須藤の審議会まで残り1日となった。清隆からの話では昨日、デジカメを一緒に修理しに行ったことで佐倉からの信頼を得て、証言してもらえることになったようだ。できれば他クラスから目撃者が出てほしかったが、こればっかりは仕方ない。佐倉には頑張ってもらおう。
また、一之瀬たちの協力もあり、貴重な情報も得られた。それはCクラスの一人、石崎という奴は中学の頃、相当なやんちゃ坊主だったそうだ。そんな奴が須藤に無抵抗でやられるのはおかしい。間違いなく、今回の事件はCクラスの計画的犯行と言ってもいいだろう。
となると、特別棟に監視カメラがないことも知ってるかもな。策を練っておく必要があるだろう。
〜〜〜
ホームルームが終わり、桔梗ちゃんが職員室に入ろうとする佐枝ちゃん先生を呼び止める。佐倉が事件の目撃者だったと報告するためだ。ちなみにこの場には佐倉、清隆、鈴音、僕もいる。
「佐倉が目撃者? そうか、なら明日の審議会で証言してもらうことになるが、できるか佐倉?」
「……は、はい」
厳しそうだなこれは。審議会にはこの事件の当事者以外も出席できるのだろうか? 聞いてみるか。
「佐枝ちゃん先生。明日の審議会では須藤と佐倉以外の生徒が出席することはできるんですか?」
「ああ、可能だ。とはいえ、何人もというわけにはいかない。二人までなら同席を許そう」
そう言って、先生は職員室に入っていく。
「二人まで、ね。それなら明日の審議会は私と綾小路君が同席してもいいかしら?」
鈴音がこの場にいる全員に確認を取る。桔梗ちゃんや佐倉に異論はないようだ。清隆は嫌そうな顔をしているがノーとは言えないだろう。断ったら腹パンだろうしな。僕としてもこの采配はありがたい。やりたいこともあるしな。
昼休みになり、須藤を含めた先ほどのメンツで作戦会議を行っていた。
「いよいよ明日か…… 。皆、こんな俺なんかのためにありがとな」
「気にしないでよ須藤君! 私たち友達でしょ? 助けるのは当然だよ!」
桔梗ちゃんは須藤を励ます言葉を送る。それに対し、須藤は笑みをこぼす。
「須藤君、この間も言ったけれど完全無罪を勝ち取るのは難しい。それは理解しているわね? 佐倉さんが証言しても、こちらが有利になることはないわ」
「……ああ。殴っちまってるからな。それについては前にも言った通り、処罰が下されれば受け入れるつもりだ」
「分かっているならいいわ。だけど、私も負けるつもりはないわ。最後まで戦いましょう、須藤君」
「ああ! 明日はよろしく頼むぜ、堀北! 綾小路!」
……本当に成長したな、須藤。
だが、明日の審議会で鈴音たちだけに頼るのはダメだ。お前にもやってもらわなくてはいけないことがある。あとで伝えるとしよう。
そして放課後となり、須藤は寮に帰ろうとする。僕は須藤を追いかけ、声をかける。
「須藤、ちょっといいか?」
「ん? 若代? 何か用か?」
「ああ、明日の審議会でのことでな。お前にアドバイスしとこうと思ってな」
「アドバイス?」
「そうだ。明日の審議会でいつもみたいな口調で話すのはやめろ。慣れないだろうが敬語を使え」
正直、これで須藤の印象がすぐに良くなるわけではないが、やらないよりはマシだろうからな。
「明日の審議会では、おそらくだが生徒会が中立の立場としてお前の処罰を決めるだろう。その時、いつもみたいな口調で討論してみろ。生徒会側の人間はお前のことをどう評価すると思う?」
「……粗暴な人間、だな。俺の言い分は信用されないか」
「そうだ。だから少しでも誠実な印象を見せるためにも言葉遣いには気をつけろ」
「そうだな、分かった」
そして、もう一つ。こちらの方が須藤にとって大事なことだ。
「それと、Cクラスが挑発するようなことを言っても、それに対しキレるのもやめろ」
「……分かってるんだ。けど、どうしてもムカついちまう。若代はそういう時どうしてるんだ? 教えてくれ」
「……まず大前提として、自分はこの世で一番強いと思え。お前も喧嘩し慣れてるはずだから、自分の腕に自信はあるだろ?」
「まぁ、そうだな。けど、それが一体何だってんだ?」
「頭の中で想像すればいい。ムカつくやつをボコボコにしてやるんだ。その時点で僕はもう満足している。満足しているのにこれ以上相手にキレる必要もないし、暴力を振るうこともなくなる」
「……なるほどな。確かに、いいかもしれない」
僕が即興で編み出したアンガーマネジメントだ。須藤も共感してくれたようでなにより。まぁ僕の場合、殴りたい奴は殴るけどな。
