マブラヴガールズガーデン ドロテア・カークランドの雪山の流儀   作:マブラマ

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最終話 プレ・クラス-A

後日、ザルトゥーム学園の特別養成校舎。

 

朝の陽光が教室の窓を優しく照らす中、プレ・クラス-Aの4人はいつもの席に集まっていた。

机の上には、雪山で発見したチボラシュカの調査報告書が置かれ、皆がそれを囲んでいた。

ジュリーが報告書をめくりながら、満足げに頷く。

「ふふん! やっぱりあたしたちの大発見は、学園史に残るわよね! 七不思議の一つが解明されたんだから!」

ノエルが目を輝かせて手を叩いた。

「うんうん! それに、あのシミュレーションでの勝利も加わって、もう無敵だよ!」

ラウラは少し照れくさそうに微笑みながら、報告書を指差す。

「チボラシュカ……旧東ドイツの戦術機だったのね。通信妨害機能が原因で長年見つからなかったなんて、運命的だわ」

心香は静かに報告書を閉じ、穏やかな声で言った。

「ええ、鳴滝さんの調査で、特別なオーバーテクノロジーではなかったけど……それでも、私たちの努力が認められたわ。教員会議で、正式チーム昇格の審査が前向きに進むって話が出てるみたいよ」

ジュリーが拳を握りしめ、立ち上がる。

「やったー!ついに、ついに正式チームよ!プレ・クラス-Aの終わりと、新しい始まりね!」

その時、教室の扉が開き、指揮官が入ってきた。

彼は皆の顔を見て、静かに微笑んだ。

「お前たち、聞いたぞ。昇格の話が進んでるってな」

ジュリーが駆け寄り、指揮官の腕を掴む。

「指揮官! 聞いてたのね! これで私たち、みんなで正式チームになれるわ!」

指揮官は皆を見回し、優しく頷いた。

「ああ、よくやったな。お前たちの成長は、雪山でのあの奇跡が証明してる。チボラシュカの発見も、シミュレーションでの勝利も……全部、お前たちの力だ」

ラウラが少し涙目で言う。

「指揮官さん……ありがとう。雪山で、指揮官さんが私たちを信じてくれたから、ここまで来れたの」

ノエルが飛び跳ねる。

「次はピクシス・マスールと本気で戦えるね! ドロテア様も、楽しみにしてるって!」心香が静かに笑う。

「ふふ、ライバルが増えるわね。でも、それが楽しみ」

指揮官は皆の肩に手を置き、静かに言った。

「これからも、ジュリー・ステイシー探検隊――いや、新しい正式チームとして、突き進んでいけ。俺は、いつでもお前たちを見守ってる」

教室に、明るい笑い声が響いた。

 

一方、ユーロ・タワー校舎。ドロテアは窓辺に立ち、遠くの特別養成校舎を眺めていた。

扇を優雅に広げ、静かに微笑む。

「プレ・クラス-Aの皆様……おめでとうございますわ。あなたたちの成長は、私たちの期待を裏切りませんでした」

ハリエットが後ろで控えめに言う。

「ドロテア様、次は本気の模擬戦を」

ドロテアの瞳に、静かな闘志が灯る。

「ええ、楽しみですわ。あの雪山を乗り越えた彼女たちと、ピクシス・マスールが本気で戦う日を……心待ちにしています」外では、春の風が優しく吹き始めていた。

雪山の白い記憶は、彼女たちの心に永遠に残り、

新しい冒険への力となっていた。プレ・クラス-Aの物語は、ここで一つの区切りを迎えた。

だが、本当の戦いは、これから――。ジュリー・ステイシー探検隊の伝説は、まだまだ続く。

 

END

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