転移して最強チート能力者の仲間入りしたけどなんか定期的に時が巻き戻りやがるんだが? 作:如月トッポ
滅茶苦茶今回短い繋ぎの話です、書くのむずくなってきた……
第十三章 Re:ゼロから始めるロズワール邸攻略
トア「(......また、この感覚に景色.........)」
だんだんと意識がフェードアウトしていく感覚、やがて眠ったかのように景色が暗くなり、気づくと特定の場所に戻される、既に何度も繰り返した【死に戻り】に巻き込まれる時の感覚。
トア「(この感覚は慣れないなぁ....)」
だんだんと意識が体から引き離され、底の見えない深いまどろみに落ちていくような感覚、形容しがたい感覚、いうなれば体と意識が分断されているような感覚。
現在、そんな感覚も終わり、何度目かのあのふかふかなベッドの上で目を覚ましたところ。
トア「(スバルさん.....なんかすごいこと言ってたし、吹っ切れた顔してたし......自殺までしてたが......大丈夫だろうか....)」
そしてその時扉が開き、見慣れた影が二人分部屋に入ってきてあの定型文を言う。
レム「おはようございますお客様」
ラム「目覚めたようねお客様」
トア「おはようございます....」
レム「姉様姉様、こちらのお客様はまともなようですわ」
ラム「レムレム、簡単に信用しちゃ駄目よ、男は所詮獣欲にまみれた存在よ」
トア「えぇ......(酷い言われよう.....スバルさん何したんだ.....)」
そんなこんなでまた胃がキリキリと痛む朝食会を終えた、おおむねいつも通り、今回はスバルが使用人として働きたいと一週目などと同じように言い出したためにトアも使用人となることを選んだ。
なお、一日目は説明と軽い仕事で終わろうとしていた、ほぼ常にレムかラムの目があったがゆえに、あまりスバルとは話せなかったのだが。
トアの目に映ったスバルの様子は最初のスバル、殆どそのものだった、軽口を言い、へこまず、常にへらへらしていてうざったらしい程のポジティブシンキング、なにも知らずに、なにも考えずに見れば軽薄ななにも考えてないような人間、実際、あの双子にも、最初のトアにもそう見えた。
だが、トアは気づいた、気づけた、気づいてしまった、笑顔が、いや、口の端が時々ひきつっていることに、ミスをするたびに怯えるように一瞬目の奥が揺らぎ、それを覆い隠すように軽薄な言葉を吐いてることに、ラムやレムの目がなくなった一瞬、スバルの目が、顔が疲れ切ったように、怯えるように歪んでいたことに。
少なくとも、トアの目に映ったスバルはトアが知っているようなアニメのスバルでもなく、この世界に入り初めて喋ったあの時のような、自然体の、生粋の陽キャのような者ではなく、ただただ怯え、自分すらも騙し軽薄に、馬鹿なように見せようとしてるような、まさしく道化のようにしか見えなかった。
そして現在、トアはスバルの部屋の目の前にいる。
トア「(この目で確かめねば.....)」
そう心で唱えながらドアノブに手をかけた。
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