「ありがとう、若代。今のアドバイスは今後の人生でも役に立つと思うぜ!」
「そうか、なら教えた甲斐があったよ。そしたらあともう一つ」
「まだあんのかよ」
「これが最後だ。明日の審議会、Dクラスが不利な状況になって、判決が下されそうになったら泥仕合にしろ」
「は? 泥仕合?」
「ああ。佐倉の証言が出てくることによって、須藤の言い分が絶対に間違ってるとは言えなくなるはずだ。そうなると、生徒会は判断を慎重にせざるおえない。そこが狙い目だ。明日の審議会で決着をつけようとするな。延長に持ち込め。それさえできれば、後は僕がなんとかすると約束しよう」
須藤の目を真っすぐ見て、僕は力強くそう言う。須藤は僕の目から逸らすことなく見つめ続ける。そして、勢いよく頷く。
「分かったぜ。それが俺の役目ってことだな。任せてくれ!」
「いい返事だ。諦めたらそこで試合終了だからな」
「!……へっ! そうだな、若代先生!」
今までで見たことがないくらいの笑顔を見せる須藤。やっぱ、根は良いやつだな。
その後、解散して須藤は寮へ大人しく帰る。大丈夫、今のお前なら必ずできるはずだ。
◆◇◆
翌日、ついに審議会当日となった。佐倉は無事登校していた。緊張しすぎて体調を崩す可能性も考えていたので、杞憂に終わってなによりだ。
須藤も覚悟を決めた顔で登校してきた。その雰囲気を周りのやつらも感じ取ったのか、会話が一瞬止まる。
だが、池や山内が須藤にいつも通り話しかけ、その雰囲気を調和させる。いい友達を持ったな。
そして放課後となり、鈴音、清隆、須藤は決戦の場へ向かうことになる。佐倉も証言するため、三人の後をついていく。
佐倉とも話しておきたいと思ったので、僕は佐倉を追いかけ隣に立つ。
「佐倉、緊張してるか?」
「は、はい。でも綾小路君から昨日アドバイスしてもらったので、多分大丈夫です。私は、私のために証言します!」
いつもはオドオドしている佐倉だが、今日だけは少し違う。これなら、僕から言うことはないな。
清隆のやつ、ちゃっかり動いてやがるな~。さすがというべきか、なんというか……。
そうして、生徒会室に到着する。僕はここまでだ。あとは清隆たちがうまくやることを祈ろう。
~須藤視点~
ついにこの時が来た。昨日若代からアドバイスされたことを思い出す。
一つ目は、口調を敬語にする。これに関しては昨日寮に帰ってからメチャクチャ練習した。多分大丈夫だ。
次に、挑発に乗らない。この審議会が始まるまでずっと、石崎たちを頭の中でボコボコにしてやった。
そのせいで、今日の授業は全く頭に入ってなかったが、後で教えてもらえればいいだけだ。
そして最後。不利になったら、延長戦に持ち込む。そうならないことを祈るが、若代が言うってことはそうなる可能性が高いってことだろう。
俺はこの三つを忘れないように頭の中で唱え続ける。
しばらく歩くと、生徒会室に到着して中に入る。
中には既に生徒会の人たちとCクラスの先生、そして俺をハメた石崎、小宮、近藤が席についていた。
「遅くなりました」
「いえ、まだ予定時刻にはなっていませんので、お気になさらず」
茶柱先生と書記の人がそんな会話をする。その間に俺たちはDクラス側の席に着く。
さっきから石崎たちが俺を見下したような目で見てくるが、その挑発には乗らない。
そして16時となり、審議会が始まった。
「それではこれより、審議会を始めさせていただきます。司会進行は私、書記の橘が務めさせていただきます」
開戦の狼煙があげられた。よし、やってやるぜ!
「小宮君以下三名は、須藤君に呼び出されて特別棟に行った。そこで一方的に殴られたと主張していますが須藤君、これは事実ですか?」
「いいえ、彼らの言ってることは正しくありません」
俺が丁寧な言葉遣いをしたせいか、Cクラスの連中だけでなく堀北たちまで俺の方を驚いたような目で見る。
「では、真実を教えていただけますか?」
「はい。お…私はあの日、部活の練習を終えた後に小宮君と近藤君から特別棟に来てくれと呼び出されました。行くかどうか迷いましたが、話しておきたいこともあったので私はその誘いに乗り、特別棟に向かいました」
やべぇ……一瞬『俺』って言いそうになったが、大丈夫だよな?
「それは須藤君の嘘です! 僕たちが須藤君に呼び出されたんです!」
「落ち着いてください小宮君。今は須藤君に話を聞いています。途中で口を挟む行為はやめてください」
「っ! すみません……」
ざまぁ見やがれ! 焦るから注意されるんだよ。俺を見習いやがれ!
