聖人に助けられ、漆黒の意志に目覚めた少年はキヴォトスで… 作:鏡八
2026年2月23日にタイトルを変更しました。
はぁはぁ…喉が渇いた…あれから2日が経った。
それに先輩のことも心配だ
先輩が囮になってくれてなんとかあの怪物から逃れたが、今度は脱水と空腹で死にそうだ。
このま…ま…で…は…死…
「あなたは死んではいけません。生きるのです。生きて、あなたの大切な人の意思を引き継ぐのです」
そんなこと言っても俺はもうすぐ死んでしまう…
「ならば奇跡を起こしましょう」
な…に…を…言って…
「はっ俺は確かにあの時空腹と脱水で死にかけていたはずだ。だが俺は今、健康そのものだ。まるでお店の食べ放題コースを満足するまで食べ、満たさた時のような気分だ!」
だがなぜだ?もしやあの時俺が話したあの人が?
ならばあの人いや、あのお方は今どこだ。ぜひともお礼がしたい。あって助けてくれたお礼を言わなければ。
「お前こんなところで何してんだ?」
誰だ?
「聞いてんのかよテメェ、こんなところで何してんだって聞いてんだよ」
「悪いが今俺はお前に話しているほど暇じゃあないんだ。今俺はあのお方を探している。とっとと失せろ」
「なんだとお前、生意気だな。よく見ればお前、ヘイローがないじゃあないか。ははっこいつバカすぎるだろ。ヘイローがないくせにケンカ売りやがった。」
「確かに俺はヘイローがない。だが今の俺はお前には負けない…そういった自信が湧いてくるんだよ」
「そうかよ…じゃあ、痛みつけれやるよ!」
そう言ってヘルメットをかぶった女は俺に向かって銃を撃とうとした瞬間…
「お前、何しやがった?何で…何であたしの銃は切られてんだ〜!?」
「なぜだろうな。俺はこれと言った特殊な力はなかったはずだ。 ただの男でこれといった才能のない俺がどうして…恐竜になる能力を持っているんだろうな」
そこにいたのは恐竜だった。
なぜこんなところに恐竜がいるのか。
なぜこの恐竜はさっきまでいた男の口調で喋っているのか。
少女の頭の中は疑問で埋め尽くされていた。
「どういうことだ!なぜこんなときに恐竜がいやがる?さっきの男はどこいった?」
「わからないのか?お前の前にいる恐竜こそが、さっきまでいた男なんだよ」
「きっとこれはあのお方の力に違いない。あのお方、成人のおかげだ」
「さて、お前は俺に対して銃を向けた。それ相応の覚悟はできてんだろうな?」
「ひっやだ、助けて…銃を向けたことは謝るから…ゆるして…」
「良いだろう。今回は特別に許してやる。そのかわりアビドス高校の方角と食料をよこせ。いいな?」
「わっ分かりました。アビドスはあっちの方角で少ないですが食料です」
「良い子だ。とっとと失せろ!」
「すっすみませんでした〜」
さて、あとはあの娘の言った方角へ行くだけだ。
俺は恐竜になれる能力を手に入れた。今日からこの力は『スケアリー・モンスターズ』と呼ぶ。そして俺はアビドスを復興させる。たとえ大勢の犠牲を出してもな!
この物語は俺がアビドスを復興する物語だ。たとえ大勢の犠牲を出そうとも必ず復興させる…そんな物語だ