどうだっていいの。ほら早く行くぞ」

 

「もう立ち上がれないわ。もう少し待って頂戴」

 

「嫌だね」

 

「ありがと…え、嫌?」

 

【静謐の魔女】の解放条件がゲーム内と一緒かとても気になるのだ。1分1秒も無駄にしたくない

 

俺はセツナをお姫様抱っこで持ち上げる。これならセツナも休めるし俺も一緒にジョブの解放されているか確認出来る。一石二鳥だね

 

「え、ちょ」

 

希望の彼方(女神像)へ、さあ行こう!」

 

「ちょっと待ちなさーーい!えっ早、キャァーー!?」




セツナちゃんは実際あまり喋りません。今はレオンに振り回されているためかなり表情豊かになっています

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