「双方意見が食い違っています。ですが共通する点もあるようですね。須藤君と小宮君、そして近藤君との間にはなにやらトラブルがあったようですね?」
その質問はCクラスの連中に向けられている。
「はい。トラブルというか須藤君が僕たちに絡んでくるんです。彼はバスケが上手いので自慢してくるといいますか。その態度は明らかに僕たちをバカにしており、気持ちのいいものではありませんでした」
「なるほど。これについて須藤君は何かありますか?」
「それについても、小宮君たちの言っていることは何一つ正しくありません。むしろ逆です。私が一生懸命練習しているところを彼らが妨害してくるんです。先ほど『話しておきたいこと』があると言って特別棟に赴いたと発言しましたが、その内容は『妨害行為をやめてほしい』と伝えるためでした」
「分かりました。両者の言い分がこれでは、今ある証拠で判断していくしかありませんね」
「僕たちは須藤君に一方的に殴られました! この傷を見てください!」
Cクラスの連中が自分たちのケガを橘先輩に見せる。ケガの話に持っていかれると俺は何も言えない。殴ってしまったのは事実だからな。
だから作戦では、堀北が討論してくれる予定なのだが、いまだ動きが見られない。
どうしたんだよ堀北、ずっと目を伏せて。今はお前が頼りなんだよ!
「Dクラス側から新たな証言がなければ、このまま進行してしまいますがよろしいですか?」
橘先輩が俺の方を見る。だが俺からは何も言えない。どうすればいい、と綾小路の方に視線を向ける。
すると、綾小路はため息をつき、堀北の背後に回って両脇腹を掴む。
「ひゃっ!?」
いつもクールな堀北からは想像できない声が漏れる。不覚にも可愛いと思っちまった……。
しばらくの間、綾小路が堀北の脇腹をくすぐり、堀北は体をモジモジさせる。
ようやく綾小路が手を放し、言葉を放つ。
「お前が戦わなきゃ、敗北になるぞ」
「っ……」
そう言われると、堀北はいつものような顔つきに戻り、闘志を見せる。
「失礼しました。私から質問させていただいてもよろしいでしょうか?」
「……許可する」
生徒会長が堀北の提案を承諾する。
「ありがとうございます。では、Cクラスに聞きます。あなたたちは須藤君に呼び出されたと言っていましたが、どんな理由で呼び出されたのですか?」
「詳しい理由は知りません。ただ気に入らないとか、そんな理由じゃないでしょうか」
「それなら、なぜバスケ部員ではない石崎君がその場にいたのでしょうか?」
「それは用心のために呼んだんです。須藤君が暴力的な性格をしていることは分かっていました」
「つまり、暴力を振るわれるかもと思ったのですね?」
「そうです。現にこうしてケガを負っていますし」
「なるほど、中学時代にやんちゃをしていた石崎君を呼んだのはそういうことだったんですね」
「自分の身を守るためですよ。それに彼がそんなことをしていたなんて知りませんでした。仲がいい友達だから呼んだにすぎません」
Cクラスの連中、かなりスムーズに受け答えしてやがんな……。向こうもかなりシミュレーションしてきたってことか。
だけどな、こっちだって無策で来ているわけじゃねぇ。やってやれ堀北!
「Dクラス側の主張はこれで終わりか?」
「実は一部始終を目撃していた生徒がいます」
「それでは、その証人をここに呼んでくれ」
生徒会長がそう言うと、橘先輩がその人物を呼びに行く。
「1年Dクラスの、佐倉愛理です……」
「ふっ、誰かと思えばDクラスの生徒ですか」
Cクラスの担任、確か坂上だったか? が嘲笑する。
「それでは佐倉さん、証言をお願いします」
「はい。私は、確かに見ました! 最初にCクラスの生徒が、須藤君に殴りかかっていく姿を!」
佐倉は慎重にかつ、力強く証言してくれた。見ている感じ、かなり緊張しているはずだ。それでも勇気をもってこの場に立ってくれた。ありがとな、佐倉!
「少し、私から発言してもよろしいかな?」
「許可します」
「佐倉君、君は須藤君に脅されてこの場に立つように言われたんじゃないのかね? あまり疑いたくはないが、口裏を合わせてあなたに嘘の証言させているのでは? もしそうなのであれば、正直に言いなさい」
汚い笑みを浮かべながら佐倉に、いや、俺をムカつかせる意味も込めてそう発言してくる坂上。
実際ムカついたが、頭の中で即座にあいつの眼鏡をたたき割る。
そう考えると、溜飲が下がっていくのが分かる。若代のアドバイスが効いたぜ!
「……証拠なら、あります!」
佐倉も坂上の悪意に負けず、跳ね除ける。
バン! という音がし、机には数枚の写真が強く置かれた。その写真を橘先輩が回収し、生徒会長に見せる。
「なるほど。坂上先生、どうやら佐倉があの場にいたのは事実のようですよ」
そう言って生徒会長は、俺と石崎たちが乱闘している瞬間を捉えた写真を、この場にいる全員に見せる。
「なっ!」
「これで、私がそこにいたことは、証明できたと思います……」
坂上たちは目撃者がいると思っていなかったのか、かなり動揺している様子だ。
だが、すぐにいつも通りの表情に戻り、坂上がとある提案をする。
「なるほど、どうやら佐倉君がその場にいたのは確かなようだ。しかし、この写真ではどちらが先に仕掛けたかは分かりませんね。須藤君が暴力を振るってCクラスの生徒を傷つけたのは事実。うちの生徒にも一定の責任があるようですし、双方に処罰を下すというのはどうでしょう? 茶柱先生」
「……つまり、落としどころを模索したいということですね?」
「ええ、うちのクラスの生徒には1週間の停学。須藤君には2週間の停学でどうでしょう? 罪の重さは相手を傷つけたかどうかです」
「なるほど。妥当な判断かと思います」
クソッ! やっぱりそうなるか……。だが、もし佐倉の証言がなかったら俺は1か月くらいの停学になっていたはずだ。それが2週間まで罰が縮んだのはいい方か……。
それに、罰は受け入れるつもりだ。これ以上俺にできることはもうない……。
俺は天を仰いで、処罰を受け入れる準備をする。
「堀北、本当に手はもうないのか? オレは頭が悪いから、坂上先生の提案を受け入れるべきだと思ってしまったんだが」
綾小路もどうやら勝敗はついたと考えたようだ。
「須藤がやっていないという証拠はもう存在しない。これが人の目があるところで行われていたのであれば、証拠も見つかったかもしれないが、特別棟には人もカメラもないからな。お前も分かっただろ? あいつらは嘘だと認めない。このまま話し合いを続けても意味はないだろう。何なら、最初からこんな話し合いしなければよかったとすら思い始めている。須藤のことは諦めよう、堀北」
……諦める? 俺は若代から言われたことを思い出す。『諦めたらそこで試合終了だからな』と。
そうだ、まだ俺がやるべきことはある! この審議会を泥仕合にしなくては!
何を諦めてんだ須藤健! 俺を必要だと言ってくれた男の期待を裏切るのか!
俺は闘志をもう一度奮い立たせる。それと同時に堀北も席を立ちあがる。
「……須藤君にも反省する点はあります。殴ったことは事実ですから。ですが、須藤君に一切の非はないと断言します! なぜなら、今回の事件はCクラス側が意図的に仕組んだ事件だと確信しているからです」
殴ったことは認めているのに、俺に非はないと言い切る堀北。
矛盾していることに、坂上の野郎が言及してくるが、堀北はそれを遮り、生徒会長に再審を要求する。
この流れはありがたい。若代のアドバイスを実行できる時が来た。
Cクラスの奴らが『僕たちは被害者です!』などと声を張り上げて主張する。前までの俺ならここで張り合って大声を出していただろう。
だが、今の俺は違う! 俺は静かに挙手をして、生徒会長に視線を送る。
「どうした須藤。何か言いたいことがあるのか?」
よし、ここが俺の正念場だ!
「はい、私からも再審を要求します。一日だけで構いません。明日までに私が嘘をついていないという証拠を見つけ、自分に非がないということを証明して見せます。もしそれができなかった場合、私は自主退学すると、ここに宣言します」
俺の発言に生徒会長は目つきを鋭くする。周りの奴らも、目を丸くしている。自分から退学すると言い出したのだ。当然そういう反応になるだろう。
「……その言葉は本気か須藤。取り消すなら今だぞ」
生徒会長は俺に最後の確認をする。だが、俺の意思は固い。若代のアドバイス通りにするだけだ!
「本気です生徒会長。その代わり、もし俺が証明できた時はCクラスの彼らに、嘘で学校を巻き込んだ罪としてそれ相応の処罰を与えてください」
俺は生徒会長の目を逸らさずにそう言う。つい熱くなり、一人称が『俺』に戻っちまったがここまで来たらもうどうでもいいか。
「……いいだろう。須藤のその提案、受けよう。明日の16時にまた審議会を開く。それまでに相手の嘘、あるいは自分たちの非を認める申し出がない限り、出揃っている証拠で判断を下すことにする。Dクラス側の主張が嘘だと分かれば、須藤は自主退学。Cクラス側の主張が嘘だった場合、石崎たちにも重い処罰が下ることになるだろう、覚悟しておけ」
生徒会長がそう言って、審議会を締めくくる。若代のアドバイス通り、俺は審議会の延長に成功した。
俺のやるべきことはちゃんとやった。あとは任せたぜ、若代!
この場にいない男、若代直経にこの事件を解決してくれることを期待しながら、俺は生徒会室を退室することにした。